龍に育てられし息子と麦わらを被った男の出会い 作:レイリーン
ロジャーと名乗った男がテオの目の前で声高らかに勧誘の言葉を放つが、テオは反応を示さない。周りの男達も自分たちの船長が放った言葉に困惑し、というより理解したくないのだろう、放心したまま動こうとしなかった。
「「「「…………………。」」」」
ロジャー「……あれ?聞こえてねぇのかな?」
???「……どう言う状況なのだ、これは…??」
誰一人動かない状況(一名気絶しているが)の中、銀髪の男が遅れてその場に現れた。
ロジャー「おぉ、レイリー!どうだ、竜だぞ!これからこいつと一緒に冒険できるぜ!!」
レイリー「……その大きさの生き物が船に乗るのか?」
ロジャー「飛んで付いて来くりゃいいんじゃねぇか?」
レイリー「寝るときはどうするつもりだ?まさか飛んだまま寝てもらうつもりじゃないだろうな?」
ロジャー「竜って飛んだまま寝るんじゃねぇのか?」
レイリー「そういえば竜の生態は分からんな。どうなのかね、え〜と、赤い竜の君は?」
テオ「………………………。」
テオは微動だにしない、ただ目の前の人間達をじっと眺めている。もしテオがいた世界の竜がこの光景を見たなら『こんなに混乱しているテオは見たことない』と口を揃えていうだろう。それほどテオは目の前の事態についていけていなかったのだ。
テオ「(……この人間達は何を行っているのだ…??竜の生態がわからない?…竜という存在を全く知らないのか?そんな人間がいるはずが……。)」
テオが混乱している最中、固まっていた船員達が漸く目の前の事態を飲み込み動き出した。
「「「「………………はぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」」
「何行ってんすか船長!!!早く逃げますよ!!!」
「早くしねぇと喰われちまう!!!」
「副船長もなんでそんな冷静なんですか?!」
「シャンクス!!さっさとバギーの馬鹿を起こせ!!逃げるぞ!!」
シャンクス「わ、わかった!!おい、起きろバギー!!」
バギー「………(ブクブクブク)」
テオ「…………おい、人間達……。」
「「「「…………………え?????」」」」
テオ「…人間なんぞ食べるわけなかろう。それよりも「「「「喋った〜〜!!!!!!!」」」」……おい…。」
テオはさらに混乱してしまう。竜が言葉を話す、そんなことは当たり前でありそれを知らないことが異常なのだ。
たが、その当たり前はテオが元々いた世界での話なのだが。
ロジャー「おぉぉぉぉ!!スゲェな!!お前喋れんのか!!」
レイリー「…これは驚いたな、君は人間の言葉がわかるのか?」
シャンクス「いやいやあり得ないでしょ!!何でさっきからレイさんはそんな普通に対応してんですか?!」
テオ「(……一体どういうことだ?眼が覚めると海岸、今度は竜のことを全く知らない人間達…。まるで別の世界だ…。……ん?別世界…?)」
ロジャー「なぁ!!お前はどこから来たんだ?!グランドラインから東の海に来たのか?」
レイリー「ふぅむ、もしかして君は悪魔の実の能力者なのかね?たしか動物の姿になる能力があると噂で聞いたのだが。」
シャンクス「いや、だから何であんた達はそんな通常運転なんだよ!!バギーとか気絶通り越して昇天しかけてるぜ!!!」
バギー「…………(チーン…)」
テオ「(…グランドライン、東の海、悪魔の実、能力者、私が聞いたことのない言葉が幾多も出てきた…。そしてアクノロギアのブレスを受けた際、あそこにはエクリプスがあった。もしかすると……)…そこの銀髪の人間よ、聞きたいことがある。」
レイリー「うん?私かね?」
テオ「そうだ、少し確認したいことが「なぁなぁ!!お前は火とか吐けるのか?!飛べるんなら乗せてくんねぇか!!」………。」
レイリー「…あー、すまんね。こいつは興奮するとこうなるのだ。取り敢えず少し黙るよう言ってこよう。」
テオ「…………(あぁいう生き物は初めてだな。正直苦手だ…)。」
更新できなくて本当にごめんなさい(泣)
まだ不定期の更新になりそうですが、絶対に失踪だけはしません!