続けて投稿します。
ロープアクションの基本って言ったらここだよね?
それではどうぞ。
サイ(後で知ったが名前はランビ)から貰った食べ物を
食べ終わった僕達は今、船のマストに来ています。
「た、高いのです………」
「羽入ちゃんは浮いてるから平気じゃないの?」
「で、でも怖いのです!」
ちなみに彼女は僕に憑依してる状態なので問題ない筈なんだが………
でもやっぱり神とはいえ、そこは女の子。
怖いものは怖いらしい………
(それにしても晴天だなぁ……)
ロープを使い登りながら思う。
ただ風が強い……
綱渡りしてるオレンジ色のワニを踏み倒しながら次のロープに飛び乗る。
「…よいしょっと」
「あうあう、穹、少し休みませんか?」
「そうだね。僕も疲れたし……」
ここまで登ってくるまで黒いクワガタとか、
オレンジ色のワニに遭遇してたからねぇ……
(…というか何でマストに大砲があるんだろ?)
魔法で紅茶の用意をして思ったが、
やたらとデカい大砲がマストにポツンと鎮座していたのだ。
まぁ…別に弄らないから関係ないけど……
「お茶請け…シュークリームでもいい?」
「シュークリーム!?」
シュークリームと聞いた羽入ちゃんがキラキラした目で詰め寄ってきた。
昔から大好きだもんねぇ……
ちなみに梨花ちゃんは甘いものはそこまで好きじゃない方。
「はい。どうぞ。」
「いただきますなのです♪」
美味しそうに頬張る羽入ちゃん。
あぁ……口の周りにクリームがついちゃってるよ。
「あう? どうかしましたか?」
「…いや、何でもないよ」
小首を傾げる彼女。
その動作に見惚れてしまっていたのは内緒である。
休憩を終えた僕達は、
再びロープを使い上へと登って行く……
(結構ロープの作りが凝ってるなぁ……ほんと)
今更気づいたけど、
ロープ自体の作りが結構頑丈だった。
他のロープも同じく多少乱暴に扱ってもいいように繊維も細かかった……
オレンジ色のワニがロープを登っては降りるという、ふざけた行動をしていたのか……
何のためにやってたのかは理解しがたいけど。
(…ロープ、ロープ……縛りプレイ?)
心が汚れているのか、
ロープであらぬ事を考えてしまった……
いや別にね? そういう趣味はないよ?
ただ単純に、どういう感じなのかなーって思っただけだし。
いや、それ以前にそんな事を考えた時点でアウトじゃん……
「あうあう、そろそろ頂上みたいなのです」
「…あれ? もう?」
「なのです♪」
なんかその言葉を聞くと電を思い出すよ。
特にカレーとシチューが……
そんなこんなでマストに飛び乗る。
「羽入ちゃんって視力は良い方だっけ?」
「はい♪ 僕の視力は…………………………秘密です♪」
これは俗に言う乙女の秘密とやらだろう。
よく羅奈と如月、クイナが使っていた単語だった気がする。
「ところで、こっからだと何が視える?」
「あう……そうですね…… ここからだと大きな鳥の巣しか視えないのですよ」
「…ほんとだ。ちょっとしか視えないけど鳥の巣があるね」
目を凝らして見ると、
羽入ちゃんが言ってた通り大きな鳥の巣がチラッと視えた。
どうやら船の先端付近のマストにあるようだ……
「…とりあえずここから下まで降りれるみたいだから行こっか?」
「あう!? 今度は飛び降りる気ですか!?」
「…それしかないからね」
「じゃあ僕は穹にしがみ付いているのです!」
「それは構わないけど……」
彼女の色んなところが体に当たるので、
どっちかっていうと怖さより理性が持つかどうか心配だった。
読んでいただきありがとうございます。
本日はありがとうございました。