スロウスタートアップ!   作:naogran

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夏休みのある日。花名が部屋で本を読んでると。

志温「花名ちゃん、今良い?」

花名「ん?」

志温「葉月さんからお届けものよ。」

花名「わぁ〜!もしかしたら新しいお洋服かな?・・・あれ?志温ちゃん荷物は?」

志温「それが花名ちゃん宛てには、この封筒だけだったの。」

1枚の封筒を渡した。

花名「封筒?」

その封筒を開けると・・・






お金が入ってた。






志温「は、花名ちゃん!?」

お金を見た花名が涙を流した。

花名「わ・・・私・・・いらない子になっちゃったのかな・・・」

志温「えええ!?」




すぐに母の葉月に電話する。

葉月「いやだからね。別に花名の事を見捨てた訳じゃなくて。花名も高校生なんだし私が選ぶより自分で選びたいかな~と思ったから。」



花名「急に言われても・・・自分で・・・」

葉月『花名も自分で好きな服あるでしょ?』

花名「それはあるけど・・・何時も買ってもらってる服に不満がある訳じゃないんだけど・・・」

葉月『どんな服選んだか後で写真送ってね。』

花名「そ・・・そんな!」

葉月『楽しみにしてるわね〜。じゃあね〜。』

通話終了。




一之瀬家。

健「お・・・おい・・・花名に任せて大丈夫か?ギャルみたいになったりとか・・・」

葉月「ははは!ないない!だって花名よ?今より地味になる事はありそうなんだけど・・・」

健「そうかもな・・・でもはーちゃんの選ぶ服何時も花名に似合ってるからな。」

葉月「そ・・・そう?そんなに似合ってた?」

健「うん。流石母親だな~と思ったよ。」

葉月「そ・・・そんな事もなくわないかしら~。」

健「凄い嬉しそう。」

仲の良い夫婦である。


LASTSTEP「スロウのスタート」

夏休みの登校日の朝。冠が1匹の猫を見付けて後を追っていた。猫が止まると冠が止まる。猫が走り出すと冠も走り出す。猫が路地へ逃げた。冠も路地へ行くと。

 

たまて「かむちゃんゲットです~!あぁ夢にまで見たかむちゃんが遂に我が手に!もう離さない!愛してる!」

 

何故かたまてが待ち伏せして、冠をギュッと抱き締めた。しかし冠が引き離した。

 

冠「そんな簡単にはいかない!」

 

たまて「ほらほらかむちゃん。お菓子でちゅよ~。」

 

カバンからうまい棒を出した。冠は抵抗したが、我慢が抑え切れずにうまい棒を食べた。

 

たまて「にゃは〜!」

 

 

 

 

 

 

1年2組。

 

栄依子「あぁ〜。それでかむはお菓子食べてるのね。」

 

貴之「どんだけお菓子に目が無いんだよ冠は。」

 

たまて「一本釣り出来ました~!」

 

優輔「10円で一本釣りって何か凄えな・・・」

 

冠「次は釣られない。」

 

美鈴「頑張って冠ちゃん。」

 

たまて「次はかむちゃんの好みをリサーチした完璧なえ付けをしてみせますよ!」

 

侑李「と、たまが仰ってますけど?」

 

冠「そんなに安くない!」

 

栄依子「爆釣りだ~。」

 

侑李「爆釣りね〜。」

 

 

 

 

花名「おはよう。」

 

たまて「あ!花名ちゃん!おはようございますですよ!」

 

優輔「よう花名。おはよう。」

 

栄依子「おはよう花名。」

 

冠「おはよう花名。」

 

侑李「花名おはよう。」

 

貴之「花名おはようさん。」

 

美鈴「おはよう花名ちゃん!」

 

たまて「それにしても登校日って授業無くて最高ですね!普段も集まって話して解散だったらどんなに良い事か!」

 

美鈴「私もそれ思ってた!」

 

栄依子「寄合所だそれ。」

 

冠「お弁当も無い。」

 

優輔「確かにそうだな。」

 

栄依子「午前中で解散だもんね~。何処か食べに行く?」

 

たまて「良いですな〜!」

 

