神仙無双   作:PPlaper

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テヘッ。
書いちった。
不定期更新だからね!仕方ないね!




拾った娘は、予想外の成長を見せた。

主に武で。

文の方は拙い読み書きができるようになっただけでそれ以上はあまり進歩しなかった。

斉離とは真逆だ。

 

そういえば、最近何とか会話が成立するようになって来たので娘のことを聞いて見たのだが。

 

「お前、名は?」

「名……無い」

「えっ。じゃ、じゃあ真名は?」

「真名……無い」

「マジですか」

「お、親は…?」

「親……(しー)のことでは無いの?」

「そ、そうだねぇ。私がお前の親だよぅ(涙声)」

「ちょ、ちょっと貴女様!?」

 

こんな具合で、娘にすることにした。

さて、いつまでも娘と呼ぶばかりでもあれだろう。

「と言うわけで、名を考えなさい」

「わかった。師が言うなら」

「うむ。励めよ。決まるまでは授業は休みとしよう」

「え……」

なんかスゴい泣きそうな顔で必死になって考え始めた。

……………………………………あ、あれぇ?

 

 

二日後。

 

「師、出来た」

「良し、見せてご覧」

「ん」

「ふむ、呂、布、と。……うん?呂布?……アレェ?」

「師、ダメ?」

「いや、別にダメって訳じゃ無いが……。泣くな、泣くなよもう……。わかった、じゃあ、これから私や夜月以外の人には呂布に字を加えて奉先、呂布奉先と名乗りなさい」

「わかった。あと、真名も考えた」

「ほう、何にしたんだい?」

「恋。恋にした。どう?」

「うむ、いいじゃないか。それじゃあ今度からは恋と呼ぼうかな。これからもよろしく、恋」

「……まだ、かな」

「えっ?何て言ったんだ?」

「秘密。でも、恋と師はこれからもずっと一緒。あと斉離も」

「そ、そうかい」

 

なんてすったもんだがあり、西河に陣を配置してから一月が過ぎた。

諸国の民たちは、私の目論見通り暗愚な太守や漢王朝に段々と反感を持つようになっていった。

どうして税は増えるのか。

どうして民は搾取されるばかりなのか。

どうして兵は同じ民である者を殺さなければならないのか。

税の使い途は、良い太守と悪い太守は、あの野郎の横暴を何とかする為には、効率よく兵を脱走させて行くには、税を納める分以上に取られない為には、反乱を起こして最小限の被害で抑える為には、噂を素早く広めるには、諸国の貴族達に怪しまれない為には、忠誠を誓ってる奴を裏切らせる為には、討論の証拠を残さない為には、戦をしない為には、そして、王朝を転覆させて、その後の国を動かすには。

全ての、全ての民が考えた。

まだ誰も感じ取れない、感じ取ったとしてもほんの小さなうねりに見えるそれは、為政者や在野の武将、賢将達の予想以上に激しく、賢しく、強くなっていった。

この調子なら、後数年もしない内に効率的で冷徹でまるで詰将棋か作業のような反乱が起きるだろう。

私はほくそ笑んだ。

 

後に、後世の歴史学者達が揃って匙を投げる難問となる、急激な民衆の知能向上であった。

 

 

・その頃の斉離

「ところで夜月よ、その手に持ってる呪符はなんだい?」

「コレですか?ただの失敗作です」

「いや、いつの間に呪符を作れるようになってたのかとか色々聞きたいことはあるけど。まず、ソレ、普通に棄てたらその近隣の地域が不毛の地になるんだけど……」

「あ、そのことでしたら御心配には及びません。ちゃんと浄化しますから」

「えっ、出来るの?」

「はい。問題無く」

「嘘やん……」

そこらの仙人よりヤバいんじゃが。

 

 

・その頃の呂布

もっと速く。拳を振るう。

もっと強く。足を踏み込む。

もっと鋭く。蹴りを放つ。

未だ。

未だだ。

師の拳はもっと速い。

師の踏み込みはもっと力強い。

師の蹴りはもっと鋭い。

これではダメだ。

こんなものでは師に呆れられてしまう。

師は、私に、期待していると言ってくれた。

武の極みの先にいるであろう人が、私にである。

ならば、出来る筈だ。

こんなところで止まっていては、私は師に恩を返せない。

その為には、武を磨かなければ。

もっと速く。

もっと強く。

もっと鋭く。

もっと、もっと、もっとーー

 

 

・その頃の劉備

「桃花ー、そろそろご飯よー」

「はーい、お母さん」

母に呼ばれ、友人との話を中断する。

「ごめん。もう呼ばれたから帰るね」

「うん、じゃあねー」

「また話そうぜー」

「また明日なー」

 

 

「桃花、今日は何を話していたの?」

「えっとね、今日はね、これからの軍師の行く末について!」

「ふ〜ん、もしかしてあなた、昨日の寄合の議題聴いてたの?」

「げ!バレた!」

「もう、参加したいならすれば良いのに」

「………だって……」

「……ああ、気付いちゃったか」

「うん。私に、なんだろう…皆を率いることができるような、威があるのに気付いたんだ。だから、その、えっとね、私、この村から出ないことにしたの」

「…………どうしてか、聞いてもいい?」

「うん。今はさ、多分、みんながそれぞれ頑張ってるの。だから、そこに私がいるのは邪魔になると思ったんだ。だから、できるだけこの威の影響を抑える為に、村から出ないようにしよう、と思ったの」

「…………そう。そうね。なら、私から言うことは一つよ。これからはみんなで集まって話すだけじゃなくて、農業の勉強と実践もやる事!できる?」

「……うん!大丈夫!私、頑張るね!」

「ええ。一緒に頑張りましょうね」

 

そんな一幕。




劉備、三国志から離脱!

陣の影響は農民とか兵士とか商業者(民に含まれる)とかだから。
つまりはそういう事だ。

恋ちゃん可愛い。
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