スロウスタートアップ!   作:naogran

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ある春の日のとあるアパート。このアパートに1人の女の子が本を読んでた。

???「はなちゃーん!今良い?」

はな「う・・・うん。」

彼女の名前は「一之瀬花名」。

???「高校の制服出来たわよ~。」

そこに胸の大きい女性が高校の制服を持って来た。

花名「え?」

???「はい。はなちゃん。」

女性の名前は「京塚志温」。このアパートの管理人である。

制服を拝見する。

花名「うわぁ〜〜!」

志温「はなちゃん、早速だけど着て見せて?」

花名「え?」




高校の制服を試着する。

花名「ど・・・どうかな?」

志温「わ~!可愛い!」

花名「そ・・・そうかな・・・だ、大丈夫かな・・・」

志温「勿論大丈夫よ!可愛い可愛い!」

花名「と・・・と言うか志温ちゃん!あのね・・・私ちゃんと高1に見えてるかな・・・」

志温「大丈夫大丈夫!高1所か中1にだって見えちゃう!」

花名「そ、それはちょっとやだなぁ・・・」

志温「あ!そうだわ!」




高校時代の制服を着た。

志温「じゃーん!」

花名「・・・・!!」

それを見た花名が固まった。

志温「高1に見えるかしら?」

花名「ど、どうかな・・・」

すると志温がカメラで花名を撮った。

花名「し・・・志温ちゃん!?」

志温「はなちゃん。笑って笑って。」

花名「いいよ写真は・・・恥ずかしい・・・」

志温「それなら2人で撮るのはどう?あ!外で撮るのも良いかしら~。」

花名「その格好で外に出るのはどうかな!」


STEP1「はじまりのどきどき」

そして高校の入学式の日が来た。花名は母に『とうとう入学式です。行ってきます』とメールを送った。

 

花名「ふぅ・・・」

 

すると返信が来た。

 

花名「え?」

 

メールを見ると、『いってらっしゃい。お母さん』と母からの返信が来た。

 

花名「お母さん・・・あ、お父さんからも。」

 

今度は父からメールが来た。すると。

 

花名「またお母さん!?」

 

今度は父から。

 

花名「また!?」

 

今度は母から。それが何度も続いた。

 

花名(お父さんが消されていく・・・)

 

 

 

 

 

 

星尾高校。以前までは女子校だったが、今年から共学になった。男子生徒は少ない。

 

先生『それでは、入学式を終わります。』

 

 

 

 

入学式を終えた。新1年生は教室へ向かう。

 

花名「緊張した・・・これで本当に高校生かぁ・・・」

 

すると後ろから小柄な女子生徒が通り過ぎた。

 

花名「ん?」

 

小柄な女子生徒は、1人の女子生徒に向かって走って、後ろから抱き付いた。

 

???「ぐはっ!」

 

???「栄依子!?」

 

横に居た女子生徒がびっくりした。

 

???「だ、大丈夫?」

 

栄依子「大丈夫・・・ん?」

 

後ろを振り向く栄依子。

 

栄依子「えっと・・・冠ちゃん?」

 

すると女子生徒の頭のリボンがピョンと跳ねた。

 

栄依子「ああごめんね。知ってる子に凄く似てて・・・」

 

???「栄依子・・・」

 

栄依子「え、本人!?」

 

???「栄依子・・・」

 

栄依子「だってこんな・・・あの時のままで・・・」

 

???「栄依子!」

 

栄依子「冠ちゃん!」

 

再会を果たした2人が抱き合った。

 

???「冠って・・・冠なの!?」

 

冠「侑李!」

 

侑李「冠!」

 

2人も抱き合った。どうやらこの3人は昔からの友達らしい。

 

栄依子「ほんとに変わってないね。小学生の時以来なのに。」

 

侑李「本当だねぇ。冠変わってないねぇ。」

 

冠「むー。」

 

怒った冠が背伸びする。そして威張った。

 

冠「急成長!育ち盛りだから!」

 

栄依子「あはは!本当だ!凄い伸びてる!」

 

侑李「大きくなったね冠。」

 

花名(そっか・・・皆小学校や中学校からの友達が・・・皆もう仲良くなってる・・・)

 

孤独になってしまった花名。

 

???「見〜付けた。可愛い女の子〜。」

 

1人の女子生徒が誰かを発見した。

 

