自由への飛翔   作:ドドブランゴ亜種

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五話のほのぼの……と言っていましたが七話にすることにしました、はい。


第2話 <妖精の指先>

 □<アムニール> 【騎神】ヴィーレ・ラルテ

 

 

 

 

 

 「……あれ?」

 

 

 フェイに《騎乗》し、真っ直ぐに<アムニール>へと戻ってから五分。

 私は目の前の建物に戸惑いを隠せないでいた。

 

 

 「……どうしたの、ヴィーレ」

 

 「え、あ、うん。別に何もない? ――んだけど……」

 

 

 突然、立ち止まり声を漏らした私。

 視線は真っすぐに目の前の建物へ注視し、何かを確認するかのように隅から隅まで確認する。

 そんな様子を心配してか、隣に立つシュリちゃんが心配そうに私を見上げた。

 どこか眠たげな細い目と交差する私の視線。

 ……可愛い。

 そんな私の胸ほどまでの身長しかないシュリちゃん、その周囲にはホオズキの姿は見当たらなかった。

 

 ――私とシュリちゃんは新たな防具を作って貰う為に。

 ――ホオズキは【山岳隻甲 タロース・コア】の性能確認がてらのクエストに。

 

 <アムニール>に到着すると同時に、その場で一時的にパーティーを解散したからだ。

 その後、レズのいる工房を目指して私達はここまで歩いてきたのだが……

 

 

 「……なんだか以前来た時とは、全然工房の外装が違っているんだよね」

 

 

 『マップ』を頼りに歩き、辿り着いた【裁縫職人】であるレズの工房。

 記憶に残っているのは『民家に紛れ込むようにポツンと建っている掘っ立て小屋』のような工房なのだが……私の視線の先に建つ建物は、記憶のモノとは全く別のモノだった。

 

 

 ――工房らしい……レンガ造りの煙突付きの一軒家。

 

 ――店先に立て掛けられた<妖精の指先>と書かれた看板。

 

 ――そして……店先に掘られた(・・・・・・・)変態用の墓穴(・・・・・・)

 

 

 ……一部よく分からないモノもあるが、その外見は以前とは比べ物にならない程、立派なものになっていた。

 私は再び『マップ』で場所を再確認するが、

 

 (うん、やっぱりここで間違いない)

 

 一度行ったことのある場所のみ書き込まれる『マップ』。

 その『マップ』は確かに目の前の工房がレズの……以前の工房であることを指し示していた。

 

 

 「……入らないの?」

 

 「入るんだけど……その、心の準備が、ね?」

 

 

 変わらず不思議そうに私を見上げるシュリちゃん。

 私はそんなシュリちゃんに苦笑しながら、こわばった声で返事を返した。

 大幅に変化した工房の外観。

 そして思い出すレズの性格。

 採寸――と嘘を吐かれ、身体をまさぐられた嫌な記憶が工房へ進むのを足に二の足を踏ませるだ。

 工房を前に佇む私。

 表の大通りから響く活気のある声が私たちのいる裏通りまで響いてくる。

 

 (……とは言っても、いつかは行かなきゃならないんだけど)

 

 いつまでもこうしているわけにはいかない。

 私は小さな決心を胸に、レズがいるだろう工房へと足を踏み出した。

 そして――

 

 

 

 

 

 ――ほぼ同時に独りでに開いた扉。

  その奥から覗き込むように姿を現せた小さな小人(・・・・・)と目が合った。

 

 

 

 

 

 「――ッ!?」

 

 『~~~?』

 

 

 思わず声にもならない声を上げる。

 出てきた小人はそんな私に首を傾け――何事も無かったかのように外に出てき始めた。

 それも一人だけではない。

 

 

 ――小人の身長ほどもある大きな縫い針をもった小人。

 

 ――小さな玩具のような金槌を肩に背負った小人。

 

 ――工作で使うようなキリを持った小人。

 

 

 一人目の後に続くように11人の小人がズラズラと続いて姿を現した。

 共通しているのは全員が片手に細い糸を握り、何かを引っぱって出てきているということ。

 何か大きいモノなのだろう。

 小人たちが引っ張るモノは一瞬、扉の角に引っ掛かり……強く引っ張った小人たちによって乱雑にその全様を表した。

 

 (――え?)

