─────朝のニュース見たぞ!
─────朝ニュースに出てた人って橘くんの...
─────俺たちも襲われるんじゃね!?
─────一緒に来んなよ、橘
─────誰?お前?
どうして俺がこんな目にあってる?どうして俺の机に落書きがある?どうしてロッカーに俺の靴がない?
どうして俺を裏切る?俺が何をした?俺たちは友達じゃなかったのか?
どうして家に帰っても誰もいない?どうしてお帰りの言葉が返ってこない?
友情ってなんだ?愛情ってなんだ?
家族ってなんだ?友達ってなんだ?
俺はいったい誰なんだ?俺ってなんだ?
俺が間違っているのか?俺が甘えてるだけなのか?
きっとそうなんだ。そうに違いない。
いったい誰が家族は子供を大事にするなんて言った?友達は裏切らないなんて言った?
常識なんて役に立たない。
俺が裏切られなければ済む話だったんだ。
最初から誰にも期待しなければいい。
誰も信じなければいい。
俺は自分を捨てた。誰にも本当の自分を見せなくなった。誰にも頼らなくなった。
当然だろう?
自分を守れるのは自分だけだし、自分を愛せるのも自分だけだ。
他人なんて、どうでもいい。
なのに、お前はどうして俺に関わろうとする?
俺の心に光を射そうとする?
俺に好意を持つ?
俺はお前と話していて分かる。
お前はきっと良いやつなんだろ?
お前は俺と仲良くなれていると思っているんだろうな。
俺を救えると思ってるんだろうな。
俺に信用してもらえてると思ってるんだろうな。
でも、無駄な努力だ。
お前がどれだけ俺と関わっても、俺の目にお前は映っていない。
お前がどれだけ俺の心に語りかけても、俺に心はない。
俺は最初からお前のことを、友達だなんて思っていないんだよ。
高海。
※
主人公紹介
橘《たちばな》速斗《はやと》
星洋高校 三年生
身長 178cm 体重 61kg
趣味 なし
特技 ピアノ 暗算
好物 パスタ 林檎
苦手なもの カレーライス チョコレート
誕生日 7月16日
血液型 AB型
とある事件がきっかけで10歳のとき人間不信に陥った。人と関わらない訳ではないが、自分から誰かに話しかけることはないため、クラスメイトは彼が人間不信であることを気づいていない。笑顔を見せることがなく、常に無表情で、感情の起伏もかなり少ない。過去の事件から、他人に一切頼らないために、学力、体力、判断力など全てを身につけた。両親がいないため、親戚の仕送りで一人暮らしをしている。絶対的な秘密主義で、自分に関することを一切言わず、他人にも興味がない。
自分で書いてて、暗すぎないか?と思いつつも、シリアスを書くのはすごく楽しいです。基本的に主人公と千歌がメインの物語で、二人とも新三年生からのスタートとなります。主人公の過去についても徐々に明かしていきます。ご視聴ありがとうございました。