スロウスタートアップ!   作:naogran

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ある夏の夜の花名のアパート。

たまて「海ーー!!」

布団に飛び込んだ。

たまて「の前夜でーす!」

優輔「テンション高いな〜。」

栄依子「テンション高いわね〜。」

冠「っ!花名、大丈夫?」

栄依子「何か思い詰めたような顔してるけど。」

花名「え?ほ、本当?」

栄依子「やっぱりあれ?泳げないから海が怖い?」

侑李「無理しなくて良いのよ?」

たまて「大丈夫ですよ花名ちゃん!波打ち際で追い駆けっこしたり、砂にLOVEって書いたら波に消されたりしましょう!」

美鈴「楽しそう!私もやりたーい!」

貴之「何だそりゃ?」

花名「う、うん。あの、でも、そうじゃなくて・・・明日はビキニを着るんだ。おへそを出すんだと思うと緊張しちゃって・・・」

侑李「そっち?」

栄依子「大丈夫よ!思い切って出しちゃった方が、返ってスタイル良く見えたりするものだし。」

たまて「その理屈だと、全裸最強になりませんか?」

優輔・貴之「何で?」

栄依子「なりません!」

そう言ってたまての上をのし掛かった。

たまて「あああああああ!!!」

冠「おへそ、出してこ!」

花名「う、うん・・・」

栄依子「さぁ、今日はもう寝ましょ?明日も早いんだし。」

7人「はぁ〜い。」

たまて「栄依子ちゃん!」

栄依子「ん?」

たまて「海に行ったら、栄依子ちゃんの全身に、白いヌルヌルした液体を満遍なくたっぷりと塗りたくても良いですか?」

美鈴「私も塗りたくても良いですか?」

栄依子「寝なさい。」

7人「はぁ〜い。」

優輔「即スルーされたな。」


STEP9「ゴリラのみずぎ」

しかし翌日、まさかの雨が降っていた。たまてと美鈴は唖然としていた。

 

栄依子「あら〜。天気予報じゃ晴れだったのに〜。」

 

優輔「まさかの雨とは前代未聞だな。」

 

冠「海、どうする?」

 

栄依子「これじゃあ、ちょっと無理よね・・・」

 

侑李「今日は、諦めるしか無いわね・・・」

 

花名「・・・・・」

 

たまて「花名ちゃん!?」

 

美鈴「どうしたの!?泣いてるの!?」

 

花名「た、楽しみにしてたのに・・・泳ぐの・・・練習頑張ったのに・・・」

 

たまて・美鈴「花名ちゃん・・・」

 

それに続いてたまてと美鈴も涙を流した。

 

たまて・美鈴・花名「うわああああああん!!!!」

 

3人は大声で泣いて、抱き合った。

 

栄依子「あらあら、こっちも大雨だ。」

 

貴之「大雨のオンパレードだな。」

 

冠「栄依子、侑李、優輔、貴之。」

 

栄依子・侑李・優輔・貴之「ん?」

 

何かを閃いた冠が4人に話した。

 

 

 

 

花名「ほ、本当は水着も楽しみにしてたのに・・・」

 

たまて「水着ギャルーーー!!イベントスチルーーーー!!」

 

美鈴「雨のバカーーーー!!」

 

 

 

 

冠「花名、たま、美鈴。」

 

花名・たまて・美鈴「え・・・?」

 

栄依子「じゃ〜ん!」

 

水着姿の5人が立っていた。

 

たまて・美鈴「〜〜〜〜〜〜!!!」

 

花名「ど、どうしたの?皆・・・?」

 

侑李「簡単よ。海は無理でも、ここで水着を着れば気分が晴れるかもよ?」

 

花名・たまて・美鈴「・・・・・・」

 

 

 

 

3人も水着に着替えた。

 

たまて「ば〜〜ん!!」

 

3人の水着姿を見て、栄依子と冠と侑李がサムズアップした。

 

たまて「いや〜!まさかの室内水着ルートとは驚きましたね!」

 

花名「ルート?」

 

たまて「そして更に、紐ビキニでハラリーイベントの回収も!」

 

栄依子・侑李「ん?」

 

2人のビキニの紐を引っ張ってみる。

 

たまて「そーれ!」

 

美鈴「オープン!」

 

紐を引っ張る。優輔と貴之が後ろを向いた。しかし、ビキニは取れなかった。

 

