魔法科高校で一目惚れしました!!!   作:んーのん!

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少し短めです。
魔法については少し雑な部分があると思うのですがご了承下さい。


第3話「ぼくのなまえはもりさきだ…」

「い、一体何が起こったんだ…?」

 

「わからない…何も見えなかった…」

 

「お兄様は一体何が起こったのかわかりましたか?」

 

「自己加速術式を使いそのまま森崎に向かっていき途中で足が絡まってこけてそのまま森崎に突撃したようだ。俺もなんとか目で追えた程度だがな」

 

「それだけであんな速さになるの!?」

 

「ぼ、僕は加速の速度を自由に変えれるんです、いてて…」

 

ま、まさかこけてしまうなんて…ほのかさんを意識しすぎて張り切りすぎててしまった…

 

「どう言うことだ?」

 

「僕は加速に特化した人間なんです!最大速度は音速を超える速さなんです!!すごいでしょ、ほのかさん!!」

 

「う、うん、すごいね…」

 

「まあ時速700キロを超えると曲がれないし止まらないしでそのまま壁にぶつかるまで走り続けてしまうんですけどね!ちなみにさっきは時速600キロだよ!!」

 

一度音速にした時はご近所さんの家を突き抜けて行って僕も大怪我したんだけどね!

 

「だがそこまで早いと息もできないし肉体がもたないんじゃないか?」

 

「大丈夫だよ!僕だってそんなバカじゃないんだ、ちゃん硬化魔法で肉体を硬化してるからね!」

 

達也までも僕を見た目でそんな判断してたんだね!みんな揃って失礼な!

 

「「「え!?」」」

 

「肉体に硬化魔法をかけると窒息して死ぬぞ」

 

「なんだって!!!じゃあ僕は死んでしまうのかい!?」

 

大変だ!!!僕は死んでしまうのか!!!そ、そんな…まだほのかさんとて、手を繋いだことすらないのに!!!

 

「どうしようほのかさん!!!僕死んでしまうんだって!!!」

 

「え、あ、うん」

 

なんだって!!!

 

「うん!?ほのかさんは僕が死んでしまってもいいって言うのかい!?」

 

「え、別にそう言う訳じゃないよ!?」

 

「じゃあどう言うことだい!?」

 

「少し落ち着け、恭弥」

 

「とめないでたっくん!僕はもうすぐ窒息して死んでしまうのだろう!?なら最後のひと時はほのかさんといたいんだ!!」

 

「死なないから安心しろ。そしてたっくん言うな」

 

「なんだって!!!じゃあどう言うことなんだ!!!」

 

「普通は肉体に硬化魔法をかけると窒息死してしまうのだがお前は肉体に硬化魔法をかけても何も別状はないのだろう。だからそんな心配はいらない」

 

なるほど、そう言うことか…

 

「じゃあ僕はなんで死んでいないんだい!?」

 

「わからないからみんな驚いてるんだ。一度肉体に硬化魔法を使ってもらってもいいか?」

 

「わかったよ!」

 

僕は腕につけているCADを操作する。

 

「…!?これは…恭弥、それは硬化魔法ではないぞ」

 

「なんだって!!!じゃあこれは一体なんなんだい!?」

 

「サイオンでできた薄い壁が全身を覆い尽くしている。どうやら体からサイオンを放出して表面に張り付くような形で止めているようだ。単純な放出と収束を合わせた魔法見たいだな。さしずめサイオンの鎧といったところか。そして今CADで硬化魔法を起動したみたいだが使えてないみたいだぞ」

 

「ほんとだ、よく見るとサイオンをまとってるみたい」

 

「よく今まで気づかれなかったな…」

 

「なんだって!!!それじゃあ僕はCADなしでそんなことをしていたって言うのかい!?CADに入れてる魔法はこれしかないのにCADを持っている意味がないじゃないかい!!」

 

「他の魔法はどうした?それに加速魔法は?」

 

「加速魔法はCADを使わなくても普通に使えるんだよ!ただ単に速くなるだけだからね!それと他の魔法は何一つ使えないんだよ!!」

 

「な、なんか性格もそうだけど魔法もはちゃめちゃだね…」

 

「そもそも加速魔法の使い道は自己加速だけじゃない。その程度の知識でなんで200人のなかで11位を取れたのかが不思議」

 

「なんだって!!!それは僕が嘘をついていると言っているのかい雫さん!?僕はちゃんと真由美さんから教えてもらったんだ!ね、真由美さん?」

 

「え、ええそうね。彼、なかなか優秀な成績なのに間違っていた問題が全て理解不能な答えみたいで教師の間で話題になっていたのよ」

 

「なんだって!!!それは「大変です会長!!!森崎の股間から酷い出血が!!!そして肩をあげて口をすぼめ、半目の状態で僕の名前は森崎だと小さく連呼しながら気絶しています!!!」…なんだって!!!もっくんは大丈夫なんですかはんぞーくん!!!」

 

「ぼくのなまえはもりさきだ…」

 

そんな、僕がこけなければ彼はなんともなかったのに…もしお○○○○が潰れてしまったらどうしよう!?もっくんじゃなくてもっさんになってしまうじゃないか!?

