魔法科高校で一目惚れしました!!!   作:んーのん!

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フライング投稿。予定日より数日早い…

ちょっとの間ですが日刊ランキング7位に入ってました!!!
ありがとうございます!!!


第7話『この学校に用務員なんていねぇ!!!』

『全校生徒の皆さん!僕たちは学内の差別撤廃を目指す有志同盟です』

 

「え、なに!?」

 

全ての講義が終了し部活動へ行こうとしていた時、突然この放送が流れ出した。

 

「うるさいぞ!どこの馬鹿だ、抗議してやる!!」

 

「差別ってなんだよ!」

 

案の定二科生のことを見下しているクラス男子たちは騒ぎ出した。

 

『魔法教育は実力主義。それを否定するつもりは僕たちにもありません』

 

すると深雪の携帯端末に連絡音が鳴った。

 

「この件で呼び出し?」

 

「ええ、そうみたい」

 

どうやらこの放送のことで生徒会から呼び出しがかかったようだ

 

『しかし校内の差別は魔法実習以外にも及んでいます。例えば魔法競技系クラブに割り当てられる予算はそうでないクラブよりはるかに優遇されていま』

 

「もう行かなくちゃ。ほのか、雫また明日」

 

「うん、また明日」

 

「がんばってね」

 

そういうと不安そうに深雪は教室を出ていった。

 

『僕たちは魔法師を目指し魔法を学ぶものです。しかし同時に僕たちは高校生です。魔法だけが僕たちの全てではありません!僕たちはこの差別撤廃について生徒会と部活連に対等な立場での交渉を要求します。この要求が聞き入れてもらえるまで僕たちは放送室から動くつもりはあり「なんだって!!!」…誰だお前!?』

 

「…ねえ雫、今の声って」

 

「恭弥だね」

 

な、何やってるの…?

 

『そんなことはいけないよ!!!なぜこんなことをするんだい!?』

 

『お前も二科生ならわかるだろ?一科生のやつらにウィードと蔑まれてバカにされて、、というかお前誰だよ!?いつからここにいた!?』

 

『確かに僕だってそう呼ばれたことはあるよ。毎日一科生の教室へ行っていたら毎度飽きもせずもっくんが僕にそう言って突っかかってくる。けれども僕をバカにしない人だっているんだ!!僕は加速魔法しか使えないんだ。けれどのんちゃんやしーちゃんはそのことをバカにしたりせずに加速魔法のことを褒めてくれたんだ!!君たちだってあるだろ!?誰かに認められていること!!!』

 

「僕の名前は森崎だ!!!」

 

『うるさい!!そんなやつが数人いたところでなんだってんだ!!それよりもなんだお前!!どうやってここにはいったんだ!!』

 

『数人でいいじゃないか!!万人に受け入れられる人なんていない!!君たち自身が一科生に劣等感を覚えているんじゃないのかい!?』

 

『いいから人の話聞けよまじでお前誰なんだよ!?どうやってここに入ったんだ!?』

 

『僕は一年E組の西郷恭弥です!!!気軽に名前で呼んでもらっても構いません!!!あだ名でも可です!!どうしますか!?』

 

『誰も自己紹介なんか求めてねぇよ!!』

 

『しかし今お前誰なんだと言われたのですが!?』

 

『めんどくせぇなお前!!もういいからそれよりどうやってここに入った!?』

 

『清掃活動中に用務員の重盛さんと仲良くなってね、この放送が聞こえてきたら放送室の鍵を貸してくれたんだ!!だから僕は君たちの説得に…』

 

「ねえ雫、この学校にそんな人いたっけ?」

 

「わからない。この学校も広いからまだ見たことないだけかもしれない」

 

『この学校に用務員なんていねぇ!!!』

 

『なんだって!!!』

 

「…そろそろ部活行こっか、雫」

 

「そうだね…」

 

『じゃあ誰なんだいあの人は!?』

 

『俺たちが知るか!!!いきなりやってきてなんなんだよほんとお前邪魔すんなよ!!!』

 

『いいや邪魔するよ!!君たちの主張は間違っているんだ、魔法以外で評価をしてほしいなら魔法以外で結果を残すべきだ!!君たちは一体魔法以外でどんなことをしたっていうんだい!?そして僕の見た用務員の重盛さんは一体なんだったんだい!?』

 

『突然まともなこと言うんじゃねよもうお前黙ってろよ!!』

 

『なんでそんな酷いこと言うんだい!?あ、口元にチョコついてるよ!放送する前に食べたんでしょ!?』

 

『やかましいわ!!!全校生徒が聞いてるんだ、緊張してたんだ!!!』

 

『あ、すまない、電話がかかってきたので少し席を外すね』

 

『ほんと勝手だなお前!!!』

 

『もしもしたつやん⤵︎かい?カギを開けろって?あ、すまない、カギがかかっていたものだからつい入った後に閉めてしまったよ。今開けるね』

 

