栄依子「良い色・・・」
マニキュアを見てる。
後日の星尾高校。
貴之「おい栄依子・・・そのヘアピンどうした・・・?」
大量のヘアピンをしてる栄依子を見た優輔と貴之が驚いてる。
冠「お誕生日おめでとう。ピン子。」
栄依子「ピン子って・・・」
美鈴「泉ピン子?」
優輔「言うな。」
たまて「偉い事になりましたね~。」
栄依子「嬉しいけどびっくりした〜・・・」
花名「じ・・・実は私も万年さんと選んだヘアピンで・・・」
美鈴「あ!私もバースデープレゼントのヘアピンをあげましょう!」
たまて「花名ちゃんと美鈴ちゃんに同じく!ハピバですよ栄依子ちゃん!」
栄依子「ありがとう。花名、たま、美鈴。」
たまて「付けて良いですか?」
栄依子「どうぞ。」
たまて「花名ちゃんに美鈴ちゃんも。」
花名「う、うん。」
美鈴「可愛くしてあげるね〜。」
侑李「いやもう十分でしょ?」
前髪にヘアピンを付けた。
栄依子「ありがとう。」
優輔「ゴージャスなり過ぎ・・・」
たまて「限定ライブ当りますように限定ライブ当りますように限定ライブ当りますように!」
栄依子「えぇ・・・」
たまて「あぁ、頭がおめでたい感じだったのでつい。ほら花名ちゃんも!」
栄依子「おい・・・」
花名「え!・・・栄依子ちゃんの1年が幸せなものでありますように。」
侑李「純粋だね花名。」
すると栄依子が花名を抱き締めた。
花名「え・・・栄依子ちゃん?」
栄依子「ありがとう。嬉しい。良い子ね花名は。」
たまて「も~花名ちゃんがあんまり良い子だと私が駄目っぽくなるじゃないですか~。」
花名「た・・・たまちゃんは全然駄目なんかじゃないよ!」
嬉しくなったたまてが花名を抱いた。
花名「たまちゃん!?」
たまて「も~花名ちゃんはまうごつ良い子ですね~!」
栄依子「良い子よね〜。」
美鈴「本当だね〜。」
抱かれて困惑する花名。
優輔「お前ら花名が困惑してるぞ。」
たまて「花名ちゃんめごい!めっさ可愛い!」
貴之(東北方言?)
栄依子「うんうん。かわいい。」
美鈴「花名ちゃん可愛い〜。」
侑李「そうね。花名可愛い。」
冠「可愛い。」
照れた花名が冠を抱き締めた。
たまて「あ。照れた。」
侑李「照れたね。」
優輔「照れたな。」
栄依子「照れたわね。」
すると榎並先生が教室に入った。
侑李「あ、榎並先生。」
榎並先生「うっわ。何事だお前それ?十倉ピン子か?」
栄依子「止めて下さい・・・ピン子定着しそ~。」
すると榎並先生が栄依子の左肩に手を置いた。
榎並先生「十倉。」
栄依子「は、はい。」
榎並先生「若い内はごちゃごちゃ飾るのがおしゃれだと思いがちだがな。お前それ10年後絶対後悔するから。」
栄依子「いえ違います。違うんです・・・」
たまて「栄依子ちゃん誕生日なんですよ~!」
侑李「そうそう。栄依子の誕生日なの。」
榎並先生「誕生日?成る程。それでそのめでたい格好か。」
栄依子「うっわ何かしらこれ・・・悪意しか感じない・・・」
榎並先生「無い無い悪意とか。「此奴人気者気取りかよ~」とか思ってない全然。」
栄依子「もう清瀬さんひど~い。」
榎並先生「下の名前で呼ぶなよ・・・ま、誕生日おめでとう十倉。私からもプレゼントをやろう。ほらじっとしてろよ。」