 

 

一方花名は、誰とも話す事が出来ず教室へ向かう。すると後ろから。

 

 

 

 

 

 

???「おはようございまーす!」

 

 

 

 

 

 

花名「ひゃっ!お、おはよう・・・あれ?」

 

後ろに向いて挨拶したが、誰も居なかった。今度は前を見ると。

 

???「おはようございます!」

 

女子生徒A「おはよう!」

 

???「おはようございます〜!」

 

女子生徒B「ああ。おはよう。」

 

テンションが高い女子生徒が次々と他の女子生徒達に挨拶する。その女子生徒が教室に入った。花名も入ると。

 

???「やや!十倉さんに億崎さんじゃないですか〜!」

 

 

 

花名(あ、さっきの・・・)

 

 

 

 

侑李「たまて!」

 

栄依子「あ!一緒のクラスだったんだ!」

 

たまて「今後とも宜しくお願いしますよ!」

 

栄依子「こちらこそ。初日で知ってる人居ると何だかほっとするわね。」

 

たまて「ほんとですよ~。いや〜緊張しちゃって緊張しちゃって。逆に元気です!」

 

栄依子「あ~分かる分かる。」

 

侑李「よくあるよね〜。」

 

たまて「およよ?十倉さん、腰から何か生えてますよ?」

 

冠が栄依子の腰に隠れてる。

 

栄依子「ほら。かむも隠れてないで自己紹介。」

 

侑李「頑張って冠。」

 

すると冠がヒョコっと顔を出した。

 

冠「千石冠です・・・宜しく・・・」

 

たまて「わ~!ちっちゃ可愛い!」

 

しかし冠が膨れっ面になって怒った。

 

侑李「冠が怒ってる。」

 

栄依子「ねぇ。小学生の時からサイズが全然変わってなくて。」

 

冠「大器晩成だから人より成長速度が遅いだけ。」

 

侑李「あれ?趣旨変わった?」

 

栄依子「あら?育ち盛りなんじゃなかった?」

 

冠「60年後に吠え面かくなよ。」

 

たまて「おお!長期計画!」

 

栄依子「75歳で身長の事気にしてる時点で、器ちっちゃいよね~。」

 

冠「むー。」

 

たまて「あ!でもこれって60年後もお友達って事ですよね?その熱い友情に感動です!」

 

栄依子「ええ?何か無理矢理良い話にしたような・・・」

 

たまて「良い話に仕立て上げた己の力量に感動です!」

 

栄依子「そう言えば、何気に初めてよね?」

 

たまて「ですです!」

 

???「私もその仲間に入れてほしいな〜。」

 

3人「ん?」

 

そこに赤髪ポニーテールの女子生徒が立っていた。

 

たまて「おはようございます!」

 

???「おはよう!私松原美鈴!宜しくね!」

 

栄依子「こちらこそ。あなたもこのクラス?」

 

美鈴「そう。クラスメイトだよ。にしても・・・」

 

彼女は冠をじっと見る。

 

冠「?」

 

美鈴「ねぇ、ちょっと抱いて良い?」

 

侑李「あなたいきなりどうしたの?」

 

美鈴「ここだけの話。私可愛い女の子が大好きなの〜。」

 

たまて「おお!それって百合って言う事ですか?」

 

美鈴「よく分かったね〜。冠ちゃんだっけ?ちょっと良いかな〜・・・ぐえっ!」

 

突然後ろからチョップを喰らった。

 

???「おい美鈴、初対面の人に何言ってんだよ。」

 

茶髪の男子生徒と、金髪の男子生徒が居た。

 

???「ごめんね君達。この女好きの奴に付き合わせちゃって。」

 

栄依子「良いの。この子結構面白いね。2人の名前は?」

 

???「ああ、俺は佐野優輔。」

 

???「浪江貴之。宜しく。」

 

茶髪の男子生徒が「佐野優輔」。金髪の男子生徒が「浪江貴之」。

 

美鈴「そして私が松原美鈴です!」

 

侑李「さっき聞いたよ。」

 

 

 

 

花名(あの子達も同じクラスなんだ・・・凄いな~。もうあんなに仲良くなってる・・・私なんて、挨拶1つ真面に返せないのに・・・)

 

1人遠くから見詰めてる花名は暗くなった。すると後ろから。

 

