ふとした思い付きではありますがバンドリの小説を書いていこうと思います。
ではどうぞ
ep.0:終わりが始まり
高校受験…それは所謂中学から自分が望んだ高校に上がる為の試練であり、ある意味洗礼でもある。これを乗り越えた学生が入学を許され、無論乗り越えられなかった学生は入学できない。
「なぁ合格だと思うか?」
「知るか、未来人じゃねぇんだよ。」
「まぁ手応えはあった…かな?」
「合格に決まってるだろ、何故なら…
「「「慢心乙」」」
「いや早いな。」
そして俺、
今は2月末とゆう事もあり中々に堪える寒さだ、ただ結果の事を思うと少し心臓が落ち着かない。それのせいか少し寒さが和らいでいる感じがする。
「なぁ椛はどうだった?」
「何がだ?」
「合格したかどうかだよ、…また聞いてなかったな?」
「すまん朋哉、まぁここはノーコメントで。」
「つまんねぇの。」
「言ってろ、俺はフラグ建てないからな。」
と、少し遅れたがこの友人達についても話しておこう。今俺に話振ったのは
「見えてきたぞ、第一校舎前だっけか?」
「そうそう、校門入ってすぐの方。」
「あれだ、まぁ見なくても俺は…
「それじゃおっ先。」
そう言って朋哉は先に校舎に向かって走り出す。
「何故走る…」
「あれでコケたりしないかな。」
「ナイナイ。」
そう談笑しながら校舎前に集まる人混みを掻き分けて目の前に大々的に貼られた合格番号の貼り紙を見る。周りでは喜びの声や悲しみの声が飛び交っている中4人で一覧に目をやる。
だが違和感を感じた、今一度自分の手元のメモに書かれた番号を見る。やはりだ、俺の数字と同じ番号は'
直後横の3人を見る、一瞬あまり考えてはいけない期待を抱いた自分がいたがそれを振り払い3人の吉報を信じて眺める。すると悠里がふと口を開いた。
「お、あった。」
「僕もだ。」
「やはり見るまでもなかったか…」
そう言い揃って3人は胸をなでおろす。続いて何処からか現れたのか朋哉が3人に歩み寄る。
「おーい、どうだった?」
「僕らは合格、朋哉は?」
「合格した合格した、椛は?」
と、言って次第に4人の視線が俺に向く。そうゆうオチですかなるほど…そう思うと自然に俺の口は少し重くなっていた。
「えっと…これは…」
「見せてみろ。」
と、言って悠里が俺のメモを覗いて貼り紙に目を向ける、直後俺を睨みながら
「あっ椛お前…」
「…すまん。」
「今日最終日だぞ!今日ミスったら…
「まぁまぁ、まだ他の結果があるだろ。」
そう言って悠里が咎めようとするが間に察したのか真緒が入る。
「はぁ…他の結果は?」
「確か今日の午後。」
「午後か…一旦飯食ってからだな。」
「そうだね、それまでやる事ないし。」
「手続きを親にL◯NEして頼まないとな…」
「椛、昼は食べたいもの奢るよ。」
「ありがとな。」
そう話しながら真緒と悠里は俺を励まそうとする、
「あ、俺ラーメン大盛りで。」
「同じく」
…
ただ俺もこの不合格もあってこの後の結果を思うと正直あまり励まされた実感がなかったのが正直なところだが今は気を取り直して次に備えよう、でないと色々辛い。
〜数時間後…〜
-羽丘学園付近-
「どうだった?」
「あ、あった…」
「ふぅ〜、やっとか。」
そう言って悠里は緊張を解き校門の壁に寄りかかる。他の3人もそれに続く様に安堵の息を吐く、俺も今までの2つの合否を見てきたがここでようやく合格が出て膝が笑っている、多分人生で初めてここまで安心した事はないと思う…多分。
「さて、帰るか?」
どれ位経ったろうか?朋哉のその一言を聞くまでかなり時間があった様に思える、とりあえず頭を軽く縦に振り動き出した朋哉に続く。すると正紀が突然口を開いた。
「だがこれで椛は我々とはかなり別々になってしまうな。」
その言葉に空気が固まった、直後悠里が正紀の足を踏みつけ正紀が蹲る。すると続くように朋哉が口を開く。
