セバスチャンから通信が入った、
サメ型のB.O.W、
洋館のあいつか、
それが複数、
水中水上では奴の方が強い、
だが迷ってはいられない、
俺は急いで大淀の所に向かう、
大淀は部屋にいた、
ノックを行い事情を説明する、
理解が早くて助かる、
すぐに放送をかけて工房に艦娘を来てもらう、
ジルとリリー達も来たか、
ジル「大淀から聞いたわ、海で鮫型のB.O.Wが出たって、」
クリス「セバスチャンからの情報だ、深海棲艦はそいつらで全滅、セバスチャンは近場の島に逃げ込んだ、俺たちは鮫型のB.O.Wを殲滅しに行く、」
艦娘達が息を呑む、
クリス「事前に確認されている情報は鮫型と言うだけだ、俺の知っている奴なら脅威なのは海中からの奇襲、そして機動力、それらが1番の脅威だ、」
吹雪「機動力なら駆逐艦の私達も負けていません!」
クリス「そんな単純じゃない、奴が少数の群れならいいがセバスチャン達が逃げるほどだ、かなりの数だと考えていいだろう、機動力が良くても四方から襲われたり海の底から来られたら意味がない、」
龍驤「絶望的やな、どうすればええんや?」
クリス「空爆を行う、そのため龍驤と飛龍は申し訳ないが絶対参加だ、」
龍驤「加賀さんもいないから戦力不足やな、」
飛龍「はい、少し不安です、」
クリス「俺とジルも出る、ここからは人数に関係なく出撃する、だが何人かはこの鎮守府に残ってもらう、その際の指揮はロドリゴに頼むつもりだ、」
霧島「私は行きます、」
霧島が名乗りあげる、
プリンツ「私も!セバスチャンさんを助けたいです!」
ビスマルク「私も手伝うわ、」
吹雪「私も行きます!」
吹雪からは誰も名乗り上げなかった、
俺は準備をと言おうとしたら、
リリー「クリスさん!」
リリーが声を上げた、
リリー「私に建造をさせてください!」
建造、
なぜ今なんだ?
クリス「なぜ今なんだ?」
リリー「私が行ってもパパを助けることができません、でもパパを助けたいの、だからお願いします!」
頭を下げるリリー、
子供っぽくないな、
こんな経験が成長させているのか?
それにセバスチャンに助けられているからな、
だから役に立ちたい、
そう思っているのだろう、
クリス「リリー、頭を上げてくれ、それに建造をしてくれて構わない、お前の気持ちはセバスチャンも嬉しいはずだ、プリンツ、ビスマルク、リリーの建造を手伝ってやれ、」
俺がそう言うとリリーは嬉しそうに走って行った、
プリンツとビスマルクはリリーの後に続いた、
ジル「いい子ね、」
クリス「そうだな、俺達も準備をするぞ、」
俺らは準備に取り掛かった、
ロドリゴ「ここは任せろ、」
クリス「頼んだ、」
ロドリゴとはこれだけで会話が終わる、
信頼しているからな、
持っていくものは電撃グレネードとパルスグレネード、
それとハイドラでいいだろう、
ジルはグレネードランチャーを持っていくようだ、
弾は電撃と冷凍、
炸裂の3つらしい、
準備をしていると建造しているカプセルから何やらどよめきが聞こえる、
どうやら毎回のアレのようだ、
俺とジルはそちらに向かう、
リリーが両手で力一杯カプセルを開けているところのようだ、
中には、
「初めまして、レキシントン級2番艦のサラトガです、」
ジル「アメリカの空母ね、そして1番欲しかった爆撃要員ね、」
ジルがリリーの頭を撫でる、
俺も軍にいた時にこいつの空母の時の写真を何回か見たな、
都合よく行くものだな、
リリー「サラトガさん!パパを助けてください!」
リリーが頭を下げる、
少女に頭を下げられて戸惑うサラトガ、
プリンツ「サラトガさん!緊急事態です!手伝ってください!」
サラトガ「プリンツさんまで!」
ビスマルク「私らのアドミラールのお父様が危険なの、手伝って、」
サラトガ「わかりました、敵はどこあたりにいますか?」
クリス「凶暴な鮫が数体、深海棲艦すらも喰い散らかすほどのな、」
サラトガ「深海棲艦も食べる鮫ですか!?」
海を支配している深海棲艦が鮫に喰われて死ぬというのは衝撃なのか、
クリス「そう言うわけだ、準備を頼む、」
サラトガ「はい、」
サラトガが準備に入った、
今思うと、
リリーの建造で出てくる艦娘は全員海外艦の上胸が大きい、
母親を求めているのか?
セバスチャンに相談するか、
セバスチャンから通信が入った、
島に着いたが植物を頭に乗せたゾンビがいたとのこと、
プラント42を思い出す、
それの発展系か?
