東方朱衛録   作:まほ労

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恐らく今のこの小説で一番アツいタイトルですわ。
ちなみにヒロイン枠ではないです


第13話 博麗の巫女

(も〜、二人していつまでゴネてんのよぉ〜!

どーせ『コイツは嫌だから行かない!』程度の理由でしょ?そんな感情論より、この主人たる紫サマの命令を聞きなさい!)

 

結局紫さんのこのセリフが決まり手で、オレ達は幻想郷巡りをするハメになった。

 

 

 

「あのぉ!もうかれこれ十数分は飛んでますよねぇ⁈いい加減目的地くらい教えてもらえませんかねぇ?」

 

「五月蝿い。口を開くな。調子に乗るな。」

 

 

もちろん順調ではない。

 

八雲家、もとい迷い家(マヨヒガ)を抜け、そして深い森を抜ける道中だ。

まぁ道なんて無いが。

 

 

 

—やっぱり、妖精は少なくなってるのか?元の数を知らないからアレだけど、それでもチラホラとしか見かけねぇ...。この森、紫さんのテリトリーみたいな所なのにだぞ?

って...

 

「眩しッ!」

 

木々を抜けて、陽に照らされた景色が広がる。

竹林から家まで連れられる時とかにも思ったが、幻想郷ってマジで凄い所だな。自然とか。

 

そう考えていると、藍さんが地面に降りていった。どうやら到着らしい。

 

 

 

これは...神社だよな。なぜ神社?

 

「霊夢、いるか?」

「ハイハイいるわよ...あら、貴女が来るパターンもあるのね。藍と...あと誰かさん。どうしたの?紫からの用事?」

 

神社の中から紅白の服を着た女の子が出てきた。

随分とその...涼しそうな格好をしてる。

 

「まあそんなところだ。それで用件なんだが、少しコイツを預かっててくれ。外来人だ。じゃあ。」

 

 

「ちょっ...」

「はぁ⁈」

 

しょ、職務放棄だ。

 

「待ちなさいよコラァ!!何?、冷やかしに来ただけ⁈」

「いや、軽い依頼だ。コイツに幻想郷の案内をしてやってくれ。」

 

霊夢さんとやらのギロっとした目がこっちに向く。

 

「ふーん。外来人かぁ...。アンタ、名前は?」

「あ、朱です。朱肉の朱の部分で、『すざく』と。」

 

俺の髪をもう一度見たあと、霊夢さんは眉をひそめる。

「...もしかして、紫がつけたアダ名?」

「そうっすね。今、記憶喪失で本名を忘れてて。」

「そう。私は『博麗 霊夢』、この神社の巫女をやってるわ。よろしく。」

「おお、よろしく。」

「ふっ、そうね。呼び方は『霊夢』でいいし、タメ口でいいわ。巫女に上下関係を求めるなんてナンセンスだもの。」

 

そう言うと、霊夢は微笑んでみせた。結構いい奴そうだ。

 

「それで?朱と幻想郷をぶらぶらしてればいいのよね?」

「ああ。頼めるか?」

「いや、アンタも行きなさいよ。そしたら依頼料は紫も合わせて3人分になるから。嫌ならいいわよ?紫にチクるから。」

 

「むぅ...」

藍さんが露骨に肩を落とす。

 

いやすげぇわ色々と。うーん...いい奴なのか?本当に。

というか俺まで金とられるんだ。

 

「さて、幻想郷案内ってなったら行き先は決まってるわ!賑やかな道のりにするには、『妖怪の山』を目指すに限るもの。さあ、行くわよ!」

 

 

そう言って霊夢が指差す先には、なかなか大きな山がそびえ立っている。しかも名前が『妖怪の山』。とんでもない所だろう。

 

こうして、改めて幻想郷巡りが始まった。

 




原作の登場キャラは出しまくりたい方針なんだけど、深夜テンションのせいでみんな歪まないか心配。
いや昼に書けよ。
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