栄依子「はい・・・」
髪にクリップを付けてあげた。
榎並先生「どうだ?嬉しいか?」
優輔・貴之(クリップかよ・・・)
栄依子「先生、これどう見てもゼムクリップなんですけど・・・」
榎並先生「安心しろ。私物だから返却不要だ。」
栄依子「わー嬉しいなー。あ・・・」
クリップを曲げてハート型にした。
栄依子「お気持ち受け取りました。」
侑李(ハート型にしたねあの子・・・)
榎並先生「返せ。」
栄依子「あれ~?返却不要なんじゃ?」
榎並先生「・・・1限目始まる前に全部外しとけよピン子。」
栄依子「え、だから止めて下さいってば!」
侑李(先生、栄依子を弄んでるわね。)
放課後。
優輔「こんなに貰ったのかよ。」
貴之「流石に多過ぎね?」
たまて「栄依子ちゃんって榎並先生さんにぐいぐい攻めて行ってましたね~。」
美鈴「先生さん?」
栄依子「うん。ああ言うタイプ好きなの。」
優輔「好きって・・・」
花名「ああ言うタイプ?」
栄依子「この前もね。卒業したらお友達になって下さいって言ったんだけど・・・」
榎並先生『お前が卒業して私がなるのは友達ではなく恩師だ。』
栄依子「良いわよね~そう言う所。」
花名「う・・・うん・・・?」
侑李「栄依子の思考って何があるの・・・?」
たまて「何が良いのかはよく分かりませんけど、栄依子ちゃんのそう言う所は好きですよ。」
女子トイレ。栄依子が鏡に向かってブラシで髪を整えてた。ケースを見ると、貰ったヘアピンが大量に入ってた。
女子トイレから出ると。
栄依子「かむ?侑李?」
侑李「栄依子、ハッピーバースデー。」
冠「お誕生日おめでとう。」
栄依子「あら?このタイミングで?」
冠・侑李「敢えて。」
栄依子「敢えて?じゃあはい。付けて。」
すると侑李が栄依子の右手を、冠が栄依子の左手を持った。
栄依子「っ?」
侑李が右手にブレスレット。冠が左手の小指に指輪を嵌めた。
栄依子「指輪とブレスレットだ。」
冠「ヘアピンは被るかと思って敢えて。」
侑李「被らなく良かったわ。」
栄依子「綺麗~。ありがとうかむ。侑李。」
冠「ん。」
侑李「どういたしまして。」
栄依子「ねぇ。この指輪かむだと薬指のサイズよね。」
冠「知らない。」
一方職員室では、花名がプリントを持って来た。
花名「先生、持って来ました。」
榎並先生「おう。この前お母様が見えたぞ。お前の事宜しくと仰ってた。」
花名「そ、そうですか・・・」
榎並先生「ああその・・・学校の方はどうだ?嫌な事とか無いか?」
花名「いえ・・・えっと・・・楽しいです!最初の頃は馴染めないんじゃないかなって不安だったんです・・・でも、今はもう大丈夫な感じで、その・・・空気が優しくなったと言うか・・・馴染めてきたのかなって・・・」
榎並先生「いいや、それは馴染んだと言うよりもお前らが仲良くなったって事だろ。」
花名「そ、そうなんでしょうか・・・」
榎並先生「私にはそう見えるが。」
8人が下校する。優輔は自転車を押してる。
たまて「しかし凄いですよね~。クラス全員誕生日プレゼントがヘアピンだなんて!」
美鈴「本当だね〜。」
栄依子「え?皆で打ち合わせしてくれたとかじゃなかったの?」
花名「ううん。全然。」
貴之「偶然かよ・・・」
