スロウスタートアップ!   作:naogran

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ある日のアパート。花名が母親の葉月と通話していた。

葉月『あら?そんなにスポーツテストの成績悪かったの?』

花名「うん・・・自分でもちょっとショックで。」

葉月『もうすぐゴールデンウイークなんだし運動したら?』

花名「う、運動かぁ・・・」

葉月『志温ちゃんも乗り気だったわよ。』

花名(外堀埋められてる!)

葉月『そう言えば、ゴールデンウイークは友達と遊んだりしないの?』

花名「え!ああ・・・ど、どうなんだろ・・・」

葉月『誘ってみれば良いのに~。あ、そうそう。お父さんとお母さんゴールデンウイークに泊まりに行くから。』

花名「え!本当!?うん分かった!志温ちゃんに伝えておく・・・え?先に言ってあるの?え~!』


STEP3「なみだのぽろぽろ」

後日の学校。

 

たまて「ゴールデーン・・・ウィンク!」

 

優輔「たま、テンション高いな。」

 

たまて「はい!連休超楽しみですね~。はなちゃんは何か予定とかあります?」

 

花名「私は志温ちゃんと毎朝ジョギングを・・・」

 

たまて「う!そうですか〜・・・」

 

栄依子「ああ、走るの良いかも。はなの体力の無さは何て言うかこう・・・」

 

冠「言葉にならない。」

 

花名「そんなレベル!?」

 

侑李「まぁ、冠の言葉に一理ある、かも?」

 

花名「そんな!」

 

たまて「かむちゃんは連休何してるんですか?」

 

冠「ピアノの発表会。決まってるのはそれくらい。」

 

栄依子「え!そうなの?見たかったな~かむのピアノ。」

 

花名・たまて・美鈴「私も!」

 

冠「え・・・じゃあ・・・次は・・・誘う・・・」

 

美鈴「弱気になってる冠ちゃん可愛い〜。」

 

貴之「止めろ美鈴。」

 

たまて「栄依子ちゃんは、やっぱりデートですか?」

 

栄依子「何よやっぱりって。普通に皆と遊ぶだけ。ほら。」

 

予定のメモを見せた。

 

貴之「相手は全員女子ばかり・・・」

 

たまて「ハーレムルートの攻略チャート見たいですね・・・」

 

栄依子「なぁにそれ?」

 

たまて「選択肢を一つ間違えると刺される奴です!」

 

栄依子「えぇ・・・何それ怖い・・・」

 

優輔「スケジュールめっちゃあるな。芸能人かよ。」

 

侑李「何時もの栄依子ね。」

 

優輔「何時もなのか?」

 

侑李「うん。」

 

里香乃「栄依子~。1組の子が呼んでるよ。」

 

クラスメイトの佐藤里香乃が栄依子を呼んだ。

 

栄依子「おお本当?ありがと〜!ちょっと失礼。」

 

呼ばれた栄依子が行った。

 

たまて「栄依子ちゃんってば、もう別の組の子に手を出してるじゃないですか~!」

 

侑李「あ、私ちょっとお手洗い行って来る。」

 

優輔「ああ。」

 

お手洗いに向かった侑李。

 

 

 

 

すると冠が元気を無くした。

 

優輔「冠?どうかした?」

 

貴之「リボンが悄気てる?」

 

花名「冠ちゃんって他にも習い事してるの?」

 

冠「え!い・・・色々・・・」

 

たまて「乗馬とかですか!?」

 

冠「う、うん・・・」

 

たまて「マジですか!あ~お嬢様っぽいですな~。」

 

美鈴「他に何かやってるの?」

 

冠「・・・マリンバ。」

 

花名・たまて・優輔・貴之・美鈴「マリンバ!?」

 

優輔「マリンバとは、凄いな。」

 

花名・たまて・美鈴「可愛い〜!」

 

花名(まだあまり気を許してくれてないのかな・・・ってちょっと寂しい気もするけど栄依子ちゃんと侑李ちゃんが居ない時の冠ちゃん可愛い!)

