朝起きて俺はすぐに工房に向かった、
明石が机に突っ伏して寝ている、
その横には酸素ボンベが数本、
それとウェットスーツ、
4着、
あの映像を見た後作ったのか、
さすがだな、
明石は目の下に隈を作っている、
徹夜したんだな、
俺は近くにあった毛布を明石に掛けた、
寝かしておこう、
俺は食堂に向かった、
間宮がロドリゴと食事の準備をしていた、
ロドリゴ「クリス、いよいよだな、」
クリス「あぁ、食事の後準備を始める、」
間宮「私は何もできませんが美味しいお料理をお出ししてお見送りをします、」
俺は魚定食を食べた、
今から海底に潜るのに魚料理とは、
それにしても箸を出すのは癖か?
まぁ害はないがな、
食後明石用の食事を持っていき工房のアイテムボックスに向かい準備を始めた、
パルスグレネードを絶対に持っていかないといけない、
水の中では銃撃はできない、
他のグレネードも火薬が濡れると起爆しないことがある、
まぁ無限だから起爆しなくても痛くも痒くもない、
ペイルライダーとハイドラ、
ロケランは重いから要らない、
ガトリングもだ、
海に沈む、
俺の勘だが船があるんじゃないか?
沈没船、
クイーンディード、
そう考えると深海からくるのが説明がつく、
サムライエッジも持って行くか、
準備をしていくとセバスチャンがやってきた、
セバスチャン「クリス、早いんだな、」
クリス「あぁ、今から決戦に行くんだ、一度戦った相手だが同じ戦法を取れるかわからない、しっかりと準備をしないといけない、」
セバスチャン「そうだな、俺も準備しておくか、」
クリス「本当に行くんだな、」
セバスチャン「なんども言わせるなクリス、乗りかかった船だ、それにあんな危険な奴がいるとリリーが海で遊べなくなる、」
父親しているな、
ヴェルトロも子供のために倒されるなんて思わないだろう、
セバスチャンはワークベンチに向かい明石が置いておいたであろう材料で何かを作り出した、
クリス「セバスチャン、昨日スティーブに会ったのか?」
セバスチャン「あったぞ、そして欲しい答えが返ってきた、」
クリス「そうか、」
俺はそれ以上聞かなかった、
俺の準備が終わった頃ジルが来た、
ジル「早いわね、」
クリス「セバスチャンと同じ事を言ってるぞ、」
ジル「あら、デジャヴって奴ね、」
この空気と会話は本当に戦いに行く雰囲気なのか?
俺の準備が終えるとジルが準備を始めた、
ジルは村正とハイローラー、
電撃グレネードとグレネードランチャーに炸裂弾、
それと救急スプレーとエリクシール、
クリス「意外と持って行くな、」
ジル「相手は何かわからないわ、ノーマンかも知れない、でもそうじゃないかも知れない、イレギュラーが来ても対処しないといけないのよ、」
一理ある、
だが浮上出来るのか?
クリス「グレネードランチャーは俺が持っておく、海底に着いたら渡す、」
ジル「あら優しいのね、」
ジル、
俺はそんな気遣いできない男に見えていたのか?
ジルの準備が終えるとスティーブと大和が来た、
スティーブ「どうやら俺が最後のようですね、セバスチャンさん、リリーさんはどちらに?」
セバスチャン「リリーはプリンツに任せて来た、リリーには明日戦いに行ってくると伝えた、泣かれたが一緒に寝てあげて満足しているようだった、」
そうだな、
セバスチャンはリリーを救った後にこれに巻き込まれた、
本当は今頃新しい家で親子水入らずだったはず、
スティーブ「そうですか、」
クリス「スティーブ、俺らが行った後もしかしたらこっちにあいつらが攻めてくるかもしれない、お前は残ってもいいんだ、」
スティーブ「大丈夫です、昨日ロドリゴと大和にここの指揮をお任せしました、ロドリゴは元軍人です、それに俺の妻も付いています、一気に千という数に敵が来ない限り大丈夫です、」
用意周到だな、
ジル「大和、スティーブは無事帰還させるわ、」
大和「はい、元師様を、夫をお願いします、」
セバスチャン「準備ができた、スティーブ、お前は大丈夫か?」
スティーブ「問題ありません、俺はこいつだけで十分です、」
あの巨大で重たい斧、
沈むって、
スティーブ「沈みません、昔一度これを持ちながら沈みましたが浮上はできました、その後あの子達に怒られましたが、」
クリス「そうか、」
ベロニカウィルスの力か?
わからんが問題はないようだな、
そうこう話しているとジルがウェットスーツに着替えていた、
いつの間に?