優輔「とんでもないシンクロ・・・」
たまて「こんな風にクラス全員の心が一つになるなんて奇跡ですよ!このような事もう卒業式までないかもしれませんね!」
たまて「楽しかったー!」
冠「誕生日!」
たまて「思い出に残ったー!」
冠「栄依子のヘアピン!」
栄依子「修学旅行とか差し置いて私のヘアピン・・・?」
貴之「千葉!滋賀!佐賀!」
優輔「懐かしい!」
花名「栄依子ちゃんが何時も付けてるそのヘアピン凄く綺麗だよね。」
栄依子「そ、そう?」
冠「似合ってる。」
侑李「栄依子らしい。」
たまて「大人っぽいキラキラが、栄依子ちゃんっぽいと申しますか〜。」
栄依子「そうかな・・・?ありがとう。」
たまて「何処で買ったんですか~このこの~。」
栄依子「秘密。」
たまて「隠しておきたい名店と言う奴ですか!」
栄依子「ふふ。」
たまて「う・・・これ以上は踏み込ませないと言う絶対的な圧を感じる~!」
美鈴「どう言う事かな?」
たまて「秘密は秘密のまま謎多き女である事がモテのコツなんですね~。かむちゃん侑李ちゃん良いんですか~?モテにも程がありますよこの人は。」
冠「栄依子が皆に好かれてるのは嬉しい。」
侑李「私も冠と同じ。栄依子が幸せならそれで十分よ。」
たまて「成る程!最後には私と言う港に帰って来てくれたら良いと!」
花名「演歌なの・・・?」
冠「もしくはよる脱走した犬が朝には犬小屋に帰ってる、みたいな。」
花名「犬なの・・・?」
指でキツネを作って。
栄依子「わん。」
優輔・貴之・美鈴・侑李「それキツネ。」
ある日の榎並先生の家。
榎並先生「あ~・・・飲み過ぎた・・・ん?」
そこに何故か栄依子と侑李が眠っていた。
榎並先生「十倉・・・?億崎・・・?家だよなここ・・・」
何があったのか分からない榎並先生。すると栄依子と侑李が起きた。
栄依子「おはようございます。先生。・・・あのまま寝ちゃったか〜・・・あ、すみませんこれ外してもらえます?」
侑李「おはよう先生・・・私の両腕を解いてくれる?」
両腕が何故か縛られていた。
榎並先生「お、おう・・・」
両腕を解放させた。
栄依子「ありがとうございます。あ、お手洗いお借りしますね。」
榎並先生(・・・何だこれ?)
しばらくして栄依子が手洗いから戻って来た。
栄依子「どうもありがとうございました。2日酔いですか?」
侑李「先生大丈夫?」
榎並先生「おい・・・何がどうなってお前達がここに居る?」
栄依子「え~。覚えてないんですか?」
侑李「大変だったんだよ?」
時は遡って昨夜。
西村『ほら~ちゃんと歩け~。』
榎並先生が泥酔状態になっていた。友達の西村基が榎並先生の腕を担いでいた。
栄依子『榎並先生。こんばんは。』
侑李『ヤッホー先生。』
榎並先生『お・・・おう。』
たまたまそこに栄依子と侑李が居た。
西村『あ!榎並の生徒さん?』
栄依子『はい。どうもです。』
侑李『先生の教え子です。先生酔ってるんですか?』
西村『この人飲み始めてすぐ潰れちゃって。この見た目でこの弱さって笑うわよね~。』
榎並先生『うるせぇ・・・』
すると電話が来た。
西村『はい西村です。さっきはどうも・・・』
栄依子(酔ってる・・・可愛い。)
侑李(可愛いの?)