先生「おーい。教室入れ。ホームルーム始めるぞ。」

 

 

 

 

 

 

ホームルーム。

 

先生「えーまずは入学おめでとう。このクラスの担任になりました榎並です。宜しくなー。」

 

クラス担当の「榎並清瀬」。

 

クラス生徒全員「宜しくお願いしまーす!」

 

榎並先生「ん。それじゃ順に自己紹介してもらおうか。」

 

花名(やっぱりあるんだ!自己紹介・・・)

 

榎並先生「一之瀬ー。」

 

花名「は、はい!(出席番号1番、席も一番前。一之瀬って名字の宿命だけど辛いなぁ・・・)」

 

勇気を出して立って自己紹介する。

 

花名「一之瀬花名です。宜しくお願いします・・・」

 

榎並先生「入学初日から元気無いな・・・」

 

花名「え?・・・」

 

榎並先生「・・・お。一之瀬今日が誕生日じゃないか。」

 

花名「え!?・・・」

 

何と入学式が花名の誕生日だった。花名は恥ずかしがる。すると拍手が聞こえた。

 

たまて「おめでとうございます!お誕生日1番乗りですね!」

 

栄依子「おめでとう!」

 

侑李「おめでとう!」

 

冠「おめでとう。」

 

優輔「おめでとう。」

 

貴之「おめでとう。」

 

美鈴「おめでとう!」

 

クラス全員が拍手して、花名の誕生日を祝った。

 

花名「あ・・・ありがとうございます!」

 

お礼を言って席に座った。

 

榎並先生「よし。じゃあ次今井。」

 

花名(あ~恥ずかしかった!まさか入学初日にお誕生日をお祝いされるなんて・・・)

 

 

 

 

億崎侑李の自己紹介。

 

侑李「億崎侑李です。好きな事は読書で、小説や漫画を読んでます。宜しくお願いします。」

 

 

 

 

佐野優輔の自己紹介。

 

優輔「佐野優輔です。趣味はサイクリングで、休みの日は何時も自転車で何処かへ行ったりします。家はちょっと遠いので自転車通学してます。後実家が飲食店です。宜しく。」

 

 

 

 

千石冠の自己紹介。

 

冠「千石冠です。好きな事は寝る事と食べる事で特技は沢山食べる事・・・宜しく・・・」

 

 

 

 

十倉栄依子の自己紹介。

 

栄依子「え~と・・・十倉栄依子です。特技は・・・敢えて言うなら手先が器用な方かな?友達百人じゃないけどみんなと仲良くできれば嬉しいかなって思ってます。宜しく~。」

 

 

 

 

浪江貴之の自己紹介。

 

貴之「浪江貴之。優輔とは幼い頃からの幼馴染みです。ゲームが好きで家でずっとやってます。あ、運動とかもやってます。宜しく。」

 

 

 

 

松原美鈴の自己紹介。

 

美鈴「私は松原美鈴です。このクラスの皆と仲良くなれれば嬉しいです。私は昔から人懐っこい性格です。宜しくお願いします。」

 

 

 

 

百地たまての自己紹介。

 

たまて「百地たまてです!お気軽にたまちゃんとお呼び下さい!百地のたまちゃん!百地のたまちゃんでございます!1年2組の皆様!どうか百地のたまちゃんを宜しくお願いしま~す!」

 

テンション高めで宣言した。

 

花名「選挙活動・・・?」

 

 

 

 

チャイムが鳴った。

 

榎並先生「じゃあこれで解散な。」

 

下校時間になった。

 

たまて「お誕生日の人さーん!」

 

花名「も・・・百地さん。」

 

たまて「気軽にたまちゃんで良いですよ~!あのこれ。誕生日プレゼントです。」

 

交通安全の絵馬のお守りをプレゼント。

 

花名「絵馬・・・?」

 

栄依子「誕生日プレゼント?じゃあ私からも。」

 

冠「私も。はい。」

 

侑李「私からも。」

 

同じお守りをプレゼントした。

 

栄依子「今朝駅前で配ってたのよね~。」

 

たまて「あ!ちょっぱやでネタバレしましたね!お誕生日って知らなかったのでこんなのですみませんです~!」

 

花名「え?」

 

栄依子「そりゃ知らないでしょ。さっき知り合ったばっかりなんだし。」

 

たまて「おっとそうでした!」

 