たまて「え?」

 

美鈴「あ、あれ?」

 

侑李「残念ね。その紐は飾りよ。」

 

栄依子「はい。返して?」

 

 

 

 

紐を結ぶ。

 

たまて「こんなの差分でも許されませんよーー!!」

 

美鈴「お姉ちゃんも許しませんよーーー!!」

 

花名「差分?」

 

優輔「考えない方が良い。」

 

 

 

 

布団の上で泳ぐ冠。

 

冠「これから何する?」

 

たまて「何しましょうか何しましょうか!折角水着なんですから!」

 

栄依子「あ。宿題のプリントで分からない所があったのよ。花名、教えて?」

 

花名「え?何処?」

 

たまて「ぎゃあああああああ!!!!なして宿題とか持ち込んじゃってるんですか!!!!」

 

美鈴「折角のムードが台無しだよ!!!!」

 

栄依子「いやほら、チャンスがあったら聞こうかなって。」

 

優輔「栄依子、抜け目無いな。」

 

花名「あ、これはね。」

 

栄依子「お!助かる〜!」

 

貴之「解くの早いな花名は。」

 

たまて「花名ちゃんも何でサラッと受け入れてるんですか!!!」

 

美鈴「いやたまちゃん、2人をじっくり見て?」

 

たまて「え?」

 

花名と栄依子をじっくりと見ると。

 

たまて「わぁ〜!水着ギャルの学習姿!悪くない!悪くないですぞ!」

 

美鈴「でしょでしょ!」

 

冠「たま、美鈴、声大きい。」

 

たまて「やや?かむちゃん、そのお箱は?」

 

美鈴「何それ?」

 

冠「アップルパイ。列車で食べようと思って持って来たんだけど・・・」

 

栄依子「アップルパイ!?食べたーい!」

 

冠「ここで食べるなら温めたい。温めた方が絶対に美味しい!」

 

花名「じゃあ、温めてお茶にしようか。」

 

冠「温める所、見る!」

 

花名「ウチのは回るよ?」

 

するとたまてと美鈴が何かに目覚めた。

 

たまて「栄依子ちゃん!」

 

美鈴「侑李ちゃん!」

 

栄依子「ん?」

 

侑李「何?」

 

たまて「花名ちゃんの、その・・・お胸がですね・・・ちょっと大きくなってないですか・・・?」

 

美鈴「見間違いかもしれないけど、2人はどう思ってるの・・・?」

 

栄依子「まぁ成長期だしね。」

 

侑李「成長期で大きくなるのは当たり前かも?」

 

たまて・美鈴「お胸が成長する!?と、都市伝説じゃなかったと言うんですか!?」

 

優輔「あの2人楽しそうだな。」

 

貴之「だな。」

 

2人は呑気にゲームをやってる。

 

たまて「遺伝もあるんですかね・・・花名ちゃんの従姉さんもお胸がドバーンとなってますし。」

 

栄依子「ドバーン?」

 

侑李「どう言う事?」

 

たまて「と言うか、かむちゃんにしても結構ありますよね?」

 

美鈴「あるよね〜。」

 

栄依子「結構・・・ね。」

 

たまて「ま、まぁ我らは成長途中なので、そんなに気にする事ではないですよね〜!」

 

美鈴「そうそうないない!」

 

栄依子「こう触ってみて痛みがあるなら、成長途中って言えるわよね〜。」

 

侑李「私のは痛みは無いけど・・・」

 

自分の胸を触ってみた。

 

たまて・美鈴「っ!!」

 

2人も自分の胸を触ってみる。痛みが無い為何度も触る。そしてドラミングで自分の胸を叩く。

 

栄依子「いやちょっと、ゴリラのドラミングじゃないんだから・・・」

 

貴之「サゴーゾか?」

 

侑李「何時まで叩いてるのよ。もう良いでしょ?」

 

たまて「失礼な!ゴリラのドラミングがグーじゃなくてパーです!」

 

栄依子・侑李「えぇ?」

 

優輔「ドンキーコングは普通にグーだぞ?」

 

たまて「謝って下さい!ゴリラに謝って下さい!」

 

栄依子・侑李「ご、ゴリラさんごめんなさい・・・」

 

優輔「何だよあの会話・・・」

 

