fate/brave gunfighter 作:ひもきゅうり
即席のため手抜きかもしれない。
「フランス?」
「あ、僕知ってる。パンが無かったからケーキを食べてた国だよね?」
「ああ、マリーなんとかねっと!」
「えっと、のび太さん、パンが無ければケーキを食べればいいとは言われてますが本当にそうしていたわけではありません。それに先輩、なんとかねっとではなくアントワネットです。さらに付け加えるなら彼女のその発言は現代では創作だったという説が大変有力な物になっています」
「へえー、さすがマシュ、物知り!」
なんとも頭の中が空っぽな二人の会話に、大きな盾を持った少女、マシュ・キリエライトは少し呆れたように解説を行う。そんなマシュに呆れられる二人は、世界最後にして唯一のマスター藤丸立香と彼女のサーヴァント野比のび太である。そもそもなぜ二人がそんな会話をしているかと問われれば、それは彼女達が今まさにフランスの地に立っているからにほかならない。
レイシフト、人理継続機関カルデアで行われるタイムワープのような行為である。彼女達はレイシフトを用いて、人理焼却の原因、つまり世界が滅ぶ原因を修正するために過去の時代のフランスに飛んだのだった。
「ひとまず情報収集を行いと思います」
「賛成!」
「異議なし!」
「ちょうどことにあちらの方に現地の方も見えています。ひとまず話しかけてみましょう」
「マシュはフランス語話せるの?」
「あ、いえ熱意があればきっとなんとかなるかと……」
「それなら、ほんやくこんにゃく!」
「のび太さん、それは?」
「こんにゃくだ! マシュ斬鉄剣持ってない?」
「申し訳ありません先輩、ちょっと何言ってるかわかりません」
「マシュがつめたーい!」
「とりあえず先輩は置いておいて、のび太さんそれはいったい?」
「ほんやくこんにゃくだよ。これを食べれば誰とだって話せるんだ!」
「なるほど、仕組みは分かりませんがとても便利な食べ物ということですね。いただきます」
「私も食べるー、いっただきまーす」
もきゅもきゅと二人はこんにゃくを食べはじめた。
「これは、初めて食べましたがなんというか不思議な食感です」
「おいしい! これで私もマルチリンガル! ハローボンジュールシェイシェイこんにちわ!」
「先輩、最後のは先輩の母国語では?」
「そうだった! ところで国連っていろんな言語が話せないと働けないらしいけど、これなら私も働ける!」
「いえあの、カルデアは一応は国連の所属組織なので、ある意味では先輩は国連で働いているようなものなのではないでしょうか?」
「まじか! 私すげー!」
「ひとまずこれで会話には問題ないでしょう、ではマシュ・キリエライト行きます!」
「頑張れマシュ!」
そして果敢にも現地住民であろう兵士のような恰好をした人物にマシュは突撃していった。
「ぼんじゅーる、私たちは怪しいものではありません。少し聞きたいことがあるのですが……」
「怪しいやつ! 敵襲だー!」
マシュはあえなく撃沈した。しかしそれも当然のことであった。今のマシュの姿はデミサーヴァントとして大きな盾とやけに露出の高い鎧のような物であり、これで怪しくないなんてことは当然なかった。
「すみません先輩! 交渉は失敗に終わりました!」
「残念マシュ! こうなったら仕方がないから戦おう、みねうちで!」
「みねうちって何?」
「血が出ないように戦うこと! ノビータはその拳銃でいつもシミュレーション通りでお願い!」
「分かった」
「はい、マシュ・キリエライト出ます!」
敵兵の数は六名に対して、こちらは戦闘員二名に非戦闘員一名の編成であった。マスターである立香を守りながら戦うマシュとのび太が圧倒的に不利に思われたがそんなことはなかった。
六回である。わずか六回鳴った音とともに敵は戦闘不能になった。
ポップコーンでも弾けたような軽い音がなると同時に敵兵一人が倒れた。それを見た仲間が動揺しているとすぐ次の音がなった、また一人倒れた。何が起こっているか理解出来ない残りの四人は思わず逃げ出した。しかしいつの間にか回り込んでいたマシュに気が付いて足を止めたその瞬間、次の音が二連続で鳴った。そして二人が倒れた。それを見た残りの二人は恐怖に駆られた、なんとか活路を開こうとマシュに槍の矛先を向けた瞬間、最後の二回の音が鳴った。立っているのはのび太とマシュと立香の三人だけだった。
「どんなもんだい!」
敵を倒した音の正体はのび太が両手に持つ拳銃であった。形状こそ西部劇でよく見るシングルアクションアーミーだったが色合いはまるで玩具であった。敵はこの拳銃にやられたのだった。戦闘が始まるとすぐ最初の一発が放たれた。いつ抜いたのか目を疑うほどの早撃ちであった。次に素早く標準を変え二発目が、その次にさらに目にも止まらない早撃ちで二つの弾丸が放たれた。そして少し間を開けてゆっくりと標準が合わせられ、最後の二発が放たれたのだった。
「戦闘終了です、もっとも私はほとんど何もしていませんが」
「私のアーチャーは最強なんだ!」
「いやあ、最強なんて照れちゃうなあ」
これがのび太の力だった。のび太はグズでノロマでマヌケだったが、これだけは、射撃の腕前だけは誰にも負けることは無かった。
「でも皆寝ちゃったから、次どうしよう?」
「あ、考えてなかったや」
「まあなんとかなるよ、へいきへいき!」
倒れた兵士達には怪我一つ無かった。皆すやすやと気持ちよさそうに眠っていいるだけだった。ドリーム銃、それがのび太の持つ道具の名前だ。これは弾丸が当たった相手を眠りに誘う道具で、当たると丸一日夢を見ながら眠るだけの殺傷能力は全くない武器だった。
「この調子でどんどんいってみよう!」
「おー!」
「こんな調子で本当に大丈夫でしょうか……」
どこかノー天気な立香とのび太、それに対してマシュだけがどこか心配しながら一行はフランスの地を進んでいった。その様子はさながらピクニックのようであった。
勢いで書いてたらぐだ子があーぱーになってしまった。
頭の中空っぽのほうが夢を詰めやすいから問題なし。
なお続くは未定の模様