魔法少女まどかマフィア(まどマギ×リボーン)   作:junior

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皆さんこんにちわ。今回はちょとベタなことをやってみました。

あいも変わらずつたない文章ですが、そこは皆さんの想像力で補って頂けると有難いです(^_^;)


第十二話「転入」

<019>

 

「ねえ、暁美さんって前はどこの学校にいたの?」

 

「東京のミッション系の学校よ」

 

「前は部活とかやってた?運動系?文化系?」

 

「やってなかったわ」

 

「綺麗な髪よねー、シャンプーは何使ってるの?」

 

怒涛のホームルームから間髪いれずの授業で話かける時間がなかった為か、一時限終了のチャイムと同時に数人の女子がほむらの席を囲い、早速質問攻めにする。

 

だが、当の本人はそんな状況にも焦る様子はなく淡々と受け応えていく。

 

「おっす!さっきの漫才面白かったぜー!お前のツッコミキレキレだったな」

 

「いや、別に漫才なんかじゃあ...」

 

「前の学校では部活やってたのか?やっぱり漫才研究部なのか?」

 

「てか、お前あの暁美さんと従兄弟なんだって?!」

 

「え?!! マジかよ、超羨ましいーーー!!

 

「あ、あのー。ええっと...」

 

転校生という属性はそれだけで注目を集めてしまうらしく、それは沢田少年にも余すことなく発揮され、彼は押し寄せる男子の熱気に気圧されていた。と、そこにゆっくりと一人の男子が歩み寄ってくる。

 

「おいおい、君達はまだそんな古い情報しか知らないのかよ」

 

「出た!クラス一の謎の情報通林田!!今度はどんな情報を仕入れてきたんだ?!」

 

「僕の調査によると、君と暁美女史は寝食を共にしているそうじゃないか」

 

気のせいかその声の最後は震えていた。

 

「いや、それは俺の父さんが海外に長期の出張に行ってて、それに母さんも付いて行っちゃって、仕方なく学校の近くに住んでる暁美さんの所に居候する形になっただけで…」

 

「それなんてエロゲー?」

 

「なあ、沢田?俺達って友達だよな? 男友達の家に泊まりに行くなんて普通の事だよな?」

 

「ちょっ!!お前!!抜け駆けする気か!!!」

 

「そんな事言ったら俺と沢田は心の友だかんな!!」

 

「うるせえ!!てめえらみてぇな有象無象から暁美さんを守るのは俺を置いてこの見滝原には他にいねえ!!」

 

 

いつの間にか話の中心はツナから件の美人転校生にシフトされ、ツナの頭上を醜い男子の言い争いが交わされていた。

 

「はいはい、バカ男子共ー、アホな会話はそこまで! 彼困ってるじゃない、それとも何ですか? 転校生に学校初日からトラウマ植えつける気ですか?」

 

と、そんな彼を見かねてかショートヘアーの女子が助け舟を出してくれた。

 

「お、おう、そうだな。悪かったな、男の転校生なんて初めてだったからついはしゃぎ過ぎちまった」

 

「悪気はなかったんだ、気を悪くしたなら謝るよ」

 

「いやいや、別に全然!俺の方こそ話しかけてくれて嬉しかったよ。ありがとう、えーっと...」

 

「ああ、私は美樹さやか。これから宜しくね!ツッコミ君」

 

「変なあだ名付けないでよーーー!!」

 

「アハハハ、ごめんごめん。っと、噂をすれば…君の相方がやって来たよ」

 

 

半分暴徒と化した男子を上手くいなしてくれた彼女にからかわれながら、向けられた視線の方を向くと、人混みを上手くかわしながらこちらに向かって来る黒髪の少女が見えた。

 

「お話中失礼。そこの彼に話があるのだけれど、いいかしら」

 

「やあ初めまして、私は美樹さやか。気さくにさやかって呼んでね、転校生!」

 

「改めまして、暁美ほむらよ。間違っても沢田綱吉の相方なんて呼び方はしないで頂戴ね」

 

「いやーー、聞かれてたかーー。もしかして結構地獄耳だったりする?」

 

「あれだけ大きな声を出されれば聞こえてしまうわよ。それより、沢田綱吉、先生から転入手続きの件で話しがあるから書類を持って今から二人で職員室に来て欲しいそうよ」

 

「ああ、うん。分かったすぐ行くよ」

 

「準備出来たら廊下に来なさい。じゃあ、失礼するわ」

 

手短に用件だけ伝えるとほむらは踵を返して行ってしまった。

 

「あちゃーー、もしかして怒らせちゃったかな?」

 

そんなほむらの態度にさやかは頭に手をやりながら少し戸惑いの表情を見せる。

 

「いや、大丈夫だと思うよ。家でもいつもあんな感じだし」

 

「え?!そうなの! あの転校生の感情を読み解くなんて…もはや相方と言うよりも旦那と言うべきかな、これは?」

 

そう言うとニヤニヤしながらツナの方を睨んできた。

 

「短時間だけど、美樹のキャラが分かった気がするよ」

 

苦笑いを浮かべながらボソッとつぶやく。

 

「ん?なんか言った?」

 

「ううん、なんでもないよ。じゃあ行ってくるよ」

 

必要な書類をトントンと整え、机から立ち上がり先を急ごうとする。

 