優輔「じゃあ俺の家へ来るか?」

 

栄依子「え?良いの?」

 

優輔「折角だし寄ってくれ。サービスしてやる。」

 

侑李「ありがとう優輔!」

 

花名「・・・・・」

 

栄依子「花名?」

 

花名「え?ああごめん・・・」

 

たまて「どうしたんですか花名ちゃん?もしかして、花名ちゃんもお腹空きました!?」

 

美鈴「私も絶賛空腹中!」

 

優輔・貴之「お前に聞いてねえよ。」

 

花名「・・・高校生にもなってお母さんが選んだお洋服着てるって変なのかな・・・」

 

たまて「花名ちゃんのお洋服はお母さんセレクトでしたか~!」

 

花名「うん。でも今度は自分で選んでみなさいって。」

 

栄依子「私たまに母親に服作って貰ってるけど。」

 

花名「え!?そうなの!?」

 

美鈴「え!?お母さんの手作り!?」

 

たまて「私はおばあちゃんのお着物お直しして貰って着てますよ。」

 

優輔「凄え!」

 

栄依子「かむもお母さんが選んだ洋服よね基本。」

 

冠「ん。でもひらひらひらひらひらしてて。」

 

栄依子「ひらひら1つくらい減らしてもらいたいわよね~。」

 

たまて「まぁ自分で選んだりもしてますけど別に変じゃないですよ。」

 

花名「そ・・・そっか。」

 

優輔(さっきから椿森の視線が・・・)

 

ずっと椿森幸の視線を気にしてる優輔だった。

 

栄依子「良い機会じゃない。皆で服を買いに行かない?私も新しいの買いたかったのよね~。」

 

たまて「良いですね~!花名ちゃんに似合うのを皆で選びましょう!花名ちゃんにはもっと過激なのも行けると思うんですよ!」

 

冠「全裸とか。」

 

優輔・貴之「ブッ!」

 

栄依子「それだと服いらないな~。」

 

侑李「服着なさいよ。」

 

花名「自分で選ぼうとすると難しいな~・・・大会さんの気持ちが分かったかも。」

 

たまて「花名ちゃん。そう言えば万年お姉さんはお元気ですか?」

 

花名「あ、うん。この前のお祭りも志温ちゃんと行ってたみたい。」

 

栄依子「へ~そうなんだ。会いたかったな~。」

 

侑李「また色々いじる気なのあなたは?」

 

たまて「お祭りに行けるならもうコンビニも余裕ですね!」

 

花名「最近は10km先のコンビニでも余裕だって言ってたよ。」

 

美鈴「何でコンビニに拘るの?」

 

栄依子「そんなに縄張り広げてどうするのかな~。」

 

優輔「もう寧ろ大型デパートでも行けるんじゃねえの?」

 

たまて「じゃあ我々も縄張り広げますか~。花名ちゃんにお似合いの洋服屋さんマップも!」

 

貴之「張り合ってどうする。」

 

栄依子「そうね~。じゃあ明日で大丈夫?」

 

たまて「流石栄依子ちゃん!行動早い!私も良いですよ。花名ちゃんは大丈夫ですか?」

 

花名「う・・・うん。大丈夫。ありがとう。」

 

たまて「よーし!花名ちゃんに似合う花名ちゃんらしいお洋服見付けちゃいましょー!」

 

花名「私らしい?」

 

美鈴「花名ちゃんらしい可愛い服を探そうね。」

 

冠「その後で皆でパフェ食べたい。」

 

たまて「良いですねー!花名ちゃんのお洋服選びからのパフェコース!およパフェ!」

 

冠「およパフェ。」

 

たまて「パーフェクトなお洋服と言う意味でもあります!」

 

花名「およパフェ・・・」

 

冠「およパフェ。」

 

優輔「女子高生が使いそうな言葉が出たな。(ってか椿森、栄依子ばっか見てるやんけ・・・)」

 

 

 

 

榎並先生「お前ら何時も元気だなぁ。」

 

栄依子「おはようございます先生!」

 

侑李「おっはよー先生!」

 

たまて「おはようございますですよ!先生も元気いっぱい頑張りましょう!」

 

