スカサハの娘に産まれて人理焼却で死にました。   作:ホワイダニット

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皆さん夏をいかがお過ごしでしょうか。私はサバ☆フェスに忙しいです。

以前のfgoイベント3nd、anniversaryでは、スカサハ=スカディが実装されました。見た目がセスカのイメージにとても近くびっくりしましたがそれはそれ、今回の夏イベは今作に大量のネタが降り感謝です!

近状獲得☆5鯖

ダ・ヴィンチちゃん

スカサハ=スカディ

ジャンヌ・ダルク(水着)


ってそうじゃない!遅くなってすいませんでした!


新生アイリ

子供達が出掛けて静かになった家の掃除洗濯を終えた雪香はガレージにて、封印の呪符の貼られた大人ほどの大きさの棺桶をバンに積み込んでいた。

 

「本当にいくのですか?、今はまだ一騎のサーヴァントも脱落していないのですよ」

 

アルトリアはまだ一騎のサーヴァントも脱落しておらず、切嗣もサーヴァントの頃の自分も精神状態に幾らか余裕があるとはいえ、倉庫街の一件で切嗣に要注意人物と認定されているだろう彼女がアインツベルンのアジトに赴くのを良しとは思っていない。

 

それに切嗣なら狙撃による暗殺、周りの建物や住民を巻き込んだ強行手段などとテロリスト染みた行動に出ないか心配したが、その程度でどうにかなるなら彼女はこのような時代まで怪我らしい怪我を負わずに生きていけはしないと直ぐに不安は晴れる。アルトリアも伊達に彼女とブリテンの頃から長い付き合いをしてはいない。

 

「大丈夫よ、今のアルトリアならいざ知らずサーヴァントの頃の貴女に後れを取るほど私は弱くはないわ」

 

「それは……そうですが、切嗣のこともあります。いくら貴女でも。いえ、貴女だからこそ彼は本気で殺しに来るでしょう」

 

それでも切嗣なら何かしてくるかもしれないという不安だけは拭えない。

 

「それこそ問題にすらならないわ。切嗣の殺り方と私の加護は相性が最悪だもの」

 

棺桶をバンに積み込み終え、エンジンキーを回してエンジンをかける。

 

「それじゃあ行ってくるわね。多分夜になると思うけど後の事はよろしくね」

 

雪香はあとのことをアルトリアに任せ、アインツベルンに向けてアクセルを踏むのであった。

 

 

車をアインツベルンに向けて出発した雪香を見送ったアルトリアは車が見えなくなってからそこそこ重要な事を思い出した。

 

「あっ……そろそろ征服王が聖杯問答をする時期だというのを言うのを忘れていました。……まあ、雪香なら大丈夫でしょう。さて、昼食の準備も終わっていますし私はそろそろ夕食の買い物に出るとしましょう」

 

サーヴァントを辞め、それなりの年月を生きようともアルトリアの食欲は高かった。むしろサーヴァントの頃はオミットされていた竜の心臓があり、生きるために食べなけれはいけない分その摂取量はサーヴァントの頃を遥かに越える。

 

 

さて、順調に目的地に向かって車を走らせた雪香はアインツベルンの森の前まで来ていた。ここから先はアインツベルンによって結界が張られているため、勝手に侵入すればアラートが鳴り相手に察知される。しかも結界を破壊すれば聖杯戦争中に常駐している戦闘用ホムンクルスがすっ飛んでくるためとてもめんどくさいが、しかし雪香は助手席に置いてあるやや口径の大きな銃を空に向け、引き金を引く。すると青い雲線が空へと昇り一分程でアインツベルンの城から黄色い雲線が帰ってきた。

 

それを確認した雪香は車をアインツベルンの城に向けて走らせた。

 

***

 

