青空よりアイドルへ   作:桐型枠

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 しょっちゅうコラボしてるんだから、少々混ざってもいいじゃない。
 そんな気持ちを込めて書きました。色々ガバガバですがご容赦ください。





0:空より現在(いま)へ

 

 自由が欲しい、という切なる叫びを聞いたことがある。

 それが誰の口から発せられた言葉だったのかは知らない。どこで聞いたのかも、分からない。けれどなんとなく、ずっとそれが心の中に残っていた。

 今になって、強く思い出す。ああ、あの人はこんな気持ちだったのかな――と。

 

 ――――自由が欲しい。

 

 今になってやっとその時の気持ちが分かった。

 空の青さも、雲の白さも、風の優しさも何も知らず、ただ無意味に死にたくない。

 

 望んだことがあったのか無かったのかも既に曖昧になりつつあるけれど、今はただ、死にたくない。

 錬金術だか、ヘルメス派だか、真理だか、開祖の領域が何だか知らないけど、そんなワケのわからないもののために、死にたくなんてない。

 全ての行動は、母の掲げる「真理の探求」とやらのために徹底的に管理されてきた。そして今は、母の言うままに命さえも捧げさせられている。

 胸に刺さった短刀が、全てを奪っていく。血も、肉も、命も。

 

 

「……嫌だ」

 

 

 嫌だ。嫌だ――――そんなのは、嫌だ。

 もう、体中の感覚が薄れてて、着実に死の気配は迫っているけれど、それでもまだ生きていたい。

 まだ行きたい場所があるんだ。まだ見たいものがあるんだ。知りたいことも、やりたいことも……。

 

 だから、僕も(すが)るように、振り絞るようにして叫んだ。

 

 ――――自由が欲しい、と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 @ ――― @

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ――――――とまあ、そんな過去(ぜんせ)もあったねと。意外にも、祈ってみれば届くものらしい。

 

 次に目を開いた時、ボクの意識はどことも知れぬ世界の、誰とも知れぬ赤ん坊の中に宿っていた。

 はて。これはいわゆる転生というものであろうか。あるいは、もしかするとボク自身は自分に前世の記憶が宿っていると思い込んでいるだけの異常者と言う可能性もある。まあ、何でもいいのだけれど。

 

 今、最も重要なのは、ボクが「二度目の生」を手にしたということだ。

 今度こそ――自由になれる。

 水銀を飲まされたりあらぬ場所に針を刺されたり、真理の探究のためと言って五感を潰されたり死ぬ必要も無いんだ! 万歳!! サンキュー神様!!

 

 前の親が人並み外れたロクデナシの破綻者だったってこともあるけど、今度は流石に普通に普通の人間の自由を謳歌できるはずだ。ああ、普通。普通に暮らして普通に過ごし、普通に「自由」であることができる! なんという幸福!

 前の世界とはかなり違うみたいだけど、見たところ社会基盤も技術もしっかりしてるみたいだし、もう実験台とか生贄になる必要は無いんですよね! やったー!!

 ボクの自由はここより始まるのだ! ふはははははァーッ!!

 

 

 

 そうして意識をはっきりさせた数日後、ボクの身体はどういうわけかロッカーに詰め込まれていた。

 一転してお先真っ暗じゃないですかヤダー! 物理的にも真っ暗じゃないですかヤダーッ!!

 

 

 起きているうちに聞こえてきた話の限り、どうも今生のボクの母親は、まだ大学生の上一人暮らしだから育てきれないとか何とか。外国人の父親が逃げたというか勝手に帰ったのが悪いとか何とか。頭どうにかしてるのでは?

 その日のうちにロッカーの中の確認に来た、係の人に見つけてもらったからいいものの。

 

 

 ともあれ、そんな境遇の子供がどこに行くかとなれば、児童養護施設である。

 施設自体の質は悪くない。いや、むしろ良い。のだろうと思う。

 ニュースでは、時々児童養護施設の職員が子供を虐待したとか何とかいう話も聞こえてくるけど、幸いこの施設はそんなことは無く、どの職員さんも心優しい方たちばかりだ。

 それに、考えようによっては前よりよっぽど良いじゃないか。何せ生き死にの心配をすることも、何かと言って行動を強制されることも無い。

 親もいないんだから、それこそ何をするのも自由なわけだ。

 

 そう、これこそ自由……! 何者にも束縛されない環境! (法の範囲内なら)何をしても許される! これだよ! ボクは今こそ自由になる!