栄依子(可愛いわよ。)
西村『榎並起きて~。さっきの店に忘れ物取りに行かないとだから・・・』
栄依子『私達が送って行きましょうか?』
西村『良いの?』
栄依子『はい。』
侑李『任せて下さい。』
西村『すぐそこのマンションだから。』
榎並先生が住んでるマンション。
侑李『着いたよ先生。』
栄依子『先生お家ですよ。鍵開けて下さい。』
鍵を出してドアを開けた。
榎並先生『今日の西村は2人居て・・・何だか十倉と億崎に似ているな・・・何でだ~?』
栄依子『う~ん。十倉本人だからでしょうか。』
侑李『億崎本人だからかな?』
榎並先生『そうか十倉と億崎かぁ・・・』
栄依子『は〜い。十倉ですよ〜。』
侑李『億崎だよ〜。』
部屋にお邪魔して、榎並先生をソファに寝かせた。すると栄依子と榎並先生がソファに倒れた。
侑李『栄依子大丈夫?』
栄依子『大丈夫大丈夫。大丈夫ですか先生?』
榎並先生『お~・・・十倉と億崎ってのはうちの生徒でな・・・』
侑李『先生?』
栄依子『まだ続くんだこの話。ね、十倉さんって可愛い?』
榎並先生『いいや。可愛くね・・・』
栄依子『あ~即答だひど~い。』
榎並先生『十倉はな・・・何だろうな彼奴は・・・おい何だと思う?』
侑李『質問したよ?』
栄依子『さ、何でしょうね~。』
榎並先生『一つ言える事はだな・・・可愛くね。』
栄依子『うわぁ〜。』
榎並先生が眠った。
キッチンにある冷蔵庫を開けて、水を持って行く。
栄依子『はい先生。お水です。』
榎並先生『お、おう・・・』
栄依子『じゃ私はこれで失礼します。』
侑李『早く寝て酔いから覚めてね?』
榎並先生『帰るのか・・・?』
侑李『当たり前だよ。』
栄依子『帰りますよそりゃ。』
榎並先生『帰るのか・・・』
栄依子『居て欲しいんですか?』
榎並先生『居て欲しいのか・・・?』
侑李『先生子供みたいになってる・・・』
栄依子『こっちが聞いてるんだけどな~。居て欲しいなら居ますけど?』
榎並先生『居て欲しいなら・・・』
栄依子『居ますよ。侑李も一緒に。』
侑李『私も?』
榎並先生『居るのか・・・これソファーのカバー・・・』
栄依子『酔っ払いの癖に細かいな~。ほ~らもう休んで下さい。』
侑李『体に毒だよ?』
榎並先生『お前らあれだろ。私が寝たら悪戯とか落書きとかするんだろ・・・』
栄依子『え~しませんよ~。』
侑李『私もしないよ〜。』
榎並先生『い~やお前は信用出来ない・・・よし。縛っておこう・・・』
栄依子『え~?』
侑李『縛る?』
榎並先生『両手出せ・・・』
栄依子『は~い。』
侑李『はい。』
そして現在に至る。
栄依子「・・・みたいな感じです。」
侑李「もう大変だったんだよ?」
榎並先生「いやうん・・・私が全面的に悪い・・・私が悪いんだが・・・お前らももう少し抵抗しろよ・・・」
栄依子「いや~段々面白くなってきちゃって。」
侑李「泥酔状態の先生に抵抗したら怒られるかもって。」
榎並先生「面白ければそれで良いのかお前は・・・」
栄依子「割と。」
侑李「割と?」
榎並先生「あ・・・十倉、億崎。面倒掛けてすまなかったな・・・」
栄依子「せ・・・先生がしおらしくなってる!あはは!」
侑李「栄依子!?」
榎並先生「十倉てめぇ・・・」
