運命の理を変えるドラゴンライダー その名は『仮面ライダードライグ』(凍結中&再構成中)   作:白騎士君

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たいへ~ん!!遅くなりました!!

今回の話はこの小説の主人公の日常の話です。

銀時「普通だな。日常回にどんだけ掛かってるんだコノヤロー?」

本当すみません!!


リリカルなのはINNOCENTS編
第1話 『少年の日常』


少年は夢を見ていた。

 

燃え上がる炎と破壊された建物の所に彼等は戦っていた。

 

『仮面とベルトを付けた戦士』の集団が怪人達と戦い、必殺技の蹴りで倒していく。

 

『光と言う力を持つ巨人』の集団が巨大な怪物達と宇宙人と戦い、腕から放つ光で次々倒していく。

 

『五色の色のスーツを着た戦隊』の集団が仮面の戦士と同じ怪人と戦い、倒していく。

 

他にもそれ以外の戦士達が戦う中、『赤と白の鎧を身に纏い、翼の様なマントを付けた』戦士が『闇と悪の塊の存在』と目を合わせていた。

 

2つの存在はお互いの武器を持ち、駆け出し武器を振り下ろす。

互いの武器がぶつかり合った瞬間、大爆発を起こし光りに包まれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???視点

 

ピピピピッ!ピピピピッ!

 

「……う〜ん」

 

指定した目覚し時計のアラームを止めると、俺は布団から起き上がった。

 

「また…あの夢か…」

 

俺はそう呟き、洗面所に向かい顔を洗い、歯を磨いてパジャマからジャージに着替えてジョキングしに家を出た。

 

俺は『一条一誠』。只の小学生……とは言えないか、まぁ自分の家の事だが…毎朝こうしてジョキングをして体を鍛えている。

 

俺が小学生になってからか、色々な戦士達が怪物達と戦う夢を見続ける事になった。何人かは殆ど知らない戦士は居たが、知っている戦士達は居た。

 

『レジェンドヒーローズ』

 

歴史の教科書に載っている伝説のヒーローであり、世界を救った救世主でもある。

 

今から300年前、この世界が『神世紀』と呼ばれる前の『西暦』に突如現れた、『エネミー』と言う謎の怪物達。そいつ等は色々な国に攻撃し始めた。無論、各国の軍隊も応戦したが、通常兵器にびくともせず次々怪物達の餌食にされ世界に恐怖と絶望を与えた。

 

だが、世界が滅亡寸前だった時、彼等レジェンドヒーローズが現れた事によって状況が覆ってエネミー達は彼等に倒された。

 

後にこの戦い『クライシス・ウォーズ』と名付けられた。

 

その後、彼等の姿を見た者はいない。ヒーローと聞くとなれば6年前外国で活動し始めた『アベンジャーズ』、『X-MEN』、『ファンタスティック・フォー』、『ティーンタイタンズ』、そして『ジャスティス・リーグ』と言うヒーローグループと4年前に起きた『ブレイブ大戦』で活躍した『最強勇者ロボ軍団』位である。

 

「おはよう、イッセー」

「イッセー、おはよう」

 

と、俺が夢の事を考えていると後ろから声を掛けられ後ろを振り向くと、見知っている二人の少女が俺と同じジョキングをしていた。

 

「おはよう。『若葉さん』、『夏凛』」

 

彼女達は上級生の『乃木若葉』さんと同級生の『三好夏凛』。俺と同じ学校に通っている幼馴染だ。

 

若葉さんは名家『乃木家』の令嬢でもある。理由は『大社』に所属している事だ。大社と言うのはまぁー、簡単に言えば『神樹様』を奉る組織、日本各地の神社を管理等して日本政府と同等の権力を持っているが政治活動等は行っていない。

 

それと『神樹様』とはクライシス・ウォーズの終戦後に西暦時代の時、上里家の初代巫女が四国で見付けた大樹だ。

 

その大樹は神様達の集合体の集まりで生まれた存在とその当時の巫女は言い、崩壊した世界に恵みを与え、今は近未来と架空であった魔法が存在する様になった世界へとなった。そして西暦から神世紀へと変わった。

 

夏凛も若葉さん程ではないが、大社に所属している名家だ。

 

「今日は少し肌寒い位の日だな」

「そうですね。もう直ぐ3月ですからね」

「3月…って事は今学期で『翼』と『アリシア』が卒業するのね」

 