 

 

 ……と、息まいてはみたものの、問題が全くないわけじゃないのが現実である。

 例えば、ボクの身体は以前男のはずだったんだけど、今生では女の子だとか。

 名前は「白河氷菓(しらかわひょうか)」。外国人らしい父親譲りのアイスブルーの髪と瞳を見た時にティンと来て名付けたのだとか。気持ちは分かるけど落ち着いて欲しい。アイスクリームじゃねーか。名前の響き自体は綺麗なもんだけど、だからってこれはどうなのだろうと思わないでもない。

 まあ、その辺は今となっては大した問題でもないんだから置いといて。良くないけど置いといて。

 

 あとは――施設の経営がよろしくないとか。

 その辺、慈善事業な関係もあってよくあることらしい。こういうことが頻繁にあるのもどうなのさとは思うけど、余計なことは考えずにおくのが多分健全なんだろうね。

 

 ともかくそれはそれとして、この施設が潰れたら他の施設に行かなきゃいけなくなる。そうなったらここほど良い職員さんに当たるかどうかって問題も出てくる。そんなことで一喜一憂して、っていうのはよろしくない。

 

 

 まあ、でも、もしかしたらボクの杞憂で、そんなことは無いのかもしれない。

 そう思って、三歳の時に一つ職員さんに聞いてみたことがある。

 

 

「習い事とか、できないんですか?」

「ごめんね。ちょっとね。難しいの」

 

 

 だいたいそんな感じの答えが返ってくるだろうなぁとは思ってたけど、直接聞くと思ったよりも衝撃と精神ダメージが大きかった。

 なんでも、近頃の児童養護施設というのは、基本が資金難なのだそう。面倒を見るべき子供の数が減ったなら、コスト削減のために取り潰しということもありうるらしい。

 

 

 うん、でも、これはよくない。これは良くないぞ。

 お金があった方がボクの心の自由が生まれるってところもそうだけど、やっぱり何より心優しい職員さんにこんな哀しそうな表情をさせてしまったのがよろしくない。

 

 ――でも、たかだか三歳の幼女に何ができるだろう?

 ――考えるだけじゃ何もできないけど、社会的な立場も無い以上他に何ができるってワケでもない。お金を稼ぐにしてもどうやって?

 

 心の中の冷静な部分が語り掛けてきたのを感じた。実際、何ができるってわけでもない。少なくとも今は。

 

 でも、一縷(いちる)の望みに賭けることはできる。

 それはすなわち、かつてのボクを死に追いやった学問――――「錬金術」だ。

 錬金術は本来、非金属を金に変えることを目指した学問だ。そこから永遠の命だとかホムンクルスだとかに派生していったわけだけど……ともかく、「(きん)」があれば「(かね)」になる。今生だと錬金術は「化学」へと変化し、とうの昔に廃れてしまった学問みたいだけど……問題ない。ボクが前の世界で持ってた知識が使えるのなら。

 事実上、ボクはそのために生まれた存在(もの)だったと言っても過言じゃない。

 それに、廃れたとはいえその考え方の中には化学と相通ずるものがある。今後、何を学ぶにしても無駄にはならないはずだ!

 

 

 ボクはこの施設を守ってみせる!

 

 

 

 

 

 @ ――― @

 

 

 

 

 

 娯楽には勝てなかったよ……。

 

 いや違う。勝ったんだよ。勝った。ちゃんと勝ったんだよ。

 ちょっぴり紆余曲折もあったし、こう、ちょっと(きん)の出所とか聞かれたり、未成年がこういう取引するのに身分証が必要になったりとか。あと、もしかしたら(きん)そのものの相場を崩しちゃう危険性もあったわけだけど、そこも含めてアドリブをきかせてなんとか乗り切った。手を変え品を変え……詐欺に近いようなこともしてないかなボク、とか思ったけどそこはもう気にしちゃいけない。全部本物なんだから。ちょっと元が違うだけ。

 

 結論から言うと、ボクはかつての世界の「錬金術」をこちらの世界で行使することができるようになった。

 正直言って、何で今までボクはこんな真理(こと)も分かってなかったんだろう、ってくらいだ。いや、むしろボクの場合、一回「それ」が原因で死んだ――真理を探究するための「材料」の一つだったから、って部分があると思うのだけど。あとは環境か。前と比べて本当にのびのびとやりたいことができたもんだからっていうのは、多分にある。

 

 ともかくこのおかげで危機は去った。ありがとう錬金術! ありがとう開祖! 親にだけは感謝してやらないけどな!!