貴之「何故ゴリラに謝った・・・?」

 

たまて「許さへんで〜!」

 

美鈴「許しまへんで〜!」

 

優輔・貴之「許せよ!」

 

 

 

 

花名「ど、どうしたの?」

 

冠「ドラミング?」

 

たまて「ドラミングはグーでなくパーです!謝りなさい!!」

 

美鈴「早く謝りなさーい!」

 

冠「ごめんね。ゴリラ。」

 

たまて・美鈴「良えんやで〜。」

 

優輔・貴之「冠だけ許すなよ!」

 

栄依子「それで胸は痛んだの?」

 

たまて「心が痛んだ気がしますけど・・・」

 

美鈴「心が痛い・・・」

 

たまて「あ!分かった!」

 

美鈴「何が分かったの!?」

 

たまて「筋肉痛みたいに数日後に痛くなる奴ですよ!これ!」

 

美鈴「成る程!しばらくしたら結構痛くなるかもね!」

 

栄依子「たま、美鈴。それは成長じゃなくて老化じゃないかな?」

 

優輔・貴之「的確なツッコミ。」

 

するとたまてが栄依子の後ろを抱いた。

 

栄依子「どうした?」

 

たまて「どうだ〜い?男子に抱きしめられてるみたいじゃろ〜?」

 

栄依子「男子ってこんなにプニプニしてるの?優輔、貴之、男子ってプニプニしてるの?」

 

優輔「プニプニしてねえよ。」

 

貴之「勝手に妄想すんなよ。」

 

美鈴「じゃあ優輔と貴之!2人で栄依子ちゃんを抱いてみてよ!」

 

優輔・貴之「やるかアホ!!」

 

 

 

 

一方大会の部屋では荷物が届いてた。

 

大会「母さんからだ!『美味しいライチです。沢山食べなさい』。」

 

荷物の中には大量のライチが入っていた。

 

大会「多過ぎるな・・・!」

 

 

 

 

半分を花名にお裾分けする事にした。

 

大会「日頃お世話になってるし、花名ちゃんにお裾分けしよう!」

 

インターホンを押した。

 

大会「多過ぎるかな〜?」

 

栄依子『はぁ〜い!』

 

大会「あれ?」

 

栄依子『ちょっと待って下さいね〜!』

 

ドアを開けた栄依子。次の瞬間。

 

大会「っ!?」

 

部屋を覗くと水着姿の花名と冠と侑李が仰向けになって両足を上げて、たまてと美鈴がエプロンを着て踊っていた。優輔と貴之はまだ呑気にゲームをやってる。大会はこの光景を見て言葉が出なかった。

 

 

 

 

その後訳を話した。

 

大会「な、成る程・・・それで水着を。」

 

花名「はい・・・」

 

優輔「見苦しい所を見せられてしまいましたね。」

 

たまて「フッフッフ〜。この部屋の秘密を知ったからには、万年お姉さんにも水着ギャルになってもらいますよ〜!」

 

大会「えぇ!?」

 

貴之「何でだよ。」

 

栄依子が捕まえた。

 

侑李「栄依子の暴走が始まったわ。」

 

大会「いやいや!残念ながら水着など所持しておらぬが故に!」

 

栄依子「大丈夫ですよ。私の予備がありますから。」

 

貴之「予備あるんかい。」

 

 

 

隣の部屋に入って、大会に水着を着させる。

 

大会『アアアアアアア!あぁん・・・』

 

 

 

優輔・貴之「ブッ!」

 

そして部屋の引き戸を開けた。

 

花名・たまて・美鈴「わあああ!!」

 

水着姿の大会を見て驚いた。

 

たまて「ヘッヘッへ〜!恥ずかしがっても身体は水着じゃないですか〜!」

 

栄依子「そりゃあそうでしょ。」

 

美鈴「そんなに恥ずかしがっても私達は容赦しませんわよ〜?」

 

侑李「容赦しなさいよ。」

 

花名「胸大きい!あ!か、格好良いですね!」

 

大会「恥ずかしい・・・ビキニなんて着たのは生まれてこのかた初めてで・・・」

 

優輔・貴之「そうだったんですか?」

 

栄依子「えぇ?勿体無い。スタイル良いんですからどんどん着ましょうよ!」

 

大会「いやしかし、このビキニと言うのは物凄く不安になる作りと言うか・・・」

 