「ああ、ちょっと待った!!あんたらまだこの学校の作りよく分かんないでしょ? ほらこの学校ってかなり変わった作りしてるからさ。 下手したら小一時間程彷徨い歩く事になるわよ」

 

「またまたそんな冗談を、そんな事あるわけないじゃん。ねえ?」

 

「………」

 

「………」

 

同意を求めるように周りの男子生徒達に目配せをするが、返ってきたのは沈黙だった。

 

「見滝原中学校七不思議の1つ、『彷徨う廊下』って言ってね。毎年何人の新入生が校内で迷って遅刻扱いになったことか。だから悪い事は言わないから誰かに案内してもらいなって」

 

「おい、いつの間にそんな七不思議出来たんだ?」

 

「さっきさやかちゃんが造りましたーー(てへぺろ(・ω<))

 

「でも誰が職員室まで案内するんだー? 俺ぶっちゃけまだ迷う自信あるぞー」

 

「右に同じく」

 

「ちょっとーー無視しないでよーー!!」

 

「(赤面するくらいなら言わなきゃいいのに)」

 

ツナが心の中でそんな事を思っていると再び背後から掛ってきた。

 

「いつまでお喋りしているのかしら沢田綱吉、準備出来たならさっさとしなさい」

 

「おわ!!ちょっ!!引っ張らないでって、あっ、危ないって!!」

 

ツナの制服の襟を掴みグイグイと強引に連行していくほむらの表情はさっきと比べてどこか焦りのような物があった。それをツナ本人も感じ取った為茶化し無しでほむらに忠告を伝えておく。

 

「あ、暁美さん!!ここの学校迷うらしいから、誰かに案して貰わないと!!」

 

「大丈夫よ、ここの構造は把握していr…!!」

 

      ガラガラガラ

 

啖呵を切りながら教室のドアを開けようと手をかけるほむらだったが、その手は取っ手を掴むことはなく、向こう側から開かれた。

 

「ハヮッ!! ごめんなさい…、あっ! え?!」

 

開かれた扉の向こうにはピンク色の紙をダブルテールでまとめた女の子が少し戸惑った顔をして立っていた。なんせ今のほむらは片手で男子の襟首を掴み、さながら強制連行する最中なのだから。

 

「…ッッ!! 」

 

ほむらもほむらで目の前の少女の登場に歩みを止め、俯き、顔をしかめている。

 

傍から見ればドア際で鉢合わせしてしまったくらいの、よくある風景だが。二人の間では一瞬の刹那に様々なやり取りがなされているのだ。

 

「……………………」

 

しかしそんな気まずい空気をぶっ壊してくれるのが何を隠そう、我らが10代目なのだ!

 

「え! ちょ!! 急に止まらないでよーー!!」

 

引っ張っていたほむらの左手の力が弱められた事により、ツナは自身の体重を支えられなくなった結果、大地の引力に吸い寄せられていき。

 

 

        ドターーーーン!! 

 

見事に廊下に倒れこんでしまいました。

 

「痛っててて、何なんだよもーー」

 

 

 

さあ!、ここで急ですが一旦お話をストップしてクエスチョンタイムです。今倒れている沢田少年が抱えている重大な問題とは何でしょう?

 

頭部の怪我? 制服の汚れ? はたまた日本男子の誇り? 残念!! もっと大きな、重大な、深刻な問題が彼の身に降りかかっているのです!!

 

まだ分からないという方には特別大ヒント! 彼はどうやって倒れているんですか?

 

もうお分かりですよね? ではお話を再開して正解をご覧ください。

 

 

 

「痛っててて、何なんだよもーー……??」

 

頭をさすりながら目を開けた沢田少年であったが、目の前には学校の天井とは異なる見覚えのない風景が広がっている。

 

そう! 彼の頭部は今、ほむらの足元に位置し、上を向いているのだ!! 故にその視界には花も恥じらう乙女の秘密のエデンが移っているのだ!!

 

ただでさえ注目される転校生、それに加えいきなり物が倒れる大きな音がしたのだ。クラス中がその音の方を向くのは必然だろう。

 

「キャアアアアアーーーー!!!!!」

 

教室中を女子の悲鳴が響き渡る。

 

「う、うわあああ!! ち、ちちち、違うんだ!! これはわざとじゃないんだ!!!」

 

必死で弁解するが突き刺さるよう視線はそんな言葉には耳を傾けてくれない。

 

「そ!、そうだ!! 君なら分かってくれるよね?! 見てたでしょ?!俺は暁美さんに引っ張られてたんだ!! これは事故なんだ! 分かるだろ!!!」

 

ツナは自身の潔白を証明するためにドアの向こう側に立つクラスメイトであろう少女に熱心に訴えかける。

 

その必死さのあまり彼は彼女に肉薄し、両肩を掴んでしまっていた。

 

「ぃ……ぃ…………ぃ」

 

「ん?何?」

 

「いやああああああああああああああ」

 

    パシーーーーーン!!!!

 

転校初日に女子生徒のスカートの中を覗き、ビンタを喰らっている男子生徒の姿がそこにあった。

 




最後まで読んで頂いた方、有り難うございます!!

ぶっちゃけ展開は毎度書きながら広げてるので半分アドリブのような構成をしていますww

少ないですが、投稿する度にコメントして頂き本当に嬉しいです!!

そんなあなたのためにも僕は頑張ります!!
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