俺と若葉さんと夏凛はジョキングをしながら会話をしていた。

 

夏凛が言っていた翼とアリシアは俺達の上級生の幼馴染で仲が良い。

 

「さてと、そろそろ家に戻らないといけないな」

「そうだな。ではイッセー、部活で会おう」

「ええ。ではまた」

 

しばらくしジョキングしていると時間が6時ちょい前まで経っていて、そろそろ学校に行く準備をしないといけない為俺達はそれぞれの家に帰って行った。

 

 

 

 

 

 

家に帰った俺は風呂場に行き、シャワーを浴びて学校指定の制服に着替え家の台所に向かった。

 

「お!イッセー、おはよう!」

「おはよう『奏』さん」

 

台所に着くと先に朝食の準備をしていた『天羽奏』さんが居た。

 

奏さんは4年前、両親や妹さんが事故に合い亡くなってしまった。その時知り合いだった親父が奏さんを家に引き取る事を決めて一緒に暮らしている。

 

「今日の朝食は何を作ろうか?」

「丼ぶり物で良いんじゃねーか?腹も満たすし」

「いや流石に朝から丼ぶりはキツいし、普通に鮭の塩焼きとか…」

 

と、俺と奏さんは今日の朝食を何を作るか言い合う。結局、朝食は鮭の塩焼きと肉じゃがになった。

 

ズズッ!

 

「…よし。奏さん、朝食の準備が出来たから皆に伝えて」

「おう。おい皆〜、朝食の出来たからそれぞれ運んで来〜い」

 

俺は作った味噌汁を味見をして出来た事を確認すると奏さんに皆に伝える事を言い、奏さんは暖簾を退かしてリビングに居る皆に伝える。

 

因みに皆と言うのは…、

 

「「「「「あっ!!おはようごぜぇやす!!坊っちゃん、奏お嬢!!!」」」」」

 

そう、俺の家族はほぼ全員『極道』だ。

 

『東城会 直系組織 集英組』

 

東城会と言うのは関東で最も大きい組織で父さんが纏めている集英組も所属している。

 

集英組はそれなりに知られている組で仁義や筋を重んじる。ただ、他の極道とは違い麻薬、売春、裏カジノには手は出さずよく変わり者の極道と言われている。

 

『海鳴市』、『見滝原市』、『駒王町』などを拠点として屋敷を所有している後地元の祭りに屋台を出したり町内清掃もしている。

 

「うっめぇ〜!流石は坊っちゃんと奏お嬢だ!」

「いや〜、何時もすいやせん!」

 

皆はそれぞれ朝食を運び食べ始める。

 

朝食は皆絶賛の様子だった。かなり居るから作るのは大変だが、皆が喜んでくれるなら作った甲斐があった。

 

「まぁ、この中で料理作れるのはあまり居ないからな」

「「「「「め…面目ねぇーです……」」」」」

 

と、奏さんの言葉に組の大半が落ち込む。

 

………気にしてたんだな。

 

「ま、まぁー皆も少しずつ料理を習っていけばいいしさ。そう落ち込まないでくれ、なぁ?」

「「「「「ぼ、坊っちゃん…!」」」」」

 

落ち込んでいる皆を俺は何とか励ますと皆、目をキラキラさせながら喜びの眼差しを俺に向けていた。

 

「おはよう」

「おはようございます」

「あぁ、おはよう『千景』、『美遊』」

 

襖を開けリビングに入って来たのが奏さんと同じ関係の『郡千景』と俺の義妹『一条美遊』だった。

 

千景はある出来事で前住んで居た所で迫害を受けていた。1年生だった時偶々、俺が通り掛かって助けて事情を聞いた。

既に両親は他界して1人で生活をしていたらしい、其処で親父と俺は千景を家に引き取る事に決めたんだ。

 

まだ家に慣れていないけど少しずつ、表情が柔らかくなった気がする。

 

美遊は本当の妹ではない。俺が幼い頃に家の前に赤ん坊の美遊が置かれていた、組全員が探し回ったが結局見つけられず親父が養子として引き取る事を決めた。

 

因みに美遊の名前は俺が決めた。

 

だが、少し気になる事がある。それは美遊の左腕に付いている『金色のバングル』、赤ん坊の時もそのバングルは付いていた。

 

