昼間
近隣の町、
働く住民達、
そんな中、
憲兵が遠くを見ていると、
コートを着たスキンヘッドの男が歩いていた、
厳つい顔立ちで歩く男、
その男がこっちに歩いてくる、
「なんだあいつ、」
様々な人を見ていた憲兵もそのコートの男にそう呟かざる得なかった、
男が憲兵の横を通り過ぎる、
身長が2mもある大男、
憲兵も仕事柄声をかけたくない相手でも声をかけざるおえない、
「止まれ、」
しかし大男は止まらない、
憲兵が大男のコートに手を伸ばして掴む、
「聞こえなかったのか!止まれ!」
何かやましい事をしたんだと思う憲兵、
大男は止まり憲兵の方に向き直る、
憲兵は事情を聞こうと大男を引っ張ろうとするが、
大男が憲兵の頭を掴んで持ち上げる、
憲兵は叫んで周りに助けを求めた、
詰所にいた仲間が出てきて大男に銃を構える、
「離せ!」
「撃つぞ!」
仲間が口々にそう言うが大男はやめる気配がない、
大男が憲兵を掴んでいる頭に力を入れる、
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
今までこんな声を出したり聞いた奴はいるだろうか、
掴まれている憲兵がすごい声を上げる、
その声に住民も憲兵と大男を見る、
周りの憲兵が銃を撃つ、
だがコートが分厚いのか怯む様子も血を流す様子も見られない、
大男の手の力が更に強くなり、
グシャッ
憲兵の頭が潰れた、
地面に血が落ちる、
体から力が抜けたようにだらんとなり時折痙攣する、
周りの憲兵は唖然とした、
安全な街の憲兵の仕事のはずが銃弾の効かない馬鹿力の大男に同僚が頭を素手で潰されて死んだのだから、
悪い夢なら覚めて欲しい、
何人もの人がそう思うだろう、
大男は死んだ憲兵を近くにいた憲兵に投げた、
憲兵はすぐに動けず死体が当たり倒れる、
住民が悲鳴をあげて家に閉じこもる、
憲兵が銃を撃ち続ける、
だが大男には効果が見られない、
大男の拳が憲兵に襲いかかる、
1人、
また1人と殴られる飛ばされる、
憲兵が全員倒れた事で次は住民に目を向けられる、
大男は近くの家に向かい壁を破壊する、
中で怯えている住民が驚いて腰を抜かす、
そんな住民に躊躇なくその拳が振るわれて住民が死ぬ、
また大男が動き出して外に出ると、
「何ですか・・・これは・・・」
1人の女性がそう呟いた、
メガネをかけた女性、
大男からしたらただの人間に過ぎない、
大男は女性に近づいていき、
「霧島!離れろ!」
男がそう叫ぶも、
女性に拳が振り上げられる、
時は戻り、
朝、
俺は執務室のソファから起き出した、
向こう側のソファで寝ているセバスチャンはまだ寝ている、
俺は立ち上がり執務室を出た、
甘味処間宮、
甘味処間宮についた俺は間宮を見た、
クリス「朝から性が出るな、」
間宮「クリスさん、おはようございます、昨日はすいませんでした、」
クリス「気にするな、だが昨日に言葉を聞いてどうするか間宮次第だ、」
間宮「はい!」
いい返事だ、
俺は間宮のところで飯を食べた、
昨日よりマシな味だ、
早速いい傾向に行ったな、
さて、
食事が終わったがまだここの全艦娘に挨拶していない、
一度大淀に説明して間宮の所に集合してもらうか、
俺は大淀の部屋に向かった、
大淀の部屋に着いた俺は扉をノックした、
大淀「どちら様ですか?」
クリス「クリスだ、すまないが艦娘達を甘味処に集めてくれないか?俺たちの紹介をしたい、」
大淀「わかりましたが集まるかどうかわかりませ、」
クリス「それでいい、無理強いはしない、その場合は後で各部屋に挨拶回りをする、」
大淀「それでは私は放送室に行きます、」
クリス「頼んだ、」
俺は一度戻った、
甘味処に戻るとジルとセバスチャン、
リリーとプリンツがいた、
既に飯を食べ終えた後のようだ、
ジル「どこか行ってたのかしら?」
クリス「大淀の所だ、放送してもらって艦娘達をここに集合させてもらうつもりだ、」
ジル「紹介をするのね、」
クリス「いつまでも挨拶しないわけにはいかないだろう、」
セバスチャン「そうだな、すまないがプリンツかクリス、俺とリリーの紹介をしてくれないか、」
プリンツ「わかりました、」
そう言っていると入り口が騒がしくなった、
来たようだ、
初めに入ってきたのは大淀だった、
そして次に神通、
そしてカメラを持った子とカメラを持った子と同じ髪色の子、
髪を左右に縛った子と団子ヘアーの子、
この2人は神通と一緒の服だな、
カメラを持った子が青葉だな、
次に入って来たのは駆逐艦の子、
見たことがある、
ヴェールヌイ、
いや、
響、
そして電、
吹雪に白雪、
黒い髪の少女と髪を横に縛った少女、
ん?
