「馬鹿野郎! なんであんなこと書いた! 言え! なんでだ!!」
と読者の皆様に迫られる夢を見たので、今回は弁解タイムとさせていただきます。
弁解ですので、作者の脳内垂れ流し、ネタバレ多数でお送りします。
好まれない方はブラウザバックを推奨です。
警告しましたよ?
ここでは作者は原作の各ヒロインの性格、主に愛情にまつわる部分をどう理解しているのか(原作7巻時点)
また、本作では物語の(う○こに始まる)歪曲でどのように変化をしていると考えているか(本作16話時点)
をつらつらと記載します。
そういった設定資料的なものは想像の幅を狭め、本文の面白さを減退させるというご意見の方はブラウザバックでお願いします。
そうでない方は本作ヒロイン達のその時々の行動理由を押さえる一助にしていただければ幸いです。
そんなもん本文中で表現して読者に理解させろやというツッコミも当然あるでしょうが、ひとまずはご容赦いただきたく、よろしくお願いします。
ブラウザバックはよろしいですね?
それでは、あえて原作での扱いが大きい順に参ります。
1.雛鶴 あい
■原作■
基本的には原作1巻の『初めての朝』の章のまま理解しています。
『多分これが本来の性格~とか姉弟子とか。』の部分ですね。
1巻の情報だけで決めつけるのは乱暴かも知れませんが、作者としては以降7巻まで一貫しているんじゃないかなと思います。
愛情表現は素直に全力。いつでもどこでも八一のためにつくしたい。
ただし彼女のやっかいかつキャラクターを立てている部分はつくした分だけ相手からもつくされたいという部分に尽きると思います。
古いゲームの台詞からの引用で恐縮ですが、
『私はパンを焼いてあげました。だからあなたも私にパンを焼いてください。(中略)私はあなたを愛しています。だからあなたも私を愛してください』というやつです。
(※元ネタが気になる方は是非ググって購入、プレイしてみて下さい。名作です。ただし緑の悪魔にはご注意を)
なので、八一が他の女性にデレデレする(ようにみえると)強烈な攻撃性となって返ってきます。(自白剤とか拷問とか生動画での暴露とか)
自分が八一だけを見ているんだから、八一も自分だけを見ろということなのかと。
ただ、天衣だけには甘いかなともみています。原作4巻『プレゼント』の章で天衣をお膳立てしたりね。この辺りは同い年のライバルという関係性。あるいは”妹”弟子ということも影響があるのかも知れません。
総じて読者視点で見ている分には非常に楽しい魅力的なキャラクターだと思います。本人がカワイイ上に、八一爆発しろという読者の願いをタイムリーに叶えてくれますしね。
■本作■
基本的には原作と変えずに進めているつもりですし、今後も変えるつもりはありません。
いきなり石を投げられそうな総括ですが、作者にとって彼女は超豪腕型ヒロインなので、例え別ヒロインに大きく先行されていようが、諦めることなく組み付いてぶん投げにかかると考えます。彼女のやることは変わりません。
唯一手を加えるとすれば、天衣へのスタンスでしょうか。本作では天衣が”姉”弟子ですのでその辺りをどう味付けするか。作者のこれからの調理をお楽しみに。(自分の首を絞めていくスタイル)
2.空 銀子
■原作■
一言でいってハイスペックポンコツかわいいヒロインでしょうか。
この一言で全国50万の姉弟子ファンを敵に回したような気がしてビクビクです。
愛情表現は言い方は悪いですが稚拙。自分としては素直に愛情を示しているつもりだけど、やり方がまずいため八一には伝わらない。(八一自身もラノベ主人公の類に漏れず鈍感ですが)
この辺りは、これまで将棋に全てを費やしてきたためにそういった方面の知識が不足していたりするのかなとうっすら考えています。あとは、これまで長く八一と接してきたので、急には態度を切り替えられないとか。
ただ彼女的には既にかなりの努力しているという意識のようなので、これ以上の進展はやはり八一からの歩み寄りが必須でしょうか。あるいは、桂香お姉ちゃんがこれまで以上に超頑張るか。
ここまで更に姉弟子ファンに寝首を掻かれそうな感想を積み重ねてきましたが、これらの要素に、超絶美人、クール系という要素を足して=ハイスペックポンコツかわいいとしています。
彼女のアドバンテージはなんと言ってもこれまでの八一と積み重ねてきた時間ですので短期決戦なら彼女に分があるかと思います。
逆に 編集の都合で 20巻~30巻なんてあいちゃんがJC・JKあたりになるまでの大長編となってしまうと、差を埋められ挽回されてしまうのかもしれないですね。