榎並先生「そう言うのはお前らに任すわ。」

 

たまて「任されました!」

 

優輔・貴之・美鈴「任されちゃったよ。」

 

榎並先生「まっ、取り敢えずホームルーム始めるぞ。」

 

 

 

 

 

 

放課後の廊下。

 

栄依子「先生お疲れ様でした。」

 

榎並先生「おう。」

 

栄依子「今日はこれで終わりですよね?」

 

榎並先生「ん?そうだな。全く・・・何で夏休みなのに学校に来ないといけないんだ。」

 

栄依子「先生飴食べます?美味しいんですよこれ。」

 

榎並先生「お。知ってる。美味いよなこれ。」

 

栄依子「じゃあはい。どうぞ。」

 

榎並先生「サンキュ。」

 

飴を貰って食べる。すると後ろから。

 

学年主任「榎並先生。至急こちらに来て下さい。」

 

呼び出された。

 

栄依子「お説教ですか?」

 

榎並先生「五月蝿ぇ・・・」

 

栄依子「うふふ。」

 

 

 

 

榎並先生「ほら。ちょっとこれ預かってろ。」

 

何と飴を栄依子の口に入れた。

 

栄依子「っ!?」

 

 

 

 

榎並先生「はい。何でしょうか。」

 

栄依子「預かってろ・・・とは。それはつまり・・・甘・・・」

 

 

 

 

数分後。栄依子が外を眺めてると。

 

榎並先生「あぁ疲れた・・・」

 

栄依子「ご苦労様です。」

 

榎並先生「飴は?」

 

栄依子「終わっちゃいましたよそんなの。」

 

榎並先生「何だと・・・?」

 

栄依子「戻って来るの遅いんですもん。」

 

榎並先生「仕方無いだろ。学年主任の説教が長いんだし。」

 

栄依子「あは。やっぱりお説教だったんだ。」

 

榎並先生「五月蝿ぇ。もう・・・持ってないのか?飴。」

 

栄依子「いや~あれが最後でした。」

 

榎並先生「マジか・・・くっそ~。」

 

栄依子「まだ・・・味、残ってますけど?」

 

榎並先生「何言ってんだ馬鹿。」

 

出席簿で栄依子を叩いた。

 

栄依子「痛った~い。」

 

榎並先生「痛くないように叩いてるだろ。」

 

栄依子「確かに全然痛くないですけど・・・」

 

榎並先生「さっさと帰れよ。」

 

去って行く榎並先生。栄依子はポケットからあの飴を取り出した。

 

栄依子(甘い・・・けど期待してた甘さとは違うのでした。な~んて。)

 

 

 

 

たまて「もう1個持ってるじゃないですかー!」

 

冠「沢山持って来てた。」

 

花名「私さっき貰ったよ・・・」

 

優輔「しかし何だ?生徒と先生の禁断の恋的な感じは。」

 

貴之「にしても栄依子、榎並先生を煽ってたな。」

 

美鈴「凄いね栄依子ちゃん。」

 

侑李「相変わらずね栄依子は。」

 

2人のやり取りを彼女達がこっそり覗いてた。そしてもう1人。

 

幸「栄依子ちゃん栄依子ちゃん栄依子ちゃん栄依子ちゃん栄依子ちゃん・・・」

 

 

 

 

 

 

その後花名がアパートに帰ると。

 

大会「あ!花名ちゃんおかえり~!」

 

花名「え!?」

 

何と志温と大会が制服姿になっていた。

 

志温「花名ちゃんおかえりなさい!」

 

花名「ど・・・どうしちゃったの2人共その服・・・」

 

大会「聞いてくれるか花名ちゃん!?」

 

志温「聞いて欲しくてここで2人で待ってたのよね~。」

 

大会「実は!先日申し込んであった夏期講習がついに明日から始まるのだが!浪人だと気取られるぬように大家さんの助言で高校の制服を着用していこうかと思ってな。ちょっと試着していたのだ!」

 

花名「わ・・・わ~・・・」

 

志温「可愛いですよ万年さん。」

 

花名「大会さんはまだしも・・・志温ちゃんまでどうして制服なの?」

 

