モンハンの世界に転生したらしいので弓で遠くからちまちま攻撃してやろうと思う 作:リヒアル
すいません…
ホントはもっと短く終わらせたかった。しかも前後にわけなきゃなくらい長いし…
自分なりに頑張りました。
感想まじで嬉しいです!ありがとうございます!
私はとある村のハンターギルドマスターをしている。
いや、私という年ではないな、儂ということにしよう。
昔は儂もハンターをしておりそれなりに強かったと自負していたが今は引退してギルマスになった。
儂の村のハンターギルドはハンター自体は多いのだが純粋なモンスターと戦うハンターは9人しかいない。
命をかけてまで戦おうとするような奴な少ないのはわかるが少し腑抜けすぎてはおらんかのぉ…
ほんとに、近頃の若モンは…
すまないのぁ…ぐちがこぼれてしもうたわい…
などと考えていると
トントン
ドアを叩かれた音がしたので
「入れ」と返すと
副ギルドマスター兼受付嬢が入ってきた
本来なら副ギルドマスターは受付嬢の仕事をする必要は無いのだが、何でも現場の声が聞きたいとかなんとかで受付嬢もしている。
こいつは、そのせいで下の受付嬢がビクビクしていることに気がついていないのか…
いい部下ではある。そして人の上に立つ人間として良いとは思うのだがそこも気づいてほしいと儂は常々思っている。
「どうした?」
あまり脱線して考え事をしていると変な目で見られるので用件を聞くことにした。
「モンスターを狩る方の、ハンターになりたいという新人の子が来たので報告にきました。」
「そうか、ほんとに久々じゃのぉ…前来たのは二年前のあの子達が最後だったかのぉ?
して、その子はすぐにクエストに行くといっおるのか?」
「はい、なのでいつも通りジャギィ5頭の討伐に行ってもらう手配したので、あとは送迎するだけです。今、竜車の準備していることにして待ってもらってます」
「相変わらず仕事が早くて助かるのぉ…
じゃあ、いつも通りにするので準備を頼む」
「それも、終わっているのであとはギルドマスターだけです。」
「……相変わらず仕事がはやいわ…」
と急いで準備始める。
なんの準備かと言うとうちのギルドはとにかく命をかけて戦う純粋なハンターが少ない。
なのでそのハンターのレベルを超えるモンスターと戦わせて死なせてしまうと大変なことになる。
そのため、最初のクエストでギルドマスターとある程度の強さのハンターで影から見守ることにしている。
これには2つ理由があり。
1つは、そのハンターのレベルを見てどのクエストを受けさせるかの基準にするために実力を見極め向いてない場合はやめさせるという目的だ。
見込みがある場合でも採取クエストなどをしてもらい徐々に実力を付けさせてから大型モンスターのクエストをさせる。命大事にだ。
例外的に、極端に強い場合は、2箇目のクエストから大型モンスターと戦ってもらう事になるのでとても大切なのだ。そんなハンターは今うちのギルドに3人しかいないがいずれも、かなりの大物になった。
2つめは、見込みがある新人が初クエストで大型モンスターと遭遇してしまうことがある。
大体の新人はそこで動けなくなり死んでしまうことが多々ある。
そのため、うちのギルドでは影から観察し、大型モンスターが出現した場合は助けることになっている。
そのための、もう一人のハンターだ。
長い説明はあとにして、もう新人が出発してしまったので急いで追いかけることにする
しかしあの新人の武器が弓な気がするが気のせいだろうか…
新人のハンターで弓を使うものはあまりいない。
新人と言ったがベテランでも殆ど見ない…弓は不人気なのだ。
やはりハンターになるのは若い男性が多く、ハンターたるもの近接武器が男のロマンなどと言っている人達なのだ。
それくらいの気概がないとなかなか命の張り合いをするハンターという職業になる人間はいないのだ…
そして、何よりの問題は残弾数と取り回しの難しさだ
モンスターと戦っている間に矢がなくなってしまってはどうしようも無い…
また取り回しも難しく弓矢を動いている敵に動きながら当てるのはとても難しくかと言って止まっていればモンスターの格好の標的にされるのだ。
したがって弓矢を使うハンターは非常に少ない…
どうやら新人は渓流に付くとすぐにまるでモンスターの場所がわかっているかのように走り出したので急いで追いかける
しかし、なかなか早い、儂も引退したとはいえ元ハンター、プライドにかけて気づかれないよう後ろについていく
しばらく行ったところで新人はモンスターを見つけたようで、岩陰に隠れたので、儂も影に隠れてモンスターを見る
あぁ…また運の悪いことにジャギィ数匹とドスジャギィがいる。
ここでドスジャギィに向かっていくなら止めなくてはならないが…新人は気配を消し岩陰から動かない…
「あの新人、なかなかすごいですね…」
と、隣のハンターが感心したかのように声をもらした
確かにそうなのだ、新人というのは自分の力を試したいという気持ちから戦いに焦りがちなのだが彼はじっとこらえて待っている。
真意は図りかねるが、これはなかなかすごい事なのだ。
「マスター、今回のやつは、なんで弓なんでしょうね?」
「わからん、だが、むやみに突っ込まない新人じゃ、それなりの考えがあるのかもしれない…」
などと話しながら待っているとドスジャギィが移動を始めジャギィが一匹になった。
これはチャンスじゃのぉ…
するとその新人はその場で弓を展開して、矢をつがえ狙いを定めた…
あの力ではジャギィを仕留められず仲間を呼ばれるのぉ…
となるとやっかいじゃ…
だが新人は矢を一度離し、もう一度見たことのないモーションで構える。
新人が赤く光り始め、光があふれ出したと思ったら弓に集束していき、矢に光が集まっていき纏い始める。
矢から手をした瞬間、ものすごい速度で赤い光と共に矢が飛んでいき、ジャギィに突き刺さりジャギィが倒れる。
なんじゃあの矢は!?しかもジャギィが一撃だと!?
「マスター、これは想像以上かもしれないですぜ…」