 

栄依子「ただいま~。」

 

そこに栄依子が戻って来た。

 

冠「おかえり栄依子!」

 

栄依子「はいはい。」

 

戻って来た栄依子に抱き付いた。

 

花名(あ、戻った。)

 

侑李「ただいま。」

 

すると今度は侑李に抱き付いた。

 

冠「侑李おかえり!」

 

侑李「ただいま冠。」

 

花名「栄依子ちゃんと侑李ちゃんと冠ちゃんって仲良しだよね。小学校の時からずっと一緒なの?」

 

栄依子「ううん。小学校も中学校も違う所。」

 

花名・たまて・優輔・貴之・美鈴「え!?」

 

栄依子「小6の時に何日か遊んだぐらいよね?」

 

冠「うん。」

 

侑李「栄依子覚えてるね。」

 

冠の顎を撫でる。

 

たまて「それでこの懐き様ですか~。」

 

優輔「人懐っこい猫みたいだな。」

 

たまて「流石ハーレムルート爆進中の人は違いますね~。」

 

栄依子「だから何なのよそれは〜。」

 

貴之「たまがゲーム脳に支配されてる。」

 

美鈴「栄依子ちゃんのハーレムルート見てみたいな〜。」

 

栄依子「え〜?」

 

花名「そう言えば、たまちゃんはゴールデンウィーク何してるの?」

 

たまて「私は!イベントに行ったり、絵画を鑑賞したり、本を買ったり、遠方の友人とお会いしたり~!」

 

花名「盛り沢山だね。」

 

たまて「まぁ、人によってはこれ全部同じなんですけどね。」

 

花名・栄依子・冠・侑李・優輔・貴之・美鈴「同じ?」

 

優輔・貴之(コミケかな?)

 

たまて「侑李ちゃんはゴールデーンウィークは何してるんですか?」

 

侑李「私は図書館や本屋へ行って本を読んでる。本を読んでる時が一番落ち着くの。」

 

たまて「文学少女ですね!」

 

侑李「えぇ、まぁ。」

 

栄依子「優輔は何してるの?」

 

優輔「俺は自転車でサイクリングしてる。たまに姉ちゃんと一緒にやってる。」

 

栄依子「へぇ〜。お姉さん居るんだ。貴之は?」

 

貴之「ゲーセン行ったり、ゲームやったり、ゲーム買ったりの連続だな。」

 

侑李「お金尽きるわよ?美鈴は?」

 

美鈴「私は〜、家では恋愛ゲームやったり、散歩しながら可愛い女の子を見てるの。」

 

侑李「それ、下手したら捕まるんじゃ・・・」

 

花名(そっか、皆忙しいんだ・・・)

 

たまて「あ!連休の最終日は空いてるんです!遊びませんか!皆で!」

 

栄依子「あ、私も空いてる。」

 

冠「空いてる。」

 

侑李「私も空いてるよ。」

 

優輔「俺も空いてる。」

 

貴之「空いてるぞ。」

 

美鈴「私も空いてる!」

 

花名「わ・・・私も大丈夫!」

 

たまて「気が合いますな~。流石我らソウルフード!」

 

栄依子・侑李「メイトね。」

 

たまて「はてさて〜、何して遊びましょうか~!」

 

栄依子「ああ、遊ぶって言うか・・・勉強会しない?」

 

たまて「べ・・・勉強会!何故ですか~!」

 

栄依子「ほら、連休明けに実力テストあるじゃない。」

 

優輔「そっか。実力テストあんのか。」

 

美鈴「テスト嫌だな〜・・・」

 

たまて「うう・・・でも最終日ですよ~!ゴールデンウイークと笑ってさよならしたいじゃないですか~!ね!はなちゃん!」

 

花名「私勉強会でも良いよ。皆と会えるの嬉しい!」

 

栄依子「たまの負け〜。」

 

花名「何処で勉強するの?図書館とか?」

 

栄依子「御迷惑で無かったら、はなのお家行ってみたいな~って。」

 

花名「え?」

 

たまて「行きたい!行きたいですはなちゃん家!」

 

栄依子「ほら、たまり場にして良いって言ってたし。」

 

たまて「私が居れば、たまて場なんですけどね。」

 

冠「置き菓子しても良いって。」

 

美鈴「私も行ってみたいな〜!」

 

貴之「迷惑じゃなかったら、俺達も行っても良いか?」

 

栄依子「勿論無理だったら・・・」

 

花名「ウ・・・ウェルカムだよ!」

 

優輔「良い発音。」

 

栄依子「え、本当に良いの・・・?」

 

花名「歓迎って事だよ!」

 

栄依子「うん。意味は分かってるから大丈夫よ。」

 

たまて「楽しみですな〜。」

 

栄依子「ね。」

 

たまて「因みにたまて場は渾身のボケなんですけど~・・・」

 

花名(私の部屋にお友達が・・・)