栄依子「なぁに?今分かったの?」

 

たまて「来年はもっと良い物用意しておきますね!」

 

栄依子「と言うか今度はちゃんとしたもの渡すからね。」

 

花名「ええ!?」

 

たまて「よーし!今日から何が欲しいのかリサーチですよ!」

 

栄依子「お!ハードル上げてきたわね。」

 

美鈴「何何?何の話?」

 

優輔と貴之と美鈴の3人も来た。

 

侑李「この子にあげる来年のプレゼントを考えてたの。」

 

美鈴「へぇ〜!私達も入れて〜!」

 

優輔「おい美鈴落ち着けよ。」

 

栄依子「面白いねぇ。3人も何か考えてみる?」

 

貴之「俺達も?そうだなぁ・・・」

 

冠「ロールケーキが良いと思う。」

 

栄依子「それはかむが食べたいだけでしょ?」

 

美鈴「チョコケーキ!」

 

優輔「お前が食いたいだけだろ。」

 

花名「(さっき知り合ったばかりなのにもう来年の話なんて・・・)あ、あの!ありがとうございます!これ・・・大事にするから!」

 

プレゼントされた4つのお守りを携帯に吊るした。

 

優輔「4つ吊るしてる・・・」

 

栄依子「あはは!凄い事故りたくない人みたいになってる!」

 

花名「あれぇ〜・・・」

 

たまて「これで登下校も安心ですね~!」

 

冠「ありがたや。」

 

貴之「事故が起こっても万全になるかもな。」

 

美鈴「良かったね〜。」

 

花名「あ、あはは・・・」

 

冠「あ。」

 

栄依子「どうしたの?」

 

冠「交通安全の絵馬あげちゃったから私達が事故に遭う。」

 

花名「え~!」

 

たまて「私達はその絵馬に守られていたんですね。」

 

美鈴「事故に遭ったらとんでもない事になっちゃうかも。」

 

花名「え〜!」

 

優輔「そんな大袈裟な・・・」

 

栄依子「じゃ、一緒に帰れば良いんじゃない?」

 

たまて「おお!名案ですね!駅までご一緒しましょう!」

 

美鈴「私達もご一緒して良い?」

 

たまて「勿論です!」

 

花名「・・・」

 

栄依子「あ、もしかして用事あった?」

 

花名「あの私・・・学校まで歩きで来てて・・・」

 

栄依子「お!羨ましい!」

 

たまて「おお!徒歩圏内!」

 

侑李「歩きで来るなんて良いわね!」

 

冠「寝過ごし放題。」

 

貴之「何でそれ?」

 

花名(このまま付いて行ったら変に思われるかな・・・でも・・・折角仲良くなれた気がするのに・・・)

 

栄依子「徒歩通学って事は、駅前の桜並木まだ見てないんじゃない?」

 

たまて「もうもう凄いんですよ!ブワーって桜のトンネルが!」

 

冠「凄い綺麗。」

 

侑李「今日良い天気だし見に行こうよ。」

 

優輔「満開だぞ。」

 

貴之「絶景が見れるぞ。」

 

美鈴「感動するよ!」

 

栄依子「ちょっと遠回りになるけど、駅まで一緒に行かない?」

 

花名「う・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

8人で下校する。優輔は自転車を押してる。

 

優輔「良い天気〜。」

 

貴之「日向ぼっこしたいな〜。」

 

たまて「入学式と誕生日が一緒だなんてめでたい事続きですね!はなちゃんさん!」

 

花名「あ・・・さんは付けなくて良いよ。えっと・・・百地さん。」

 

たまて「じゃあ私の事もどうぞたまちゃんとお呼び下さい!」

 

花名「たま、ちゃん。」

 

栄依子「やっぱり春生まれだから花名って名前なの?」

 

花名「う・・・うん。」

 

たまて「可愛いお名前ですね!」

 

栄依子「あら。たまても。」

 

侑李「たまてって名前も可愛いわよ?」

 

たまて「私の事はお気軽にたまちゃんとお呼び下さい!」

 

栄依子「拘るわね。たまてじゃダメなの?」

 

たまて「う・・・そこは気さくにたまちゃんと・・・」

 

冠「たまて。」

 

美鈴「たまて。」

 

たまて「たまちゃん!」

 

栄依子「たま〜。」

 

たまて「おおお!」

 

栄依子「て〜。」

 