6巻・7巻に続き8巻でも躍進があることに期待です。
まあ、彼女があいちゃん並の愛情表現ができていれば1巻でヒロインダービーは終了だったでしょうが。
■本作■
まだ出てきて数話ということもあり、ほとんど影響を受けていません。
それじゃあこの後はどうなるかですが、作者の認識では前述のとおり八一からの歩み寄りが必須です。
ですが、”豪腕”あいちゃんの他に、本作では”私が一番でしょ?”天ちゃんが八一の感情を翻弄しますので一番煽りを食らうことになるかも……
全国50万の姉弟子ファンのみなさん、すまない。
姉弟子頑張れ、超頑張れ。
3.夜叉神 天衣
■原作■
大天使。以上。
では、あまりにあれなのでもっと書きます。
彼女の愛情表現は八一のことをとても思いやったものですが、基本的には表に出てきませんし、たまにバレても認めません。実にいじらしい。
例外的なのはやはり、あいに促された原作4巻『プレゼント』の章ですね。ここでヤられた原作読者の皆様も多いのではないでしょうか。作者は2巻の時点で既にヤられてましたが。(自慢げ)
さて、ではなぜそんな複雑な愛情表現の仕方なのかの考察です。
まず彼女は父親から物心つく前から、繰り返し『九頭竜君はすごい!』『天衣は九頭竜君の弟子になるんだ』と 洗脳 いい聞かされてきたナチュラルボーン八一Loverです(原作2巻『光芒』)。常に溢れんばかりの八一への愛情があるんではないかと。
一方で彼女は愛する両親を既に失っています。そこに来て自分は八一の一番弟子にもなれなかった。ということで自分の望みが叶うことはないとどこかで自分にブレーキをかけてしまうのではないかと。『光芒』のラストシーンの天衣の様子にもそれが現れているというのが作者の解釈です。
また、彼女は傲慢かつ自信家なお嬢様でもあります。そんな彼女が八一から忘れられ、あまつさえ自分より先に既に弟子になった女の子がいる。そりゃあプライドが邪魔して、素直に愛情を表現できないでしょう。
関係ないですが、過去の辛いエピソードといいその愛情の表し方といい、性格と強い意志といい、実に主人公向きのキャラクターじゃないかなと思います。あるいは八一以上に。白鳥先生、天衣を主人公にサイドストーリーを書いてくれないですかね?その時は本作みたいにのっけから天衣を救いにかかるんじゃなくて、原作通りつらいストーリーが続いてラストで大逆転、という形を希望。
原作5巻の『閃々散華』とか天衣の心情入りで書かれたら泣いてまう自信があるよ?
作者の欲望に塗れた余談でした。
■本作■
さて、原作からもっとも乖離した動きを本作では見せてくれる天ちゃんですが、突き詰めると作者の設定上の原因は一点です。
原作とは違い八一の一番弟子になれたことで、自分の望みはもしかしたら叶うのではないかという希望が持てたことです。
必然的な帰結として、女の子としても八一の一番になりたいという欲が出てきます。ナチュラルボーン八一Loverですから。
愛情表現としては、原作同様八一を慮った行動という形で出てきます。原作と違うのは、その姿を八一に見せる。表に出すというものです。お嬢様プライドから時々は反発するかもしれませんが。
基本的には行動で『自分が八一のことを一番深く思っているんだ』ということを八一・ライバル双方に示し、八一には魅了を、ライバルには牽制と威嚇をします。
本作16話の『目の前の相手を全て支配してやるという獰猛な笑みだ』でいう『支配』というのは、あくまで八一を魅了し『自発的に』自分以外に眼を向けられないようにしてやるという意図であり、『強制的に』他ヒロインと遮断するという意図ではありません。
天ちゃんの基本戦略は『北風(あい・銀子)と太陽(天衣)』です。
(あいちゃんと姉弟子に超失礼)
以上、作者の各ヒロイン考察と描く行動理念でした。
なお、異論・反論・オブジェクションは受け付けます。
感想欄に熱い思いをどうぞ。(ナチュラルに感想増量を狙う手口)
『おい、俺の黄金天使シャルちゃんがいねぇじゃねぇか?』とか『馬鹿野郎!桂香さんがいないヒロイン紹介なんて飛車角落ちの将棋だぞ!?』という方もいらっしゃるとは重々承知していますが、ご容赦下さい。まだ本作では登場もしていませんので。
さて、明日は朝早いので簡単に終わらせようと企画した今回ですが、気がつけば文字数はいつもの1.5倍超。脳内妄想を垂れ流すのに忙しく時間もむしろいつもよりかかっております。
実に気持ち悪いですね?(他人事)
次回は本編に戻ります。
ご安心下さい。