たまて「それが、結構安心みたいですよ?ほらーー!」

 

また栄依子のビキニの紐を引っ張った。

 

侑李「こら。」

 

大会「成る程!ただの飾りなのか。」

 

ビキニの紐を引っ張ると、ビキニが解けた。

 

優輔・貴之「うぐっ!?」

 

2人は一瞬にして部屋から退避した。

 

大会「ぎょえええええええええ!!!!!」

 

栄依子「あ。そっちは普通に紐で結んである水着です。」

 

侑李「早く言いなさいよ。優輔と貴之が困ってるでしょ?」

 

ビキニの紐を結んであげる。

 

侑李「2人共入って。」

 

2人が戻って来た。

 

貴之「大会さん、気を付けて下さいよ。」

 

大会「ごめん・・・」

 

優輔「ってか栄依子、紐で結んでる奴だって先に言ってくれよ。」

 

栄依子「ごめんごめん。」

 

 

 

 

その後全員がライチを食べる。

 

栄依子「美味しい〜!」

 

侑李「ライチ美味しい!」

 

花名「大会さん、ありがとうございます!」

 

大会「いやいや此方こそ。母親が大量に送って来て、どうしたものか困ってたんだ。」

 

花名「ら、ライチを大量に?」

 

冠「良いお母さん。」

 

栄依子「ライチの皮ってピンク色のもあるのね。」

 

花名「あ、私も茶色いのしか知らなかった。」

 

優輔「どっちも同じなんだ。新鮮なのはピンク色。しかし鮮度が落ちると徐々に茶色になるんだ。」

 

花名「詳しいんだね。」

 

優輔「だって俺の家飲食店だし、ライチのミルキージャーベットを作る時は何時もピンク色のライチを使うんだ。」

 

冠「新鮮なライチ。美味しい。」

 

たまて「何だかそれtkbみたいですね〜。」

 

花名・大会「ええ!?」

 

優輔・貴之「ブッ!?」

 

冠「新鮮なtkb。美味しい。」

 

優輔・貴之「下ネタ言うな!!」

 

栄依子・侑李「ぷははははははは!!!」

 

花名「たまちゃん!冠ちゃん!!」

 

優輔「侑李まで笑うなよ!!」

 

侑李「ごめんごめん・・・」

 

貴之「っつか俺と優輔が居るこの場所で下品な発言は止めろ!」

 

栄依子「2人共tkb興味無いの?」

 

優輔・貴之「あるか!!」

 

机の上に置いてある花名の携帯に着信音が鳴ってるが、誰も気付かない。

 

 

 

 

通話相手は志温だが、誰も出て来なかった。

 

志温「返事来ないわね。」

 

すると花名達の声が聞こえた。

 

志温「?」

 

 

 

 

花名の部屋へ行ってみる事に。

 

志温「何だか凄い声が聞こえたんだけど、大丈夫かしら?」

 

インターホンを押す。するとたまてがドアを開けた。志温は唖然とした。全員が水着姿になってる事を。

 

優輔「志温さん!?」

 

花名「し、志温ちゃん!これはその・・・」

 

志温「うん。大丈夫よ。分かったから。」

 

ドアを閉めた。

 

花名「し、志温ちゃーーん!!」

 

優輔「志温さん・・・・」

 

大会「こ、こんああられもない姿を見られてしまって・・・今後どうやってご近所付き合いして行けば・・・!?」

 

たまて「大丈夫ですよ!万年お姉さん!あられもなさで言えば、栄依子ちゃんと侑李ちゃんの方が遥かに上ですから!」

 

侑李「こら!」

 

栄依子「たま、それフォローになってないから。って言うか私、いきなりこの格好って・・・出禁になったりしないかしら・・・」

 

侑李「管理人さん怒ったりしないかな・・・」

 

花名「どど、どうしよう・・・志温ちゃんに変な誤解されたら・・・」

 

優輔「志温さんに通じて姉ちゃんに怒られたりしたら俺どうなるのやら・・・・・」

 

するとドアが開いた。

 

花名・栄依子・優輔「ん?」

 

 

 

 

何と志温が水着姿になっていた。

 

 

 

 

志温「改めまして、こんにちは!」

 

優輔・貴之「志温さん!?」

 

花名「し、志温ちゃん!?そ、その格好で出て来たの!?」

 