志温「ノリで!」

 

大会「え?ノリ・・・?」

 

花名「ノリで・・・?」

 

大会「ま・・・まぁこの作戦はいかがだろうか花名ちゃん?」

 

花名「あの・・・もう夏休みだから制服で来る人はあんまり居ないと思う・・・」

 

大会「・・・はっ!」

 

冷静なツッコミ。

 

 

 

 

部屋に戻ると、この前貰った封筒がテーブルの上にあった。

 

花名「私らしい服って・・・どんなだろう。」

 

 

 

 

 

 

満月が浮かぶ謎の森の中。

 

花名「ここは・・・あれ?何でパジャマ?」

 

大会「花名ちゃんも夏期講習に参加するのか!」

 

木の後ろに隠れてる大会を見付けた。

 

花名「え?わ・・・私は・・・大会さんまたスウェットに戻ってますよ。」

 

大会「自分らしさを追求した結果こうなったのだ!花名ちゃんもお揃いだ!」

 

花名「え!?本当だ!スウェットになってる・・・」

 

パジャマから何時の間にかスウェットになってた。

 

大会「おっと!講習に遅刻してしまう!またな花名ちゃん!」

 

猛ダッシュで去って行った。

 

花名「え!?ひ・・・大会さん!き、気を付けて・・・」

 

 

 

 

森の中を進むと。

 

花名「ん?何?泉?」

 

青く光ってる泉を発見した。その中から志温が出て来た。

 

花名「志温ちゃん!?」

 

志温「あなたの落としたのは、この金のたまちゃんでしょうか?それとも銀のたまちゃんでしょうか?」

 

両手に金色と銀色に輝く2人のたまてがあった。

 

花名「志温ちゃん何を・・・」

 

志温「今は泉の精よ。遂に就職が決まったの。」

 

花名「ええ・・・?」

 

遂に志温が就職決定した?

 

志温「あなたが突き落としたのはどちらのたまちゃんでしょうか?」

 

花名「どっちも突き落としたりしてないよ!」

 

志温「正直者のあなたにはこの金のたまちゃんを授けましょう。銀なら3人分よ。」

 

花名「あ・・・ありがとうございます。」

 

たまて「助けてくれたお礼に秘密をお話しします。花名ちゃん。実は私浪人してたんです。」

 

花名「ええ!?」

 

冠「私も。」

 

花名「冠ちゃんも!?」

 

優輔「俺も浪人。」

 

貴之「右に同じく。」

 

美鈴「同じく!」

 

花名「ええ!?」

 

栄依子「私なんて浪人しまくりでもう20歳なの。」

 

侑李「私ももう20歳。時が経つの早いよね〜。」

 

花名「通りで大人っぽいと思ってたけど・・・じ・・・実は私も浪人してて・・・」

 

たまて「あらー!花名ちゃんもでしたか!」

 

花名「なーんだ。みんなも同じだったんだね。安心しちゃった!」

 

 

 

 

 

 

すると目覚ましが鳴った。花名は起きてすぐに止めた。因みに先程の出来事は花名の夢の中だった。

 

花名「ごめん・・・皆。特に栄依子ちゃん、侑李ちゃん。20歳で納得してしまって・・・がくっ。」

 

納得してしまった事を反省した。

 

 

 

 

 

 

軽井沢アウトレットパーク。

 

侑李「花名ー!」

 

たまて「花名ちゃん花名ちゃーん!こっちですよ!」

 

花名「うん・・・やっぱり何買って良いか分からないよ・・・」

 

栄依子「無理に今日買わなくても良いんだし、似合ってる服をゆっくり探していこう?」

 

花名「う、うん。」

 

冠「素材が良い。」

 

花名「え?」

 

冠「花名は何でも似合うと思う。」

 

たまて「そうでしょ~。花名ちゃんはかむちゃんと同じで最高の素材ですからね!」

 

花名「素材って・・・」

 

 

 

 

店員「ただいまよりマグロの解体ショーを始めます!皆様見学して下さ〜い!」

 

 

 

 

たまて「かむちゃん聞きましたか!?これは是非参加しなくては!」

 

冠「合点承知!」

 

