シャーリーの顔を知っているので、仮面を外したシャーリーを騎士団メンバーは快く迎えてくれた。ナリタ連山での戦いは、シャーリー優秀さがさらに騎士団メンバーが信頼を増した戦いだった。
シャーリーより少し劣るが、それはナイトメアの性能生もあり、騎士団メンバーの中でシャーリーに次ぐ人物がいた。彼の名は、ゲイル・サホメラー。もし、アヴリエルとは別のオリジナル機体を持ったら、スザクやカレンと同じくらいの実力の持ち主なのかもしれない。戦いを見て、よくよく彼を観察していれば分かる。もちろん、ネガには既に分かっていることだろう。ナリタ連山での戦いのデータは、この研究所である大型トレーラーに蓄積されているのだから。ナリタ連山の悲劇は父親と関係なく、ルルーシュの苦しみはまた一つ亡くなった。カレンも同じだろう。しかし、ナリタ連山の血の惨劇は黒の騎士団について回ることだろう。
「あの、シャーリーさん。ここでは、あなたのことをどうお呼びすればいいでしょうか?」
一部の騎士団メンバーがシャーリーにそう訪ねて来た。
「名が知られたら困る場合もあるので、エデンで通してください。指示はD.D.さんから出しますので、動く場合がある時は事前に彼から報告しますので」
そう言って、シャーリーは化粧室へ入り、仮面を脱ぎ、服を着替えて、自宅へ帰っていった。
騎士団メンバーは、シャーリーの明るさと優しさに、男女関係なく、リーダーとしてのシャーリーについて行くことに決めたのであった。
生徒会での仕事や部活が終わり、シャーリーがいつもすぐに帰ってしまうことに、スザクやルルーシュ、カレン、ニーナ、ミレイ、リヴァルなどは、明らかにおかしいことに気付いていた。ミレイ曰くルルーシュを見捨てて、別の男に走った、とか何とかありもしない事を言い始めた。この頃であった。最近、ルルーシュやカレンがいなくなる、スザクは仕事でいない。これが生徒会かー。と、ミレイは内心怒っている。でも、シャーリーは自宅通いなので、家の用事もあると思うので仕方ないが、ルルーシュとカレンは許さん、とミレイはどうにかしようとしていた。
やはり、これが例の文化祭に繋がる要因ではないかと。ただの推測である。
マオの存在が現れたのは、その翌日からだった。マオはもちろん、シャーリーにギアスが効かないため、近づくことはできず、そのため、ルルーシュに直接挑んできた。その結果、C.C.によって、マオはルルーシュから引き離され、別の日に戦いを挑んできた。この時のことはシャーリーに分からないので、対処はできず、ナナリーが誘拐されたことも知らないのである。
マオが死んだと聞かされたのは、D.D.からである。誰が殺したのかは、聞けなかったが、ギアスの犠牲者が出たのは、シャーリーにとっても初めての経験であった。
その間、ルルーシュはコーネリアに戦いを挑み、ランスロットの活躍で敗北したらしく、マオはそれを機に付け狙ったとされる。
マオが死んだことにより、ルルーシュの障害が一つ減ったことにより、歴史通りに進むならば、次は中華連邦が手を出しに来る時期だろう。
シャーリーはエデンの騎士団に、いつでも動けるように、機械の点検と訓練、新型飛行装備の準備を進めさせた。シャーリーも随時、研究所に通い、シミュレーションを重ねていく。
この頃、ブリタニア本国では、ナイトオブラウンズとは違う別の強力部隊が編成されていたことは、誰も知る由もなかった。