猪と熊を解体した後、
俺たちは肉を調理した、
しっかりと熱しないと細菌や寄生虫といったものが肉の中に生き残っている場合がある、
こんな職業柄なのか無駄に警戒してしまう、
俺は焼いた肉を手で掴み食べる、
最低限塩しかかけていない、
ピアーズ「少し血生臭いが食えるだろう、」
金剛「少々野蛮な気がしマース、」
ピアーズ「俺たち人間の先祖は野蛮な原始人だ、今更気にするな、」
金剛「私の先祖は戦艦デース、」
文句を言いながら金剛は手で食べる、
久しぶりの肉だ、
無心に食らいつく、
港湾「お肉久し振りに食べました、」
港湾棲姫が手で上品に食べている、
ほっぽは口と手を汚しながらもガツガツ食べている、
俺は肉を平らげると今後のことについて話した、
ピアーズ「これからのことだがこの島の開拓をしようと思う、」
港湾「開拓ですか?」
ピアーズ「そうだ、海に出て他の島に行けない以上この島で生活をしないといけない、住民もいる気配がない、そうなると自分たちの手で家など作って住むしかない、」
簡単な小屋なら作れる、
金剛「そうデスね、港湾棲姫やほっぽちゃんなら海に出れマスが艦装のない私やピアーズは出れませんね、」
港湾「わかりました、私達はどうすればいいですか?」
ピアーズ「まずは材料集めだ、海岸に漂流しているもので使えそうな物を見つけるんだ、ノコギリか斧が今は1番欲しい、」
釘がなくても建築は出来る、
金剛「結構地味なことからするんデスね、」
ピアーズ「サバイバルナイフで木は切れないからな、」
金槌はいらないな、
フライパンで代用する、
ほっぽ「頑張る!」
ほっぽはやる気十分だな、
子供だからか、
だがその前に口と手が汚れている、
俺は濡れたタオルでほっぽの口と手を拭いた、
金剛「ピアーズはお父さんみたいデース、」
ピアーズ「だったら金剛はお母さんか?」
俺がそう言うと金剛は目を丸くしてしばらくしてから顔を真っ赤にさせる、
意味がわかったようだな、
まだまだだな、
港湾「金剛ずるいです、私もほっぽちゃんのお母さんになりたいです、」
港湾棲姫、
お前の性格はそんなんだったか?
初めよりかハッチャケていないか?
ほっぽ「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよ!お母さんじゃないよ!」
ほっぽの言葉に落ち込む港湾棲姫、
子供の容赦ない言葉は1番効くからな、
だが戦力が2人減ったな、
かたや顔を真っ赤にしながら妄想にふけり、
かたや顔を真っ白にしながら何か呟いている、
ピアーズ「ほっぽ、行くか、」
ほっぽ「うん!」
俺とほっぽは立ち上がり海岸に向かった、
海岸に着いた俺とほっぽだが、
ピアーズ「何もないな、」
綺麗すぎる、
いや、
綺麗な海岸はいいことなんだが今の俺にとっては一大事だ、
漂流物が欲しい、
俺らは歩いているが埋もれてもいないようだ、
たまにあるのは薬莢くらいか、
更に奥、
まだ行ったことのないところも見ておくか、
ヤバイと思ったらほっぽを抱きかかえて逃げる、
俺らは歩き続けた、
ほっぽは何かワクワクしている、
俺も昔はこんな風にワクワクしながら探検なんて称して色々と自転車を乗り回して行ったな、
昔にはもう戻れないか、
ほっぽ「ピアーズ!」
ほっぽの叫ぶような声に俺は反応した、
ほっぽが指をさしている、
その先には誰か倒れている、
おいおい、
まだ3日目だぞ、
この島は漂流しやすいのか?