髪を横に縛った子がリリーを睨んでいる、
何でだ?
次は高雄と愛宕、
長門と霧島、
イク、
そして青い袴の女性、
昨日出発前に帰ってきた赤城と色違いだな、
そして・・・子供?
帽子をかぶって無駄に長い靴底の子供、
背伸びしたい年頃なのか?
そして鉢巻を巻いた子、
それと明石と武器商人、
何であいつがちゃっかり来ているんだ?
間宮が茶を配っている、
一応は全員揃ったな、
クリス「突然呼び出してすまない、昨日からここの提督をすることになったクリス・レッドフィールドだ、」
ジル「私はジル・バレンタイン、提督および医療、カウンセリングを担当するわ、」
プリンツ「プリンツ・オイゲンです、そしてこちらのお二人はセバスチャン・カステアノスさんとリリー・カステアノスさんです、こちらのお二人も提督としてこちらで働くとのことです、」
セバスチャンとリリーは頭を下げる、
電「提督が4人も・・・」
「最悪だわ、」
歓迎はされていないな、
愛宕「よろしくねリリーちゃん、」
前言撤回、
愛宕と高雄はリリーを歓迎している、
大淀「よろしくお願いします、」
大淀と神通は少なからず俺を歓迎しているようだ、
クリス「今すぐ俺らを信用しろと言わない、それは俺らの仕事ぶりを見て判断してくれ、」
「それで信用できなかったら出て行ってくれるんですか?」
鉢巻を巻いた女性がそう言う、
クリス「残念ながら俺らも職に困っているんでな、そう簡単に出て行かない、」
大淀「今から出撃をなさいますか?」
クリス「いや、出撃は当分の間は無しだ、まずは鎮守府の中を改装する、全員が住みやすいように部屋の改築や壊れた壁の修理などする、」
「その間私達は何をすれば良いの?」
クリス「好きに過ごしてくれ、あとは日常品で足りないものがあったら言ってくれ、資金は前の提督が無駄に残してやがった、だから多少の贅沢は大丈夫だ、」
大淀「わかりました、それで私達の紹介は必要ですか?」
クリス「答えてくれるのであれば、俺らと話したくない者もいるだろう、後で写真付きのプロフィールを渡してくれるだけでも良い、」
大淀「ですがそれですと提督に失礼では?」
クリス「提督として思われていないんだ、それにスティーブ、いや元師にここの事は聞いている、提督を信用していないことはわかる、今は名前さえわかれば良い、」
大淀「わかりました、後でお持ちします、」
クリス「ありがとう、それでは今日はこれで解散だ、もし質問があったら解散後に聞こう、」
武器商人「おいおい、俺の紹介はないのか?」
いたな、
忘れていた、
クリス「すまん、忘れていた、」
武器商人「気をつけてくれよ、俺は武器商人だ、だが武器以外にも売っている、そこは金次第だ、興味があったら工房にいるから来てくれ、」
明石「私も昨日利用させてもらったけど日常品から改造計画書まで売ってたから一度見るのもいいわ、」
まさかの明石がフォローに回った、
昨日のうちに打ち解けたようだ、
「あんたのような提督は認めないわ!」
うん?
リリーを睨んでいた子がリリーを指差してそう言う、
だが、
愛宕「霞ちゃーん、昨日も言ったよね?リリーちゃんをいじめたらダメだって、」
高雄「そうそう、あんな可愛い子をいじめたら許さないって言いましたよね?」
霞って言うのか、
だが愛宕と高雄が怖いんだが、
霞「愛宕さん!高雄さん!何であんな奴の肩を持つんですか!?」
愛宕「それは可愛良いからよ、」
高雄「それ以外の理由があると思いますか?」
横暴だ、
愛宕「さーて、ちょっとお部屋でお・は・な・し
・しましょうか?」
霞の腕を愛宕と高雄が片腕ずつ持ち、
霞「えっ!?そ、それは・・・ちょっとあんた助けなさいよ!」
霞がリリーに助けを求めるが、
リリー「えぇっと・・・ば、バイバーイ!」
リリーが悩んで手を振る、
それに答える愛宕と高雄、
霞「ちくしょーーーーーーー!」
霞はそのまま連れて行かれた、
コントか、
そう思っていると、
足音をたてながら誰かが来る、
俺はそっちを見ると、
霧島「はっ!」
殴りかかってきた、
俺は殴りかかる手を掴み受け止める、
更に蹴りが来たのでそれも受け止める、
クリス「まだ甘いな、それなら元師のところの長門の方がいい拳をしていた、
霧島「私はあなた方を提督として認めません!認めることなんて絶対にありません!」
霧島が空いている手で殴りかかる、
俺は掴んでいる手を押す、
拳が俺の所に届くことはなかった、
大淀「霧島さん!やめてください!」
大淀の声も聞こえていないようだ、
仕方ない、
クリス「少し相手をしてやる、」
ジル「クリス、その子は任せたわ、私達は工房に一度行くわ、」
クリス「だったらアイテムボックスの中を確認してくれないか、昨日スティーブの所に簡単な手紙を書いたからそれの返事が来ていないか確認してくれ、」
ジル「わかったわ、」
霧島「はっ!」
まぁ話している間攻撃してこないなんて律儀なのか?