たまて「がく。」

 

がっかりした。

 

栄依子「自分の名前嫌い?」

 

たまて「う・・・」

 

栄依子「あら。ドストレートに効いたわね。」

 

優輔「名前、気に入らないのか?」

 

たまて「いえ決して嫌いではないのですが・・・えっとですね・・・たまてって名前は玉手箱が由来でして・・・」

 

栄依子「ああ。そうなんじゃないかと思ってたのよ。」

 

貴之「たまてって名前、何か珍しいな。」

 

侑李「確かに。私もそう思ってたの。」

 

栄依子「でも綺麗な名前よね。たまてって。」

 

するとたまてが真っ赤になった。

 

美鈴「照れてる〜。可愛い〜。」

 

たまて「いやいやいやいや!玉手箱ってのはですね!玉手・箱と切るのではなく玉・手箱!なんですよ!」

 

美鈴「へぇ〜そうだったんだ〜。初めて知った〜。」

 

たまて「あ~もう両親!名付ける前にもっとちゃんと調べろと!」

 

栄依子「てっきり玉手箱って由来が嫌なのかと思った。ほら、開けるとおばあちゃんになるから。」

 

たまて「うわ・・・嫌な理由が増えた気が・・・」

 

優輔・貴之「今まで何があった?」

 

栄依子「あははは!ごめんごめん。でもたまってって名前ほんとに可愛いと思うわよ。」

 

花名「うん!」

 

美鈴「そうだよ!元気出してたまてちゃん!」

 

たまて「あ、ありがとうございます・・・」

 

冠「わ・・・分かった。」

 

栄依子「分かったって何が?」

 

侑李「どうしたの冠?」

 

冠「玉手箱からたまてって名前を付けるのは。肉団子から名付けようとして肉団って付けるようなもの。」

 

花名「肉・・・団・・・」

 

栄依子「ぷふっ!肉団・・・それは確かに嫌だ・・・」

 

侑李「百地肉団。」

 

栄依子「あはははははは!」

 

たまて「栄依子ちゃんはツボり過ぎですよ!侑李ちゃんも何ですか!百地肉団って!」

 

優輔・貴之・美鈴「ブッ!」

 

たまて「優輔君に貴之君に美鈴ちゃんも!!」

 

栄依子「・・・ごめんごめん。かむがもの凄い例えだしてくるから。侑李が冗談言ってくるから。」

 

たまて「そう言えばかむちゃんも珍しいお名前ですね。」

 

栄依子「冠って書いてかむりだからね。」

 

たまて「冠!?ティアラ・・・これはさぞかしもの凄い由来が・・・まさか!やんごとなき王家の血筋であられせられたり!?」

 

 

 

 

冠『愚民どもがー。』

 

 

 

 

美鈴「ドSの冠ちゃん・・・良いかも〜。」

 

優輔・貴之「おい百合女。」

 

侑李「王家って・・・」

 

栄依子「でも由来も私も聞いた事無いし、気になるわね。」

 

冠「多分冠鷲から取ってる。」

 

栄依子・侑李・たまて・優輔・貴之・美鈴「強そう!」

 

栄依子「冠鷲って冠被ってるの?」

 

冠「うんうん。冠羽って羽が頭に生えてる。つまりこれ。」

 

頭のリボンで例える。

 

たまて「リボン!?鷲ですか~。それに比べらた我々は小鳥ですね~。栄依子鳥ちゃん。栄依子鳥ちゃん。」

 

栄依子「捕食対象だそれ!」

 

貴之「食われるぞ!」

 

たまて「栄依子ちゃんはどちらかと言うと、捕食する側の人ですけどね。」

 

侑李「確かにそうね。栄依子は完璧だもん。」

 

栄依子「ええ?そう?されてみる?」

 

たまて「ほらそう言う所ですよ!栄依子ちゃんは中学の時学校中にその名を轟かせていましたからね~。それはもうモッテモテのモテモテで!」

 

栄依子「そんな事無いわよ・・・」

 

冠・侑李「栄依子は小学校の時から凄かった。」

 

たまて「さらに有力な情報が!これは言い逃れ出来ませんね~。」

 

栄依子「かむに侑李まで乗っからないの!3人共大袈裟に言ってるだけだからね。」

 

花名「う・・・うん。」

 

優輔・貴之「お、おう。」

 