美鈴「私も行くよ!」

 

たまて「と言う訳でちょいと失礼します!」

 

全力ダッシュでマグロの解体ショーを見に向かった。

 

花名「ああ!たまちゃん!冠ちゃん!美鈴ちゃん!」

 

栄依子「先に行ってるからねー!」

 

侑李「早く来てねー!」

 

貴之「マグロの解体ショーか。」

 

優輔「最近見たな俺。」

 

栄依子「花名、取り敢えず5人でお店に行くよ。」

 

花名「う、うん。」

 

 

 

 

服の店に来店。

 

花名(お母さんの選ぶ服って可愛いなって思うけど時々子供っぽいなと思う事もあって・・・じゃあ大人っぽい服をと思ったらなんかまだ私には似合ってない気がして・・・)

 

栄依子「ゆっくりで良いんじゃないかな?素直に今の花名が好きな物を着たら良いと思うわよ。無理に何時もと違う服を着てるのも花名らしくないしね。それはそれで可愛いと思うけど。」

 

侑李「そうね。今の花名も可愛いわよ。」

 

優輔「まあ一理あるな。今のお前も花名らしいしな。」

 

貴之「だが無理はするなよ。」

 

花名「栄依子ちゃん・・・侑李ちゃん・・・優輔君・・・貴之君・・・・・・やっぱりこれが良いかも・・・」

 

栄依子「それ花名らしいわよ。」

 

花名「え・・・?私らしい・・・?」

 

栄依子「うん。とっても素直な可愛い服よ。じゃあさっそく試着しましょうね。」

 

花名「え!?も、もう!?」

 

栄依子「すみませーん店員さん試着室借りますね。」

 

花名「え、栄依子ちゃん!?」

 

 

 

 

試着する花名。栄依子と侑李と優輔と貴之は待ってる。

 

花名「(栄依子ちゃんは凄いな・・・てきぱきして落ち着いてるし。自分で自分に似合うの見付けられるなんて・・・もしかして本当に20歳?)この服似合ってるのかな・・・私なんだかちょっとだけ大人っぽくなった気がする・・・ん?」

 

栄依子「どう?」

 

覗いてる栄依子。

 

花名「栄依子ちゃん!」

 

栄依子「わ~。良いじゃない。凄く似合ってる。」

 

侑李「本当だ!花名可愛い!」

 

花名「ゆ、侑李ちゃん!」

 

栄依子「・・・」

 

花名「どうしたの・・・?」

 

栄依子「花名、なんか大人っぽくなったかもって思って。」

 

花名「止めて止めて!気遣いなど無用です!」

 

栄依子「何で敬語・・・?」

 

侑李「またペンギンになってる。」

 

花名「大人っぽくなったというか少し成長したのかも・・・」

 

栄依子「胸とか?」

 

花名「う・・・うん。実は下着のサイズも合わなくなってて・・・」

 

栄依子「それも付き合おっか?」

 

花名「え?良いの?」

 

栄依子「良かったらお供します。」

 

侑李「私もお供するわ。」

 

花名「良かった・・・志温ちゃんに一緒に来てってお願いしようと思ってたんだけど・・・志温ちゃんからしたら私の胸の増減なんてアリンコが止まったくらいのものだろうなって。」

 

優輔「確かに、志温さんの胸でかかったな・・・」

 

貴之「どうやったらあんなにでかくなるんだよ・・・」

 

栄依子「あはは。志温さんから見たらみーんなアリンコかも。どうする?服買った後で行く?」

 

花名「あの・・・出来たら下着買う時は3人だけの時が・・・」

 

侑李「私と栄依子と?」

 

栄依子「そうなの?たまやかむはからかったりしないと思うわよ。」

 

花名「うん・・・それは分かってるんだけど・・・」

 

栄依子「ぐっ!?かむ!?」

 

戻って来た冠に抱き着かれた。

 

侑李「もう戻って来たの!?」

 

たまて「いや~!凄かったですよ解体ショー!」

 

冠「堪能した。味見もした。」

 

美鈴「また見たいなー!」

 

優輔「そのTシャツは何だ?」

 