栄依子「ごめんなさい・・・・・」
榎並先生「ツボってんじゃねぇか・・・って十倉、億崎お前ら無断外泊してねーか?」
栄依子「ああ大丈夫ですよ。友達のお宅に泊めてもらうって連絡入れてありますんで。」
侑李「私も同じく。」
榎並先生「そうか・・・ん?十倉、億崎お前らずっと縛られてただろ。何時連絡入れたんだ?」
侑李「あれ?気付いちゃった?」
榎並先生「お前らほんとは自分で外せたんだろ?」
栄依子「あはは!」
榎並先生「ああもう・・・酒止める・・・」
侑李「お。飲酒防止の1歩を踏み出したね。」
栄依子「え?酔った先生可愛かったのに。」
榎並先生「うるせぇ・・・お前ら言っとくけど学校サボるなよ。」
侑李「そうだったね。」
栄依子「帰って着替えてから行きますよ。」
榎並先生「そうか。」
栄依子「先生。コーヒー飲むなら私が淹れておきますよ。先に顔洗って来て下さい。」
榎並先生「おお。シャワー浴びて来て良いか?」
栄依子「ご随意にどうぞ。」
榎並先生「家探しとかするなよ?」
栄依子「不安ならまた縛ります?」
榎並先生「蒸し返すな。」
侑李(この2人面白いわね。)
榎並先生「使い方分かるか?」
栄依子「はい。母に淹れたりするので。」
榎並先生「じゃあすまんが宜しく。」
数分後。
榎並先生「あ~さっぱりした・・・」
侑李「おかえり先生。」
栄依子「コーヒー出来てますよ。」
榎並先生「サンキュー。」
栄依子「先生って朝食べない人ですか?」
榎並先生「食べたり食べなかったりだな・・・あ、でもお前らは食べろよ。朝食抜きダイエットとか考えるなよ。」
栄依子・侑李「は〜い。」
コーヒーを差し出す。
榎並先生「美味い・・・」
栄依子「ほんとですか?良かった~。」
侑李「はぁ〜、栄依子のコーヒーは落ち着く〜。」
榎並先生「お前砂糖とか入れないのか?」
侑李「砂糖入れますね。」
榎並先生「十倉は?」
栄依子「ブラック派です。」
榎並先生「女子高生が生意気な。」
栄依子「先生もブラックですよね?」
榎並先生「大人だからな。」
栄依子「酔っぱらって生徒に介抱される大人・・・
榎並先生「う・・・」
栄依子「良いと思いますよ。可愛くて。」
榎並先生「嬉しくねぇ・・・」
数分後。
栄依子「ごちそうさま。そろそろ家帰って着替えないと・・・」
侑李「本当だ。早くしないと。」
榎並先生『遅刻したら遠慮なく付けるからな。」
栄依子「はーい・・・あ、今日日直だった。」
榎並先生「そうか。」
栄依子「花名と早めに学校行く約束してて・・・」
榎並先生「真面目だなぁお前ら。まぁこっちとしちゃありがたい話だが。』
栄依子「シャワー浴びるとギリギリか・・・汗臭いかな・・・」
侑李「大丈夫よ。栄依子は何時も良い匂いだし。」
栄依子「でも・・・」
すると榎並先生が栄依子を嗅いだ。
榎並先生「別に。良い匂いだぞ。」
栄依子「そうですか・・・それは良かった。それじゃあ失礼します。また学校で・・・」
侑李「また後でね〜。」
榎並先生「おー。真っ直ぐ帰れよー。」
マンションから出た後。
栄依子(何!?何この勝ち試合だと思ったら最終回で逆転喰らったみたいな感じは!?)
侑李(先生って、無自覚なのかな?でも赤面してる栄依子可愛いね。)
栄依子(侑李!!)
