一週間に一回くらいでいいか。
始まります。
~建造室~
卯月「戦艦でも造るぴょん?」
月乃「阿呆、資材がもたんわ。まずは駆逐艦だろうに」
馬鹿なことを言う卯月をあしらい、妖精に最小限の資材(all30)を渡す。駆逐艦レシピだ。建造時間は20分。駆逐艦確定かな。
月乃「じゃあ、待ってる間は訓練しようか」
卯月「えっ」
―
建造完了
月乃「さぁ誰かな~」
卯月「し、しぬ…吐く…」
卯月がげっそりしている。新しい艦が来るのでつい張り切ってしまった。てへっ
建造が完了した艦娘は妖精によって、執務室に案内されている。私と卯月はわくわくしながら(卯月は吐きそうではあったけれど)執務室の扉を開けた。
そこにいた少女がゆっくりとこちらを振り向く。
鮮やかな金髪を下に2つにして結んでいる。服装は黒のセーラー服。背の高さは卯月と同じくらいだろうか。顔はあどけなさが残る。金色の瞳をぱちぱちとまばたきさせてこちらを見ていた。
少女は、にっこりと笑うとよく通る声を発した。
皐月「はじめましてっ!ボクは睦月型駆逐艦、5番艦の皐月だよっ!よろしくな!」
私のところまでぱたぱたと小走りで寄ってくる。可愛い。睦月型…ということは卯月と同じか。
月乃「よろしく皐月、私は月乃。ここの提督だよ」
皐月「うん!よろしく司令官!…あれ、卯月、だよね?どうしたの?」
同型艦ということで、何かしら通じるものがあるのだろう。一目で卯月と分かったようだ。卯月は感動からか手で口を押さえて言った。
卯月「し、司令官の訓練メニュー地獄だぴょん…」
違った、感動だからじゃなかった。まだ引きずってるのか、顔が青い。
皐月はチラリと私を見る。私は気づかないフリ。
月乃「ま、まあとにかく、歓迎するよ。ようこそ、我らが鎮守府へ」
皐月「…!うん!」
私が手を差し出すと、皐月はパアッと顔を明るくさせて、手を握り返してきた。
―
さすがに建造したてで海に出すのは危険なので、単独演習と、卯月との演習をさせた。
皐月も最初の卯月と同じレベルかと思ったが、その辺は問題無かった。皐月は優秀で、2日ほどで今の卯月と大差ないくらいまで砲撃と魚雷の技術の腕を上げた。
皐月「いや、これが普通だと思うよ?卯月が下手過ぎなだけで」
卯月「ぐふぅ…」
月乃「まあ、艦隊運動は上手だよ。回避上手いし」
卯月「!」
月乃「反撃する能力がないと意味無いけど」
卯月「これが飴と鞭…愛情表現ぴょん?」
ぶつぶつとなにかを言う卯月。何だか卯月の周りが暗くなったように感じる。
月乃「じゃあ、皐月の練度も上がったし、明日は卯月と皐月で真剣勝負してみたら?」
卯月「しんけんしょうぶ?」
月乃「そ。勝った方には間宮」
卯月&皐月「やる(ぴょん)!!」
闘志剥き出しで二人が言う。私はニヤリと笑って間宮の羊羮を懐から取り出した。二人の目がさらに輝く。
月乃「明日の一○○○(10時)に演習場に集合ね。OK?」
2人「イエッサー!!」
二人のやる気が凄い。軽く引くくらいに。いや、私がやる気を駆り立てたんだけど…
まあ、これで二人の練度が上がるんならいいか。私はそう考え直して、皐月と卯月の頭を撫でた。
ほのぼのな日常じゃないな…
せめて睦月型が5人くらい出したら…いける、はず。
次いつ出せるかな