貴之「赤身にまぐろに大トロって。」

 

栄依子「すっかりマグロに魅せられちゃって。」

 

冠「これからはマグロの時代来る!」

 

たまて「花名ちゃん!そのお洋服凄く似合ってますよ!めんこいです~!このTシャツと良い勝負ですよ!」

 

美鈴「本当だ!花名ちゃん可愛いー!」

 

冠「マグロの輝きと良い勝負。」

 

優輔「マグロで張り合うな。」

 

花名「意味は分からないけど褒められてる?」

 

栄依子「意味は分からないけど絶賛よ!」

 

 

 

 

その後雑貨屋に来た。

 

栄依子「ここは一点ものも多いから楽しいのよね~。」

 

冠「前花名とたまの誕生日の時に送ったプレゼントもここで買った。」

 

花名「本当だ~!」

 

たまて「そう言えば今日は栄依子ちゃんとかむちゃんの誕生日の間の日じゃないですか!?」

 

栄依子「確かにそうね。」

 

侑李「2人共誕生日おめでとう。」

 

栄依子「ありがとう侑李。」

 

冠「侑李感謝。」

 

花名「だったら栄依子ちゃんと冠ちゃんの分のぬいぐるみを買うのはどうかな?」

 

たまて「じゃあ花名ちゃんは栄依子ちゃんの分をお願いします!私がかむちゃんの分を買うですよ!」

 

栄依子「良いわね!皆でお揃い!」

 

冠「統一感大事。」

 

たまて「四天王~爆誕です!」

 

 

 

美鈴「四天王って、私達はどうなるんだろう?」

 

侑李「部下で良いんじゃない?」

 

美鈴「ええ!?」

 

優輔「四天王は花名達で十分だろ。」

 

貴之「俺達は四天王に仕える部下として。」

 

 

 

花名「栄依子ちゃん冠ちゃん。何色が良いかな?」

 

たまて「選んで下さいさぁさぁ!」

 

栄依子「ん~・・・じゃあお言葉に甘えて。私はこの子かな。」

 

冠「この子が呼んでる。」

 

たまて「了解!」

 

栄依子「それでこのぬいぐるみはたまと花名のと一緒に飾ってくれない?」

 

冠「私と栄依子も花名やたまと一緒に居たい。」

 

たまて「なんて良え子や~!女手一つでよくここまで育てはったな栄依子はん!」

 

嬉しくなって冠を抱き締めた。

 

冠「ふん!」

 

栄依子「たま、かむの捕獲テクニック上がってない?」

 

 

 

美鈴「良え子ね。栄依子ちゃんだけに。」

 

優輔「・・・」

 

貴之「・・・」

 

侑李「・・・」

 

美鈴「あ、あれ?」

 

 

 

栄依子「で、花名。お願い出来る?」

 

花名「勿論だよ!」

 

たまて「これで何時も一緒ですね!」

 

花名「たまちゃん!」

 

たまて「花名ちゃん!」

 

花名「たまちゃん!」

 

冠「パフェ!」

 

花名「パフェ!」

 

たまて「そうでしたーパフェー!クマとマグロの気まぐれパフェー!」

 

栄依子「気まぐれが過ぎるなぁ・・・」

 

冠「普通のが良い。」

 

花名「あははは。」

 

 

 

 

 

 

夕方。軽井沢駅。

 

花名「今日はありがとう。お陰で素敵な服が選べたと思う!」

 

たまて「今度それ着てお出掛けしましょ~!」

 

花名「うん!」

 

冠「その服でパフェ食べに行ったり、お寿司食べに行ったり、かつ丼食べに行ったりしたい。」

 

栄依子「どんどん服がメインから外れていくなぁ。」

 

冠「後優輔のお店へ食べに行ったりもしたい。」

 

優輔「何時もで来てくれ。歓迎するぜ。」

 

たまて「じゃあ花名ちゃんまた学校で!」

 

栄依子「またね。」

 

冠「また。」

 

侑李「またね花名。」

 

 

 

 

 

 

一方大会は、予備校の前に立っていた。

 

大会(今日は止めてまた明日にしようか・・・いや、明日は雨な気がするから明後日にしよう・・・きょ…今日は仏滅だった気が・・・)