貴之「誰かに見られたらどうするんですか!?」

 

志温「3秒ルールよ。花名ちゃん。優輔君。貴之君。」

 

優輔「食べ物を床に落としたみたいに言わないで下さい!」

 

 

 

 

 

 

10人が水着姿になってしまった。

 

志温「京塚志温です。花名ちゃんが何時もお世話になってます。」

 

栄依子「十倉栄依子です。此方こそ、花名ちゃんには何時も仲良くしていただいています。」

 

侑李「億崎侑李です。初めまして。」

 

美鈴「松原美鈴です。宜しくお願いします。」

 

冠「せ、千石冠・・・です。」

 

志温「まぁ!可愛い!」

 

栄依子「でしょ?」

 

優輔「ってか水着姿で自己紹介って・・・」

 

貴之「ぶっ飛んでんなぁ・・・」

 

すると冠が志温の胸を見た。

 

冠「ライチ、新鮮。」

 

栄依子「こら。」

 

侑李「それは言わないの。」

 

花名「それで志温ちゃん、どうかしたの?」

 

志温「あ、そうそう!メールしたんだけど気付いてないみたいだったから。ほら、家から少し行った所にあるリゾートホテル。温泉プールがあるんだけど、折角水着があるんだし泳ぎに・・・」

 

たまて「ぶわあああああああ!!!そうですよその手がありましたよ!!!」

 

美鈴「発想してなかった!!!」

 

たまて「行きましょうプール今すぐに!!!」

 

花名「う、うん!行きたい!」

 

栄依子「じゃあ今から行きましょうか。」

 

冠「うん。」

 

侑李「温泉プールなんて私初めて!」

 

優輔「そうだった、近くにリゾートホテルがあったのを忘れてた。」

 

貴之「俺も同じ事を考えてた。」

 

大会「あぁじゃあ私はお暇・・・」

 

志温「じゃあ、私は万年さんと賛成しようかしら。」

 

大会「私の意思は!?」

 

7人「皆でプールだーー!!」

 

優輔・貴之「その前に着替えろー!」

 

 

 

 

 

 

リゾートホテルに到着。

 

温泉プール。

 

花名「凄ーい!綺麗なプール!」

 

たまて「貸切状態じゃないですか!ヒャッホーーー!!!」

 

美鈴「ヤッホーーー!!!」

 

栄依子「こーら!走っちゃダメよー!」

 

2人は温泉プールに飛び込んだ。

 

 

 

 

全員で温泉プールに入る。

 

冠「極楽極楽。」

 

栄依子「かむ、お風呂みたいになってる。」

 

冠「水が温かいから。」

 

侑李「温泉プールってこんな感じなのね〜。気持ち良い〜・・・」

 

優輔「温泉プール久し振りだな〜。」

 

貴之「中3以来だな〜。」

 

花名「お、大きなお風呂だって思えば、そんなに怖くないね!」

 

たまて「あんまり説得力無いですな〜。」

 

花名「泳ぐ練習はしてきたんだよ!?」

 

栄依子「おぉ〜。」

 

たまて「では、その成果をご披露いただきましょうか!」

 

花名「う、うん!」

 

 

 

 

まずは潜る。10秒後。

 

花名「ぷはぁ!じ、10秒は潜れるようになったんだよ!」

 

たまて「それは・・・凄い進歩なんでしょうな・・・多分。」

 

優輔「ってかそれ泳いでないだろ。」

 

冠「泳いでない。」

 

花名「ふぃ!?そ、それはまだレベルが高過ぎて・・・」

 

栄依子「まぁ、1歩ずつよね。」

 

侑李「少しずつ精進しようね。」

 

 

 

 

その頃志温と大会は。

 

大会「え、エステ・・・ですか?」

 

志温「以前お寿司をご馳走になりましたから、そのお礼に。」

 

大会「いやいや!寧ろ大家さんに何時もお世話になってる私の方が、お礼をする立場と申しましょうか・・・エステなんてとてもとても・・・」

 

志温「遠慮なさらずに。お肌がツルツルになりますよ?」

 

大会「ツルツルになっても見せるのはコンビニ店員のお姉さんぐらいなのだが・・・・」

 

 

 

 

その頃花名は泳ぎの練習をしていた。温泉プールの端を掴んでバタ足をする。

 

