スカサハの娘に産まれて人理焼却で死にました。 作:ホワイダニット
しかし約1000年の人生で初のガチギレがこれとは……
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やったー(///∇///)
嘘だ!嘘だ!嘘だ!!あり得ぬ!?有ってはならぬ!なぜこの儂が!全知全能たる儂が、神であるこの儂がこのような小娘に遅れを取らねばならぬ!ミカエルもサキエルも我が配下たる天使どもも何故人を超越せし我らがたった一人の人間に蹂躙されればならぬ!?
儂は、全知全能たる神である儂は間違って等いなかった。多くの古き神々が現世から離れて尚、儂は留まり続けた。多くの信者を抱え、世界に蔓延る人間どもに儂を信仰させた。信仰を弾圧されようとも儂の信仰は世界に広まった、この世界に唯一残った神として儂は絶対のはずだった。だから此度も配下を使いに出し村娘に啓示を与えその成果をもって儂の信仰をさらに引き上げるだけで終わるはずであった。それが何故このような事になった、啓示を与えた娘によって確かに儂の信仰は増えた。だが娘が英国に捕まり魔女として遇される様になってから信仰の上昇が止まった。それどころか儂の力にて娘を救えば信仰が下限に向かう、ならばと娘を切り捨て人間の総意に任せた。したらどうだ、娘が処刑されてから3日であの小娘はここに来た。人には辿り着く事のできぬ現世から位相のずれた儂の領地に何の前兆もなくだ。
「一体、一体貴様は何なのだ!?何故神である儂に仇なす!」
思わず、いや、その場の感情に任せた叫びにあの小娘は。
『貴方は、私の逆鱗に触れた。ただ…ただそれだけです。』
その時儂は初めてやつの瞳を見た。やつの瞳は神の血縁を示すような赤い瞳、だがやつからは神としての力は感じない。であるはずなのに、配下である天使隊の悉くを地に降れさせ全知全能であるはずの儂を圧倒する。
「いや、いやいやあり得ぬ!儂は今も尚現世に留まり続ける神!離れていった古き神々とは違う!」
儂の声としてのそれに……
『貴方は勘違いをしています。貴方はあちらへ行かなかったのではありません。行けなかったのです。それは、貴方が世界にとって矮小だから』
わ、矮小!!矮小だと!?この儂が世界から見向きもされておらぬだと!!
「そんな筈はない!儂は現世で多くの奇跡を魅せてきた、その儂が矮小などとあるはずがない!」
だが……
『矮小ですよ。貴方が起こした奇跡はあちらへ行った神々が現世に遺していった僅かな
な、な……
『それに、貴方は自身を全知全能と謳いますが、真に貴方が全知全能であるならばこのような醜態はさらしていないでしょう』
なら、なら!!儂は一体何なのだ!?
『貴方が何者なのかなどそんなことは私にはどうでもいいのです。誇りなさい、貴方の最期の奇跡は私を初めて本気で怒らせた………………さようなら』
やっちまったぜ!
作者的に本気で怒ると凄い丁寧口調になる人って超怖い
次回は1500年代に移ります。