「確かに…お前コミュ障だもんな。」
「コミュ障ゆうな、人との関わり方が不器用なだけだ。」
「それをコミュ障って言うんじゃないのかい?」
「…とにかく!大丈夫だから、また休みとかにでも会えるしな。」
「ほぅ…あと、お前だけ共学だからって抜駆けはなしだからな。」
「はいはい、分かってますよ。」
「朋哉、こいつ多分裏切るぞ。表情的に。」
そう言って談笑しながら足を進める。
ただ正紀の言うとおりこれでコイツらとは一気に会いづらくなる。皆は都心近くの男子高に、俺はそれとは180°逆の地元の高校に…そう考えると確かに寂しくなる…とゆうか1人です。
え?他に友達は?いないよ、ハッキリ言って真に友と呼べる存在は多分コイツら位のものだ。確かに今俺のスマホのデータには他にも同級生の連絡先やL◯NE垢はあるが全く話さない上稀にだが勝手に消えている事もある、つまる所ボッチなのだ、多分。
「…う、じゃあな。」
さて、そう考えると一人でどうやりくりしようか…
「なぁ椛。」
「何だよ。」
そう言って朋哉を見やるが違和感に気づく、他の3人がいないのだ。まぁ大方俺が考えてる内に別れたのだろう。もう慣れた事だがよく俺は置いて行かれがちだ、まぁ原因はこの治る気配のない癖なのだが。すると朋哉が軽く咳払いをする。いけないいけない、またやる所だった。意識を現実に戻す。
「悠里達なら帰ったぞ、それで実際どうするんだ?マジでボッチになるぞ。」
「分かってる。」
「いや、回答になってないぞ…」
「まぁ上手くやるよ。」
「いやだから…
「とゆうか心配してくれるのはうれしいがお前こそ俺抜きで頑張れよ。」
「お、おう…?」
そう話している内に十字路が見えてくる、すると朋哉が足を止めて俺を見る。
「まぁ何かあったら連絡しろよ、話くらいは聞かせてくれ。じゃあな。」
「おう、じゃあな。」
そう言って朋哉は十字路を右に、俺は左に曲がる。4月からはこんな風に別れたり出会う日常がなくなる思うと改めて寂しく感じる。ふと空を見るともう結構な時間外出していたらしい、空は橙色に染まっていた。さて、帰ったら親に連絡と夕飯の支度でもしようかな…
〜椛帰宅中〜
「ただいま〜。」
そうゆうと奥から床を荒く踏み鳴らす音が聞こえた直後玄関に腰上まで伸ばした青い艶のかかった黒い髪と右目の泣き黒子が目立つ少女、俺の妹、篠之宮
「おかえり〜、
「ん、羽丘学園に決まり。」
「あれ、A高校は?」
「落ちた。」
「他の皆は?椛兄が落ちたって事は皆落ちたの?」
「いーや逆だ、朋哉達は受かった。」
「え、椛兄ダサ…」
「聞こえてんぞ、てかこんな時間までポテチ食ってると太るぞ。」
「余計なお世話です〜。にしても椛兄が羽丘か〜私も羽丘にしようかな…
「お前が居ると俺の輝かしい高校生活が狂うから来んな。」
「うん、羽丘にしよう。決定。」
「お前な…」
我が家…二階建ての黒い門が目立つ一軒家の我が家には'今は'俺と妹しか居ない。俺と妹以外は大体海外に出ていて全く連絡がない、寧ろ俺達からしないと全く連絡が取れないのが実状だ。
荷物を上着を自室に置いてスマホを開き家族全員宛にメールを打つ。
'高校は羽丘学園に決まりました、手続き等をお願いします。'
文面を軽く確認して送信をタップしスマホを閉じて机に置く。するとリビングから楓の声が響く。
「椛兄〜、夕飯何作ろっか〜?」
あいつさっきまでバリバリ菓子食いまくってたろ…部屋を出て下に叫ぶ。
「今日はカルボナーラな!」
「了〜解。」
この時俺は知らなかった、俺の高校生活があんな事やこんな事になってしまうとは…
…いや全く知らないんだが。
如何でしたでしょうか?
今回はよくある第0話的な感じです、次回からが本番です。
詳細なキャラ説明は別途で書きますので少々お待ち下さい。
また、一応確認はしていますが誤字脱字等があったら報告してくれるとうれしいです。
では次回もよかったら見て下さい。