龍に育てられし息子と麦わらを被った男の出会い 作:レイリーン
島を発見した船員達は船の錨を下ろし、小船に乗り換えて上陸した。
???「さて、ようやくこの島を見つけたのはいいが、肝心のお宝は何処にあんだろうな?」
???「まぁ、島中を散策するしかないだろう。ついでに食料も確保しなければならないしな。」
???「船長、とりあえず森に入ってみねぇか?見た感じ、奥の方には岩山もあるようだし、洞窟とかあるかもしんねぇぞ?」
???「そうだな、じゃあ取り敢えず…「船長ォォォ!!大変だぁぁぁ!!!」……なんだぁ?」
先に上陸していた赤い鼻の船員が血相を変えて船長の元に走って来た。
???「一体どうした?猛獣でも出たのか?それならとっ捕まえて今日の食料にしちまえよ。」
???「そんな生易しいもんじゃねぇよ!!!とにかく、こっちに来てくれ!!!」
船長と呼ばれた人物と周りの船員達は首を傾げながら赤い鼻の船員についていく。暫く進むと、砂浜に大きな足跡があり、その足跡は森の中に続いており巨大な獣が通って行った後も確認できた。
「なんだ、この足跡!!」「かなりデケェぞ!!」「おいおい、マジかよ……。」
???「この島はヤベェよ!!!こんなデケェ足跡残す猛獣がいるなんて聞いてねぇ!!すぐ出航しましょうよ、船長!!」
???「(……妙だな?この島に猛獣がいるなんて情報はなかったぞ?それにこの足跡……。明らかに体を引きずっている。まるで深手を負ってしまっているようだ……。)…船長、どうする?一旦船に戻って島を観察するか?」
???「…………。」
???「…?どうした、船長?」
銀髪の男が船長と呼ばれている男に話しかけるが返事がない。よく見ると体を震わせており、目はまるで少年のように輝いている。
???「(…あ〜、これはダメな方だな…。)」
???「……うおぉぉぉぉ!!スゲェェェ!!こんなデケェ足跡残す動物がこの海にいたのか!!よし、こいつを捕まえて冒険に連れていくぞ!!!!」
「「「「いや、なんでだよ!!!!」」」」
船長と呼ばれている麦わら帽子をかぶった男は森の中に駆け出し、周りの船員達は慌てて追いかけていく。
???「(…やれやれ。一味のトップになっても、あいつは全く変わらんなぁ…)…はぁ、仕方ないか…。」
麦わら帽子をかぶった男は足跡を辿りながら森を進み、やがて大きな洞窟をみつけた。
???「おぉぉ!!!ここにあの足跡の動物がいんのか!!よし、早速……!!」
「「「「待ったぁぁぁぁぁぁ!!!」」」」
???「グエェッ!!」
追いついた船員達は一斉に船長の元に殺到し、なんとか止めようと次々に船長は飛びかかっている。
「何考えてんすか!船長!!」「猛獣連れて航海するってバカですか!!」「こんなデケェ足跡の動物が船に乗るわけねぇでしょ!!」
???「船長!!こんな島さっさと出ましょうよ!!絶対ェロクなことにならねぇよ!!」
???「まぁそう言うなよ、案外おとなしい動物かもしれないぜ。」
???「ウルセェ!!おまえは黙ってろ、赤髪!!」
ズシッ…、ズシッ…、ズシッ…
「「「「…………え????」」」」
重厚な足跡が洞窟から響いてくる。その足音の正体が洞窟から現れた時、その場にいた者達は言葉を失った。
「「「「……………………………。」」」」
そこには傷だらけではあるものの、圧倒的な体躯に、紅く煌めく鱗をたなびかせ、全てを喰らうかのような牙を生やした、恐ろしい姿の竜、テオ・テスカトルがいた。
人間は自身が処理できない事態に直面した際、大抵は行動が止まってしまう。それは目の前のことに理解が追いついていないこともあるが、ほとんどの場合は脳が理解することを拒否してしまうからである。目の前のことを理解してしまえば、後には絶望の未来しかないのであればなおさらである。
ましてや今男達の目の前に現れたのは竜、この世界では空想上の生き物として捉えられており、どう考えても自分たちが捕食される未来しか見えない。男達のほとんどはこの短い間に走馬灯を見ていただろう。ちなみに、赤い鼻の男は泡を吹いて気絶している。目の前の現実を見ずに済んでいるのは、ある意味幸運だろう。
そう、ほとんどの場合はそうなってしまうが、中には例外もあるのである。
???「……おぉぉぉ!!!本物の竜だぁぁぁぁぁぁ!!!!」
例外に該当していた麦わら帽子を被った男は、竜の前に立つと高らかに叫ぶ。
???「俺の名前はロジャー!!!なぁ、お前、
俺の仲間にならねぇか?!
ようやくワンピースのキャラとテオが出会いましたよ!!
これからテオさんはどうするんでしょうね??
携帯からの投稿って、文字を大きくしたりするのが難しいですね(汗)
パソコンからしたいけど、今は修理中なんですよね…(泣)