1月もそろそろ終わりですね……
それではどうぞ。
「眺めがいいね……」
「ですぅ…… これで景色が溶岩じゃなければ最高なんですが」
「…まぁ…そうだけど……」
僕達は気球に乗っています。
気球といっても溶岩の熱気を利用した物で、別の気球に
乗り継いだりと移動してるので移動する際は大変だけど……
ぐぐぅ~……
何やら隣からすごい音がしたので、
チラッと視線を向けると羽入ちゃんが顔を赤くしながら俯いていた。
どうやら彼女のお腹の音のようだ……
「あ、あうあう……///」
「お腹……空いたの?」
「あう!? そ、そんな事は……」
ぐぎゅるる~……
口では否定してるが、
お腹は正直なようだ。それにしてもさっきより凄い音だね……
(…何かなかったかぁ?)
腰に付けてあるポーチの中から何か食べ物はないか探す。
するとちょうどいい物を発見した。
「ここに来る途中で作った蒸しパンがあるけど……食べる?」
そう。蒸しパンである。
実は海賊船にいた、あの馬鹿デカい海賊ハットを被った鷹が所持していた卵を材料に作った僕の手作りである……
「食べるのです♪」
「…はい。こぼさないようにね?」
「いただきますなのです♪」
蒸しパンを口に運びハムハムと食べる彼女。
その姿はまるでハムスターのようだった。
証拠に両頬が膨らんでいる……
「? 穹、どうかしましたか?」
「んー? 美味しそうに食べる羽入ちゃんが可愛いなぁーって……」
「っ!? い、いきなりなんですか!?」
「…あれ? 声に出してた?」
「あうあう……そういう不意打ちはズルいのです……///」
どうやら声に出してしまったらしい……
当の彼女は顔を真っ赤にしながら何かを呟いていた。
「あ、あの……/// 穹!」
すると食べかけ……というか、
一口サイズにちぎった蒸しパンを僕に向けている羽入ちゃんがいらっしゃった……
Why……?
「あ、あ~ん……」
「は、羽入ちゃん? これは一体……?」
「ぼ、僕だけ食べるなんて不公平なのです。それとも…こういう事をされるのは嫌でしたか……?」
…あのさ?
上目遣いは反則だと思うんだよ僕。
一部の人しか視認できない美人な女の子(オヤシロ様)から、あ~んなんてされるなんて
思ってもなかったし……っていうか、よくよく考えたら僕の彼女じゃん……
「い、嫌じゃないよ!? そういう訳じゃないっていうか……」
「そ、それならいいですよね? だって僕達……夫婦なんですから///」
後半辺り何て言ったのか聞こえなかったけど、
されるがままになりました……
「あ、あ~ん……」
「あー…ん、むぐ……」
「お、美味しいですか?」
「…う、うん。我ながら良い出来だと思う……」
「「…………///」」
出口に着くまで、
僕達2人はお互いの顔が見れなかった……
は、恥ずかしい……///
読んでいただきありがとうございます。
本日はありがとうございました。