 

 

 

 

 

 

その日の夜。

 

志温「え?お友達が?」

 

花名「うん。7人で遊びに来るって。」

 

志温「あら。あらあら。楽しみね。」

 

花名「うん。」

 

志温「あ、でも私連休の最終日は実家に戻るのよ・・・」

 

花名「あ、そっか・・・」

 

志温「こんな事なら別の日にすれば良かったわ~。そうだわ!アパートの改装とか業者さんにお願いした方が良いのかしら?」

 

花名「流石に間に合わないよ!』

 

志温「あ、そ、そうよね。じゃあ大掃除を。」

 

花名「大丈夫だよ・・・」

 

志温「急に忙しくなってきたわね。花名ちゃん。」

 

花名「えへへ。うん!」

 

 

 

 

 

 

ゴールデーンウィーク初日。花名と志温がジョギングをしていた。

 

志温「う~ん・・・良いお天気。ジョギング日和ね花名ちゃん。」

 

しかし花名はバテていた

 

志温「花名ちゃん!?」

 

 

 

 

ベンチで休憩。

 

志温「葉月さんに花名ちゃんの事任されたのに・・・花名ちゃんはとんだもやしっ子に・・・!」

 

花名「もやし!?」

 

志温「せめてもの償いに、花名ちゃんがムキムキになるまで鍛え上げるわよ!目指せ腹筋16分割!」

 

花名「やり過ぎだよ気持ち悪いよ!」

 

???「あれ?志温じゃない。」

 

志温「え?」

 

花名「ん?」

 

そこにロードバイクに跨ってる女性が志温を呼んだ。

 

志温「麻衣子ちゃん!」

 

麻衣子「今日はどうしたの?ジョギング?」

 

志温「うん。花名ちゃんを鍛え上げる為にね。」

 

麻衣子「花名ちゃん?あの子?」

 

花名「は、はい。初めまして・・・」

 

麻衣子「あなたが花名ちゃんかぁ。弟から話は聞いてるわ。」

 

花名「弟?」

 

そこにロードバイクに乗ってる人物が停車した。

 

???「姉ちゃん速過ぎだっての。」

 

麻衣子「ごめんごめん。」

 

 

 

 

花名「優輔君!」

 

 

 

 

優輔「ん?花名!」

 

志温「優輔君!」

 

優輔「志温さん!」

 

志温「久し振り〜!また会えて嬉しいわ〜!あら?また格好良くなったの?」

 

優輔「いや、前と変わらねえよ。」

 

花名「え?優輔君、志温ちゃんと知り合いなの?」

 

優輔「ああ。志温さんは俺の姉ちゃんと大学時代の同級生なんだ。姉ちゃん、花名に紹介して。」

 

麻衣子「ええ。初めまして一之瀬花名ちゃん。優輔の姉の麻衣子です。」

 

この女性は優輔の姉の「佐野麻衣子」である。

 

花名「は、初めまして!い、一之瀬花名です!」

 

志温「麻衣子ちゃん、仕事は順調?」

 

麻衣子「ええ。もうお客さんがいっぱいで大変だよ。」

 

花名「お客さん?」

 

麻衣子「私、実家の飲食店で看板娘をやってるの。」

 

花名「あ、そう言えば優輔の自己紹介の時に言ってたよね。」

 

優輔「ああ。でも姉ちゃん、看板娘で良いのか?」

 

麻衣子「だってうちの飲食店、お爺ちゃんとお婆ちゃんが建てたものだから。私を小さい時から可愛がってくれたお爺ちゃんとお婆ちゃんの恩返しをしようと決めたから看板娘になったの。」

 

花名「優輔君も、実家で働いてるの?」

 

優輔「いや、暇な時だけ働いてる。」

 

花名「え?」

 

優輔「俺と姉ちゃん、家族から「家の事よりも、好きな事をやっても良い」って言われてるんだ。」

 

花名「へぇ〜。そうなんだ。」

 

麻衣子「さて、自己紹介と対面も済んだ事だし、優輔、お先ー!」

 

ロードバイクに跨って、全速力で漕いだ。

 

優輔「速えよ姉ちゃん!じゃあ花名、志温さん、また会おうぜ。おい待てよ姉ちゃん!」

 

ロードバイクで姉を追い掛ける。

 

花名「凄いな〜優輔君・・・」

 

志温「私達も麻衣子ちゃんと優輔君に負けないようにしないとね!」

 

