青い……というより水色のアニキが初登場したステージです。
それではどうぞ。
マストから飛び降りた僕達2人は、
甲板近くに来ていた……
大きな樽が積み木みたいに詰まれてる場所だった。
「いやー……スカイダイビングしてるみたいだったね?」
「ぼ、僕はそれどころじゃないのです………」
軽く感想を述べたところ、
ちょっとだけ涙目になりながら僕を見てきた羽入ちゃん。
飛び降りてる間、案の定、僕にしがみ付いてきた………
しかも………
『あうあうあうあうあうあうあうあうあう!?』
『羽入ちゃん!? あんま叫ぶと舌噛むから!!』
『怖いのです!! 怖いのですぅ~!!』
っていうやり取りが空中で行われていたのがほんの数秒前。
…で、彼女を慰めてるという状況に至ります。はい。
「うぅ…穹ぁ……」
しまいには泣き始めてしまった。
こうなってしまったら彼女は中々泣き止まない……
なので僕は手を繋いであげる事にした。
こうすると大抵の確率で泣き止んでくれるのだ。
「…落ち着いた?」
「はい…なのです……うぅ、最悪なのです…また穹に…こんな…」
泣き止んだのはいいが、
顔を俯いていた。しかも気のせいか真っ赤な気がする……
証拠に耳辺りから蒸気が出ていた。
(とりあえず先に進むか……)
立ち止まっても埒が明かないので、
手を繋いだまま先に進む事にした……
(なんか水色のワニが親切なんだけど……)
ある程度進んだ時に思ったのだが、
水色の二足歩行で更に筋肉がガチムチなワニが僕と羽入ちゃんが通ると、親切に道を開けてくれたのだ……
しかもホッピングをしてるワニが邪魔しにくると、空気を読めと言わんばかりに拳骨をかましてズルズルと引き摺って立ち去って行った。
(…あれ? もしかしてワニにも良い奴と悪い奴がいるのかな?)
一瞬そう思ったが、
もしかすると偶然なのかもしれないので保留という事にする。
「…あっ、道が断絶されてる」
先に進もうとしたが、
道が断絶されていて通れなくなってしまっていた……
遠回りをしようにも通れる場所がない。
「僕が先に行って何か使えないか見て来るので穹はここで待っててください」
「…1人で大丈夫?」
「あう♪ 大丈夫なのです♪」
そう言うと羽入ちゃんは、
断絶された道の先に飛んで行った。
しばらくすると……
「穹~、ロープを見つけたのです~」
羽入ちゃんがロープを僕に見せてきた。
結構な長さだな……
何かに使えないかと思い上空を見ると、フックがぶら下がっていた。
あ、これは使えるかも♪
「羽入ちゃんー、そのロープをそこのフック目掛けて投げてくれなーい?」
「分かったのです~」
フックに狙いを定めロープを投げる羽入ちゃん。
するとどうだろうか?
ロープは見事にフックに引っかかった。
(これなら……)
ロープに向かって飛び乗り、
それを伝いながら羽入ちゃんが待つ向こう岸まで移動する。
結構スイスイ行けるな……
「よいしょっと。羽入ちゃん、手伝ってくれてありがとね?」
「僕にかかればちょちょいのちょい、なのです♪」
「あはは、そうだね?」
気づけば夕方になっていた。
あ! あんなところに小屋がある。
今日は遅いしあそこで休もうと僕が提案すると……
「あ、あうあう……/// な、なんか意味深なのですよ……///」
顔を真っ赤にしながら、
コクコクと頷く彼女が居ました。
…僕、何か変な事でも言っちゃったのかな……?
読んでいただきありがとうございます。
本日はありがとうございました。