龍に育てられし息子と麦わらを被った男の出会い   作:レイリーン

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ワンピース編(原作開始前)
竜のいない世界で運命の出会い


ザザアァァン…、ザザアァァン…。

 

テオ「……うぅ、うん………?」

 

何処から聴こえる波の音と照りつける太陽の光にテオは目を覚ました。

 

テオ「………!!!!!」

 

目を覚ましたテオは絶句してしまう。先程までアクノロギアと戦っていたはずなのに、目を覚ますと砂浜に寝そべっていたのだ。

 

テオ「(ここは何処だ…!なぜこのような場所に私はいるのだ…!)」

 

テオはアクノロギアのブレスを自身の切り札である『超新星』で相殺したまでは覚えている。ならばその衝撃で気絶し海に落下してここに打ち上げられたのがと推測するが、即座にその予想を否定する。

 

 

テオ「(あの戦いは大陸の中央付近で行なっていた。あの場所から海まで飛ばされるとはとても考えられん。しかも万が一海まで飛ばされてこの海岸に流れ着いたとしても、体が少しも濡れていないことは説明がつかない。)」

 

混乱するテオだか、ひとまずここが何処なのか確かめるため体を起こそうとする。

 

テオ「ぐっ!!!」

 

その瞬間、身体中を激痛が走った。アクノロギアの全力のブレスを受け、さらには全ての魔力を使い切ってしまったのだ、当然の状況である。

 

テオ「(いかんな…。体が言うことを聞かん。しかも魔力までも枯渇している。暫く体を休める必要があるな…。だが、アクノロギアがそれを許すかどうか……。)」

 

テオはゆっくりと体を起こし、砂浜の奥にある森へと入って行く。暫く進むと大きな洞窟が見えてきた。

 

テオ「(丁度いい、ここで暫く休むか…。アクノロギアに見つかったら、覚悟を決めねばならんな…。)」

 

洞窟の奥に進むと行き止まりになっており、そこに5つの大きな箱が置かれている。

 

テオ「(…??ここには誰かが来ているのか?その割にはススだらけでずいぶん古ぼけているが…?)」

 

テオは爪を器用に使い箱にかけられていた錠を切り裂く。すると、箱の中には眩い光を放つ金貨や宝石がちりばめられた装飾品が所狭しと詰め込まれていた。

これを見つけたのが人間であれば洞窟の中は歓喜の声で満たされていただろう。たが、生憎今回この財宝を見つけてしまったのは竜のテオ・テスカトルであった。

 

テオ「(…眩しすぎるぞ、寝るときに邪魔になる。石炭であれば腹の足しになったものを…。)」

 

テオは財宝に全く興味を示さず、さっさと箱に蓋をして洞窟の隅に追いやった。そして体を横にしゆっくりと目を閉じて体を休め始める。

 

テオ「(まずは傷を癒さねばならん…。何をするにしても、まずはそこからだな…。)」

 

 

 

 

 

 

その頃、テオが目を覚ました砂浜の先の海上に一隻の船が現れていた。

 

???「船長〜!島が見えましたよ〜!!」

 

???「おぉ!!やっとか!!もう食料も無くなりかけてたし、丁度良かったな!!」

 

???「いや、船長が食料が少なってんのに毎日宴会すっからでしょ!!もう非常食しか残ってねぇよ!!」

 

???「まぁそう言うなよ、お前も飲んで毎日真っ赤になってたじゃねぇか。」

 

???「誰が真っ赤なお鼻じゃあ!!!」

 

???「いや、鼻は言ってねぇぞ?」

 

???「しかし、なぁんであの島になかなか辿り着けなかったんだ?見た感じ普通の島だがなぁ?」

 

???「おそらくこの辺りの海流のせいだな。まるであの島を守るように流れていて、普通に航海していてもたどり着かないようになっているのだろう。だからこそ、宝の隠し場所としては最適なんだろうな。」

 

???「成る程、不思議島ってわけか!!」

 

???「…まぁ、その認識で間違いないな…。」

 

???「よぉぉし!!野郎ども、上陸だぁぁぁ!!」

 

「おぉぉぉぉ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『厄災』の竜と麦わらを被った海賊、本来ならば交わることのなかった者達の出会いは、すぐそこまで迫っていた……。




勢いに任せて更新です!!

さて、テオの近くに現れた海賊団、果たして誰なんですかね?
(すっとぼけ)
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