花名「え!?」

 

志温「と言う訳で後5周行くわよ。レッツドーン!」

 

スピードアップで走る。

 

花名「ま・・・待って~・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃栄依子は、クラスメイトの佐々木陽菜と一緒にショッピングモールのカフェに来ていた。

 

陽菜「この限定ぬいぐるみどうしても欲しかったのよ。付き合わせてごめんね。」

 

栄依子「ううん。全然。陽菜の嬉しそうな顔見てるだけで楽しいもの。」

 

陽菜「栄依子・・・」

 

栄依子「・・・って早く突っ込んでよ。」

 

陽菜「ああ冗談なのか。栄依子だから本気で言ってるのかと。そう言えば、こう言う飲み物ってストローが2本挿さってるじゃない?カップルで飲む為のものかと思ったたけどこれって・・・」

 

すると栄依子が片方のストローでジュースを飲んだ。

 

陽菜「え?」

 

栄依子「この為じゃないの?」

 

陽菜「素なのか狙ってるのか、本当に分からないから・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃侑李は、図書館で読書をしていた。

 

侑李「・・・・」

 

黙々と読書を続ける。

 

 

 

30分後。

 

侑李「っ。もう30分経ったのかぁ。次は本屋へ行こうっと。」

 

 

 

 

 

 

その頃貴之は、ゲーセンでリズムゲームをやっていた。

 

貴之「よっ!ほっ!はっ!」

 

フルコンボでクリア。

 

貴之「よっしゃ。今日も順調だな。次はアーケードをやるか。」

 

 

 

 

 

 

その頃美鈴は、家で恋愛ゲームをやっていた。

 

美鈴「この子も良いな〜。あ、この子も結構可愛いかも。ん〜・・・迷うな〜。・・・決めた!この子に決定!」

 

 

 

 

 

 

その頃冠は、家の部屋で寝ていた。彼女の家は豪邸だった。

 

冠「ん・・・」

 

目が覚めた。時間を見ると、午後2時になっていた。

 

冠「朝ごはん。後お昼ご飯。」

 

 

 

 

朝食と昼食のセットが来た。

 

冠「いただきます。」

 

 

 

 

夕方。ようやく全部食べ終えた。

 

冠「ごちそうさまでした。ん?まだあった。」

 

残ってた人参を食べた。

 

冠「ままならない。」

 

 

 

 

 

 

その頃たまては、コミケに居た。

 

たまて「イベントに行ったり~、絵画を鑑賞したり〜、本を買ったり〜、遠方の友人とお会いしたり~。」

 

 

 

 

東京ビッグサイトから出た。

 

たまて「重い・・・疲れた・・・でもサイコー!」

 

 

 

 

 

 

後日のアパート。花名は時間を見ていた。すると。

 

”ピンポーン”

 

インターホンが鳴った。

 

 

 

ドアを開けると。

 

葉月「来たわよ〜。」

 

両親が来た。

 

花名「お父さんお母さん!」

 

志温「葉月さん!葉月さんがいらっしゃるのを、花名ちゃんと一日千秋の想いでお待ちしていたんです!」

 

葉月「あはは。此間来たばかりじゃない。」

 

健「いやぁ、相変わらず志温ちゃんは母ちゃんの事大好きだな~。」

 

花名「本当だね~。」

 

 

 

 

リビング。葉月がお茶を飲む。

 

葉月「あら?このお茶・・・」

 

志温「気付かれました!?葉月さんがお気に入りだと言っていた茶葉を見付けたので!」

 

葉月「ありがと〜!美味しいわ。」

 

健「いやぁちょっと見ない内にすっかり伸び・・・てないな。」

 

花名「そんな・・・いきなり育ったりしないよ。」

 

健「父さんは成長したぞ。4キロ太った!」

 

花名「太るのは成長と違います~・・・」

 

健「あはは!いやぁ母さんがな。ご飯を3人分作る癖が中々抜けなくて。ま、花名が帰って来る頃には、2人分作る癖が染み付いちゃってるかも知れないけどな~。」

 

花名「え!私のご飯無いの!?」

 

葉月「大丈夫よ。減るのはお父さんの分だから。」

 

花名「え~!」

 

健「太った分痩せないとな。」

 

花名「お父さんはそれで良いの!?」

 

葉月「くすっ。」

 

花名「お母さん・・・?」

 

葉月「花名、ちょっと元気になったわよね。安心した。」

 

花名「あ・・・うん!」

 