侑李「良いよ良いよ。その調子。」

 

 

 

優輔「いや〜温泉プールは良いな〜。」

 

貴之「極楽だな〜。」

 

この2人はゆったり浸かってる。

 

 

 

平泳ぎしてるたまて。背泳ぎしてる冠。クロールしてる美鈴。

 

たまて「かむちゃん泳ぐの上手ですね〜!」

 

美鈴「上手だね〜!」

 

冠「ん。水に浮くのは好き。」

 

たまて「気持ち良いですよね〜。私は水の中から水面を見るのが好きです〜。」

 

美鈴「私も同意〜。」

 

冠「分かる。」

 

たまて「いやぁ、栄依子ちゃんや侑李ちゃんが近くに居なくても、本当に普通に喋ってくれるようになったな〜っと。」

 

美鈴「本当。冠ちゃん可愛い〜。」

 

すると冠が膨れっ面になって潜った。

 

美鈴「冠ちゃん!?鼻に水入っちゃうよ!?」

 

たまて「かむちゃんカムバック!かむだけに!!」

 

 

 

 

その頃2人はエステをしていた。

 

大会「良いのだろうか・・・私のような者が、こんな王様みたいな目に遭って良いのだろうか・・・」

 

志温「うふふ。良いんですよ〜。」

 

 

 

 

同じ頃花名は、栄依子の手を持って泳ぎの練習をしてる。

 

侑李「良いよ良いよその調子。」

 

花名「ごめんね栄依子ちゃん、侑李ちゃん。」

 

栄依子「ん?」

 

侑李「急にどうしたの?」

 

花名「ずっと練習、うわっ!付きうわ!!あっぷあっぷ!!」

 

喋ってる最中に水が口に入った。

 

栄依子「うんうん。全然気にしなくて良いからお口閉じててね。」

 

侑李「口に水が入ってるよ?」

 

 

 

 

冠は浮き輪に乗ってプカプカ浮いてる。

 

 

 

 

優輔「花名どうだ?泳ぎの練習頑張ってるか?」

 

花名「う、うん・・・」

 

たまて「花名ちゃーん!栄依子ちゃーん!侑李ちゃーん!優輔君ー!貴之君ー!」

 

栄依子「ん?たまのそれ、犬掻き?」

 

貴之「美鈴も犬掻きか?」

 

たまて「へへーん!犬掻き得意なんですよ〜!」

 

美鈴「私はさっきたまちゃんに教えられたんだ〜!」

 

犬掻きで泳ぐ。

 

たまて「どうですか!?」

 

美鈴「上手でしょ!?」

 

栄依子「ゴリラだったり犬だったり、忙しいわね。」

 

たまて「女豹の時もありますわよ〜?」

 

美鈴「めひょ〜!」

 

優輔「何が言いたいんだお前ら?」

 

 

 

 

同じ頃2人はエステ中。

 

大会「花名ちゃん達が仲良くしてるのを見ると、眩しいような、些か切ないような気がします。」

 

志温「分かります〜。自分にもあんな頃があったな〜って。」

 

大会「花名ちゃんは素晴らしい友人に恵まれましたな〜。」

 

志温「その中には、万年さんも入ってますよ?」

 

大会「わ、私もですか!?いや・・・それは光栄ですが・・・」

 

背中にオイルが乗った。

 

志温・大会「っ!!」

 

大会「・・・おっふ。」

 

志温「まぁ、大人には大人の楽しみがありますから。」

 

大会「そ、そうですね・・・」

 

 

 

 

その頃花名はビーチチェアで眠っていた。

 

優輔「花名、疲れて寝ちゃったか。」

 

たまて「花名ちゃん物凄い疲れてましたね〜。」

 

栄依子「真面目に練習してたからね〜。」

 

侑李「頑張ってたものね〜。」

 

冠「疲れてる時は甘い物。」

 

貴之「かもな。」

 

栄依子「お姉さん!とびっきり甘い奴下さいな!」

 

美鈴「私もとびっきり甘い奴!」

 

栄依子「ねぇ、今朝の事覚えてる?私ね、花名が泣いてるのを見て何か嬉しくなっちゃって。」

 

侑李「え?」

 

栄依子「花名って、私達と遊ぶ事を本当に楽しみにしてくれているな〜って。」

 