 

 姿を現したもの――――それは一人の<マスター>。

 抵抗できないように体中を糸で縫い合わされ、顔面をボコボコに腫れ上がらした一人の『変態』の姿だった。

 

 余りの驚きに口を開いたまま、シュリちゃんと顔を見合わせる私。

 しかし、そんなことは知らんとばかりに小人たちは変態を穴へと蹴り落とし、その上から土をかけていく。

 声を掛ける……なんて恐ろしいことは出来るわけもない。

 私とシュリちゃんは黙ってその作業――死体遺棄の現場を眺めていることしか出来なかった。

 

 

 

 ~~三分後。

 

 

 

 「……ヴィーレ」

 

 「……なに? シュリちゃん」

 

 

 小人たちが一仕事終えたとばかりに工房へと戻っていった瞬間。

 扉が閉められると同時に、隣に居たシュリちゃんが私へと声を掛けてきた。

 視線は合わない。

 ただ、呆然と二人で扉をずっと見つめ続ける。

 

 

 「……ここ、ほんとに防具屋さん?」

 

 「そう――だと私も思ってたよ、さっきまではだけど」

 

 

 先ほどだけ見れば完全に死体処理屋。

 暗殺ギルドが住まう建物である。

 

 

 「……帰る? 帰る?」

 

 「だ、駄目だよ。せっかくここまで来たんだから」

 

 「……ホオズキに付いていけば――「後でお酒買ってあげるから」――行こう」

 

 

 流石シュリちゃんだ。

 私達は扉に近づいていき、ゆっくりと扉を開ける。

 そして……その中の様子に、今日何度目か分からない驚きに目を見開いた。

 

 

 ――工房の隅、邪魔にならないように置かれた見覚えのある【潜変織蜘 アラクネー】。

 

 ――中では先ほど見た小人たちがチクチクと靴を縫い、数匹の小さな蜘蛛たちが大きな【アイテムボックス】からアイテムを【アラクネー】へと運び入れる。

 

 ――そして二人の男性の<マスター>がそれぞれ作業を続けていた。

 

 

 どうやら中はちゃんとした工房らしい。

 【アラクネー】があることからもレズの工房であることは間違いないだろう。

 吐き出す安堵のため息。

 私とシュリちゃんは工房の中へと足を踏み入れ……

 

 (――――ッ)

 

 突然、脳内で警鐘を鳴り響かせ始める《危険察知》。

 私はその警鐘に体を硬直させ、

 

 

 

 

 

 

 「――久しぶりじゃないか、ヴィーレーーー!!」

 

 「ひゃぁ!!」

 

 

 ――背後から唐突に抱きつかれたことに。

 ――細い指が一瞬で服の間をすり抜け、下着越しに触れられた胸の感覚に悲鳴を上げた。

 

 私の胸を掴んだ手は何かを確かめるように弄ってくる。

 耳元で聞こえる艶めかしい息遣いに背筋が凍る。

 こんなことしてくるのは一人だけしか――私の服の構造を知り尽くした人物しかいない。

 

 

 「フェ、フェイ!!」

 

 『KWEEEEEE~~!!』

 

 

 とっさに口から出た呼び声。

 その声に反応するように左手の紋章からフェイが飛び出し、《紅炎の炎舞》でレズを燃やした。

 薄い青――を通り越して白色見えるほどの高温の炎。 

 膨大なMPとSPを込められた最大出力の炎撃だ。

 『純竜級』モンスターでさえ、ものの数十秒で消し炭に変える攻撃。

 その炎は容赦なくレズの全身を覆い燃やしつくす――

 

 

 「え? あれ、ワタシ燃えてる? というか熱い? すっごく熱いんだけど!!」

 

 

 ――はずなのだが……

 その炎を浴びてなお燃え尽きず、炎を消そうと地面を転がり回るレズ。

 私はそんなレズから身を守るように身体を抱きしめながら距離を取った。

 

 ……と言うか何故デスペナルティになっていないのだろう?