美遊が成長しつつもバングルが外れる事は無かった。まるで美遊の成長に合わすかの様にバングルが大きくなるのは気のせいか…。

 

「今日は少し起きるのが遅かったみたいだけど、どうした?」

「別に…只学校の宿題とかで寝るのが遅くなっただけ」

 

何時もは早めに起きて皆とリビングに居るのに今日来るのが遅かった事に俺は訊くと宿題をやって寝るのが遅かったと千景は答えた。

 

遅かったと言えば…

 

「そう言えば美遊、お前も珍しく来るのが遅かったな?」

「……本を読んで遅くなった」

「どんなのだ?」

「固体物理…」

「あー、分かった。その先を何を言うのが分かったら、うん」

 

と、この後美遊が何の本を読んだのを言う前に奏さんが止めた。

 

まぁ、美遊は何故か小学生並の本じゃなく大学生並の本を読むのが好きらしい。昔は絵本を読んでいたが、何時からか物理法則やら方式等の難しい本を読み始めた。

……どうしてこうなったのやら。

 

そう昔の事を思い出しながら、朝食を食べ終えお茶を口に含む。

 

ドガアアアアアアアン!!!

 

「「「「ブーッ!!」」」」

 

突然の爆発に思わずお茶を吹き出した俺達。

 

「ゲホッゲホッ!な、何だ!?」

「まさか…」

 

奏さんが咽てさっきの爆発の事を言う。

 

俺はもしやと思い、リビングを出て屋敷の隠し地下に向かった。

 

???の秘密研究所

 

研究所の扉に着いて開けてみると…、

 

「あ〜、やっぱりか」

 

開けると何かの機械が爆発してボロボロの姿があった。

 

ま〜た、何かの実験をやって失敗か或いは成功で爆発したのか?『あれ』が見つかって以来、これで二度目だ。

 

「ゲホゲホ!あ!おはようございます。一誠さん」

「ああ、おはよう『エルフナイン』」

 

咳き込んで埃まみれにながら俺に挨拶をする『エルフナイン』。

 

エルフナインは家の秘密研究所で暮らしていている少女。…と、言っても彼女はある人物によって作られた『ホムンクルス』その為性別無いと言っているが外見が女性だから女性だと思う。

 

「で?今度はどうしたんだ?」

「マスターが改良した『浄化装置』を『ミカ』が持って来た素材を入れて装置を動かし浄化が成功したが、その後派手に爆発した」

 

と、『レイア』が今の状況を説明してくれた。

 

この人…いや、人形が正しいか?『レイア・ダラーヒム』。

 

エルフナインともう一人居る人物が作り上げた特殊自動人形『オートスコアラー』。何でもレイア達のマスターの精神構造の一部をベースに作られたらしく人間のような豊かな感情表現が出来て普通に食事が出来るらしい。

レイアが言っていたミカもオートスコアラーだ。

 

ガラガラ!

 

「ゴホッ!あ~くそっ!構造は完璧なのに何故爆発した?」

「マスター、大丈夫かだゾー?」

 

瓦礫を退かす音が聴こえ向くと其処にはミカと帽子に付いた埃を払う少女が居た。

 

『キャロル・マールス・ディーンハイム』。エルフナインと共に家に居候している錬金術師、外見は子供だが中身はオバ…、

 

「オイ、イマオバサントオモッタカ?」

「イエ、マッタク」

 

キャロルが俺の心を読んだかは片言で殺気を飛ばしながら問い掛けられた。

 

滅茶苦茶コエーよ、目が殺る気だったよ。

 

……中身は大人。どうして彼女達が家に居候しているのかは何でも昔別居しているお袋と共に行動をしていたらしい。何でかと訊かれてもキャロル曰く『訳あって共に居るだけだ』と何時も理由を言わずはぐらかされている。

 

「まぁ、コイツは無事だったがな」

 

と、キャロルは手に持っている2つの『ボトル』を俺に見せた。

 

『フルボトル』

 

2年前、家の地下の一部の所で謎の黄色いガスが出て来た。そのガスは人体を取り込むと特殊な細胞分裂を引き起こす危険なガスだったらしく。その場所は厳重に閉鎖され、あのガスの事は『ネビュラガス』とキャロルが名付けた。

 

あのガスの事を調べると有機物や無機物の成分を摂取したボトルとネビュラガスを入れたボトルを合わせて浄化させるとフルボトルが完成するが、浄化させるには大型の機械を使う必要があるらしい。今ボロボロになっている機械がそうだ。

 

「で?今回は何の成分を合わせたんだ?」

「ん〜と、ハリネズミの針にライオンの毛だゾー!」

 

と、取ってきた成分をミカが伝えたるが、回想がおかしい。

 

おい、何で毟り取った?2、3本で十分だろ。ライオンのオスの鬣が半分取られてるし、ハリネズミに至っては針全部抜くな!