美鈴「はぁ〜い。」

 

花名(何か普通に楽しいかも・・・)

 

 

 

 

 

 

その後桜が満開の並木道に着いた。

 

花名「わぁ〜!凄〜い!」

 

優輔「桜が満開だ〜!」

 

貴之「絶景だぜこれ!」

 

たまて「ギャルゲーだったらイベントスチル間違い無しですね!」

 

美鈴「伝説の樹の下で?」

 

冠「お腹空いた。肉団食べたい。」

 

侑李「もう?」

 

たまて「かむちゃん。そこは肉団子で良いんじゃないですか?」

 

栄依子「ねぇ。このへんでおすすめのカフェとかある?ほら今度皆でお茶でもしたいじゃない。」

 

たまて「教えてほしいです!甘味処とかパン屋さん!序でにお魚と野菜が安いスーパーとか!是非!」

 

花名「ご・・・ごめんなさい・・私去年・・・じゃなかった今年・・・今年に入ってから引っ越して来たばかりで教えられるような事は何も・・・何も・・・」

 

栄依子「ああ。だから桜並木の事知らなかったのね。親の転勤とか?」

 

花名「ううん・・・一人で。」

 

栄依子「一人暮らし?」

 

たまて「お~。大人ですね~。」

 

優輔「凄いな。」

 

貴之「一人暮らしとは逞しいな。」

 

美鈴「まさに大人!」

 

冠「アダルティ。」

 

花名「従姉が管理してるアパートだし、一人暮らしって言っても殆ど二人暮らしみたいな感じで・・・」

 

貴之「管理人さんが?」

 

たまて「お~!二人暮らしですか!今度お邪魔してみたいです!」

 

花名「え・・・どうぞ。何時でもお邪魔して下さい。」

 

栄依子「良いの?たまり場にしちゃうよ?」

 

美鈴「抱いても良い?」

 

冠「じゃあ置き菓子して良い?」

 

花名「それはもう・・・置きたいだけ置いてもらえれば・・・あ。」

 

桜の花びらが舞い散った。

 

栄依子「遠回りして良かったでしょ?」

 

花名は舞い散る花びらを見て感動した。

 

栄依子「じゃあ優輔と貴之と美鈴、何かおすすめのカフェとか探してよ。」

 

優輔「ああ。今度教えてやる。」

 

美鈴「勿論!」

 

貴之「楽しみにしてろよ?」

 

 

 

 

 

 

その日の夕方の軽井沢駅。

 

たまて「また明日ですー!」

 

栄依子「またー。」

 

侑李「じゃあねー。」

 

花名「ま、また明日!」

 

冠「バイバーイ。」

 

 

 

 

貴之「じゃあ俺達も帰るか。じゃあな花名。」

 

美鈴「花名ちゃんじゃあねー!」

 

優輔「気を付けて帰れよー。」

 

花名「う、うん。じゃあねー。」

 

3人も帰って行く。優輔は自転車に乗って帰って行く。

 

 

 

 

 

 

その日の夜のアパート。

 

花名(初めてだな・・・学校の友達にプレゼント貰うの・・・友達・・・)

 

志温「はなちゃーん!ご飯よー!」

 

花名「あ、はーい!」

 

今日の晩御飯はちらし寿司。

 

花名「わ~!ごちそうだ!」

 

志温「入学式と誕生日、ダブルでお祝いだもの。」

 

花名「ありがとう志温ちゃん!」

 

志温「うふふ。さぁ食べましょ?」

 

花名・志温「いただきまーす。」

 

ちらし寿司を頂く。

 

志温「はなちゃん。違ってたらごめんね。もしかしてお友達が出来たの?」

 

花名「え!?な、何で・・・?」

 

志温「だってそんなに楽しそうにご飯食べてる顔、はなちゃんがうちに来てから初めて見たんだもの。」

 

花名「そ・・・そんなに顔に出てたかな・・・?」

 

志温「丸出しよ丸出し。」

 

花名「うん・・・友達って言うかちょっと色々あって、駅前の桜を見て来たの!」

 

志温「良いわね〜。」

 

花名「で・・・でもお話して桜見てそれだけって言うか・・・友達って言って良いのかなこれって・・・」

 

志温「良いに決まってるじゃない。」

 

花名「そ、そうかな・・・」

 