ジル「クリス、私の着替えを見たかったかしら?」
クリス「ジル、茶化すな、だがいつの間に着替えた、」
ジル「女には秘密があるのよ、」
教えてくれないわけだ、
俺とセバスチャンとスティーブは個室に向かい着替えに向かった、
着替えてを終えて戻ってくる、
動きに阻害はない、
明石は本当にいい腕をしている、
うちの技術班に欲しいくらいだ、
スティーブ「案内はイムヤに頼みます、」
クリス「いや、その後どうする、イムヤ一人だけ返すのは危険すぎる、」
女にはグロテスクなB.O.W、
イムヤに襲いかかって来たらうまく逃げ切れるか、
ジル「そのまま連れていきましょう、クリスの言う通り相手は泳ぐことに特化した相手よ、ボスは泳げないけど、」
スティーブ「ですが足手まといになるのでは?」
セバスチャン「俺らで守ればいいだろう、できないわけじゃない、クリス達の時は2人だけだったが今は4人だ、十分出来る、」
セバスチャン、
いいこと言う、
あの時は俺とジルだけだった、
だが今回はスティーブとセバスチャンもいる、
クリス「わかった、イムヤには悪いがそうしよう、」
スティーブ「イムヤを説得して見ます、」
ジル「無理やりはダメよ、嫌がる子を連れて行けないわ、」
スティーブ「分かっています、」
スティーブはイムヤの元に向かった、
しばらくして、
イムヤが来た、
その表情は暗い、
クリス「イムヤ、いいのか?無理はいけない、」
イムヤ「本当は嫌です、怖いです、ですが元師様が出撃します、本当は私たち艦娘の仕事なのです、元師様だけでなくクリスさんやジルさん、セバスチャンさんも出ます、ですから私も行きます、あんな奴らに怯えて入られません!」
戦士の目だな、
クリス「わかった、イムヤ、俺たちから離れるなよ、」
イムヤ「はい!」
スティーブ「大和、頼みました、」
大和「無事に帰還して来てください、」
スティーブは海に降りた、
俺やジル、
セバスチャンも降りる、
イムヤが最後に降りて俺達は目標地点に向かった、
妨害もなく到着した、
深海棲艦の群れと戦った場所でありT-アビスを見つけた場所、
スティーブ「イムヤ、案内頼みます、」
イムヤ「わかりました、それと皆さん、水中は私は喋れますが皆様は喋ることはできません、筆談かジェスチャーで対応をお願いします、」
クリス「わかった、筆談は無理だが敵が来たらパルスグレネードを投げて知らせる、」
イムヤ「では行きます、」
イムヤが海に潜る、
俺達は酸素マスクを装着してイムヤについて行く、
ゴーグル越しの海の中は美しいと言える、
この前の戦いが嘘のように、
血も薬莢もない海、
名前まではわからないが魚も泳いでいる、
イムヤを先頭に俺達はゆっくりと海底に潜って行く、
真っ暗だがイムヤには見えているのか?
そう思いながらも俺達は海底に潜って行く、
どれくらい潜ったのか、
時間の感覚がわからない、
太陽の光も届かずウェットスーツに付いているライトが先を見るために必要な光だ、
その時、
イムヤ「皆さん!この先に大きな船が沈んでいます!」
イムヤの声が聞こえた、
今まで無言だったが水の中でも声が響く、
俺らはイムヤの元に来た、
そしてその先にライトを当てる、
うっすらだが船が見える、
あの輪郭、
間違いない、
クイーンディードだ、
俺は手を動かして向こうに行くと合図をする、
皆が頷きクイーンディードに向かう、
何も邪魔がない、
不自然だ、
ここまでくると妨害があってもいいはず、
俺達がクイーンディードにたどり着く、
全員で周りを泳ぎ入り口を見つける、
俺がハンドルを回して他の皆が警戒をする、
扉がゆっくりと開くと中からB.O.Wが出てくる、
このタイミングで!
俺はパルスを投げる、
パルスは少しして爆発して周りに衝撃波を飛ばす、
その衝撃波で敵は怯み動きを止める、
だがイムヤにも聞いたらしく耳を押さえている、
海上ではそんなことなかったのに、
海だと響きやすいのか?
