友人が能天気な紅白饅頭なんだがキレても良いか?   作:オティンティン大明神

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自分で言うのもなんですけど主人公がどちゃクソどチート腐れ外道野郎なんでほかのキャラにテコ入れを少々
このままじゃ体育祭が馬鹿の独壇場になるからネ!仕方ないネ!

第一弾はどう考えても元からハイパーチートの八百万百ちゃん!
ぶっちゃけ元からやべーのにテコ入れしたらどうなるのって?
それでは↓をご覧下さい


ウソの災害や事故ルーム10

「いやぁ……ヴィランは強敵でしたね」

 

今世紀最高峰の知能を持ち、今世紀最高峰のイケメンである完璧超人、引合石。つまりは俺の事だが、女神を助けた後の俺は他にあの無知暴虐の黒き怪物の残党を探す為に動こうとした。

 

「いや、アンタはもう動くなって。マジで何するかわかんないから動くな」

 

「待て!そこのパンク美少女耳郎響香ちゃん! 俺のこの濁りなき眼を良く見てくれ! 決して悪い事はしないから! 」

 

動こうとすると何故かいつの間にか現れた俺のクラスメイトであるパンク美少女耳郎響香が耳のイヤホンジャックを俺に押し付けながら動きを封じようとしてくる。

 

「どうせ悪い事しかしない(悪いとは思ってない)でしょうが……取り敢えずアンタをここで解放したらマジにとんでもない事が起きそうだからここで大人しくしてな」

 

そう睨みつけるように言い捨てると耳郎は女神にロープを要求した。間違いなく俺を縛る為のロープである。俺が一体何をしたというのだろうか。

 

「ヤオモモ ロープ出してすっごい頑丈で切れないやつ」

 

「分かりましたわ!」

 

言うが早いか女神は個性を使いロープを作り出した。黒く、鉄を彷彿とさせるそれはロープというよりもワイヤーと言うべき代物だった。

 

「特殊合金のワイヤーですわ! これならどんな力持ちでもこれを千切るのは至難の業です! さぁどうぞ耳郎さん! 」

 

簡単に特殊合金のワイヤーを創造する女神の個性の強力さに心の中で震え上がる俺、それが当然のように受け取る耳郎。どうやら女神の個性の恐ろしさが耳郎には理解出来てないようだ。やっぱり俺よりも強いわその個性。というかガチれば殆どのプロヒーローを封殺出来そう。

 

「ん。ありがと」

 

その姿に少し物申したくなるがグッと堪えそのワイヤーを俺に使わせないように言葉を発する。

 

「俺よりも先にノされてるヴィランを拘束したほうが……」

 

「既に実行済みですわ! 」

 

プリプリと身体から何かを放出しながら俺にそう言い切る女神が大変美しいのは置いておいて、俺は言葉を紡いだ。

 

俺の奥義その一『なんかそれっぽい事を言ってこの場は煙に巻くの術』の使い所だ。

 

「しっかし八百万の個性は本当に凄いな。そんな個性だったら向かう所敵無しだろ」

 

「いえ……私の個性なんて轟さんや夜嵐さん、爆豪さん、そして引合さんと比べたら普通だと思いますけれど」

 

それに、私が本当に強かったのならばあのようにヴィランに上鳴さんを人質に取られることはありませんでした。と自嘲するように笑みを浮かべる女神。その表情から察するに本気でそう思っているらしく、それを察した俺は否定するように言葉を続けた。

 

「いやいやいや。その個性を使いこなす八百万には俺達が束になっても敵わない可能性があるよ。というか俺は勝てる気がしない」

 

「そうでしょうか……? 」

 

勝てない戦はしない主義なのでそのような状況になる事はまずないであろうが、そんな状況になった場合の事を少しイメージしてみる。

 

「……骨の一つ残らず消滅させられそうだな。本気になった八百万にどうやって勝てるのかさっぱり思い付かん」

 

「引合さんの中の私のイメージはどうなっていらっしゃるのですか!? 」

 

HAHAHA、そんなチートオブチート個性を持ってて何を仰るのやら。と笑っていると話に入ってこなかった耳郎が不満そうに口を尖らせた。

 

「アンタ。ヤオモモを凄い評価してるけど私から見ればアンタのほうがチート臭い個性持ってて滅茶苦茶強いと思うんだけど? 」

 

あんな意味不明な物体作り出しておいて弱いとか冗談じゃない。と、俺の造り出した球体を指差して言い切る耳郎。

 

「八百万がガチったら俺なんて秒殺だぞ? 」

 

というか女神は轟も夜嵐も爆豪も何奴も此奴も即殺出来るポテンシャルを持ってる。俺?勿論瞬殺だよ。個性使われなくとも瞬殺される自信しかない。

 

「……私にそんな力があるのでしょうか? 」

 

「……そこまで言うなら試しに掌からなんでも良いから武器を出してくれないか? 拳銃とかでも良いぞ……銃弾はペイント弾でも良いからさ」

 

「……そんなので宜しいのでしたら」

 

そう言うと即座に拳銃を造り出し、女神はそれを俺に手渡してくる。ここまで出来て何故自分が強くないと思えるのだろうか?

