「人間風情が勝てると思ってるのかしら?ヤギども!さっさと潰してしまいなさい!」
ヤギ達が雪崩のように襲いかかってきた。
「面倒だわ。手分けして倒すわよ。」
「彩芽さん、気をつけくださいね。」
「さっさと終わらせましょう。」
大人達も攻撃を開始した。
「これでも喰らいなさい。」
彩芽はいつも隠し持っているメスを大量に取り出してヤギに投げつけた。投げたメスは三体のヤギの頭を直撃した。
「あら、こんなのでも倒せるのね。」
「やるじゃないか。こっちも負けてられないね。」
そう言うと秋楽は次々とヤギを投げ飛ばしていった。
「そっちもやるわね。」
「若い頃に柔道をやっていてね。このくらいの相手なら簡単に投げ飛ばせるよ。」
ヤギは次々と襲ってきた。美代子は蹴り技でヤギを倒し、蓮司は強烈なパンチで倒し、優香は眼光だけで怯ませた。
「まさかここまでやるとはね。でも、これで終わりよ。」
そう言うと一番強そうなヤギで攻撃してきた。そのヤギを蓮司が一撃で吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたヤギはそのままバルバトスの上に倒れた。
「ちょ、こいつ重い。誰かどけて。」
「悪いけど先を急いでるから失礼するわ。」
バルバトスを置いて美紅利達は先に進んだ。
しばらく進むとハシゴにたどり着いた。そのハシゴを登るとお屋敷の裏に出た。
「まさかこんなところに繋がっているとは。」
「他にもあの地下道への入り口はあるわ。私はお屋敷の中の地下道を通ったことがあるわ。」
次々と登って行き、最後に神威が登ってる途中でマリオネット兵の攻撃が飛んできた。
「うぐっ。まさか、僕がここでやられるとは。」
「神威君!」
神威はそのまま落ちて行った。神威の姿が見えなくなった瞬間にマリオネット兵の攻撃が飛んできた。
「あれは、マリオネット兵の黄金の矢。マズイ、皆様逃げてください!」
マリオネット兵の黄金の矢は近くにいた美紅利を貫いた。そのまま弥勒と美代子も貫いた。
「ヤバイわね。早く逃げるわよ。」
彩芽達は走って逃げたが、蓮司、優香、秋楽はお屋敷にたどり着く前に撃たれて死んだ。
彩芽はお屋敷に入ると一番近くにあった部屋に入った。その部屋の扉の鍵を閉めてからその部屋にある電話で客間にかけた。
「もしもし、誰ですか。」
「薫君ね。彩芽よ。1つ最後に伝えておこうと思って電話したわ。ちゃんと聞いてちょうだいね。相手は魔女や当主様だけじゃ無いわ。すごく危険な悪魔とかだわ。」
電話の途中でマリオネット兵の黄金の矢が飛んできたが一発目を外した。
「私が死ねばあなた達とお父さんだけが生き残るわ。死に行く私達のためにも選択を間違っちゃダメよ。」
マリオネット兵の黄金の矢の二発目が外れたがさっきより近くなっていた。
「もうすぐ時間切れだけど、優妃のことを頼んだわ。」
マリオネット兵の黄金の矢は三発目で命中した。
「一体何がどうなってるんだ。この森の中で一体何が起こってると言うんだ。」
薫が頭を抱えていると莉亜と芽琉が自分のテストために姿を消した。しばらくして電話が鳴った。薫は恐る恐る受話器を取った。
「もしもし。」
「きゃははは!復活を遂げたクロノエル様からの電話よ!私の復活を祝福するといいわ!」
電話の相手は黒月の魔女クロノエルだった。
「あなたがクロノエルか!今どこにいる!」
「そんなに私に会いたいのかぁ〜。お屋敷の前でテストしてやるからそこに来な。」
電話は一方的に切られた。
魔女との一騎打ちになるだろう。魔女との大勝負がはじまる。