ロストワールドのなく頃に   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
続けて投稿します。
ロープアクションの基本って言ったらここだよね?

それではどうぞ。


第2話 メインマストクライシス

サイ(後で知ったが名前はランビ)から貰った食べ物を

食べ終わった僕達は今、船のマストに来ています。

 

「た、高いのです………」

「羽入ちゃんは浮いてるから平気じゃないの?」

「で、でも怖いのです!」

 

ちなみに彼女は僕に憑依してる状態なので問題ない筈なんだが………

でもやっぱり神とはいえ、そこは女の子。

怖いものは怖いらしい………

 

(それにしても晴天だなぁ……)

 

ロープを使い登りながら思う。

ただ風が強い……

綱渡りしてるオレンジ色のワニを踏み倒しながら次のロープに飛び乗る。

 

「…よいしょっと」

「あうあう、穹、少し休みませんか?」

「そうだね。僕も疲れたし……」

 

ここまで登ってくるまで黒いクワガタとか、

オレンジ色のワニに遭遇してたからねぇ……

 

(…というか何でマストに大砲があるんだろ?)

 

魔法で紅茶の用意をして思ったが、

やたらとデカい大砲がマストにポツンと鎮座していたのだ。

まぁ…別に弄らないから関係ないけど……

 

「お茶請け…シュークリームでもいい?」

「シュークリーム!?」

 

シュークリームと聞いた羽入ちゃんがキラキラした目で詰め寄ってきた。

昔から大好きだもんねぇ……

ちなみに梨花ちゃんは甘いものはそこまで好きじゃない方。

 

「はい。どうぞ。」

「いただきますなのです♪」

 

美味しそうに頬張る羽入ちゃん。

あぁ……口の周りにクリームがついちゃってるよ。

 

「あう? どうかしましたか?」

「…いや、何でもないよ」

 

小首を傾げる彼女。

その動作に見惚れてしまっていたのは内緒である。

 

 

 

 

休憩を終えた僕達は、

再びロープを使い上へと登って行く……

 

(結構ロープの作りが凝ってるなぁ……ほんと)

 

今更気づいたけど、

ロープ自体の作りが結構頑丈だった。

他のロープも同じく多少乱暴に扱ってもいいように繊維も細かかった……

オレンジ色のワニがロープを登っては降りるという、ふざけた行動をしていたのか……

何のためにやってたのかは理解しがたいけど。

 

(…ロープ、ロープ……縛りプレイ?)

 

心が汚れているのか、

ロープであらぬ事を考えてしまった……

いや別にね? そういう趣味はないよ?

ただ単純に、どういう感じなのかなーって思っただけだし。

いや、それ以前にそんな事を考えた時点でアウトじゃん……

 

「あうあう、そろそろ頂上みたいなのです」

「…あれ? もう?」

「なのです♪」

 

なんかその言葉を聞くと電を思い出すよ。

特にカレーとシチューが……

そんなこんなでマストに飛び乗る。

 

「羽入ちゃんって視力は良い方だっけ?」

「はい♪ 僕の視力は…………………………秘密です♪」

 

これは俗に言う乙女の秘密とやらだろう。

よく羅奈と如月、クイナが使っていた単語だった気がする。

 

「ところで、こっからだと何が視える?」

「あう……そうですね…… ここからだと大きな鳥の巣しか視えないのですよ」

「…ほんとだ。ちょっとしか視えないけど鳥の巣があるね」

 

目を凝らして見ると、

羽入ちゃんが言ってた通り大きな鳥の巣がチラッと視えた。

どうやら船の先端付近のマストにあるようだ……

 

「…とりあえずここから下まで降りれるみたいだから行こっか?」

「あう!? 今度は飛び降りる気ですか!?」

「…それしかないからね」

「じゃあ僕は穹にしがみ付いているのです!」

「それは構わないけど……」

 

 

彼女の色んなところが体に当たるので、

どっちかっていうと怖さより理性が持つかどうか心配だった。

 




読んでいただきありがとうございます。
本日はありがとうございました。
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