 

「ほら、この時点で俺に勝ち目はない。靴舐めて命乞いするくらいしかマジで手がない」

 

「……意味不明なんだけど?」

 

俺の言葉に呆れた顔をする耳郎に更に分かりやすく説明を繰り出す。これで分からないなら俺はもう知らん。この場から逃げる。

 

「これでも分からないとか本気か? ならこう言おうか」

 

核爆弾でも毒ガスでも作ろうと思えば何でも作れるんだろう?理解していれば何でも創り出せる。金でも銀でもニトロでもこの世に存在しない鉱物ですら化学式があれば創造可能。生物以外ならなんでもだったか?

 

俺の言葉に女神の動きが止まった。耳郎も俺が言いたい事が理解出来たのか信じられないような顔をして女神を見る。その気持ちは非常に良く分かる。俺も初めて聞いた時は『なんでこの全世界の宝は外に出てるんだ? 美しくてしかも強いとか世界が保護しなきゃダメだろ』と思ったからな。

 

「やろうと思えば地球だって滅ぼせる。人類が生み出した兵器の設計図を理解していたらそれだけで人間武器庫だ。コストとして脂肪を使うらしいがリスクとコストが割に合ってない」

 

「俺達が個性を使って実現する事を八百万は人間の知恵を使って幾らでも実現可能なんだ。正直八百万と会うまで絶対に敵わない個性なんて俺にはないと思ってたからな」

 

因みに何処ぞの元担任は例外である。停止とかチートだろチート。絶対に何処のav作品のキャラだよあの教師は。

 

「力と金。この2つを無限に生み出せる八百万の個性はこの現代社会において神に等しい個性なんだよ。靴舐めるのでマジで許して下さい何でもしますから」

 

「いえ……舐めなくて結構ですわ」

 

女神の少しアレな顔を見て実は少し舐めたい気持ちがあったのは生涯隠す事を決意する。というか女神の靴舐めるとかご褒美でしかない。跪いて靴を舐めたい

 

「深く考えなかったけど……そう考えるとヤオモモの個性は本当に凄い。確かにウチじゃ勝ち目すら想像がつかない」

 

「……私にそんな力が? 」

 

「ガチで八百万にどう勝てと……まぁ八百万の話はこれくらいにしておこう。そろそろウェイウェイ言ってる上鳴も元に戻りそうだし」

 

HAHAHAと笑いながら話を纏める。俺を縛る事すら忘れた二人は俺から視線を外し上鳴の方へと視線を向ける。

 

今だ!

 

「それじゃあサラバ!」

 

決め台詞を残し、俺は作り出した球体に引き寄せられるように宙を舞った。地上から2人の声が聞こえたが聞こえなかった事にしてこの場を後にする。

 

この後、引合は空中で無知暴虐の怪物と殴り合いをしているオールマイトと顔を合わせたりしたのだが、そこはまた後日語る事としよう。

それよりも今語るべき存在がいる。

 

「私にそのような力が……? 」

 

八百万百は考える。引合が語った事を今まで想像した事すらなかったのだ。

力ある者にはそれ相応の責任が求められる。ノブレス・オブリージュを第一として育てられたとある資産家のご令嬢である彼女は所謂箱入り中の箱入り娘。花よ蝶よと育てられた彼女にあのようなアイデアを与える存在は許されなかった。

 

だが、先程の場においてはキチガイ、畜生、蛮族。の三拍子揃ったヒーローの卵失格の糞野郎、引合石がそこにいた。まさかヒーローを志す雄英生の中にあのような畜生がいるとは彼女の御両親も思わなかったであろう。悲しいことだが彼女の御両親にはこれから数段階無視してワープ進化する彼女の成長を是非暖かい目で見守って欲しいものである。

馬鹿にとっては当然の思考回路なのだが彼女にとっては初めての体験。馬鹿の言葉を咀嚼し理解した彼女は徐ろに指を前へと向け個性を発動した。

 

「理解していれば何でも創り出せる……ならばこのような物も」

 

指先から生み出されたのは1つの弾丸。だが、弾丸を打ち出すには尻にある雷管を打ち付けなければならない。銃と弾丸、これは本来2つで1つの筈なのだ。

 

だが、八百万の指から生み出された弾丸は宙を裂き壁へと突き刺さる。

 

「えっ……ヤオモモ? 」

 

その光景に困惑する耳郎響香に対して八百万百は震える声で返事を返す。

 

「……銃弾を撃つ為には雷管を叩かなくてはなりません。それは耳郎さんもご存知ですよね? 」

 

「うん……だけどあの弾はあれだけで……」

 

「……雷管の直ぐ後ろにちょっとした衝撃を出す量の火薬を取り付けて作り出しただけですわ……ですがこれ程とは。いえ、もしかすると」

 

八百万が徐ろに手を振りあげる。その瞬間先程の弾丸が空中に大量に生み出されマシンガンの如く壁に穴を開けていく。

 

「……理解しました。確かに引合さんの言う通りですわ」

 

「ヤオモモ……? 」

 

人が変わったようにブツブツと呟きながら八百万は様々な物を生み出していく。そんな八百万に耳郎が心配したように声を掛けると八百万は困ったような笑みを浮かべる。

 

「……過ぎた力は身を滅ぼすとお父様やお母様から口酸っぱく言われ育てられました。引合さんの言う通りです、私の個性は 」

 

人間には過ぎた力かもしれません。

 

出会いが変われば人も変わる。ならばこそ違う成長もある。このUSJでの一件は八百万百が大きな運命の波に飲まれる物語の序章である。




八百万ちゃん←良識あり。ぐう聖。可愛い。おっぱい大きい
引合←畜生、外道、糞。良識なし、可愛くない、男

つまり何が言いたいのかと言うと……何が言いたいんだろ?
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