 

 

 

その後4人でお茶とロールケーキをいただいた。

 

葉月「お母さんも会ってみたかったな~花名の友達に。」

 

花名「うん!私も会ってほしいな~。7人共凄く優しくてそれに面白くてね。一緒にいてほんとに楽しいの!それでね。皆が来ると思うと嬉しくなっちゃって・・・つい志温ちゃんとこんなものを・・・」

 

飾りを作ったのだった。

 

葉月「あら良いじゃない!花名の部屋殺風景だもんね。」

 

花名「うっ・・・(お父さんとお母さんが帰る日は何時も凄く寂しかったのに今日は少し違う!だって明日は皆が家に遊びに来てくれるから!)」

 

 

 

 

 

 

ゴールデンウィーク最終日。花名が軽井沢駅で待ってると。

 

優輔「花名、おはよう。」

 

貴之「おはよう花名。」

 

美鈴「花名ちゃんヤッホー!」

 

優輔達3人が来た。

 

花名「み、皆おはよう。」

 

貴之「たま達は?」

 

花名「まだ。」

 

美鈴「そっか。もう私、花名ちゃんの顔を見ると安心しちゃったわ〜。もぎゅ〜。」

 

急に抱き締めた。

 

花名「み、美鈴ちゃん!?」

 

美鈴「ん〜。やっぱり花名柔らか〜い!」

 

優輔・貴之「止めんかい。」

 

引き剥がした。

 

美鈴「あうぅ・・・」

 

優輔「ごめんな花名。」

 

花名「う、ううん大丈夫。」

 

たまて「はなちゃーん!」

 

花名「た、たまちゃんおはよう!」

 

たまて「おはですよ~!」

 

優輔「たま。おはよう。」

 

貴之「おはようたま。」

 

美鈴「ヤッホーたまちゃん!」

 

たまて「優輔君!貴之君!美鈴ちゃん!おはですよ〜!はなちゃん、本日はお呼ばれありがとうございます~!」

 

花名「こ、こちらこそ。」

 

たまて「はなちゃんってば、ちょっと見ない間にシュッとしたような?ジョギング効果ですかね~。」

 

花名「そんないきなり痩せたりしないよ・・・」

 

たまて「今朝も走ったんですよね?」

 

花名「・・・・」

 

何も言わない花名。

 

たまて「走ったんですよね~?」

 

花名「・・・・・」

 

するとたまてが、花名の頬を弄った。

 

たまて「走ったんですよね〜?」

 

花名「あーーー!」

 

美鈴「ダメだよたまちゃん!独り占めはダメだよ!私も頬触らせて!」

 

優輔・貴之「おい!」

 

するとそこに。

 

 

 

 

栄依子「はな。たま。」

 

 

 

 

残りの3人が来た。

 

冠「はなれたまえ。」

 

たまてと美鈴を花名から引き剥がした。

 

貴之「見事な使い方。」

 

栄依子「おはー。」

 

侑李「おっはー。」

 

冠「おはよ。」

 

花名「冠ちゃん、その荷物は・・・」

 

背負ってる荷物を見て疑問を抱いた。

 

優輔「風呂敷?」

 

冠「置き菓子。」

 

栄依子「ほら。リスって冬に向けて食べ物を溜め込むでしょ?あれと同じ。」

 

優輔「つまり冠はリスと同じって言いたいのか?」

 

たまて「小動物ですなぁ。」

 

花名「小動物?」

 

 

 

 

8人は花名の家へ向かう。

 

たまて「今日は従姉さんにもお会い出来ますかね?」

 

花名「あ・・・志温ちゃんは昨日から実家の方に帰ってて。」

 

優輔「実家に?」

 

たまて「あいや〜、そうなんですか・・・」

 

栄依子「会ってみたかったわね・・・お土産持って来たんだけど、従姉さんに渡すのお願いしても良いかしら?」

 

花名「あ・・・うん!ありがとう栄依子ちゃん!」

 

栄依子「お菓子だから、2人で食べてね。」

 

たまて「相変わらずフラグ立てに余念がありませんね~。」

 

栄依子「だから何なのよそれは・・・」

 

たまて「デュフフ・・・いや~楽しみですね~はなちゃんと従姉さんの愛のす・く・つ!」

 

花名「巣窟!?」

 

貴之「おいおいたま・・・」

 

 

 

 

 

 

アパートに到着。玄関に飾りがあった。

 

栄依子「これは・・・」

 