俺らは倒れているところに向かう、
なんてこった、
1人じゃない、
人数を数えたら12人、
金剛が言っていたな、
6人で1つの艦隊だと、
この場合は2つの艦隊が打ち上げられているのか、
ピアーズ「ほっぽ、息をしている奴を手分けして見つけるぞ、」
ほっぽ「うん!」
俺らは二手に分かれて行動した、
見るからに無残だな、
艦装と言うやつは壊れていて艦娘も四肢のどこか欠損している奴もいる、
流石にこと切れているがな、
4人目を見ると辛うじて息があった、
俺はそいつの口にハーブのタブレットを2粒飲ませる、
スプレーも効いたんだ、
こいつも効くだろう、
かすかしかない息がはっきりと聞こえるようになった、
ほっぽ「ピアーズ!こっちに生きてる艦娘いた!」
ほっぽの声に俺は急いで駆けつけた、
俺はそいつにもタブレットを2粒飲ませる、
ピアーズ「ほっぽ、残りの奴も確認するぞ、」
ほっぽは頷いて俺らは再び動く、
結果、
その後にもう1人助けて合計3人の艦娘を助けた、
俺はほっぽに金剛と港湾棲姫を呼んで来てもらうように頼んだ、
俺はその間に3人を日陰に運ぶ、
太陽の下は水分と体力が取られるからな、
艦娘の状態を確認しよう、
全員服がボロボロだ、
金剛曰く、
ダメージを受けるとそれに伴い服が破れていくと、
オタクな隊員は喜びそうだな、
1人目は髪が長い、
そして・・・羽?葉っぱ?よくわからないものが3枚ついた髪飾り、
服装はセーラー服か、
まぁ、
昔の海軍は男も女もセーラー服だったからな、
それの名残か、
2人目はまたもや髪が長い、
髪の先端あたりをうさぎの髪留めで止めている、
よく見ると前髪に三日月の髪留めもしている、
3人目、
おそらくピンク色の長い髪、
服装が問題だ、
セーラー服を改造したのか、
スカートが変にエロい、
オタクの隊員が喜ぶな、
残りはあのままだと死者が蘇るかもしれない、
悪い意味で、
俺は死んだ艦娘を一箇所に集めて艦装に使われていると言われる燃料を出した、
金剛曰く靴に多く使われていると言われている、
靴から燃料を流す、
燃やす前にドックタグみたいなのはないか?
無ければ特徴のあるものだ、
俺は髪留めなどの装飾品を取りライターで火をつけた、
虚しいな、
12人のうち助かったには3人か、
俺の職場と同じくらい過酷だな、
ほっぽ「ピアーズ!連れてきた!」
ほっぽが金剛と港湾棲姫を連れてきた、
港湾「この炎はなんですか?」
ピアーズ「死者の弔いだ、」
俺は手を合わせる、
金剛も港湾も手を合わせる、
ほっぽは俺らの見よう見まねで手を合わせる、
その後金剛に艦娘を確認してもらう、
金剛「如月と卯月と明石さんデース、」
知り合いではないが生まれた時から他の艦娘の記憶もあるらしい、
艦娘とは摩訶不思議だな、
俺らは生き残った艦娘を担いで洞窟に戻った、
ピアーズ「金剛、すまないが目を覚ますまでここにいてくれないか、港湾棲姫だと驚いてしまうかもしれない、」
金剛「OKデース、」
ピアーズ「港湾棲姫は服を作ってくれないか、」
港湾「わかりました、」
俺はほっぽと一緒に再び海岸に向かった、
結果だが、
空き瓶が数本と釘数本、
それと壊れた艦装だけだった、
綺麗すぎる海に恨みを持ちそうだ、
俺らは洞窟に戻ると、
金剛「ピアーズ、お帰りデース、」
港湾「お帰りなさい、」
ピアーズ「成果は散々だ、そっちはまだ起きないのか?」
未だに眠っている3人、
金剛「まだかかりそうデース、」
ピアーズ「無理に起こさなくてもいい、自然と目が醒めるだろう、」
港湾「何を持ってきたのですか?」
ピアーズ「空き瓶と釘と壊れた艦装だ、何かに使えると思ってな、それと、開拓のことだが早めに行わないといけないな、この洞窟だと狭くなっていく、」
港湾「たしかに、前までは私とほっぽちゃんしかいませんでしたが今ではこんなにも増えました、」
ピアーズ「だからだ、寝れる所と風呂はいるだろう、日本は毎日風呂に入ると聞いた、」
金剛「間違ってはいまセーン、」
港湾「今まで海に入って水浴びでしたので、」
それはどうかと思うのだが、
ピアーズ「明日は森の奥に向かう、そこに何かないか見てくる、」
港湾「もしかしたら昔の鎮守府があるかもしれませんね、」
ピアーズ「チンジュフ?」
金剛「私達艦娘の家みたいな所デース、」
ピアーズ「ならそこを拠点にするのもいいな、」
それに道具もありそうだ、
明日の目標ができたところで俺は夕食のための食材をとりにいった、
ピアーズ、
ハーレムにまた一歩近づく、