 

後、何で動物園で取って来た!?飼育員さん達のはた迷惑になるだろ!?

 

「ところで『ガリィ』と『ファラ』は?」

「アイツ等はミカとは違う成分を取りに行った」

 

もう二人のオートスコアラーが居なくてキャロルに訊く、どうやら二人も成分を取りに行ったようだ。

 

「おぉ、やっぱり此処に居たか一誠」

「親父」

 

咄嗟に声を掛けられて首を向けると、俺の親父『一条一征』が下りて来た。

 

「ま〜た、派手に爆発したな。それと一誠、お前時間大丈夫か?」

「え?」

 

ボロボロになった浄化装置を見ながら言う親父が時間は大丈夫かと訊かれる。

 

俺は研究所の時計を見た。………ヤベ!!

 

「さっさと行かないと遅刻する!」

 

俺は急いで階段を上がり、服を整えランドセルを背負って『鍵穴があるロケット型のペンダント』を首に掛ける。

 

すると集英組の若頭の『竜』が、

 

「お前等!直ぐにリムジンを用意させろ!ばかやろー!15m級のをだ!」

「「「其処までしなくていい!!(しなくてもいいよ)」」」

 

と、竜がリムジンを用意しようとしていて俺と千景、美遊がツッコミを入れた。

 

俺達を思う気持ちは分かるが、限度がある。

 

「んじゃ、あたしは先に行くからな」

「待て」

 

奏さんが先に行こうとした時、大人の姿になったキャロルが呼び止めた。

 

「何だ、キャロル?あたしはもう行くんだけど」

「お前は電車に乗って学校に行ってるだろう。俺が送ってやる」

 

と、キャロルが奏さんを学校まで送ると言った。

 

「送るって何でだ?」

「無論バイクだ」

「バイクって…運転出来るのか?そもそも持ってたかバイク?」

「心配するな。免許は取ってあるし、バイクはこれで使う」

 

キャロルは懐から変わった形をしたスマートフォンを取り出し、奏さんに見せた。

 

「何だそれ?」

「仮病用の携帯かしら?」

「そうそう、もしもし?……違うわ!!」

 

奏さんが不思議がると千景が仮病する時の携帯かと訊かれるとキャロルはノリツッコミをした。

 

千景…そんな為に作った訳じゃないと思うぞ?

 

「いいか?これは俺が作った発・明・品」

 

キャロルはそう言いながらライオンの顔が彫られたフルボトルを先程出したスマートフォンに装填し放り投げた。

 

《ビルドチェンジ!》

 

すると機械の音声が鳴るとスマートフォンがバイクに変形した!?

 

「おぉ!」

「へ〜!」

「すごい…!」

 

スマートフォンがバイクに変形した事に俺や奏さん、千景は思わず驚いた。美遊は声を出していないとはいえ、少し驚いている表情をしていた。

 

「どうだ?これが俺が開発した『マシンビルダー』だ」

 

と、キャロルが自慢しながらマシンビルダーと言うバイクのハンドル部分にある液晶画面に触れると後部座席の所から2つのヘルメットが現れた。それを1つをキャロルが、もう1つは奏さんに投げ渡した。

 

ヘルメットを付けてマシンビルダーに乗る2人。

 

「準備は良いか?」

「そんじゃ、学校までレッツゴ…」

「ゴーするじゃないぞ、此処家の中」

 

と、走らせようとした時に親父がキャロルの肩を持って止めた。

 

あ、あっぶねー…。俺達気付いてなかったから、親父が止めなかったら家の中が大惨事になってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ……その後、マシンビルダーを外に出してキャロルは奏さんを学校に送りに行った。

 

俺達は………結局リムジンで学校に行く事になった。普段の時間なら30分で着く所なんだが、今日朝から色々あって走って間に合う時間帯ではなかったから、仕方なく竜にお願いしてリムジンで登校する事にした。

 

無事遅刻せず『私立海聖小学校』に着いた俺達。

俺達が通う学校では通常の授業だけでなく、『魔法授業』、『IS授業』等もやっている。美遊と千景はそれぞれ組の教室に向かい、俺も自分の教室に向かった。

 

ガラ!