 とても【裁縫職人】で耐えられる威力ではないはずなのだが……

 

 

 「おい、店先で暴れるな。それに女性相手にいきなり抱き着くのは止めろって何度も言っているだろう?」

 

 「……」

 

 

 地面をのたうち回るレズの声が聞こえたのだろう。

 工房の奥から二人の<マスター>がカウンターへと顔を覗かせた。

 

 

 「だってぇぇーーー! ワタシの国ではハグとほっぺにチュウぐらいは普通なんだよー!! っていうか熱い!」

 

 「いや、それやってるのはお前だけだからな? イギリスでも見知らぬ相手にハグなんてしないからな?」

 

 「……」

 

 

 呆れたようにレズに言い聞かせる男性。

 もう一人は一言も喋らないが、二人とも常識的な知識を持っているように見える。

 肩に止まり、私を心配するように見つめてくるフェイ。

 そんなフェイに感謝を伝えつつ、その紅い頭を撫でた。

 そして、

 

 

 「うちのレズが変なことしてすまなかったな。だけどそろそろあの炎を消してやってくれないか?

  レズの奴も反省しているだろうし……」

 

 

 一向に消えない炎がフェイによる固有スキルだと察したのだろう。

 レズに対して一般常識について説いていた男性が私に困ったようにお願いしてくる男性。

 レジェンダリアでは珍しい普通の人だ。

 その男性はレズの手綱を握っている――保護者のような、苦労人の雰囲気を纏っている。

 なんとなくだが……この男性が言うなら問題ないのだろう。

 

 

 「フェイ」

 

 『KWEEEEーー』

 

 

 フェイが一鳴きすると同時に炎が消える。

 地面を転がりまくっていたレズ。

 その姿は何故か、【火傷】一つ負っていなかった。

 

 

 「フゥー、危なかったぁ。あと少し遅ければ危うくデスペナルティになっていた」

 

 「そうなったらお前の自業自得だな。別にあのまま大人しく死んでくれても良かったが……」

 

 「……」

 

 

 呆気らかんと笑うレズ。

 そんな彼女に向って二人の男性が呆れたようにため息を吐いた。

 まだ出会って数秒しか経ってはいないが、三人の仲の良さが分かるような光景である。

 私とシュリちゃんはその様子を呆然と眺め――

 

 

 「ん? あぁごめん。キミと……小さなお嬢さんにはまだ二人の事を紹介してなかったね」

 

 

 私達の様子に気が付いたレズが声を掛けてきた。

 

 

 「では改めて、キミとは久しぶり。お嬢さんとは初めましてだね。私は【裁縫職人】兼、この工房<妖精の指先>のオーナーをしているレズ。

  愛称でレーちゃんとでも呼んでくれ、そしてゆくゆくはより深い関係に――」

 

 

 調子よく話し始めたレズに食い込む様に、先ほどまで話しかけてきた男性が自己紹介する。

 

 

 「俺の名前はトーマス。主に防具の中でもブーツなんかの靴を作るのに適した【高位靴職人】に就いている。

  俺の<エンブリオ>……【コビトノクツヤ】って言うんだが、完全に靴の生産に特化した<エンブリオ>を持っている」

 

 

 職人らしいと言えばいいのだろうか?

 少し厳つい体つきに無精髭を生やしたトーマスは、後ろの小人たちを指すように自身の<エンブリオ>をもまとめて紹介する。

 そして……

 

 

 「……」

 

 「あぁ、こいつは極度の人見知りでな。【皮鎧職人】のプーだ。<エンブリオ>は……俺の口からは言えないが防具の修復なんかに秀でている。こんな奴だが仲良くしてやってくれ」

 

 「あ、はい」

 

 

 人見知りらしく一貫して一言も喋らない男性。

 ――ファンタジーにおける『ドワーフ』のような姿をしたプー。

 彼は視線が合うとすぐに目を反らし……ちょこんと小さく頭を下げる。

 

 (……悪い人じゃないみたい)

 

 そんな彼に私も小さく会釈する。

 しかしこうして改めて自己紹介されたなら、私も名乗り返した方がいいのだろう。

 私はトーマスとプーに向かい自己紹介しようと向き直り……

 

 

 「あぁ、別にあんたのことは知ってるから名乗らなくても良いぜ? 【幻獣騎兵】のヴィーレだろ?」

 

 「――え?」

 

 「あんたは生産職のなかでは結構有名だからな。俺達もある程度の事は知ってるんだよ」

 

 

 ――どういうことだろう?

