東方朱衛録   作:まほ労

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よう...五年振りだな...(エレン)

はい、久っしぶりの投稿申しわけないです。
なんか本当にちびちび描いてたらこんなことになってました。

「冨樫投稿」ってタグに乗っけたら多分失礼なんだと思います。
ではでは。


第7話 俺の意思は

「ふっ!」

紫さんが合図するなり、俺は後ろに飛び退き、一旦距離を置く。

 

 

「創ッ!」

そして左の手のひらに霊力を集中、「ナイフの形をした霊力の塊」を作り上げる。

 

これにて迎撃準備は完了...なのだが。

 

「あら、そんな遠くて大丈夫なのかしら?」

 

紫さんがちっとも攻めてこない。

 

 

様子見?それとも、俺を試してるのか?

まぁ、どちらにせよだな。

 

「はぁ...作戦変更か。」

 

本当は俺が様子見するつもりだったけど、やっぱり突っ込んでいかないと状況が変わらない、だから。

 

無理矢理にでも追い立てるっ!

 

低空飛行をしながら、右手にもう一本同じものを作り、

そしてそれを紫さんに向かってぶん投げた。

 

が、流石に見切られているようで軽く躱される。予想はしていたが。

 

 

「じゃあ、コイツならっ!」

 

懐からスペルカードを取り出す。

 

「刃造『ホムンクルスエッジ』」

 

 

そう唱えると、俺の背後から、十数本の同じ形のナイフが出現する。

 

 

「行けッ!」

 

ナイフはその合図とともに、紫さん目掛けて飛んでゆく。

 

 

 

「まあまあってところね。」

 

 

ところが紫さん、妖力弾であっさり相殺してくる。

...いや違う。相殺どころじゃなかった。

 

俺の弾幕を容赦なくぶっ壊した妖力弾は真っ直ぐそのまま、しかも凄まじい速さで俺の元へ飛んでくる。

 

「やべっ、」

...まずった。少し前に出すぎて躱せそうにない。けど。

なんとか出来ないこともないがなっ!

 

 

「霊璧『紫重結界』!」

 

2枚目のスペルを唱え、目の前に一枚の結界を作り出す。

 

 

「ぬおっ!」

 

結構な衝撃がきたが、結界は紫さんの弾幕を無事受け止めた。

 

 

そして、もう一度攻めるチャンスも来た。

弾幕が止むと同時に、再び紫さんの元へ駆け出す。

 

そして至近距離から最後の三枚目のスペルで決着を...

 

 

「うん。攻めが単調なのと、早とちりは良くないわね。」

 

「へっ?」

 

「貴方の場合、スペルカードが無くなっちゃうと成すすべが無いんだから、もっと使いどころを考えなさい。」

 

唐突なアドバイスに、体が止まってしまう。

 

「っと、私からは以上ね。じゃあこの弾幕ごっこもお開きにしましょう。...結界『静と動の均衡』」

 

「い"ぃっ」

 

さっきとは比べものにならない弾幕の量に、変な声が出る。

 

俺は手も足も出ず、それらをモロに食らってノックダウンした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ痛たたた...」

 

立てない。とにかく全身が痛い。

気絶してた時間が短かったのか、それともただ単に紫さんが強いのか、ダメージはまだまだ残っていた。

 

「あら、そんなに効いたのかしら?一応、貴方が仕事をしても倒れない程度に痛めつけたつもりなんだけど。」

 

ちくしょう、なんて上司だ。

 

「まぁいいわ。回復するまでそこで寝っ転がってなさい。」

 

そう言いながら、紫さんは家の中へと戻って行く。

 

「あ、それと。」

何か思い出したように、紫さんは振り向く。

 

「ん?」

「今夜はきっと荒れるわよ。気をつけなさい。」

「......?」

 

 

 

今夜は荒れる。

 

去り際の一言の意図が掴めなかったので、俺は深く考えないことにした。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

「おい」

 

今日の分の家事が終わった午後10時頃。

俺は藍さんに急に呼び止められた。

 

「はい?」

「話がある。来い。」

 

 

 

俺は藍さんについて行き、庭に出た。

 

 

「あの時...、橙と一緒にいたな。」

藍さんが聞いてくる。

 

「あの時?」

 

「随分、仲が良さそうだったじゃないか。」

その声は、かなり怒った様子だ。

 

「仕事を投げ出して二人で猫の世話とは...何時からお前はそんなに偉くなったんだ?」

 

「あ"っ」

 

 

あれ、見られてたのかよ。

そんな気配感じなかったぞ!

 

 

 

 

「なあ、どうしても気に入らないんだ、お前の存在が!!」

牙をむき出し、九つの尻尾を逆立たせる。

 

殺す気だ。

 

「私の大切な橙を奪い!!!!『八雲』を食い潰しているお前がッ!!!」

 

 

二人を照らすのは、月と星の僅かな光。

 

 

 

...そしてその光が、藍さんの眼をぎらつかせる。

 

 

「・・・・・・・」

 

 

当然の事なのかもしれない。

半分強引に転がりこんできたかと思えば、寝て食って家事をするだけ。

何かを成すわけでもない。

特別に強くもない。

 

 

だけど、俺だって気に食わない。

 

「アンタが、その事を言うのかよ。」

 

藍さんの顔が少しひきつる。

 

「アンタは俺に何かしてくれたか?紫さんみたく、幻想郷で生き残るすべを教えてくれたか?橙のように、俺に優しく接してくれたか?

...今みてぇな冷たい視線を、俺に向けてるだけだったよなぁ!!」

 

「貴様ッ...!」

 

「分かるかよ、目障りなのはお互い様だ!!!」

 

「立場をわきまえろよ人間風情が!!!」

 

 

周りの事も何も、考える事は無い。

ただの激しい感情だけで、俺も藍さんも動いている。

 

 

 

 

「殺すつもりなら上等だよ!

俺だって、アンタの事が嫌いだからなぁ!!!」

 

 

言葉と同時に、俺は地面を蹴り出した。

 

 




時間とクオリティが比例しないね不思議だね。


ちなみに次回の事は何も考えてないという
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