 

「西郷…俺をはんぞーくんと呼んでいいのは会長だけだ!!」

 

「今はそんなことどうでもいいです服部副会長」

 

「副会長、少し見せてもらっても構いませんか?」

 

「司波、なんとかできるのか?」

 

「サイオンの鎧を纏ってあの速さです、もし完全に潰れてしまっていてはどうすることもできませんがまだ無事なら早く手当をしないといけません」

 

「僕の名前は森崎だって、本当の名前は森宮なのに…全く関係ないところなのに頭もおかしくなっちゃったなんて、ちょっとかわいそう…」

 

「ほのか、それだと彼はいつも頭のおかしな人になってしまうわよ…」

 

「え、どういうこと、深雪?」

 

「ほのかも名前を覚えていなかったんだね、結構名乗ってるのに…」

 

「大丈夫です、ぶつはついてるみたいです」

 

「よかった!!これでもっくんはもっさんにならなくて済むんだね!?」

 

「もっさん?」

 

「よくわからないが血が出ているのはあそこより少し上の部分だ。直撃はしなかったんだろう。ただこのまま放って置くのも危ない。すぐに保健室へ連れて行きましょう。先に応急処置をするのでズボンを脱がします、女性の皆さんは後ろを向いておいてください」

 

✳︎だいぶ騒いでますが保健室でなんとかなる程度の怪我なので大した怪我ではありません✳︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてあのあと、深雪と達也への説明も終わり、2人が帰宅したあとの生徒会室では

 

「今年の一年は面白そうなやつが多いみたいだな」

 

「そうね、達也くんなんかはんぞーくん倒しちゃったし」

 

「西郷恭弥だったか、あいつの魔法もなかなか面白いじゃないか。CAD無用の音速まで上がる加速魔法にサイオンの鎧」

 

「魔法はすごいけど性格がね、、悪い子じゃないのはわかるけどちょっと考えが短絡的すぎるしあのはちゃめちゃな言動がね…」

 

「あんなやつに好かれて、光井も大変だな…。その光井も達也くんにぞっこんみたいだけどな」

 

「いっそのこと、彼も風紀委員にでもしますか?一応さっきの模擬戦では教職員枠の森宮くんを倒していますし」

 

「冗談でもやめてよ、りんちゃん。そんなことしたら風紀委員会が潰れちゃうよ」

 

「いや、案外面白いかもしれないぞ」

 

「そうなったら彼の面倒を見るのは摩利よ」

 

「それは遠慮しておくよ」

 

「そういえば森宮くんは大丈夫だったのかしら。あのあとずっと目を覚まさなかったけれど…」

 

「保険医の先生もいましたし大丈夫でしょう。今は服部くんが確認しにいってくれていますので報告を待ちましょう」

 

「女の子になって目覚めていたりしてな」

 

「女の子がそう言ったことを言うもんじゃありませんよ、渡辺さん。それにちゃんとついているのを司波くんが確認してくれたではありませんか」

 

「うんお前の方がよっぽど危ういぞ…にしてもあいつ、単純な加速と放出と収束しか使えずよくこの学校に入学できたな」

 

「ほんとよね〜」

 

「そういえば彼が音速を超えても無事な理由、身体の問題は解決しましたが呼吸の問題は解決しませんでしたね」

 

「あ、忘れてた…」

 

 

 

 

 

「ぼくのなまえはもりさきだ…」

 

「まだ同じことを繰り返してるわね、森宮くん…」

 

「本当の名前も違うようですし、やはり光井の言っていたようにどこか頭がおかしくなってしまったのでは、先生?」

 

「ぼくのなまえはもりさきだ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから1週間たち、森島くんも元気に登校しています。あの時のショックからか、先週はずっと女子の制服を着てあたかも自分が女の子であるかのように振舞っていたけれど、今日は男子の制服を着て、ちゃんと男の子に戻ったようです。あれ以来2人の口論も一切起きなかったのですが、放課後になり、、、