 

「よぉ!イッセー、おはよう!」

「おはよう、一誠君!」

「おはようイッセー!」

「一誠君おはよう」

「あぁ、おはよう『集』、『なのは』、『アリサ』、『すずか』」

 

教室の引き戸を引くと既に教室に居る俺の幼馴染に挨拶をした。

 

左から金髪の眼鏡を掛けてる男子が『舞子集』

 

茶髪でツインテールをしている女子が『高町なのは』

 

茶色に近い金髪で小さいツインテールをしてる女子が『アリサ・バニングス』

 

紫色の髪でロングヘアをしてる女子が『月村すずか』

 

集は幼稚園時の時に出会って、なのは達は去年の7月の時に『ブレイブデュエル』をプレイしてて偶々対戦して仲良くなった。

 

「今日は遅かったじゃない?」

「ああ、ちょっとな」

「おや〜、その様子だと随分お楽しみだった様子で〜!」

「えっ!?も、もしかして一誠君、もう天羽さんと郡さんとそんな関係を…!!」

「んなわけあるかぁ!!集!変な誤解を言うな!」

 

俺が自分の席に座り、アリサと話していると集が変な事を言い、すずかが何故か驚く。俺は直ぐに否定した。

 

全く、あの二人に対してそんな疾しい事は考えていないし、そもそも二人との関係は家族で歳上の人に幼馴染だ。

 

と、そんな事を考えていると…、

 

「おはよう。皆」

「おはようございます」

「皆おはよう」

「おはよう。『フェイト』、『美森』、『未来』」

 

金髪のツインテールの女子『フェイト・テスタロッサ』

 

黒髪を纏めた女子『鷲尾美森』

 

そして黒髪ショートで後頭部に大きな白いリボンを結んだ女子『小日向未来』が教室に入って来た。

 

フェイトはなのは達と同じブレイブデュエルで、美森は入学の時のある切っ掛けで、未来は集と同じ幼稚園で出会った。

 

「今日は『響』と一緒じゃないんだな」

「うん。遅れるから先に行っててって、連絡があったの」

「相変わらずだね。響ちゃんは」

「相変わらずだといえば…」

 

何時も未来と一緒に来る筈の『響』の姿が見なくて、未来に訊くとどうやら遅れるらしい。

 

相変わらずだとなのはが言う。相変わらずと言う言葉にアリサは顔を向け、教室の一つの席を見る。

 

「スピ〜…スピ〜…」

「『園子』もね。学校に朝早く来てから居眠りって…」

「あはは、そうだね」

 

自分の席で気持ち良さそうに鼻提灯寝ている『乃木園子』に呆れるアリサに苦笑いするすずか。

 

園子は若葉さんの妹で若葉さん出会う切っ掛けになった子だ。幼稚園の時、1人砂浜で遊んでいるの見かけ一緒に遊ばないかと誘い仲良くなる。

 

その後、園子から家に遊びに来て欲しいと誘われ、遊びに来た時に其処で若葉さんと出会った。

 

「スピ~…ふわぁ!?わー!止めてアーリー!私に熱々のおでんを顔に付けないで~!!」

「どんな夢を見たのよ!!後、あたしがそんな事するわけないでしょ!」

「……あれ~?熱々のおでんは~?」

「無いわよ!!」

 

突然園子が目を覚ましてなんやら変な夢の内容を言っている。無論、アリサはツッコミを入れた。

 

園子が見る夢は独特なんだよな。昨日なんか俺関係の夢を見たんだからな。

 

え?どんな夢だったって?…………ニューカマー拳法とか言う技を使うデカイオカマと俺が……悪いこれ以上言えない……。

 

「ど、どうしたの急に顔が青くなったけど…?」

「だ、大丈夫だ!気にするな!」

 

昨日の園子の夢の内容を思い出そうとすると、何時の間にか俺の顔が青くなってたらしく、なのはに心配されている。

 