 

 でもさ、こう。人間ってのは、こう。毎日が安定し始めるとそこに甘んじちゃうものらしい。

 これでも前世では、(そうなるべくして育てられたから)真面目一辺倒(いっぺんとう)だったんだけど、今となってはお布団に甘えてだらだらとゲームしながら漫画読んでアイス食べてるだけの毎日である。

 

 一応義務だし学校には行くけど、それはそれとして止める人がいないと楽しいことを優先したくなるもの。でも思うに日本の娯楽とそこにかける熱意が凄まじいのが悪いと思うの。

 我ながら不健全だなぁとは思うんだけど、やめられない止まらない。でもいいんだ、自由だから。自由ってこんな感じだろ? え? 違う? ごめんなさい。

 

 

 まあ、それはそれとして重要なのは今の生活だ。

 施設は「匿名の募金」によって何とか持ち直し、安定した生活を送ることができるようになっている。ボクたちも念願だったゲーム機を買ってもらうことができたし(娯楽室に置いて皆で共用だけど)、日々のお小遣いも増えた。一人部屋でゆっくりすることもできるし、養護施設という観点からするとかなり破格なんじゃないかなって思う。

 そんな風に日々が安定してきてるからこそ、ボクも色々と考えることができる時間が増えたっていうのは間違いない。

 

 そのおかげで、初めて分かったことがある。

 

 

 

 ――――自由って、()なんだろう。

 

 

 

 根本的な問題だった。

 

 いや、でもこれ、考えてみたら当たり前だ。ボクが――結局前世で自由というものの一切を知らずに死んだ人間が、「自由」とは何かということを理解しているはずがない。

 

 自由って何だ。

 

 言葉そのものの意味は、分かる。「何にも縛られず、自分のあるがままに振る舞えること」だ。

 でも、ボクの「あるがまま」って、何なんだろう? それが分からない。悩みすぎて夜しか眠れないくらいだ。

 もう、こっちの世界で生まれ変わってから、もうちょっとで14年。そろそろ前世のそれよりも長い人生になってきているけど、ボクは未だに前世から続く「僕」と、現在に至って形成された「ボク」という人間というものが、分からずにいた。

 

 

「………………」

 

 

 ボーッとして、窓から見える風景を眺める。

 朝日の差し込むこの部屋は、他の部屋と比べると随分と立地条件が良い。嫌いってわけじゃないんだけど、正直に言って目が痛いから、朝日が差し込むのは好きじゃない。

 多分、色素が薄いせいだろう。

 

 

「氷菓ちゃん、おはよう!」

 

 

 不意に、部屋の扉を開いてこの施設の職員のお姉さんが顔を出す。

 低血圧気味なボクにとって、その溌剌とした声はちょっと辛い。

 ボク何に対してもきついとか辛いとか言ってんな。

 

 

「おはよーごぜーまー……」

「もうご飯出来てるわよ。そろそろ降りて来たら? 学校に遅れちゃうよ?」

「休みまー……」

「もう、ダメよそんなんじゃ」

 

 

 起こした体をもう一度寝かせようとすると、お姉さんがボクの背中を持って無理やりに起こしにかかった。

 どうも、生まれ変わって以来他人に対して甘え癖のようなものが付いてるような気がする。前の人生じゃ人に甘えるってことすらできなかったから、しょうがないんだろうけど。

 あと、体に引っ張られてるような部分もありそうだ。

 人間の魂というものは不変のものではなく、肉体の状態によってはその形を変えることがある。心が病めば体も病むという話もあるが、その逆と言えるだろうか。

 

 

「ん゛ぃぃ――――――……」

 

 

 気怠い声を上げつつ、薄ぼんやりした視界を補正するために枕元の眼鏡を手にする。

 はっきりと見えたお姉さんの表情は、やっぱりと言うべきか微笑(ほほえ)みながらも困り顔のようだった。

 

 

「あと二年……」

「卒業しちゃうでしょ」

 

 

 中学一年、三学期の期末。当然ながら、お姉さんは拒否するのであった。

 

 

「里親見つかったら学校行きまーす」

「それは難しいかなぁ」

 

 

 なんでや。美少女やぞ。

 小学生並みの身長だけど。

 中身はこんなんだけど。

 

 いや理解できるんだけどね。普通、こういう養護施設に里親になりに来るような人って、子供ができない夫婦とかが殆どだし。

 育っちゃったボクなんかより、赤ん坊の方選ぶに決まってるよね。

 

 

「しょーがないなぁ……」

 

 

 なんだかんだ、こんな変なことでいちいち職員の人に大きな迷惑をかけるわけにもいかないし、元々断る気も無かった。

 近くに脱ぎ散らかしていた上着を手に、お姉さんに言われるままに階下の食堂へと向かった。

 

 

 

 ボクの通う中学校は、はっきり言ってどこにでもあるようなごく普通の公立中学校だ。

 というか施設の負担になるから公立校以外行けないんだけど。

 だから制服も、昔施設にいた人たちのお古だ。(たけ)も袖も余ってたから、今のボクに合うよう錬成しなおしているけど。

 