 

「もっさんがもっくんに戻ってる!!!もう大丈夫なのかい!?」

 

「そういえば今朝はほのかから会いに行ったからまだこのこと知らないんだったね」

 

「そうだよ、雫さん!!僕すっごく嬉しかったんだよほのかさん!!!ほのかさんもちょっとは僕に興味が出てきたのかな!?毎日頑張った甲斐があったよ!!!」

 

「え、あ、うん」

 

「あれは達也さんに会う口実になるからほのかは行ったんだよ。同じクラスだから」

 

「ちょ、雫!?」

 

私はいつも私のクラスに来てて他の子の迷惑になるから私から会いに行っただけでいつも恭弥さんが1人で来てくれてて深雪もいるんだから達也さんも来たらいいのにって思ってたけどちっとも来てくれないしお昼は生徒会室で食べてるみたいだしあまり会う機会がないからこれを建前にしてE組の教室に行ったら合法的に達也さんに会えるなんてこと考えてないんだからね!!!

 

「うるさいわね、僕に近づくんじゃない!!あなたのせいで酷い目にあったんだからな!!家族からはおかしな目で見られるし、今朝はクラスのみんなから生暖かい目で教室に迎え入れられたんだぞ!!お小遣いは全て化粧品に消えているし、私服も男性用を全て捨てて女性用に買い直してしまったせいで休日僕は女性用の服で出かける羽目になってものすごく大変だったのよ!!!」

 

ところどころ口調が戻ってないみたいだね…。というかあのメイク、化粧品を揃えるところから全部自分でやってたんだ…

 

「それはごめんよもっくん!!!けれど休日に外出したときに女装してるもっくんを見つけたけどすごい挙動不審だったから何か怪しいことでもあるのかと思ってこっそり写真を撮りながらあとをつけたんだけど何か買ってなんだったんだろうと思ってたらそう言うことだったんだね!!!あ、みんなその写真欲しかったら送るよ」

 

それって怪しがってるんじゃなくて面白がってるんじゃ…

 

「あとをつけるんじゃない写真を撮るんじゃないそして送るんじゃない!!!!てかみんなって誰よ!!僕の女装した写真なんて欲しがる人いるのかよ!!!そして僕の名前は森崎だ!!!」

 

「恭弥、後でその写真送ってね。何かあった時森崎くんを脅す材料にするから」

 

「わかったよしーちゃん!」

 

「絶対送るんじゃないぞ西郷!!!北山はなんでそんなひどいとこしようとするんだ!!!」

 

あ、森浜くん恭弥くんにちょっと影響されてる…うん?あれ?恭弥?しーちゃん?

 

「別に大したことじゃない。恭弥とほのかの邪魔をした時にちょっと使うだけ」

 

ほ、ほら今!!恭弥って言った!!前までは恭弥くんって言ってたのに!!

 

「し、しーちゃん…そんなに僕たちのことを…」

 

恭弥くんも!!!しーちゃんって!!!急にどうしたの!?何があったの!?

 

「おい森崎、いつになったら風紀委員会室に来るんだ?委員長が怒っているぞ」

 

「司波!?」

 

あ、達也さん!!!

 

「ほのか、露骨に嬉しそうな顔しないの」

 

「え、そんなことないよ?そ、それより2人の呼び方!私の知らない間に何かあったの?」

 

「別に大したことはないけど、嫉妬?」

 

「そんなんじゃないよ!ただ雫があんなあだ名呼び許すなんて珍しいなって思ったから…」

 

「安心して、何もないよ。ただほのかのことを色々教えてるうちに仲良くなっただけだよ。あだ名呼びもほのかが嫉妬したらいいねってことでそうしただけ。そしたらこの反応だから、わざわざ呼び方を変えた甲斐があったみたいだね」

 

「べ、別に嫉妬なんてしてないよ!というか色々教えてるって、変なこととか言わないでよね」

 

「大丈夫だよ。ただ高校以前のこと教えたりしてるだけだから」

 

本当に変なこと言ってないかな…

 

「べ、別にお前に言われたから行くわけじゃないんだからな!」

 

「そんなことはわかっている。いいからさっさとしろ」

 

あ、達也さん…行っちゃった…

 

「それではほのかさん、一緒に帰りましょう!!」

 

「そうだね、今日から部活勧誘週間でなかなか帰れないらしいし、早く行こっか」

 

「はい!!」




あれから森崎くんに何があったかはまた別の機会に
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