「ねぇねぇ、今日のニュース見た?」

「あ~、見た見た。また他の小学校の学生が誰かに惨殺されたんだろ?」

「俺も見たぞ。今回は『首だけの遺体』みたいだぞ?」

「うわ!マジか」

「嫌だね~」

 

と、何やら向こうの集団が今日のニュースの事について話してるらしい。

 

「また惨殺されたって言うニュースか」

「最近多くなってるよね。暗くなる前に帰りなさいってお父さん達も言ってて、それほど気にしてるみたい」

「どうせ今回の事件はヴィランの『ジョーカー』の仕業でしょ?こんな事をするのはアイツ位なものよ」

「ん~、どうかな。ジョーカーの犯行は確かにエグいけど、何かしらの印みたいのは残してるばすたけど」

「確かに」

 

俺達もそのニュースの内容を話し合う。

 

因みにジョーカーと言うのは、アメリカのゴッサムシティと言う町でヒーローの『バットマン』の宿敵とも言える名高いヴィラン。

 

今回の惨殺はジョーカーの仕業とアリサは言うが集はそれを否定する、確かにジョーカーの犯行ならば何かの印を残してはず、それが無いとなるとジョーカーの犯行という可能性が薄くなる。

 

話し合ってると学校のチャイムが鳴り、俺達は自分達の席に座る。『安芸先生』が教室に入って来て日直が号令しようとした時…、

 

バァン!

 

引き戸を思いっきり開け、教室に女子二人が急いで入って来た。

 

「はざースッ!!」

「ま、間に合った~!」

「間に合っていません!『三ノ輪』さん、『立花』さん」

 

パン!パン!

 

「「あいたぁ!?」」

 

と、安芸先生が出席簿で軽く叩かれたが、二人にとっては痛かったらしい。

もし時代が時代なら今の行為は体罰問題になっていたけど、今の神世紀は過度で無ければ、体罰は許されている。

 

因みに遅刻してきた2人も俺の幼馴染だ。

 

髪が灰色で結んでいるのが『三ノ輪銀』

 

ヒヨコの様な髪型をしてるのが『立花響』

 

無論、銀とは俺と集、未来と同じ幼稚園で通った仲。響は俺が2年生の時虐められてるのを見掛けて助けて友達になった。

 

安芸先生の説教が終わり2人は小走りで席に着いた。

 

「起立」

 

今日の日直が号令を掛け、席を立つ。

 

「礼」

 

礼をして、

 

「拝」

 

窓の方を向いて、また礼をして手を合わせる。

 

《神樹様のおかげで今日の私達が在ります》

 

そして、神樹様に感謝の言葉を捧げた。

 

「着席」

 

席に座り、俺は授業の話を聞く。

 

また何時もの平凡な日常の始まりだ。




『教えて!了子先生!』

了子「ハイハ~イ!第2回『教えて!了子先生!』始まるわよ~!」

銀八「今回、質問とかねぇーけど、どうすんだ?」

了子「そうね~。今回は私達の世界について教えるわ」

世界観

主に『魔法少女リリカルなのはINNOCENTS』、『魔法少女まどか☆マギカ』、『勇者シリーズ』、『魔法科高校の劣等生』、『ビビッドレッド・オペレーション』、『ハイスクールD×D』、『ニセコイ』、『DCコミックス』、『マーベルコミックス』が中心となっている。

サブとして『インフィニット・ストラトス』、『戦記絶唱シンフォギア』、『勇者であるシリーズ』、『地球防衛軍5』の要素が含まれており、人物は存在するがノイズやバーテックス、プライマー等は存在せずISもほぼ原作と異なった設定となっている。その他に設定や人物等の要素が存在する。

銀八「おい、仮面ライダーやウルトラマンとかの要素は何処行ったんだ?」

了子「それについてはネタバレになるから、敢えて入れてないらしいわ」

銀八「もっと詳しい情報は、後に出る設定集と人物紹介を見てくれよ。何時出るかは不明だが」

了子「それでは今日のコーナーは此処まで。またね~!」

次回予告

「一誠、及び美遊に一夏、箒、ただいま来ました」

「さぁ!今日の勇者部活動を始めるわよ!」

「安芸先生から呼び出しがあったの」

「リンクスタート!」

「今日は負けねーからな!」

「あれが『天才ゲーマー11』…か」

「彼は……邪魔だね」

第2話『仮想世界と魔の手』

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