はい、久っしぶりの投稿申しわけないです。
なんか本当にちびちび描いてたらこんなことになってました。
「冨樫投稿」ってタグに乗っけたら多分失礼なんだと思います。
ではでは。
「ふっ!」
紫さんが合図するなり、俺は後ろに飛び退き、一旦距離を置く。
「創ッ!」
そして左の手のひらに霊力を集中、「ナイフの形をした霊力の塊」を作り上げる。
これにて迎撃準備は完了...なのだが。
「あら、そんな遠くて大丈夫なのかしら?」
紫さんがちっとも攻めてこない。
様子見?それとも、俺を試してるのか?
まぁ、どちらにせよだな。
「はぁ...作戦変更か。」
本当は俺が様子見するつもりだったけど、やっぱり突っ込んでいかないと状況が変わらない、だから。
無理矢理にでも追い立てるっ!
低空飛行をしながら、右手にもう一本同じものを作り、
そしてそれを紫さんに向かってぶん投げた。
が、流石に見切られているようで軽く躱される。予想はしていたが。
「じゃあ、コイツならっ!」
懐からスペルカードを取り出す。
「刃造『ホムンクルスエッジ』」
そう唱えると、俺の背後から、十数本の同じ形のナイフが出現する。
「行けッ!」
ナイフはその合図とともに、紫さん目掛けて飛んでゆく。
「まあまあってところね。」
ところが紫さん、妖力弾であっさり相殺してくる。
...いや違う。相殺どころじゃなかった。
俺の弾幕を容赦なくぶっ壊した妖力弾は真っ直ぐそのまま、しかも凄まじい速さで俺の元へ飛んでくる。
「やべっ、」
...まずった。少し前に出すぎて躱せそうにない。けど。
なんとか出来ないこともないがなっ!
「霊璧『紫重結界』!」
2枚目のスペルを唱え、目の前に一枚の結界を作り出す。
「ぬおっ!」
結構な衝撃がきたが、結界は紫さんの弾幕を無事受け止めた。
そして、もう一度攻めるチャンスも来た。
弾幕が止むと同時に、再び紫さんの元へ駆け出す。
そして至近距離から最後の三枚目のスペルで決着を...
「うん。攻めが単調なのと、早とちりは良くないわね。」
「へっ?」
「貴方の場合、スペルカードが無くなっちゃうと成すすべが無いんだから、もっと使いどころを考えなさい。」
唐突なアドバイスに、体が止まってしまう。
「っと、私からは以上ね。じゃあこの弾幕ごっこもお開きにしましょう。...結界『静と動の均衡』」
「い"ぃっ」
さっきとは比べものにならない弾幕の量に、変な声が出る。
俺は手も足も出ず、それらをモロに食らってノックダウンした。
「あ痛たたた...」
立てない。とにかく全身が痛い。
気絶してた時間が短かったのか、それともただ単に紫さんが強いのか、ダメージはまだまだ残っていた。
「あら、そんなに効いたのかしら?一応、貴方が仕事をしても倒れない程度に痛めつけたつもりなんだけど。」
ちくしょう、なんて上司だ。
「まぁいいわ。回復するまでそこで寝っ転がってなさい。」
そう言いながら、紫さんは家の中へと戻って行く。
「あ、それと。」
何か思い出したように、紫さんは振り向く。
「ん?」
「今夜はきっと荒れるわよ。気をつけなさい。」
「......?」
今夜は荒れる。
去り際の一言の意図が掴めなかったので、俺は深く考えないことにした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「おい」
今日の分の家事が終わった午後10時頃。
俺は藍さんに急に呼び止められた。
「はい?」
「話がある。来い。」
俺は藍さんについて行き、庭に出た。
「あの時...、橙と一緒にいたな。」
藍さんが聞いてくる。
「あの時?」
「随分、仲が良さそうだったじゃないか。」
その声は、かなり怒った様子だ。
「仕事を投げ出して二人で猫の世話とは...何時からお前はそんなに偉くなったんだ?」
「あ"っ」
あれ、見られてたのかよ。
そんな気配感じなかったぞ!
「なあ、どうしても気に入らないんだ、お前の存在が!!」
牙をむき出し、九つの尻尾を逆立たせる。
殺す気だ。
「私の大切な橙を奪い!!!!『八雲』を食い潰しているお前がッ!!!」
二人を照らすのは、月と星の僅かな光。
...そしてその光が、藍さんの眼をぎらつかせる。
「・・・・・・・」
当然の事なのかもしれない。
半分強引に転がりこんできたかと思えば、寝て食って家事をするだけ。
何かを成すわけでもない。
特別に強くもない。
だけど、俺だって気に食わない。
「アンタが、その事を言うのかよ。」
藍さんの顔が少しひきつる。
「アンタは俺に何かしてくれたか?紫さんみたく、幻想郷で生き残るすべを教えてくれたか?橙のように、俺に優しく接してくれたか?
...今みてぇな冷たい視線を、俺に向けてるだけだったよなぁ!!」
「貴様ッ...!」
「分かるかよ、目障りなのはお互い様だ!!!」
「立場をわきまえろよ人間風情が!!!」
周りの事も何も、考える事は無い。
ただの激しい感情だけで、俺も藍さんも動いている。
「殺すつもりなら上等だよ!
俺だって、アンタの事が嫌いだからなぁ!!!」
言葉と同時に、俺は地面を蹴り出した。
時間とクオリティが比例しないね不思議だね。
ちなみに次回の事は何も考えてないという