ジルはセバスチャンとリリーとプリンツを連れて工房に向かった、
クリス「会話中は相手が無防備な場合がある、その隙に殴ればいい、」
俺は霧島の拳を受け止める、
霧島「あなたの言葉なんて聞きません!」
返事している時点で聞いているんだが、
クリス「それと何だその腰の入っていない拳は、霧島、お前は手数で勝負するタイプじゃない、一撃で相手を倒す感じだ、そんなんじゃ倒せないぞ、」
霧島「うるさい!うるさい!うるさい!」
全然腰が入っていない、
長門の方が接近戦を熟知している、
鍛えがいはあるな、
電「すごい、あの霧島さんに生身で勝っています、」
響「ハラショー、」
さて、
俺も反撃をするか、
霧島が殴りかかると同時に俺は懐に潜り込んで霧島の腹部を殴る、
霧島「かは!?」
霧島が体をくの字に曲げて苦しむ、
クリス「攻撃するあまり防御がおろそかだ、今のようにカウンターを貰うぞ、」
俺はそう言う、
聞いているかわからないが、
霧島「う・・・る・・・さい・・・」
霧島が俺を睨む、
クリス「話を聞かないのは結構、だがそんなことでは守りたいものが守れないぞ、」
その言葉を聞いた瞬間霧島の顔が一気に歪み、
霧島「あなたに私の何が分かると言うのですか!」
俺は何か地雷を踏んだらしい、
クリス「わからないな、少なくとも霧島が話してくれないと、」
霧島が俺に殴りかかる、
霧島「あなたに大切なお姉様を守れなかった私の何が分かるって言うのですか!?」
お姉様?
霧島は確か金剛型の末っ子だったな、
俺は周りを見る、
皆が気まずそうに視線を逸らしている、
おいおい、
元師であるスティーブにすら言っていないのか、
クリス「少なくとも俺は大切な仲間を俺のミスで失った、少なからずお前の気持ちはわかる、」
霧島「うるさい!」
全く、
うるさいは都合が悪い時に言う言葉じゃないんだがな、
俺は再びカウンターを行い霧島を床に倒す、
クリス「何があったか知らないが八つ当たりをしていることはわかるな、そんなんで俺を倒せると思うな、」
霧島「くそ!」
霧島は起き上がり再びくる、
俺は防いでカウンターをする、
倒れては何度も立ち上がる、
諦めない心はあるようだな、
そして、
霧島が倒されて、
床に大の字になる、
クリス「気が済んだか?」
霧島は答えない、
神通「あの霧島さんが手も足も出ないなんて、」
「本当に人間かしら?」
失礼だな、
クリス「鎮守府の改装が終えたら霧島次第で稽古をつけてもいい、」
霧島「誰が・・・」
クリス「別に嫌ならいい、だがお前の守りたいものはその姉だけなのか?この鎮守府の艦娘達も守りたいものじゃないのか?」
霧島は答えない、
クリス「答えないか、」
霧島「あなたに答えたくありません、」
クリス「そうか、」
お姉さんか、
ここにいないと言うことは轟沈したのか、
前の提督のせいで、
霧島「こんなところいたくない、」
クリス「そう言われてもお前はどこに行くんだ?」
霧島「あなたのいないところです、」
霧島は起き上がりスタスタと出ていった、
嫌われているな、
クリス「大淀、悪いが霧島を追う、皆は適当にくつろいでくれ、」
大淀「わかりました、霧島さんをお願いします、」
俺は霧島を追いかけた、
意外と足速いな、
いつのまにか街に向かう道の半ばにいるぞ、
時間は昼前、
俺は霧島を追いかけた、
霧島が街に着いた、
だが、
街は住民の悲鳴と銃声で響いている、
そして、
あのコートを着た巨人、
レオンから聞いたことがある、
タイラント(バイオハザード2、アウトブレイク2、ダークサイドクロニクルズ)、
俺とジルが洋館で作られていたタイラントの量産型、
そいつがなぜここにいる、
俺は走る、
クリス「霧島!離れろ!」
タイラントが霧島に近づいてその拳を振り上げた、
次回からタイラント戦です、