ロストワールドのなく頃に   作:ゆるポメラ

8 / 19
ゆるポメラです。
第2章『マグマの洞窟クロコドーム』始まります。
2でスクイッターが初登場したステージになります。

それではどうぞ。


第2章 マグマの洞窟 クロコドーム
第7話 溶岩クロコジャンプ


翔鶴を助け出した僕達は、

ワニの形をした洞窟内にいます……

 

「あ、熱い……」

「な、なのです……」

 

いやー……熱い、熱い。

とにかく熱い!!

洞窟に入った時点で熱気が凄いと思ったけど、

まさかここまでとは思わなかったよ……

 

(ほんとに何か手掛かりがあればいいんだけど……)

 

翔鶴が言うには、

この洞窟に何か光る物体が視えたらしい。

表現が曖昧だが奥まで進んで捜すしかないだろうなぁ……

 

「あう…… 熱いので服を脱ぎたいのですよ……」

「お願いだから脱ぐのは止めてね?」

 

割と本気で巫女服を脱ごうとした羽入ちゃんを止める。

せめて半袖版の巫女服にしたらと提案すると……

 

「…水着じゃダメなのですか?」

 

上目遣いでお願いされたが却下した。

そんな事されたら僕の理性が持たないよ……

こんな暑い場所で水着になられたら、羽入ちゃんの汗ばんだ姿や、

言いにくいが…その… お胸様を直視してしまいそうだからである……

 

「………………別に僕は見られても気にしないのですよ

「何か言った?」

「なんでもないのです。とりあえず半袖で我慢するのです」

 

その場で一回転すると、

あら不思議! 半袖版の巫女服を着用した羽入ちゃんの姿が。

 

「提案した僕が言うのもなんだけど、久しぶりに見たかも」

「そうですね、梨花達とプールに行った時以来ですね」

 

そういえばあの時は、

圭一兄とソウルブラザーズの皆さんがはっちゃけてたっけ……

しょうもない事で機動隊の皆さんが動いたり、富竹さんが胸板で弾丸を防いだりと何とも言えない休日だったのは今でも覚えてる。

 

「あ! また大きな箱があるのですよ」

 

羽入ちゃんが指を差した方に目をやると、

そこには蜘蛛の絵が描かれている大きな箱があった。

…えっ? まさか今度は蜘蛛が入ってるの……?

 

 

ーーバコンッ!!ーー

 

 

箱から現れたのは、靴を履いた蜘蛛だった。

なんかオシャレさんだな……

ここまでくると背中に乗れって事なのだろう……

 

「あうあう♪ 意外と座り心地が良いのですよ♪」

「確かに。…なんかクッションみたい」

 

蜘蛛の背中は、

ふかふかのクッションみたいで座り心地が良い……

蜘蛛の背中に乗れるというのは普通は体験できないと思うんだけどね……

 

「それにしても、溶岩に浸かっているワニは熱くないのでしょうか?」

 

羽入ちゃんが呟く。

実は蜘蛛に会うまで溶岩に浸かっているワニの頭を踏んできたのだ。

踏んでもワニは何ともいわずボーっとしていた……

 

「さしずめ……ジャンプ台?」

「その言い方だと……なんか踏み台みたいに聞こえるのです」

「…まぁ、要は言い方だよ。うん……」

 

そんな話をしながら先に進むと、

断絶した場所を発見した。

下手に進めば溶岩に落ちてシャレにならない……

 

「グプッ!!」

 

 

すると蜘蛛が自分の蜘蛛の巣を吐き出し足場を作ったではないか!

 

「…そっか。これを利用して向こうに行けば……」

「奥まで行けるのです!」

 

 

もしかして、

この蜘蛛って天才!?

その後も僕達2人は蜘蛛の助けで奥まで進む事ができた。

 

 

 

 

 

 




読んでいただきありがとうございます。
本日はありがとうございました。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。