その光景を城の四階の窓から視ている人物がいた。今回の聖杯戦争におけるセイバーの本当のマスターである衛宮切嗣である。彼は今回の聖杯戦争において、妻アイリスフィール・フォン・アインツベルンの旧知たる彼女がこの聖杯戦争のキーパーソンになると考え、早急に手を打たなければならないとしているが、自分と彼女の相性が致命的に悪いことも理解している。自分が調べた限りでも最低二百年以上を若い姿で生きる人外でアハト翁からは無闇に手を出すなと忠告までされた。それにアレは数日前の倉庫街の戦闘でランサーのサーヴァントを押していた。

 

サーヴァントと正面から戦えるマスターにマスター殺しに定評のあるアサシンのサーヴァントの主従は早急に脱落してもらいたいが他の陣営も健在でありアサシン陣営の対策も十分でないため今回は見送ることにする。

 

「まったく、アイリもとんでもないのと知り合いになったな」

 

切嗣はアイリとアサシンのマスターが知り合ったのがここ数年以内の事と思っているが、切嗣がアインツベルンに来る前から二人は顔見知りであり、切嗣はドイツにあるアインツベルンの本邸で彼女を見たのがおよそ五年前の一度きりなのもあり彼女の事を図りかねていた。実は年に二三回のペースで二人が会っていた事など知らなかったりする切嗣は他者とのコミュニケーションをもっと取っていればアイリはもちろんの事、アハト翁や本邸のホムンクルス、イリヤからも情報を引き出せたはずだったのに。

 

そんな事を考える時間が思っていたより長かったのかバンが城の玄関の前に停車した。城からはアイリとメイドのホムンクルスが出迎え、バンから大人が一人は入るであろう長方形のケースを運び込む。

 

 

***

 

 

城の前に停車した雪香はアイリとアインツベルンのホムンクルスに出迎えられ、呪符の貼った棺桶の運搬をホムンクルスに任せ、アイリと二人でアインツベルンの地下工房へと向かう。

 

地下工房へと向かう間メイドのホムンクルスは元より二人も終始無言を貫いておりその顔からは一切の明るい気配は感じられない。地下へ向かう螺旋階段を降る一向は行き止まりにたどり着き厳かに扉をあける。扉の先には二十平米程の空間が広がっており、幾つもある棚には魔術的に稀少な触媒や魔道書が鎮座している。部屋の中央には直径三メートルの陣が書かれており、メイドは運んできた棺桶を陣の横におろした。

 

雪香は置かれた棺桶に貼られている呪符を剥がし蓋をどかす、すると中にあったのはアイリスフィールそっくりの体だった。雪香は棺桶の中にあるアイリスフィールそっくりの体を抱き上げると陣の中央から少しずらした所に横たえた。…雪香が抱き抱えている間アイリの顔が赤く目がキラキラしていたのは気にしない。

 

棺桶から出した体の反対側にアイリが横たわり準備が完了した。これから行うのは魂を別の体に移す魔術でアインツベルンの得意とする魔術の一つだが魂を移すのが本人ということもありこうして仰々しく陣を書いたり色々下準備を重ね実行に移すこととなった。

 

結果から言えば魂の移動は成功した。現在アイリは移った体の調子の確認をしており、雪香は脱け殻になった体の小聖杯としての機能を何重にも封印していき最後にアイリの体から小聖杯の機能を持ってきていた杯に写し込んだ。

 

「ん~、凄いわね。違和感が全然ないなんて、こんなとんでもない完成度の人形、一体どこでてに入れたの」

 

「人形師の青崎 橙子っているでしょ、彼女に依頼したのよ」

 

「青崎 橙子って封印指定の!?何処に居るかわからないって有名じゃなかった?見つけられるものなのね」

 

「まあ、依頼料に一億と脱け殻になったアイリの体を要求されたけど、アインツベルンの神秘とかもうアイリには関係ないし一億でアイリの命が救えるなら安いものよ」

 

などと言いながら渡す体から小聖杯の機能はしっかり抜き取っている。青崎 橙子の要求は製作した人形の元である本人の体で、小聖杯の機能は手に余るのから他に移すなり封印してから持ってこいとの事だった。




次は聖杯問答までいきたいな。
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