花名「ああ。そ、それはね、ちょっと大袈裟かなって思ったんだけど・・・折角作ったから。」

 

栄依子「可愛いな~もう。」

 

たまて「ほんなこつ~!」

 

冠「なこつ!」

 

侑李「なこつ?」

 

花名「ど、どうぞ。何も無いですけど・・・」

 

 

 

 

部屋に招かれた。

 

たまて「お邪魔しまーす!あぁ・・・」

 

冠「本当に何も無い。」

 

侑李「さっぱりしてるわね。」

 

栄依子「まだ引っ越して来たばかりだものね。」

 

花名「う・・・うん。そうなんだ~・・・」

 

たまて「やや!炊飯器も無いじゃないですか~!」

 

花名「うん。ごはんは志温ちゃんの部屋で食べさせてもらってるから。」

 

栄依子「じゃあ1人の時は何してるの?」

 

花名「えっと・・・勉強かな。」

 

美鈴「勉強!?」

 

たまて「えええ!?勉強を!?自主的に!?偉人ですか!?」

 

栄依子「偉いわね~。」

 

侑李「感心しちゃうな〜。」

 

花名「そ、そんな事無いよ・・・勉強くらいしかする事無いだけで・・・」

 

たまて「じゃあ、今日は勉強の事などすっかり忘れて浮かれるとしますか!」

 

栄依子・侑李「いやするからね。お勉強。」

 

たまて「優等生か!そんなの栄依子ちゃんと侑李ちゃんじゃないですよ!」

 

栄依子「優等生じゃないからこんなギリギリになって困ってるんでしょ。」

 

冠「でも勉強の前に一つ。栄依子。侑李。」

 

侑李「ええ。」

 

栄依子「はいはーい。優輔、貴之、美鈴。」

 

優輔・貴之「おっす。」

 

美鈴「OK〜。」

 

 

 

 

 

 

”パァン” ”パァン” ”パァン” ”パァン” ”パァン” ”パァン”

 

 

 

 

 

 

突然花名とたまてを除いた6人がクラッカーを鳴らした。

 

たまて「え?」

 

花名「え?」

 

栄依子「はな。たま。お誕生日。」

 

冠「おめでとう。」

 

花名「え?えええ!?」

 

たまて「私とはなちゃんのですか!?」

 

栄依子「ふふ〜ん。たまは今月が誕生日でしょ?で、はなは入学式の日が誕生日だったから今日がその中間日って事で。」

 

優輔「栄依子と冠と侑李が企画してたんだ。」

 

冠「勉強会の前にお誕生日会。ケーキある。」

 

たまて「ケーキ!アイテムまで使用されては好感度爆上がり必至じゃないですか~!も~愛してる~!」

 

嬉しくなったたまてが冠を抱いた。

 

冠「落ちたな。」

 

貴之「落ちた。」

 

たまて「ぐぬぬ・・・こっちも皆さんのお誕生日イベント利用させてもらいますよ!何時です?何時です!」

 

栄依子「私は6月20日ね。」

 

冠「10月30日。」

 

侑李「私は7月1日。」

 

優輔「俺は2月18日。」

 

貴之「5月2日だ。」

 

美鈴「11月2日だよ。」

 

たまて「ばっちり記憶しましたとも!8月5日と12月15日と9月4日と4月16日と7月27日と1月22日ですね!」

 

優輔「全部違ぇ。」

 

栄依子「1個も合ってないわね・・・」

 

 

 

 

2人にプレゼントを渡した。

 

栄依子「はいおめでとう。」

 

冠「ハピバ。」

 

優輔「ハッピーバースデー。」

 

たまて「おお!ありがとうございます!」

 

栄依子「はなにはちゃんとした物渡せてなかったからね。」

 

冠「リベンジ。」

 

花名「ありがと〜!栄依子ちゃん冠ちゃん侑李ちゃん。優輔君も貴之君も美鈴ちゃんもありがと〜!」

 

たまて「えへへ・・・同い年ですねはなちゃん。」

 

花名「あ・・・同い年・・・」

 

 

 

 

すると花名が涙を流した。

 

 

 

 

たまて「はな、ちゃん?」

 

貴之「花名?泣いてるのか?」

 

花名「あれ・・・あれ・・・変なの・・・ごめんね・・・ありがとう・・・ありがとう・・・」

 

たまて「はなちゃん・・・」

 

栄依子「はな・・・」

 

侑李「花名・・・」

 

