次はもう少し早く書くよう頑張ります!
この絃神島は海面で風が温められるため、常に湿気が多く温度計の数値以上の体感温度になってしまう。
つまり何が言いたいかというと、日頃からこの島は絶望的なまでに暑い。
「ほんと、バカみたいに暑いな。」
古城が強い日差しを少しでも遮るためか、パーカーのフードを深くかぶりながら言う。
「暑い、暑いって言ってると更に暑く感じるわよ。」
「マジか……ところで俺は今、尾行されてる?よな。」
私たちの15メートルほど後ろを一人のギターケースを背負った少女が歩いてる。後ろを振り返る様な仕草をすると慌てて物陰に隠れるが、声をかけてくる気配も無い。
「恐らくはね。それにしても…随分とお粗末な尾行ね。貴方の妹の知り合いかしら?話しかけてくる様子も無いようだし、そこにあるショッピングモールで古城から話しかけてみるのはどうかしら。」
そうして、二人はショッピングモールの入り口近くのゲームセンターに入っていく。
すると少女は店の前で動きを止めて、店に入るか入らないのかで迷っているようだ。
「彼女なかなか入って来ないわね、もしかしてこういう場所慣れてないのかしら?」
「そうみたいだな。しょうがねぇ、こっちから話しかけてみるか。」
はあ、と溜息をつき店の前で立っている少女に声をかけに行く。しかし、間の悪い事に少女もようやく決心がついたのか、店に入ってきた途端とばったり鉢合わせる。
「・・・・・」
しばらくお互い無言で見つめ合うが、先にギターケースを背負った少女が反応した。
「だ・・・第四真祖!」
上擦った声でそう叫び、ギターケースに手持ち身構えた。
(面倒な事になったわね、真祖を狙う魔族や賞金稼ぎには見えないけど。ここははぐらかした方がいいかしら)
未だに驚いたからか無言な古城を手で押さえつつレミリアは前に出て流暢な英語で話しかける。
「Oh my, is there something for us? I’m sorry l can’t speak Japanese.」(訳:あら貴方私達に何か用かしら?ごめんなさい日本語は話せないの。)
「えっ、ちょっと、」
相手が戸惑っているうちに古城を引っ張ってゲームセンターを出る。
「待ってください、暁古城!というか、あなた誰ですか」
古城は自分の名前を呼んだ相手を面倒くさそうに振り返る。
「誰だ、お前?」
警戒心を全く隠そうとしない声で少女に答える。当然だろう、古城が第四真祖になった事を知る者は多く無い。にも関わらずその秘密を知っている少女を警戒するなと言う方が無理な話だ。
「私は獅子王機関の剣巫で名を姫柊雪菜と言います。第四真祖である貴方の監視役として派遣されました。」
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