それにゾンビということはT-ウイルスかC-ウイルスのようだな、
もしかしたらアークレイ山でウイルスが独自に進化した可能性もある、
俺の知らないゾンビか、
今度調査をするか、
出撃準備ができた、
クリス「霧島、龍驤、飛龍、吹雪、プリンツ、ビスマルク、サラトガ、相手は深海棲艦ではない、正真正銘の化け物だ、全弾撃ち尽くす勢いで戦いに向かうんだ、サラトガ、いきなりの実戦ですまない、」
サラトガ「大丈夫です、それにリリーさんのお父様を助けるためなので頑張れます、」
心強い、
ジル「私とクリス、吹雪ちゃんと霧島とプリンツちゃんとビスマルクは前線で弾幕を張るわ、空母組はその隙に爆撃をお願い、」
プリンツ「わかりました!まともに出撃するのは初めてですけど頑張ります!」
そういえばタイラント戦とスティーブの所の防衛戦しかしていなかったな、
ビスマルク「私なんていきなりあんな怪物に主砲を撃ったのよ、」
ビスマルクも何やら鬱憤が溜まっているようだ、
今度から出撃をたまにするか、
サラトガ「お2人も出撃するのですか?」
クリス「これが俺らの仕事でな、」
俺は海に足を降ろす、
久しぶりに海に出たな、
俺は後ろを見ると皆が海に出ていた、
クリス「これより目的の場所に向かう、」
全員が頷いた、
俺達は移動した、
目的の場所までもう少しだ、
クリス「もう少しで目的の海域だ、各自装備の確認を行ってくれ、」
俺はハイドラに確認を行う、
無限に撃てるが過信は禁物だ、
ジル「クリス、相手は水中にいるわ、パルスと電撃をうまく使わないとこちらがやられるわ、」
クリス「わかっている、今回の俺はヒットアンドアウェイに専念する、」
ジル「私は一緒に砲撃に専念するわ、」
クリス「頼んだ、」
俺はハイドラを構えながら近く、
そして、
出てきた、
俺はハイドラを連射する、
遠いからあまり有効打ではない、
俺の発砲を合図に霧島達が主砲を撃つ、
ネプチューン、
洋館で出てきた鮫型にB.O.W、
俺はハイドラを更に連射する、
ネプチューンが一体死んだようで浮かんできた、
だがまだ無数にいる、
そんな時上空からプロペラ音が聞こえてきた、
空母組の艦載機のようだ、
俺は一度下がる、
爆撃により海が揺れる、
数体のネプチューンの死体が浮かぶ、
だがまだいる、
一体何体の鮫がウイルスに感染したんだ、
それとも養殖していたのか?
吹雪が前に出て魚雷を発射した、
だがその魚雷を避けるネプチューン、
学習したのか!?
霧島の主砲も簡単に避けていく、
知性を持っていると厄介だ、
俺はパルスを投げた、
ネプチューンはそれを避けようとしたが衝撃波がネプチューンを襲う、
衝撃波の影響でその場でグロッキー状態になるネプチューン達、
その隙にジルが冷凍弾を撃つ、
ネプチューンが凍る、
その瞬間に吹雪の魚雷が凍ったネプチューンにあたり砕け散る、
大体の数が減ったようだ、
流石にあの数のネプチューンは見たことがない、
その時俺の脚に激痛が走り海に引きずり込まれる、
こんなときに!
俺は噛み付いている奴を見た、
ネプチューンじゃない!
新手のB.O.Wか!
かなり大きい、
幸い噛まれているもののこいつの歯は一部ない、
虫歯か、
助かった、
どうする、
パルスをこいつの口に放り込むか?
そう思っていると背びれに誰かいた、
霧島!?
何をやっている!
霧島がこっちにゆっくりと身体を伝ってきている、
俺は奴の目にナイフを突き立てる、
奴が暴れる、
霧島が片手を離してしまう、
だが俺の足は口が開いたことにより抜け出せた、
霧島の手を掴んで手繰り寄せる、
だが息が続かない、
俺はパルスを奴の鱗の隙間に挟み海面に上昇する、
意外と深いな、
そう思っていると奴が上がってきた、
俺はパルスを投げる、
奴はパルスの衝撃波が届かないくらいの距離を取り近寄ってくる、
だが、
霧島が魚雷を放ち奴に当たる、
奴は怯み一旦逃げる、
その間に海面に出る、
海面に出て息を整える、
クリス「霧島、危険なことはやめろ、」
霧島「クリスが危ないと思ったから、」
クリス「気持ちはわかるがお前まで死んだらいけないだろう、」
気持ちは嬉しいが、
海面に立つと周りは終わっていた、
奴は逃げて行ったのか、
俺はセバスチャンに連絡を入れた、
セバスチャン救出後、
艦娘の部屋でPCを起動している子がいた、
「これでよし、」
艦娘はPCの電源を切ると横に刺さっているUSBを抜いた、
「衣笠、あなたを助けるから、」
USBを懐に仕舞って青葉は決意する、