貴之「花名・・・」

 

美鈴「花名ちゃん・・・」

 

冠「花名。」

 

ハンカチをあげた。

 

花名「ありがとう冠ちゃん・・・」

 

美鈴「花名ちゃん、大丈夫?」

 

優しく抱いて慰める。

 

たまて「泣くほど嬉しいプレゼントなんですから開けてみましょう!」

 

花名「うん!」

 

 

 

 

プレゼントを開けると。

 

たまて「わぁ〜!」

 

花名「可愛い〜!」

 

ピンク色と茶色のくまのぬいぐるみだった。リボン付き。

 

栄依子「私達から1つずつ、お2人に。」

 

たまて「ありがとうございます!・・・愛する2人を引き離す感ありますが・・・」

 

花名「な、何か可哀想だね・・・」

 

たまて「そうだ!この子達はなちゃんのお部屋に置いといてもらえませんか?」

 

花名「え?う、うん。良いけど・・・良いの?」

 

たまて「はい!時々見に来ても良いですか?」

 

花名「うん!勿論!」

 

栄依子「お。今のがフラグって奴?」

 

たまて「お!栄依子ちゃん分かってきましたね〜。」

 

冠「ケーキ食べよ〜。」

 

たまて「うひゃ〜!待ってました!」

 

美鈴「ケーキキター!」

 

 

 

 

使わない紙を皿代わりにした。

 

優輔「これは・・・」

 

貴之「何と言うか・・・」

 

栄依子「う~ん・・・何だか微妙に残念な感じになったわね・・・」

 

花名「ご、ごめんね・・・うちお皿なくて。志温ちゃんが居ないから借りる事も出来なくて・・・」

 

冠「大丈夫。何処に居てもケーキはケーキ。」

 

美鈴「そうだね冠ちゃん。」

 

たまて「ではでは!満を持して!」

 

8人「いただきます!」

 

ケーキを食べる。

 

たまて「かむちゃんの仰る通りお皿がアレでもケーキはケーキ!襤褸を纏えど心は錦とはこの事ですな~!」

 

花名「違うんじゃないかな・・・」

 

侑李「美味しい〜。」

 

優輔「あ〜ケーキ良いね〜。」

 

貴之「美味いな〜。」

 

美鈴「甘〜い!」

 

栄依子「かむ、一口。」

 

冠「ん。」

 

いちごを栄依子に食べさせた。

 

たまて「丸ごと!?」

 

栄依子「う~ん美味しい。じゃあ私からもお返し。」

 

ケーキをあげる。

 

たまて「苺の対価でか!」

 

花名「苺凄い・・・」

 

侑李「栄依子は相変わらずね。」

 

 

 

 

ケーキを食べ終えた。

 

栄依子「これ食べ終わったら勉強だからね~。」

 

優輔・貴之「おう。」

 

たまて「ぐ!どうして・・・どうして幸せなままでいさせてくれないんですか~!」

 

栄依子「そうすると明日確実に不幸になるからかしら。」

 

侑李「明日に不幸を運んじゃいけないからね。」

 

美鈴「上手い事言ったね侑李ちゃん!」

 

優輔・貴之「何処が?」

 

 

 

 

勉強会。

 

たまて「はなちゃん本当にしこたま勉強出来る人じゃないですか~!」

 

栄依子「教え方も上手だし。」

 

花名「そ、そんな事無いよ・・・」

 

栄依子「ね、この問題教えてもらっても良い?」

 

侑李「ここも教えてくれるかしら?」

 

美鈴「花名ちゃん、ここ教えてくれる?」

 

たまて「順番決めましょう!順番!」

 

冠「この公式って・・・」

 

たまて「あ!抜け駆け!抜け駆け禁止ですよ〜?」

 

花名(ずっと何も無い部屋に引き篭もって、何もする事無いから勉強だけしてて良かった~。)

 

優輔「花名人気者だな。」

 

貴之「だな。」

 

栄依子「あ、ちょっとごめん。はな、お手洗いお借りして良い?」

 

侑李「私も借りても良いかしら?」

 

花名「うん。どうぞ。」

 

トイレに行った栄依子と侑李。2人が居ない間、花名とたまてと美鈴が冠に質問をする。

 

花名「冠ちゃん。何処が分からないの?」

 

たまて「かむちゃんが一番最初で良いんですよ!さぁさぁ!」

 

美鈴「分からない所があったら、私達に言ってね?」

 

優輔「おい止めろ。」

 