たまて「そうですよね!お泊まりとか凄いウェルカムしてくれますし!」

 

冠「置き菓子もウェルカム。」

 

美鈴「もう何時でもウェルカムだね!」

 

優輔「そう言えば、花名に釣られて泣いた子達が居たような気がしたんだが・・・」

 

たまて・美鈴「わあああ!!うぅ・・・」

 

自分の事だと自覚したたまてと美鈴が恥ずかしくなった。冠と侑李がたまてと美鈴を撫でる。

 

冠「よしよし。」

 

侑李「良い子良い子。」

 

たまて「があああ!!時間差で慰めるのは止めて下しやあああい!!!」

 

美鈴「もっと早く慰めてよおおおおお!!!」

 

2人はドラミングをした。

 

冠「これはドラミングじゃない。」

 

侑李「パーじゃなかったの?」

 

 

 

 

同じ頃、花名が目を開けた。

 

花名(海に行けなかったのは残念だったけど、それならそれで、こんな楽しい事があるんだな〜。)

 

起きて、テーブルに手を置いた瞬間。

 

花名「あ!」

 

栄依子の大事な物が温泉プールに落ちてしまった。

 

花名「あああああ!!どど、どうしよう!!あれ栄依子ちゃんの!!ひろ、ひろ、拾わないと!!そうだ!これがあれば!!」

 

冠の浮き輪を持った。

 

花名「これを、こうして、こう!・・・あ、あれ!?」

 

浮き輪を潜ろうとしたが、サイズが小さかった為、顔辺りで引っ掛かってしまった。

 

花名「ど、どうしよう・・・」

 

そこに栄依子達7人が戻って来た。

 

栄依子「何事なの!?」

 

たまて「一体誰が花名ちゃんをこんな目に!!!」

 

美鈴「許さへんで!!!」

 

花名「わ、私が・・・!?」

 

たまて「貴様か!!!」

 

優輔「おい花名どうした?冠の浮き輪を持って。」

 

花名「あ、あの!栄依子ちゃん!私、栄依子ちゃんのアレを落としちゃって!」

 

たまて「えぇ!?あれですか!?一大事じゃないですか!!」

 

花名「そそそ、そうなの!だから私、潜って拾おうって思って!!」

 

貴之「だから浮き輪を持とうとしたんだな。」

 

冠「潜るのなら、浮き輪いらないと思う。」

 

花名「あ・・・」

 

たまて「言ってしまいましたねかむちゃん。」

 

侑李「正論ね。」

 

栄依子「あはっ。大丈夫よ。濡れて壊れる物でもないし。」

 

たまて「でも無くしたら大事ですよ!私、探して来ますね!」

 

優輔「俺も探すから心配するな。」

 

花名「あ、ありがとう・・・」

 

 

 

 

ジュースをテーブルに置いて、花名を浮き輪から外す作業に入る。

 

栄依子「兎に角、これを外さないとね。」

 

花名「お、お願いします・・・」

 

貴之「行くぞー。せーの!」

 

浮き輪を花名から外した。

 

花名「あ、ありがとうございます・・・」

 

栄依子「花名。」

 

花名「ん?」

 

栄依子「泳げないのに取りに行こうとしてくれて、ありがとう。」

 

花名「・・・・」

 

優輔「おーいあったぞー!」

 

たまて「栄依子ちゃんのtkb!!」

 

優輔・貴之「ブッ!!」

 

花名「ええ!?」

 

栄依子「いや付いてる付いてる。」

 

優輔「たま!!下ネタ言うなよ!!」

 

 

 

 

女子更衣室。

 

花名「楽しかったね〜!」

 

冠「ん。」

 

侑李「良い運動になったかも。」

 

たまて「でも、絶対海リベンジしましょうね!」

 

美鈴「そうだよ!今度こそ海行きたいね!」

 

栄依子「そうね。大会さんも志温さんも誘って。」

 

花名「うん!」

 

 

 

 

男子更衣室。

 

優輔「いや〜面白かった〜。」

 

貴之「温泉プール気持ち良かったな〜。けど海行けなかったのはちょいと残念だったけどな。」

 

優輔「今夏休み中だから何時でも行けるだろ?」

 

貴之「だな。」

 

 

 

 

女子更衣室。

 

花名「あれ?」

 

たまて「おや?」

 