 レズから聞かされている、と言うなら分かるのだが生産職の間で有名とは……よく分からない。

 そんな私の雰囲気を読み取ったのだろうか。

 レズが私に分かるように説明し始めた。

 

 

 「ワタシ達、生産職ってやっぱりいいモノを作るのが一番の目的なんだけど、名前を売るのも一つの目的でもあるんだよね。いいモノ作ってたら自然と名前が売れる――っていうほど生易しい世界でもないからさ」

 

 

 ……確かにそれもそうだ。

 いいモノを作るためにはお金や素材が大量に必要になる。

 そのためにも自身の名前を売り、より多くの客を得ることが一番の近道だろう。

 だけど、そこからどう私に繋がるかは分からない。

 既に何万人といるデンドロで私の存在なんて小さなものなのだから。

 

 

 「まぁ、それでワタシたちの名前を上手く売る方法っていうのは、名前の知られている<マスター>に自分の作ったモノを使ってもらうことなんだよね。

  まぁ、何が言いたいかと言えば……『ランカー』。

  掲示板に名前の載っている人たちに使ってもらうこと」

 

 

 ……?

 

 

 「遠回しな言い方になったけどヴィーレ。キミは『ランキング』――討伐ランキング(・・・・・・・)の第12位なんだよ」

 

 「――え」

 

 「何だ、もしかして知ってなかったのかい? まぁ、キミは私の――お・て・つ・き、だから他の生産職が手を出してきてないはずだけどね!!」

 

 

 言葉を失う私。

 そんな私をおいて、レズは嬉しそうに――そして何処か誇らしげに胸を張った。

 

 (ランキング……そっか、確か三か月に一回更新されるんだっけ)

 

 そのことをひねり出すように思い出す私。

 ここ最近、大きな事件ばかりに出くわして街に居ること自体が少なかったから確認を行っていたようだ。

 

 (思えば――初めはそこまで強くなるつもりも無かったけど……)

 

 いつの間にか師匠の【騎神】を継ぎ、こうしてランキングに名を連ねている。

 これも運命というものなのだろうか?

 世の中なにが起こるか分からないものだ。

 

 レズの説明に納得する私。

 そして説明を終えたレズはどこかワクワクとした顔で私の横、隣に立つシュリちゃんへと視線を向けた。

 

 

 「それで……お嬢さんは何て――「……シュリ、それ以上近寄らないで」――くぅ~~~!!」

 

 

 いつも以上に辛辣に話すシュリちゃん。

 その言葉にレズは恍惚とした表情で身じろぎした。

 ……完全な変態だ。

 

 

 「――まぁ、とりあえずこんなところで話さないで中に入らないか? ここに来たってことは依頼があってきたんだろうし」

 

 

 そんなレズを遠ざけるように常識人であるトーマスが提案する。

 やはりこの二人はレズとは違いまともなようだ。

 私はシュリちゃんと顔を見合わせ、その提案に頷いた。

 そして……

 

 

 

 身じろぎするレズ。

 そんな彼女を引きずるように奥へ連れていくトーマス、その顔に浮かんだニヤケきった顔と鼻から垂れた鼻血に今までにない程ドン引きしたのだった。

 

 

 

 

 

 ◇<アムニール・<妖精の指策>工房>

 

 

 

 

 

 「えっと……まとめるとキミの【スカーレット act.1】の修復。そして装備制限があった【女戦士】用の装備とシュリちゃんの私服の制作の依頼――っていうことでいいのかな?」

 

 