貴之「冠が可哀想だろ?」

 

冠「と・・・問7の・・・公式の・・・」

 

花名「公式!公式が分からないの?」

 

冠「う・・・」

 

すると冠が逃げた。

 

花名「冠ちゃん!」

 

逃げる冠をたまてと美鈴が追い掛ける。

 

たまて「かむちゃん!どうしたんでちゅか~?怖くないでちゅよ~。デュフフフフ!」

 

美鈴「デュフフフフ!」

 

貴之「おいそのデュフフは止めろ!」

 

たまて「はい!はなちゃんもご一緒に!」

 

花名「え?で、でゅふふ・・・」

 

優輔「止めろ美鈴。」

 

貴之「冠を怖がらすな。」

 

冠を追い掛ける美鈴を引っ張る。

 

美鈴「冠ちゃーーん!」

 

 

 

 

すると栄依子と侑李が戻って来た。たまてが栄依子にぶつかって尻餅付いた。

 

栄依子「こーら。あまり怖がらせないの。」

 

侑李「冠、大丈夫?」

 

たまて「ちぇっ!彼氏連れかよ!行こうぜはなっちー。」

 

栄依子「チンピラか君ら・・・」

 

美鈴「冠ちゃん・・・」

 

優輔「諦めろ。」

 

貴之「ほら、勉強会の続きやるぞ。」

 

美鈴「ふぇ〜ん・・・・」

 

その後8人で勉強会をやる。

 

 

 

 

 

 

外は夕方になった。優輔と貴之と美鈴は帰って行った。

 

軽井沢駅。

 

たまて「はなちゃん先生!ありがとうございました!」

 

花名「え?」

 

栄依子・冠・侑李「先生、ありがとうございました。」

 

花名「い、いえいえそんなそんな・・・」

 

栄依子「また勉強教えてくれる?」

 

花名「私なんかで良いければ何時でも。」

 

冠「勉強じゃなくても、また来て良い?」

 

花名「も・・・勿論だよ!」

 

侑李「冠置き菓子したもんね。」

 

たまて「それじゃあまた明日〜!」

 

花名「うん!また明日!」

 

冠「置き菓子にも宜しく。」

 

 

 

 

 

 

見送った後、アパートに戻り、飾りを片付けると。

 

花名「あ。」

 

飾りの中に1つの小箱があった。箱を開けると。

 

花名「わ~!綺麗~!」

 

スノードームだった。

 

花名「お母さん・・・」

 

スノードームの他に、葉月からのメッセージが入ってた。

 

 

 

 

部屋に入って、くまのぬいぐるみとスノードームを並べる。

 

花名「よし。良い角度。」

 

携帯で写真を撮った。この日は花名の最高の1日となった。

 

「END」




         キャスト

     一之瀬花名:近藤玲奈
     十倉栄依子:嶺内ともみ
     百地たまて:伊藤彩沙
       千石冠:長縄まりあ
      億崎侑李:白石晴香

      佐野優輔:塩野瑛久
      浪江貴之:内田雄馬
      松原美鈴:伊藤美来

      京塚志温:M・A・O
     一之瀬葉月:日笠陽子
      一之瀬健:小山力也
     佐野麻衣子:中村繪里子
     佐藤里香乃:石上静香
     佐々木陽菜:田中あいみ

次回「2階のプレミア大会」
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オリキャラ紹介。

佐野麻衣子(さのまいこ)

誕生日・6月9日
年齢・22歳
血液型・A型
身長・165Cm
体重・49kg

職業・実家の飲食店の看板娘

趣味・サイクリング、料理

好きな丼物・海鮮丼
好きな甘味・ティラミス
好きな寿司ネタ・帆立
好きな果物・キウイ

モデル・高田里穂

髪型・茶髪ポニーテール

私服・赤の服、白のストール、黄色のショートパンツ、赤のブーツ

星尾高校1年の佐野優輔の姉。
大学卒業後は実家の看板娘として働いてる。
店が休みの時はサイクリングしてる。優輔より速い。
京塚志温とは大学時代の同級生。
家族に関しては自由人であり、何時も賑やか。
優輔と同じように家族から「好きな事をやっても良い」と言われてる。
喧嘩が強く、僅か2秒で優輔に勝ってる。
実家の飲食店は祖父母が建てたものである。
自分を可愛がってくれた祖父母の恩返しをする為、実家の看板娘として働く事を決めた。

イメージキャスト・中村繪里子
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