冠「ん?」

 

美鈴「ほえ?」

 

栄依子「どうしたの?」

 

4人が此方を向いた。

 

侑李「どうしたの皆?目が死んでるよ?」

 

栄依子「まさか、下着忘れた?4人共・・・」

 

侑李「何で?」

 

たまて「カバンの中に下着が無い事を忘れたと言うのなら、まぁそう言う事になりますでしょうかね・・・」

 

花名「どどど、どうしよう!!!水着のまま帰ったら3秒ルール所じゃないよ!!」

 

侑李「それこそ水着の上から服着れば問題無いんじゃない?」

 

栄依子「でも濡れちゃうと思うけど・・・」

 

美鈴「私、服が濡れちゃうの嫌なの・・・」

 

冠「私は、栄依子がパンツ貸してくれるから大丈夫。」

 

栄依子「いやいや!そしたら私どうなるの!?」

 

たまて「兎に角水着をなるべく乾かすしか無いですね・・・」

 

花名「うぅ・・・」

 

 

 

 

しばらくして、志温と大会がエステから戻って来た。

 

志温「お待たせ〜。あら?」

 

戻って来ると、花名とたまてと美鈴ががっかりしていた。

 

大会「ど、どうした!?」

 

たまて「パンツを・・・パンツを忘れちゃったんですよ・・・」

 

大会「何!?花名ちゃん達も!?」

 

花名・たまて・美鈴「え!?」

 

大会「いや、実は私も花名ちゃんの部屋に忘れて来てしまって・・・」

 

侑李「また一大事!?」

 

志温「もしかしたら花名ちゃん達も忘れてるかと思って、買って来たのよ。」

 

下着が入った袋を見せた。

 

たまて「わああ!!パンツ!!地獄にパンツ!!」

 

花名「あああ、ありがとう志温ちゃん!!」

 

美鈴「天の恵みだーーー!!!」

 

志温「履いてみて?」

 

花名「うん!本当に良かった・・・」

 

 

 

 

下着を履いてみるが、ハート型の穴が空いてた。

 

花名「あれ?ここここれ・・・後ろに穴が空いてるよ・・・?」

 

志温「可愛いでしょ?」

 

栄依子「あはは。お尻見えちゃうわね〜。」

 

たまて「ハートやら星やら丸やら、色んな形がありますね〜!」

 

美鈴「私ワンちゃんの形!」

 

冠「私、猫の形にする。」

 

花名「み、皆良いの!?穴が空いてるんだよ!?」

 

冠「花名!」

 

花名「え!?は、はい!」

 

冠「これは、尻尾を出す穴だから良いの!」

 

花名「し、尻尾?」

 

たまて「かむちゃん!ゴリラに尻尾は無いのですよ!!」

 

美鈴「そうだよ!ゴリラに尻尾は無いのよ!!」

 

たまて「謝って下さーい!!」

 

冠「ごめんね。ゴリラ。」

 

たまて・美鈴「良えんやで〜。」

 

侑李「だから何で冠だけ許すの?」

 

栄依子「ゴリラ博士だなぁ。たまは。」

 

美鈴「でも私達は女豹だけどね!」

 

志温「万年さん、サイズ大丈夫だった?」

 

大会「さ、サイズと言うか、面積と言うか・・・このパンツ、ビキニ以上に心許ない作りと言いますか・・・」

 

志温「大丈夫ですよ。こう言う下着の紐って、飾りみたいなもので。」

 

紐を引っ張ると下着が解けた。

 

冠「新鮮なライチ。」

 

 

 

 

その頃優輔と貴之は卓球をしていた。

 

優輔「皆遅いな。」

 

貴之「ああ。たまと美鈴が何か仕出かしてるんじゃねえのか?」

 

優輔「また来ようぜ。温泉プール。」

 

貴之「ああ。」

 

こうして、楽しい温泉プールを満喫した花名達であった。

 

「END」




         キャスト

     一之瀬花名:近藤玲奈
     十倉栄依子:嶺内ともみ
     百地たまて:伊藤彩沙
       千石冠:長縄まりあ
      億崎侑李:白石晴香

      佐野優輔:塩野瑛久
      浪江貴之:内田雄馬
      松原美鈴:伊藤美来

      万年大会:内田真礼
      京塚志温:M・A・O

次回「サメのいとこ」
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