『おい待て何するんだ!?やめろ、カギを開けるな!!!』

 

『え、なになに?そこの先輩方、どうやら十文字会頭とやらが先輩方の要件を受けてもいいと言っているそうです!』

 

『か、会頭が!?』

 

『だから大人しく出てこいと!』

 

『そ、それなら仕方ないか…』

 

『おい、カギを開けろ』

 

『今だ、総員突入!!』

 

『な、なに!?』

 

『風紀委員だ、大人しくしろ!!』

 

『CADの不正使用で逮捕する!!』

 

『委員長、違反生徒五名の捕獲完了しました!』

 

『ど、どうゆうことだ俺たちを騙したのか!?』

 

『誰もお前たちを騙してなどいない。お前たちの言い分は聞こう。交渉にも応じる。だが、要求を聞き入れることとお前たちのとった手段

を認めることは別問題だ。そしてそこの一年、用務員の重盛さんは俺たち三年がまだ一年だった頃に寿命で亡くなられたはずだ』

 

そのまま一言謝罪が入るとその放送は切れてしまった。

次の日にはその放送の方たちに対して生徒会長が討論をすることになったそうだ。

そして恭ちゃん曰く用務員の重盛さんはその後二度と姿を現さなくなったそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

そして討論会当日、私たちはバイアスロン部で部活動に勤しんでいた。

 

「討論会、どうなったかな?」

 

「気になる?」

 

そろそろ討論会が終わった時間だろうと思い結果が気になり雫と話しをする。

 

「うん、私たち行かなくてよかったのかな?」

 

「他人の愚痴に付き合うだけ無駄だよ、ほのか」

 

雫の意見は昨日の深雪の話に影響されているのかもと思わせる言い方だ。

 

「それよりあれ、早くどうにかしたほうがいいと思う」

 

「そうだね…あれ、どうしよっか」

 

目線の先にはスケートボードの上になり必死に動かそうとしている恭ちゃんの姿が映る。

移動系魔法などを駆使して動かすのだが恭ちゃんには難しいみたいで自身の加速で必死に動かそうとしている。

サイオンの鎧をスケートボードごと纏ったり、地面を加速を使って蹴った勢いで動かそうとして自分だけ飛んで行ったりしている。

先輩たちも清掃後熱心に練習する姿を見ていると諦めろとも言えないし、逆に使える魔法が何かも曖昧なためアドバイスもしにくく結局恭ちゃんは一人で練習をしている。

 

「はいはーい、みんな!今日は演習林が使える貴重な日だからガッツリ練習するわよ!恭弥くんはとりあえず動かせるようになるまでは見学ね」

 

「はーい」

 

「了解です!」

 

そこで突然大きな爆発音のようなものが鳴り響いた。実技塔の方から聞こえてきたようだがなにがあったのだろう。

 

「なにあれ!」

 

「実技塔から煙が上がってる!?」

 

みんな突然のことに驚いてしまいパニックになりかけてしまう。

 

「みんなむやみに動いたらダメ!今端末で情報を調べるから待機!」

 

流石部長だ、冷静な判断で部員たちを落ち着かせた。私もその言葉を落ち着きを取り戻す。

 

「…!?お、おおおお落ち着いて聞いてね!」

 

突然部長が焦り出したことにみんな何事かと緊張がはしる。

 

「当校は現在武装したテロリストに襲撃を受けているわ!」

 

え…

 

「ま、マジですか部長!?」

 

「こんな時に冗談なんて言わないわよ!」

 

そ、そんな…

 

「護身のために一時的に部活用CADの使用が許可されています。でもあくまで身を守るためだからね」

 

そう部長が説明している時に突然ナイフをもった男の人が現れた。おそらくテロリストの一人なんだろう。

前に襲われた時も相手はナイフを持っていた。

怖い。

男がナイフをもって襲いかかってくるのに私は足がすくんで動けなかった。

 

「うわぁ!」

 

「ほのか、大丈夫!?」

 

「雫!」

 

動けなかった私を雫が魔法を使って助けてくれた。

私は動けなかったのに、雫は怖れず撃退した…

 

「く、くそぉ「オーマイガー!!!」…へびらっ!?」

 

それでも立ち上がろうとした男に突然高速で飛んできたスケートボードが直撃して男は倒れてしまった。

スケートボードが飛んできた方を見ると恭ちゃんが盛大にすっ転んでいた。

…いつもいつもほんとなにしてるのよ。

 

「し、しまった!!誰か知らないけれどスケボーがぶつかってしまった!!ど、どうしよう、死んではいないだろうね!?」

 

「恭弥、その人テロリスト」

 

「なんだって!!!どうして学校にテロリストなんかいるんだい!?」

 

「それは知らない」

 

「よく見たらこいつナイフ持ってるじゃないか!?のんちゃん、大丈夫かい!?」

 