 <妖精の指先>の工房を訪れてから二十分。

 玄関でのいざこざを終えた私達は改めて依頼の内容を詰めるために全員で話し合っていた。

 ……こんな人たちでも一流の職人ということなのだろう。

 話し合いに入った瞬間に先ほどまでのふざけた雰囲気は消え失せ、プロとしての姿を見せていた。

 

 (初めは不安だったけど……これなら安心して任せられそう)

 

 私はそんな様子に安堵のため息を吐き、レズに確認に対して頷いた。

 

 

 「制作自体は問題ないよ、前に約束した契約通り素材を提供してくれれば無償でオーダーメイドだろうと承るかなね。シュリちゃんの服の方もついでだし一緒に作ってあげる」

 

 

 何だかんだで女性に対して優しいレズ。

 お金は何だかんだでたくさんあるが使わないことに越したことは無いのでありがたい。

 

 

 「ただ……どう思う? トーマス、プー」

 

 「……難しい作業になりそうだな、小さく見積もっても二週間。いや、一週間は必要だろう」

 

 「……」

 

 

 先ほどまでの様子とは真反対。

 そこには難しい顔を並べるレズたちの姿があった。

 

 

 「えっと……どうかしたの?」

 

 「いや~、ごめんね。実は私達も装備制限がある装備を作るのは全然経験が無いんだよね。【蛮戦士】の装備制限は有名だけど【女戦士】のほうは聞いたこともないし……」

 

 「とりあえずは装備制限の解明だな。素材と付けられるスキル、後は……【蛮戦士】と同じで防具の面積の制限もあるかもな」

 

 

 ……なるほど。

 どうやら思っていた以上に難しい依頼をしてしまったようだ。

 と言っても知り合いの生産職の<マスター>なんてレズたちしか知らないので、他に頼りようもないだが。

 

 

 「あっ、そうだ! ワタシ【女戦士】が装備できそうな防具持ってるかも!!」

 

 

 みんなが頭を抱え、考えをひねり出す中歓喜の声を上げるレズ。

 彼女は嬉しそうに工房の隅に設置された大容量の【アイテムボックス】へと駆け寄り……

 

 

 「前にヴィーレと会ってから暇なときに作ったモノがあるんだよー、アマゾネスと言ったらこれ!! 

  ジャジャーン! 水着アー――「水着アーマーとかだったら燃やすからね?」――っとーーー!! あれは売れちゃってたみたいだーーー!!」

 

 

 何処かションボリとした顔で戻ってくるレズ。

 ……本当に油断も隙もあったモノではない。

 

 

 「よし……とりあえずシュリたその私服を作るぞ。そして余った時間で装備制限の解明、試作品の制作だ。

  あんたには申し訳ないが時間と……おそらくかなりの量の素材が必要になると思うが、頼めるか?」

 

 「うん、私からお願いしたことだしね。必要なアイテム類は私が集めてくるよ」

 

 

 トーマスの確認する言葉に頷く私。

 【女戦士】のレベル上げが出来ないのは残念だが、他にも出来ることはたくさんある。

 私自身よりもアロン、そして【アビス・ラビー】のレベル上げを中心としてクエストを受けて素材を集めよう。

 

 

 「よし、じゃあ早速作業に取り掛かるぞ! レズ、プー」

 

 「……一応、私がオーナーだからね?」

 

 「……」

 

 

 三人がそれぞれ自身の作業に向かう。

 そして……

 

 

 「私は装備制限の解明かー、シュリちゃんはどうする?」

 

 「……ヴィーレがお酒、買ってくれるまでついてく」

 

 「……うん、先に買い物に行こっか?」

 

 

 こうして開始された【女戦士】専用装備の制作という難関クエスト。

 それらはそれぞれの一週間の頑張りによって一つの防具の完成――

 

 ――【スカーレット act.2】

 

 と言う形で成し遂げられた。

 そして……

 

 

 「――え?」

 

 

 騎兵ギルドに訪れた私。 

 そんな私へとジュシーネさんから【強制クエスト】が言い渡されたのだった。

 

 

 

 

 




【女戦士】の<女帝の刻印>による装備制限。
それは、

――皮製防具であること。
――『防具の面積<肌の露出面積』であること。
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