志温「うふふ。私まですっごく嬉しくなっちゃった。私も駅前の桜見に行こうかしら。学生服で!」

 

花名「そ・・・そこは普通の服で良いと思うよ志温ちゃん・・・」

 

 

 

 

その後バースデーケーキを持って来た。

 

志温「おめでとうはなちゃん。」

 

ロウソクを吹き消す花名。

 

花名「えへへ。ありがとう志温ちゃん。」

 

志温「はい。誕生日プレゼント。」

 

プレゼントが入ってるピンクの袋をプレゼントした。

 

花名「わぁ〜!開けて良い?」

 

志温「勿論!」

 

プレゼントの中は。

 

花名「わ~!傘!ありがとう志温ちゃん!」

 

志温「ネギそっくりで可愛いでしょ?」

 

花名「ネ・・・ネギ?」

 

志温「あ、はい。駅前で配ってたから貰って来ちゃった。これで登下校も安心ね。」

 

栄依子と冠とたまてと侑李から貰ったお守りと同じ。

 

花名「わ、わ〜・・・ほんとだね〜・・・」

 

 

 

 

 

 

風呂から上がった後、母親の葉月と通話する。

 

葉月『もう友達が出来たの?凄いじゃない!』

 

花名「うん・・・色々不安だったけど大丈夫そうかも・・・多分・・・」

 

葉月『大丈夫よ。花名は色々考え過ぎるんだから・・・あ。もうこんな時間。まだ寒いから温かくして寝なさいね。』

 

花名「うん。お父さんにも宜しくね。おやすみなさい。」

 

葉月『おやすみ。』

 

通話終了。

 

 

 

 

花名の実家では。葉月が夫の健と話をした。

 

葉月「お父さん。花名友達が出来たって。」

 

健「お!そうか出来たか。良かったな・・・花名。」

 

 

 

 

 

 

翌朝。花名が学校へ行く。

 

志温「行ってらっしゃい!」

 

花名「行って来ます!」

 

 

 

 

登校途中。後ろから自転車のベルが聞こえた。

 

優輔「よう花名。おはよう。」

 

花名「ゆ、優輔君。おはよう。」

 

優輔「そんなに緊張しなくて良いぞ。俺達もう友達なんだから。」

 

花名「そ、そうだね。」

 

すると誰かが花名の後ろから花名に抱き付いた。

 

花名「ヒャッ!?」

 

美鈴「う〜ん、冠ちゃんも良いけど花名ちゃんも悪くないな〜。」

 

花名「み、美鈴ちゃん!?」

 

貴之「おい美鈴止めろ。」

 

美鈴「ぐへっ!」

 

頭にチョップが直撃。

 

貴之「おはよう花名。」

 

花名「お、おはよう。貴之君。」

 

貴之「おい美鈴、いきなり抱き付かれたらびっくりするだろ?」

 

美鈴「ごめんごめ〜ん。欲が制御出来なくて〜。」

 

優輔「はぁ、まあ良いや。早く行こうぜ?」

 

 

 

 

 

 

1年2組に到着。

 

花名「あ。」

 

たまて「やや!昨日誕生日の!おはようですよ。」

 

栄依子「お。昨日誕生日の。おはよう。」

 

冠「ん。昨日誕生日の。おはよう。」

 

侑李「あ。昨日誕生日の。おはよう。」

 

優輔(昨日誕生日って何だ?)

 

花名(も・・・もしかして名前覚えられてない・・・?)

 

冠「お腹空いた。」

 

栄依子「え~?早くない?」

 

侑李「もう?」

 

たまて「お昼休みまでまだまだ・・・」

 

花名「あの!」

 

栄依子・冠・たまて・侑李「ん?」

 

花名「たまちゃん!栄依子ちゃん!冠ちゃん!い・・・一之瀬花名です!改めてどうぞ宜しくお願いします!」

 

たまて「そうでした〜。はなちゃん!」

 

冠「誕生日のインパクト。」

 

栄依子「いや、知ってるから。」

 

侑李「ごめんね花名。今の冗談だから。」

 

優輔「冗談かよ。」

 

貴之「完全に記憶消されたのかと思ったぞ?」

 

美鈴「そうだよ。花名ちゃん可哀想だったじゃない。」

 

栄依子「ごめんごめん。」

 

花名『一之瀬花名。17歳。中学浪人で1年遅れのスロウスタートだけど、私の高校生活が始まりました!』

 