「う、うん、大丈夫だよ。ありがと…」

 

恭ちゃんと話しているとなんだかナイフに怯えていた自分がアホらしくなる。

 

「光井、北山、お前たちは襲われなかったか?」

 

「あ、森…」

 

「ナイフを持った人に襲われたけど部員に怪我はないよ」

 

森脇くんは風紀委員として警備についていたようでこのテロリストを抑えにかかっているみたいだ。

討論会の会場となった講堂の方はサブマシンガンを武装した集団に襲われたらしく、しかし風紀委員長の渡辺先輩と副会長の服部先輩の活躍により無事であったことを嬉々と語ってくれた。

 

「もっくんじゃないか!どうしてここに!?」

 

「僕の名前は森崎だ!って、げっ!?なんでここにお前がいる!?」

 

「それは僕の台詞だよ!!僕はバイアスロン部の一員だからここにいるんだよ!君はどうしてだい!?それより人を見るなりげっとは失礼じゃないかい!?」

 

「人の名前を覚えないお前の方が失礼だ!!僕は風紀委員としてここへ見回りに来たんだ!!」

 

「なんだって!!!もっくん、君は風紀委員だったのかい!?」

 

「お前何度も僕が腕章を巻いてるとか見たよな!?名前覚えなかったりとお前は光井以外のものに何も興味はないのか!?」

 

「ふぇ!?」

 

また喧嘩を始めたと思ったら唐突に私に飛んで来た…

 

「当たり前だろ!!!僕はのんちゃん一筋だ!!!」

 

「い、いきなりなんの話してるのよ!!!そんなこと大声で言わないでってば!!!」

 

ほんとこんな時に何の話をしてるのよ…恥ずかしい…

 

「こんなところにもいやがったか!!クソッ、死ね!!」

 

「きゃっ!?」

 

そこにまたテロリストが現れた。今度はハンドガンを持っており、銃口はすでにこちらを向いていた。

 

「死ね!!!」

 

森山くんに向かって引き金を引き銃弾が放たれる。

 

「森…くん!?」

 

森くんは迎え撃つ準備ができておらず、無防備な状態でこのままでは銃弾が当たってしまう。

 

「加速200キロ!!これは貸しだよ、もっくん!!」

 

その銃弾を高速で森沢くんの前に現れた恭ちゃんが回し蹴りで弾いた。

 

「僕の名前は、森、崎だぁああああ!!!!!」

 

そしてしゃがんだ恭ちゃんの上から森宮くんが素早くCADを構えて魔法を発動する。

その魔法はテロリストに直撃して気絶してしまう。

 

「恭ちゃん、森上くん大丈夫!?」

 

「僕は大丈夫だよ!!」

 

「なぁ光井。俺さ、森崎駿って言うんだ。けど最近だ「なんだって!!!」…何がだよ!?」

 

「も、もっくん…し、しゅんって名前だったのかい!?」

 

私もそれはじめて知った…。

 

「私も初知り」

 

あ、よかった。雫も一緒だ。

 

「そうだよ!!ついでに上は森崎だ!!」

 

「じ、じゅんじゃなかったのかい!?」

 

「惜しいな!!というか誰が言ったんだよそんなこと!!!お前と出会ってから下の名前名乗ったことないのにどっから出て来たんだよ!!!」

 

「だ、だってもっくんが女装性癖に目覚めた時に名前は純子って…!!」

 

「目覚めてないしお前のせいだ!!!そして順子じゃなくて駿子だ!!!」

 

ちゃんとあの時のこと覚えてるんだね。

 

「黒歴史だね!!!」

 

「やかましいわ!!!」

 

学校がテロリストに襲われてるって言うのにこの二人は何をコントしてるのだろう?

 

「僕はお前のせいで色々と酷い目にあってるんだぞ!!!今週のお小遣いは全部化粧品になってしまって、生徒会や風紀委員会では僕は森み「こんなところにもいたのか!?」…ぼ、僕の、僕の名前は 、」

 

唐突に語りだした森宮くんの言葉を遮るように今度もハンドガンを武装したテロリストが現れた。

 

「僕の名前は、森崎だぁああぁいやぁお!!!!」

 

今度も先ほどと同じセリフを言って魔法を放つ。

きっとこれが森坂くんの決め台詞なんだと思う。

そしてテロリストは先程と同じように気絶してしまった。

そして森山くんは気絶した三人のテロリストを拘束して指揮を執る十文字会頭のところまで行ってしまった。

去り際に彼はこう言った。

 

「僕の名前は森崎だ」

 

やっぱりそうなんだね。

 

 

 

 

 

そうしてその後この事件は無事に解決し、ブランシュ事件と呼ばれるようになった。

 

 

 

 




その後のアジト襲撃には関わらず入学式編終了です。
やっと九校戦だ〜…主人公こいつ技術者でもないただの二科生じゃんどうしよう…
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