龍に育てられし息子と麦わらを被った男の出会い   作:レイリーン

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竜と人間のお話し合い

テオ「…では、ここは世界を縦断する赤い土の大陸《レッドライン》と四つの海があり、中心に偉大なる航路《グランドライン》、それを挟むように凪の海《カームベルト》が存在している、というわけだな?」

 

レイリー「そうだ。…しかし、こんなことは子供でも知っていることだよ?きみはいままでどこにいたのかね?」

 

テオを見て騒いでいた船長を(物理的に)落ち着かせてから、テオとレイリーはこの世界について話していた。その中でレイリーはあまりに世界のことを知らなすぎるテオに驚き、テオもまた違う世界に来てしまったことに内心驚いていた。

 

テオ「…そうだな、お前との話で私はとんでもないところに来たということがわかった…」

 

レイリー「??どういうことかね?」

 

テオ「突拍子も無いことを言うが、どうやら私は別世界に来てしまったようだ。」

 

レイリー「???別世界???」

 

テオ「そうだ。私がいた世界では偉大なる航路(グランドライン)は存在しない。ましてや世界を二つに分かつ赤い土の大陸(レッドライン)など見たこともない。過去か未来に渡った可能性もあったが、そのような大陸などなかった。それに能力者といったな?私がいた世界では魔法使いはいても能力者という呼び方はしていない。」

 

レイリー「!!君のいた世界では魔法使いがいるのかね!!!」

 

テオ「ああ。水を操る者、氷を生み出す者、身体を鉄に変える者、様々な魔法があり、それを扱う者たちもまた様々だった。」

 

レイリー「…まるでこちらの世界の能力者だね。その点は君のいた世界と似ているのかもしれないな。」

 

テオ「先ほどがら気になっていたのだが、能力者とはなんなのだ?私がいた世界の魔法使いのようなものか?」

 

レイリー「能力者というのは悪魔の実を食べた者のことだよ。この世界には大きく分けて3つの種類の悪魔の実があり、この実を食べた者は泳げなくなるかわりに様々な能力を手に入れることができるのさ。」

 

テオ「???3種類しかないのか?」

 

レイリー「大まかに分けるとそうなるのだよ。超人系(パラミシア)動物系(ゾオン)、自然系(ロギア)という種類で、それぞれ能力に特徴があるんだ。超人系(パラミシア)は何かの物の力を手に入れることが多い。身体から棘を生やすことができるトゲトゲの実や身体を透明にすることができるスケスケの実といった物がある。」

 

テオ「(我々の世界の多くの魔法がこれに該当するな。付加術(エンチャント)のようなものか。)」

 

レイリー「次が動物系(ゾオン)。これは文字通り動物の力を身に付けることができる。この実を食べた者は動物の姿になることができるようになる。イヌイヌの実モデル狼、といったようにね。他にも獣人形態にもなれるし、自らの意思で元の姿になることも可能だ。」

 

テオ「(これは接収魔法(テイクオーバー)に似ている。我々の魔法とここまで似通っているとは…。)」

 

レイリー「最後に自然系(ロギア)だが、これは悪魔の実の中でも最強と言われている。この悪魔の実を食べた者は実の名前の物そのものになるんだ。」

 

テオ「…???どういうことだ?」

 

レイリー「例えば火の力を手に入れる悪魔の実、メラメラの実というものがあったとする。この実を食べた者は体が火そのものになるため物理攻撃が一切通用しない。火に銃弾を打ってもすり抜けるだろう?このように自然系(ロギア)の能力者には弱点を突くしか突破法がないのだよ。」

 

テオ「…成る程。たしかに自然系(ロギア)は厄介だな。我々の世界にも体そのものを自然物に変化させる者は稀だったな。」

 

レイリー「噂では自然系(ロギア)の能力者にも攻撃できるようになる方法があるそうだが、我々もまだそのようなものは見たことがないな。まぁ噂程度のことだから、真実かどうかはわからんがね。」

 

テオ「いくつか気になったのだが、悪魔の実というのは何処にあるのだ?どこかで作っているものなのか?」

 

レイリー「いや、悪魔の実はどこで生まれ、誰が世界に広めているのか全く分かっていないのだ。海に漂っていものを拾うか、拾った実を売っているものから買い取るか、もしくは持っているものから奪うか、いずれかが実を手に入れる手段になる。そのため悪魔の実は非常に高価でそれ故に偽物も多く、さらにどのような能力を手に入れるかも食べて見なければわからない、なかなかにリスクが高いものなんだよ。」

 

テオ「成る程。では次の質問だが、悪魔の実は複数食べることはできるのか?」

 

レイリー「私も直接見たわけではないが、複数の実を食べた者は体が爆発して死んでしまうらしい。そのため能力を二つ以上持っている者はいないらしい。」

 

テオ「そうか。…しかし能力者というものは本当に我々の世界の魔法使いと似ている。面白いものだな。」

 

レイリー「では次に私から質問なのだが、君は別世界から来たといったね。どのような手段を使ってこの世界に来たのだ?」

 

テオ「……そうだな。まずは私がいた世界のことを話すことになるがいいか?長くなるぞ?」

 

レイリー「なに、構わないよ。我々も航海を急いではいないからね。」

 

テオ「……わかった。」

 

 

 

 

テオは静かに、自分がいた世界でなにが起こったのか語り始めた……。




更新が一月以上できなかった理由……



御免なさい(大汗)
単純に仕事量の増加に伴うモチベの低下です(泣)

新年度になって落ち着いていく予定ですので、更新速度を上げていきたいです。
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