やる気のない女提督と睦月型   作:十六夜月乃

2 / 17
次話投稿のやり方がよく分からずあたふたしていた…

ようやく1人出てきます。うーちゃん可愛いですよね!

あー疲れたー


第1章 「卯月着任!」

艦娘は船で来ると書類には書いてあった。元帥様が用意した艦娘だそうだ。実戦経験はほぼゼロ、元帥でも扱いづらい艦娘らしい。それを寄越すか普通。

 

月乃「あれ、かな」

 

こちらに真っ直ぐ向かって来る小型の船。よく見ると1人の少女が手を振っている。

その少女の長い髪は桃色、というかどピンクだ。顔は見た目と比例して幼げ。船が私の目の前で泊まる。

 

??「とうちゃく、ぴょんっ」

月乃「…」

 

今この子は、「ぴょん」と言ったか?「ぴょん」が語尾なのか?

 

 

…濃ゆいの来た。

 

 

月乃「えーと、君は?」

卯月「ぴょん!睦月型駆逐艦、4番艦の卯月だぴょん!もしかして、あなたが司令官ぴょん?」

月乃「卯月ね。私は月乃。その通り、私が貴女の提督だよ。よろしく」

卯月「ぴょん!」

 

わしわしと卯月の頭を撫でる。卯月は嬉しそうに抱きついてきた。これはいかん。可愛すぎる。

 

月乃「ま、立ち話もなんだし、中入ろうか」

卯月「さんせ~い、ぴょん」

 

 

 

 

~執務室~

 

月乃「まぁ貴女が初期艦なんだから、秘書艦は強制的に貴女なんだけど…。できる?」

卯月「できるわけねーぴょん」

 

できる?というのは目の前に置かれた大量の書類。その仕事を手伝えるのか、というもの。

…無理だろうな。

 

月乃「じゃあ、私が書類の内容見てくから渡したやつにハンコ押してって」

卯月「りょうかいです」ビシッ

 

一時間近く経っただろうか。山積みだった書類は半分以下になっていた。卯月は暇そうにいらない紙で紙飛行機を作って飛ばしている。

 

月乃「とりあえず休憩するか。卯月、なんか食べる?」

卯月「もうお昼だし、カレーが食べたいぴょん」

月乃「カレー?結構時間かかるよ?それは夜に食べない?」

卯月「んー、じゃあうどんが食べたいぴょん」

 

カレーうどんから連想したなこいつ。まぁいいか、作るの楽だし。私は賛成して食堂に向かった。

 

 

2人「ごちそうさまでした」

 

ぱんっと手を合わせて最後の礼。私と卯月は満足げにお腹をさすった。

 

月乃「じゃあ訓練しようか」

卯月「えっ」

 

「えっ」って。お前艦娘だろ。さっきまで紙飛行機で遊んでたじゃねーか。お昼食べる前に妖精さんに訓練の用意を頼んでおいたので、すでに訓練海域には的がいくつか浮いていた。

 

卯月「マジでやるぴょん?」

月乃「動かない敵にその場から狙うだけじゃん。そんな体力使わないよ」

卯月「むむぅ、じゃあ、砲撃始めるぴょん」

月乃「私はここから見てるから」

 

卯月は艤装を展開して、おそるおそる海面に足をつけた。あ、この子航行も初めてか。

 

艦娘は人間の見た目をしているが、人間ではない。艦の魂が人間の容姿となって存在している。艤装を展開、というのは、ちょっと力を入れるといつの間にか顕現しているらしい。卯月いわく。

 

月乃「…ん?」

 

ちょっと、あれ?

 

卯月「…」

 

卯月は無心で的に砲撃している。うん、でも、当たってない。一発も。的の周りに大きな水柱が起きているだけ。

弾が切れたのか、卯月が砲撃をやめる。そしてチラリと私を見た。

 

卯月「…」

月乃「…見事な至近弾だったね」

卯月「…」

月乃「…夾叉してたし良かったと思う」

卯月「ならちゃんと目を見て誉めてほしいぴょんっ!」

 

卯月がもっともな抗議をする。そりゃそうだ。

 

 

月乃「いやでもさ、下手すぎじゃない?」

卯月「じゃあ司令官がやってみるぴょん!」

 

半分キレ気味に12㎝単装砲を私に押しつける。そしてビシッとキズひとつついていない的を指差した。

 

月乃「良いけど…」

 

私はそれを受けとると、的に砲撃を始めた。

パン、と一発。けれどその一発は綺麗に弧を描いて的の中心に命中した。

 

卯月「うっそぉ…」

月乃「こんなもんか」

 

将校時代にちょっとやったのよね…

意外と楽しくて極めてしまった私。艦娘より上手いってどういうことなの…

 

卯月「ううーーーー、魚雷なら負けないっ」

月乃「いやそこは勝ってくれよ、駆逐艦の必殺の武器だろ。あと、語尾戻ってるよ卯月」

卯月「ぴょんっ」

 

~魚雷訓練~

 

月乃「…」

卯月「…」

月乃「…一つも当たってないねぇ」

卯月「うぅ…」

 

見事すべて外した卯月。まともに私の顔を見れないらしく、一向に目を合わせてくれない。

 

月乃「はぁ、卯月」

卯月「うぃ…」

月乃「これから一週間、みっちり訓練するよ」

卯月「えっ」

月乃「みっちり」

 

みっちり、と言うと卯月は嫌そうに顔をしかめた。

 

 

 

 

それから一週間、みっちり訓練しました。ええ、それはみっちりと。

 

卯月「ハードすぎぴょん…」

月乃「え、そう?」

 

1日10時間砲撃と魚雷の訓練しただけなのに。そんなにきつかったかな?

けれど、訓練のかいあって砲弾も魚雷も当たるようになってきた。これなら近海警備も大丈夫かな

 

月乃「ということで、出撃して欲しいんだけど…」

卯月「だけど?」

月乃「卯月1人だけではちょっと不安なので、建造をしたいと思います」

卯月「へ?」

 

卯月はすっとんきょうな声をあげた。

 




今修学旅行中なのですぐには投稿できないと思います。
次は誰を出そうかな~
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。