 

彼女は勇気を出して予備校へ進んだ。

 

 

 

 

 

 

一方優輔は、部屋でゲームをしていた。

 

麻衣子「優輔、ご飯よ。」

 

優輔「おう。今日のメニューは?」

 

麻衣子「今日はマグロ祭りだよ!」

 

優輔「マグロ!?マジかよ!」

 

麻衣子「どうする?海鮮丼にする?」

 

優輔「海鮮丼食いたい!」

 

麻衣子「OK!」

 

 

 

 

 

 

そしてアパートでは。

 

志温「今日はお魚が安かったからお刺身にしてみたのよ。」

 

花名「美味しそう!もうお腹空いちゃった!」

 

志温「それでね。あまりにも良い素材だったから兜煮を作ってみたの。」

 

マグロの兜煮を見せた。

 

花名「素材!?兜煮!?」

 

志温「目玉にはDHAが沢山含まれてるのよ。」

 

マグロの目玉は非常に栄養価が高い。記憶力の向上、学習能力の向上、頭の回転が良くなる、視力低下の予防の効果がある。

 

花名「志温ちゃん!」

 

志温「ん?どうしたの?」

 

花名「ご飯食べたらお願いがあるんだけど・・・」

 

志温「またお風呂で一緒に頭洗って欲しいとか?」

 

花名「そ・・・そんな事じゃないよ!お母さんに渡されたお金で洋服買って来たんだけど・・・良かったら写真・・・撮ってくれないかな?それをお母さん達に送りたいんだけど。」

 

志温「良いわよ。葉月さんに見せてあげましょう。ちゃんとセットや小物も用意しないとね。」

 

謎のトロフィーを出した。

 

花名「えぇ!?別にそれはいいよ!」

 

 

 

 

 

 

買った服を着て志温の元へ。

 

花名「志温ちゃ・・・」

 

志温「じゃーーん!」

 

また制服姿になっていた。

 

花名「志温ちゃん!?」

 

志温「折角なんだし2人で撮りましょう。」

 

花名「えぇ~!?」

 

志温「その服凄く可愛いわね。」

 

花名「そ・・・そうかな・・・」

 

志温「花名ちゃんに似合ってるわ。」

 

花名「ありがとう志温ちゃん。」

 

 

 

 

2人で撮る事に。

 

花名「いきなり写真送ってびっくりしないかな・・・」

 

志温「絶対喜ぶわよ。葉月さんも制服姿送ってくれないかしら。」

 

花名「それは流石にお父さんが止めると思うよ・・・」

 

一眼レフの前に立つ。

 

志温「さぁ花名ちゃん、並んで並んで。」

 

花名「うん。」

 

志温「花名ちゃん。高校生っぽくなったわね。」

 

花名「え!?」

 

驚いて志温に向いた瞬間、シャッターが切られた。

 

花名「あ・・・」

 

志温「ちゃんと前向いておかないと~。」

 

花名「だって志温ちゃんが変な事言うから・・・」

 

志温「あ!サメのパジャマ姿も送りましょう。」

 

花名「志温ちゃ~ん!あれは駄目だよ~!」

 

 

 

 

 

 

『一之瀬花名、17歳。まだ友達に秘密は言えてないけど何時かは自分の口からちゃんと言えたら良いな・・・遠回りになったけど私の幸せはゆっくり始まる・・・』

 

何時かは皆に自分の秘密を言えるように努力する花名であった。彼女の幸せはこれからも続く。

 

「THE END」




         キャスト

     一之瀬花名:近藤玲奈
     十倉栄依子:嶺内ともみ
     百地たまて:伊藤彩沙
       千石冠:長縄まりあ
      億崎侑李:白石晴香

      佐野優輔:塩野瑛久
      浪江貴之:内田雄馬
      松原美鈴:伊藤美来

      京塚志温:M・A・O
      榎並清瀬:沼倉愛美
     一之瀬葉月:日笠陽子
      一之瀬健:小山力也
     佐野麻衣子:中村繪里子
       椿森幸:高野麻里佳
      学年主任:櫻井浩美
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