俺はイムヤを横抱きにしてクイーンディードに入る、
俺の後を皆が続いて入る、
スティーブに至っては斧で敵を斬って入ってきた、
水の中でもあれだけ勢いよく斬れるのか、
俺は念のためにパルスを入って来たところに投げて先に向かう、
パルスが爆発してイムヤが耳を塞ぎながら涙目になっていた、
水中を進む俺ら、
その間に敵は来たがセバスチャンのマインボルトが射出されてゆっくりと敵に向かう、
マインボルトがマリモみたいに浮いていて敵がそれの近くにくると爆発して釘を勢いよく周りに撒き散らす、
機雷か、
だが俺らにも当たる、
ウェットスーツが破れたら戻れない、
セバスチャンには使用を控えてもらおう、
先に進むとハシゴがあり水上に出てるところに辿り着いた、
俺が先に上がり周りを確認する、
あの時と一緒だ、
構造も全く一緒だ、
俺はイムヤを抱えながら上がる、
ジル、
スティーブ、
セバスチャンの順に上がってくる、
俺らは酸素ボンベをこの場に置き銃を構える、
ジル「全く構造が同じね、」
クリス「こいつもこっちに飛ばされて来たのか、」
セバスチャン「だが構造が一緒なら迷うことないだろう、道案内頼んだぞ、」
たしかに、
その方がこちらとしては都合がいい、
俺を先頭に先に進むことになった、
誰もいない、
あの時と同じか、
大きなテーブル、
ロウソク、
そして映写機、
まだ回せるのか?
俺は回してみた、
案の定回った、
だが内容が違った、
「これを見る奴がいるとは思わない、だが記録として残しておこう、わしの名はジャック・ノーマン、かつてヴェルトロと呼ばれた男だ、」
やはりノーマンか、
「わし自身何を言っているのかわからないがわしは死んだ、モルガン(バイオハザードリベレーションズ)に送られてきた奴らによって、」
俺らのことか、
未だにモルガン・ランズディールの仲間と思っているのか?
「だがわしは死んでいなかった、この船とともに、」
ジル「その会話の様子だとノーマン自身こっちにきた理由がわからないようね、」
「わしはここで再びアビスを入ってきた生物や白い肌の人型に投与してみた、案の定感染して化け物になった、わし自身アビスに感染して空腹も疲労も感じない、なぜここにいるのかわしにはどうでもいい、わしがやることはただ一つ、モルガンに復讐すること、わしを殺して映像を奪ったあの男に、」
セバスチャン「空腹も来ないからここに引きこもってしまったわけだ、だからこの世界の事情も知らないで深海棲艦の事も白い肌の人型と言ったわけだ、」
「さて、もうフィルムはないようだな、どうせわしはここを動けん、これを見る奴もいない、もしこれを見る奴がいるならそれはモルガンを殺した後だ、」
ノーマンはそういうと電源をきった、
ジル「モルガンのせいで異世界の住民がとばっちりを食らうわけね、みんな、ノーマンを止めるわよ、」
クリス「言われなくてもそのつもりだ、」
イムヤ「絶対に倒しましょう!」
セバスチャン「流石に引きこもりのジジイに殺されるのはごめんだ、」
スティーブ「そうですね、倒しましょう、帰りを待っている人達のために、」
俺達は奥に向かう、
そこには広い祭壇と奥に椅子があり、
あの時と同じようにノーマンが座っている、
ノーマン「来たか、モルガンの犬よ、」
クリス「残念ながら俺はモルガンの部下じゃない、」
無駄だと思うが話して見る、
ノーマン「殺したと思っていた相手が生きていて驚いているだろう、わしはお前を殺すために長い間準備した、」
やはり聞いていない、
ノーマン「既にお前の所に我が子達を向かわせた、以前その近くで我が子達がやられた、だが生き残りが帰ってきて場所を教えてくれた、今更戻っても遅い、既に到着しているだろう、」
挑発しているのか?
悪いが俺らにはそれを知らせても意味がない、
鎮守府にはあいつらがいる、
鎮守府
長門「前方にB.O.W確認、全員一斉砲撃をせよ!」
ハチ「潜水艦娘は魚雷をありったけ放ってください、魚型が来ましたら陸に上がってください、陸に上がれば襲いかかって来ません、そこから小型主砲で砲撃してください、」
暁「水中から出てくる敵に気をつけなさい!引き摺り込まれたらもう戻ってこれないわ!昇龍拳で避けるなり竜巻旋風脚で飛び上がるなり逃げて!」
雷「暁お姉ちゃん!波動拳なら水中にいる敵に届くよ!」
明石「怪我したり中破した子は戻ってきて私に見せてください!急いで応急処置をします!」
ロドリゴ「全員奴らをこの鎮守府に入れるな!」
天龍「俺の名は天龍!悪を断つ剣なり!」
龍田「これならどうですか〜、」
島風「みんな島風より遅〜い、三爪炎痕!」
大和「絶対に守ります!元師様の、みんなの帰る場所を!」
クイーンディード、
ノーマン「さぁ、ここまで来たんだ、わしもお前らを歓迎しよう、」
ノーマンは立ち上がり豹変する、
あの時の姿になるノーマン、
肥大化して鋭くなった腕、
魚のヒレのような物が付いた背中、
そして、
幻惑を見せる一つ目、
ノーマン「さぁ踊るがいい、女王の墓の中で!」
俺達は銃を構えた、