その日の朝の学校。榎並先生が窓から外を眺めてると。
花名「先生おはようございます。」
榎並先生「おぉ。一之瀬か。」
花名「あ、これ、プリント集めて来ました。」
榎並先生「おう。」
栄依子「花名~。1枚忘れてる~。」
そこに栄依子が1枚のプリントを持って来た。
花名「あ!ありがとう栄依子ちゃん!」
栄依子「いえいえ。おはようございます先生。」
榎並先生「・・・おう。」
栄依子「おはようございます。」
榎並先生「諄いな分かったよ・・・」
栄依子「お・は・よ・う・ご・ざ・い・ま・す。」
榎並先生「・・・お・は・よ・う。」
栄依子「は~い。良く出来ました。」
榎並先生「調子乗んな。」
軽くチョップした。
栄依子「いったぁ・・・っ!」
何かを見た栄依子が榎並先生の両腕を掴んだ。
榎並先生「っ!?」
首にあるネックレスに目を付けたのだった。
榎並先生「おい十倉・・・」
花名「栄依子ちゃん?」
栄依子「先生・・・これ・・・このネックレス・・・」
榎並先生「ああ・・・昨日買ったんだ。友人と会うまでの暇潰しにぶらぶらしてたら見付けてな。」
花名「綺麗なネックレスですね。」
榎並先生「ああ。良い色だろこれ。」
栄依子はネックレスに見惚れている。
榎並先生「十倉?おーい十倉どした?」
すると栄依子がバッと離れた。
栄依子「ああいえ・・・先生。凄く似合ってますそれ。」
榎並先生「お、おう・・・」
栄依子「じゃあ、日直して来ますか。行こ花名。」
花名「あ、うん。」
廊下。
花名「あの・・・栄依子ちゃん。さっき先生と話してた時栄依子ちゃん何かあったのかなって・・・」
栄依子「・・・花名。」
花名「は、はい!?」
栄依子「ちょっとだけ内緒話に付き合ってくれないかな?」
その後2人はある場所へ向かった。
花名「わあぁ〜!」
街が一望出来る場所だった。
栄依子「ここ良いでしょ。私の秘密スポット。」
花名(内緒話・・・秘密スポット・・・人には言えない話・・・すっごくやばい話・・・)
栄依子「花名?」
花名「栄依子ちゃん!大丈夫!何があっても私は栄依子ちゃんの味方だから!」
栄依子「えぇ?」
花名「大丈夫だから!」
栄依子「心配しないで。そんな暗い話じゃないから。」
花名「そうなんだ・・・」
栄依子「あのね。先生が着けてたネックレスあるじゃない?」
花名「うん。」
栄依子「あれ作ったの私・・・」
花名「え・・・え~!?」
栄依子「私アクセサリー作るのが趣味なのね。これとか自分で作ってて。」
花名「そうだったの!?」
何と榎並先生が付けてたネックレスは栄依子の自信作だった。そして栄依子が何時も付けてるヘアピンも栄依子の自信作だった。
栄依子「それでうちの母が雑貨店やっててね。私の作ったもの置いてくれてるんだけど・・・
花名「じゃあ先生がそれを?栄依子ちゃんが作ったって事は・・・」
栄依子「知らないと思う。知ってたらあの人付けて来なさそう。」
花名「じ、じゃあ先生は気に入ったから買ったんだね!」
栄依子「うん。」
花名「凄いね!凄い!」
栄依子「あのね・・・私の作ったもの買ってくれた人リアルで見たの初めてでね・・・それが先生でね・・・何か・・・何かね・・・凄く・・・」
花名「よ・・・良かったね栄依子ちゃん!良かったね・・・」
栄依子「もう・・・どうして花名が泣いちゃってるの・・・?」
花名「あ、ご、ごめん・・・ごめんね・・・」
すると栄依子が、花名を優しく抱いた。
栄依子「ありがとう花名。嬉しい。すっごく・・・」
花名「栄依子ちゃん・・・」
栄依子「・・・よし!内緒話おしまい!ま、誰かに話しちゃっても問題無いから気にしないでね。」
花名「う、うん。」
栄依子「実はね。アクセサリー作ってる事人に言ったの初めてなの。」
花名「え!?」
栄依子「花名が初めて。」
花名「そ・・・そんな大事な秘密を教えてもらうの、私が最初で良かったのかな・・・」
栄依子「え~?私は話したのが花名で良かったって思ってるけど?」
花名「っ!」
榎並先生『お前らが仲良くなったって事だろ。』
花名(本当にそうなのかな・・・そうだと良いな・・・何時か私も話せるかな・・・自分の秘密を・・・皆に・・・)
自分の秘密を皆に言える日が来るのだろうか。
「END」
キャスト
一之瀬花名:近藤玲奈
十倉栄依子:嶺内ともみ
百地たまて:伊藤彩沙
千石冠:長縄まりあ
億崎侑李:白石晴香
佐野優輔:塩野瑛久
浪江貴之:内田雄馬
松原美鈴:伊藤美来
榎並清瀬:沼倉愛美
西村基:内山夕実
次回「はなのともだち」