「END」




         キャスト

     一之瀬花名:近藤玲奈
     十倉栄依子:嶺内ともみ
     百地たまて:伊藤彩沙
       千石冠:長縄まりあ
      億崎侑李:白石晴香

      佐野優輔:塩野瑛久
      浪江貴之:内田雄馬
      松原美鈴:伊藤美来

      京塚志温:M・A・O
      榎並清瀬:沼倉愛美
     一之瀬葉月:日笠陽子
      一之瀬健:小山力也
       大谷周:芳野由奈
     小鹿野真秀:貫井柚佳
      今井千尋:巽悠衣子
        教員:櫻井浩美

次回「うんどうのはぁはぁ」
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オリキャラ紹介。

佐野優輔(さのゆうすけ)

誕生日・2月18日
年齢・16歳
血液型・B型
身長・163Cm
体重・49kg

趣味・サイクリング

好きな教科・体育
好きな丼物・ネギトロ丼
好きな甘味・チョココロネ
好きな寿司ネタ・炙りサーモン
好きな果物・いちご

モデル・塩野瑛久

髪型・茶髪癖っ毛

私服・白のシャツ、赤のジャケット、青のジーンズ、白のスニーカー

星尾高校に通う高校1年で一之瀬花名のクラスメイト。
サイクリングが趣味であり、休日の日は自転車で外出する事が多い。
学校まで少し遠い為、自転車通勤してる。
学校でもスニーカーを履いてる。
実家が飲食店であり、暇な時は手伝いをしてる。
家族は放任主義であり、「家の事よりも、好きな事をしても良い」と言われてる為、将来は何をするか考えてる。
姉は花名の従姉の京塚志温と大学時代の同級生だった為、志温との面識がある。
クラスメイトの松原美鈴のツッコミ役でもある。

イメージキャスト・塩野瑛久
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浪江貴之(なみえたかゆき)

誕生日・5月2日
年齢・16歳
血液型・A型
身長・163Cm
体重・50kg

好きな事・ゲーム
好きな教科・音楽
好きな丼物・ユッケ丼
好きな甘味・抹茶アイス
好きな寿司ネタ・タコ
好きな果物・無花果

モデル・稲葉友

髪型・金髪

私服・黒の服、黒のジーンズ、茶色のスニーカー

星尾高校に通う高校1年で一之瀬花名のクラスメイト。
クラスメイトの佐野優輔とは幼い頃からの幼馴染みである。
ゲーム好きである為、休みの日は家でずっとゲームする事が多い。
優輔と同じく志温と面識がある。
百合女でクラスメイトの松原美鈴のツッコミ役でもある。

イメージキャスト・内田雄馬
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松原美鈴(まつばらみすず)

誕生日・11月2日
年齢・16歳
血液型・O型
身長・159Cm
体重・46kg

好きなもの・女の子
好きな教科・家庭科
好きな丼物・牛丼
好きな甘味・シュークリーム
好きな寿司ネタ・イカ
好きな果物・りんご

モデル・武田玲奈

髪型・赤髪ポニーテール

私服・赤いワンピース、赤いストラップシューズ

星尾高校に通う高校1年で一之瀬花名のクラスメイト。
かなりの百合であり、可愛い女の子を見ると抱き付きたくなる欲を持ってる。
かなり人懐っこい性格で、冠と花名に凄く懐いてる。
優輔と貴之とは中学時代からの友人。
毎回優輔と貴之から容赦無いツッコミを受けてる。
かなりのポジティブ。

イメージキャスト・伊藤美来
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億崎侑李(おくざきゆうり)

誕生日・7月1日
年齢・16歳
血液型・AB型
身長・163Cm
体重・48kg

趣味・読書

好きな教科・国語
好きな丼物・ソースカツ丼
好きな甘味・クレープ
好きな寿司ネタ・赤身
好きな果物・スイカ

モデル・佐々木彩夏

髪型・黒髪ロングストレート

私服・青のブラウス、白のスカート、茶色のブーツ

星尾高校に通う高校1年で一之瀬花名のクラスメイト。
十倉栄依子と千石冠とは昔からの幼馴染み。
読書が好きで、小説や漫画を読んでる。
担任である榎並清瀬を友達感覚で話している。

イメージキャスト・白石晴香
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