 教室に足を踏み入れると、生徒たちは皆先日の「シンデレラの舞踏会」……だっけ。その話ばかりしていた。

 もうあれからだいぶ経つのに、未だに話題になるほどの訴求力があるのだろうけど、正直ボクにはよく分からない。

 確か、346プロダクションという事務所のシン……真女神転生……じゃない。シンデレラプロジェクトだ。そのグループと、所属アイドルたちが素晴らしいステージを見せてくれたのだとか。

 

 そういえば最近は時々施設の方にシスターさんが来るけど、あの人も346プロダクションがどうとか言っていたような気がする。

 今度うちに来た時に聞いてみよう。

 

 

「おはよう、白河さん」

「おはよーぅ」

 

 

 あまりやる気の無い返事が口から漏れた。

 普段はだいたいいつでもこんなもんである。浅いわけでもなく深いわけでもない、ゆるーい感じのぬるま湯のような付き合い。特別に仲の良い相手も特別に仲の悪い相手もいない感じの、ほんわりとした人付き合い。

 非日常的なことは……いやボク自身が非日常的というか非ィ現実的な存在だけど、それはそれとして、大きな上下の無い実に平穏な日々だ。

 これはこれで素晴らしいものだと思う。前世じゃあそもそも人付き合いどころじゃなかったし。

 

 今日は期末テストで昼までだ。来週の頭が登校日で、それ以降は春休み。

 正直、中学校の勉強というのはボクにとっては(やさ)しいものと言える。錬金術の深奥(しんおう)に達したことで、ある程度の問題ならば脳が勝手に答えを導き出してしまうのだ。

 そして今、目の前のこの問題も例外ではない。

 

 

「…………この時の作者の気持ちを答えよ」

 

 

 国語のテストじゃよくある問題だ。

 使い古されているとすら言ってもいい。

 

 

「…………〆切(しめきり)延びろ、っと」

 

 

 完璧だ。

 作家というものは、〆切を最大の敵としている。

 名文は得てして苦悩の中から生まれてくるもの。しかし、それが生じてくるまでには相応の時間が必要となる。作家は蛇蝎(だかつ)の如く〆切というものを嫌うはずだ。

 

 他の回答も概ね問題ないだろう。問題無い。はずだ。

 何故か前回百点じゃなかったけど。

 何でさ。

 

 

 と、まあそんなこんなで放課後である。

 付き合いの深い友達もいないしお金のかかることもできないし、今日も帰ってゲームでもしようかな。

 そう考えてスキップ気味に校門を出た頃、不意に視線を感じた。

 

 

「……?」

 

 

 ……あれ。もしかしてスカートでも(まく)り上がってたかな。

 いや、そんなことは無い。今日も我が絶対領域(誤用)は健在である。

 はて、じゃあ何だろう。そんなことを思いながら視線を感じた方を見ると、そこにはスーツを着用した一人の男が佇んでいた。

 

 好青年風の優男、とでも表現するべきだろうか。何だか、目を皿のようにしてこちらを見つめている。

 こわ。近寄らんとこ。

 

 

「あの」

 

 

 ヒエッ……あっちから近づいてきやがった!

 ちょっと待ってちょっと待って! 何この人!? すげえ勢いだぞ!?

 

 

「I can't speak Japanese」

 

 

 咄嗟に嘘をついた。

 このクソ親譲りの外国人風の外見に発音だけはネイティブ風の英語。これなら普通、敬遠して遠ざかって……。

 

 

「Sorry, I can speak English. Do you have a minute?」

「ファッ!?」

 

 

 え……英語で返してきた……だと……。

 思わずクソ汚い鳴き声が漏れちゃったけど、この人なんて言ったっけ。どぅ、どぅ……? 

 

 

「へるぷみー」

「えッ!?」

 

 

 分かんないよ英会話。何なんだよ英会話。

 このリスニング能力がゴミクズだから畜生!!

 

 

「……何です?」

 

 

 観念して普通に日本語で返答して向き直る。

 改めて見ても、好青年風……一般的に言うイケメンというやつだ。

 ボクが普通に日本語を話したことにやや驚きつつも、男性は気を取り直して、ボクの眼をしっかりと見つめて一言を放った。

 

 

 

「――――君、アイドルに興味ないかな?」

 

 

 

 

 





 この作品は一応アニメのその後という設定で書いていますが、描写の都合上アニメで既に登場している人物を「新人」として登場させる予定がありますので、別物のIF世界としてお楽しみいただけるとありがたいです。


 氷菓の前世はグラブルでは多分フェイトエピに出てくる悪役の武器素材その1くらいの立ち位置。
 もしくはイベント序盤で犠牲になって特にその後触れられないモブ。
 素性と性別などカリおっさんを意識してるのは否めませんが、その辺は単に私がカリおっさん好きということでご容赦ください何でもしまむら。




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