やる気のない女提督と睦月型   作:十六夜月乃

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けっこう間が空いてしまいました。すみません…
週一ってかなりキツイな…

書いてて思った。戦闘シーンばっかりだな

始まりまーす


第3章 「ガチの演習」

月乃「第1回ガ○の使いやあらへんでチキチキ卯月VS皐月~」

妖精「…提督は○キ使が好きなんですね」

月乃「毎年見てるぜ。それよりさぁ、効果音入れてって言ったのに何で入れてくれないの」

妖精「めどい」

月乃「さよか…」

 

なんだこの妖精…

 

月乃「まぁいいや。卯月と皐月が早く始めろって視線送ってきてるし始めますか」

妖精「すっげぇ目がギラギラしてますけど、なにしたんすか」

月乃「勝った方には提督とイチャラブできる権利をプレゼント」

 

しん…と辺りが静寂に包まれる。

周りにいた妖精たちも私のことを凝視してくる。見なくてもわかる、冷たい視線。

 

月乃「冗談だよ…」

妖精「でないと困るんすけど」

月乃「勝った方には間宮羊羮って言っただけ。イチャラブなんて私しか得しないじゃないの…」

 

妖精たちの視線から逃げるように私は拡声器を取りだし、声を張り上げた。

 

月乃『用意はいいかい?』

皐月「バッチリだよっ!」

卯月「さっさと始めるぴょーん!」

 

気合い十分。面白いのが見れるかな?

 

月乃『んじゃまぁ、よーい、スタートぉ』

妖精「もう少しこう…もういいです」

 

 

 

~卯月&皐月~

 

卯月「悪いけど、今日だけは負けてやらねーぴょん」

皐月「あはは、お手柔らかにね。ところで…無礼講だよね?」

 

バチバチと火花が散る。闘志は十分、身体からただならぬ気迫が感じられるほどに。

 

月乃『よーい、スタートぉ』

 

場違いな声が響く。スタートと聞こえた途端、二人は同時に主機を一杯にした。

一瞬で手を伸ばせば届くほどの距離まで近づく。お互い真剣。仕留めてやろう、沈めてやろうと言わんばかりに突っ込んでいく。

 

卯月「砲撃準備するぴょん!」

皐月「砲雷撃戦用意」

 

がちゃんとお互いの単装砲に弾が装填される。皐月に至っては普段のテンションが嘘のように落ち着き払っていた。

 

狙いはもちろん、目の前にいる姉妹。単装砲の狙いをしっかり相手に定めて…

 

卯月「撃つぴょん!」

皐月「てぇっ!」

 

たかだか12㎝の主砲だが、静まり返り、波を切る音しかないこの海では、主砲の音は嫌というほど響いた。

だが、当たらない。最初の砲撃は試射を兼ねているとはいえ、この至近距離で当たらないのは二人がガチになっているからだろうか。

 

そもそも、卯月も皐月も回避が非常に上手いのだ。卯月は舵の取り方が上手いし、皐月は無駄な動きがない。

恐るべし、間宮羊羮…

 

皐月「ふむ…まあ、これで倒せるとは思えないけどね」

 

そうひとりごちて皐月はこっそりと魚雷を放つ。皐月の魚雷は足首に付いているため、卯月にバレないよう発射することができた。

皐月は卯月に当てるというより動きを制限するつもりで砲撃した。

 

卯月「…ぴょん?」

 

嫌な予感がする。大体皐月は搦め手の攻撃方法をよく使うため、油断ができなかった。

艦娘の勘というか、姉妹の勘というか…いつもはニコニコと笑っているくせに、戦闘となるとそんな面影が嘘のように消える。いっそ別人と言った方が信じてもらえるだろう。

 

卯月「ここにいると多分ヤバイぴょん…」

 

かといって大きく動けばその隙を突かれて弾が集中するだろう。何か企んでいるのは分かっている。だが、牽制射のせいで思うように動けない。

 

卯月「ならっ!」

皐月「突っ込んでくる?嘘でしょ…」

 

思いがけない卯月の行動を見て、呆れたように皐月が言う。一瞬戸惑って軌道がブレる。直撃はしなかったが代わりに至近弾が増えた。肩を掠めて制服が裂け、艤装に傷が付いていく。

 

皐月「まったく、思い切りいいんだから…」

 

やれやれと首を振り、パチンと指を鳴らす。そのとたん、卯月に迫っていた魚雷が爆発した。

 

卯月「うえっ?!」

皐月「当たらないか。ま、そうだよね」

 

皐月がしたのは、水中で魚雷を爆発させただけのこと。当たってもかすり傷、というかそもそも当たらない。だからこれはただの目眩まし。

 

皐月「最大戦速」

 

ぐんと身体が前に進む。バランスを崩さないように身体に力を入れて砲を構える。皐月の体は勢いよく卯月に向かって突進していった。

 

皐月「食らえっ!」

卯月「むむっ!させねーぴょん!」

 

超至近距離から発砲する。卯月も負けじと撃ち返す。

演習弾だから威力はないが、痛いものは痛い。至近距離ならさらに。

 

卯月「これで終いだぴょん!」

皐月「沈んじゃえ!」

 

止めとばかりに魚雷を放つ。それは撃った本人たちすら巻き込んで爆発した。

 

どっかーん!!

 

 

月乃「お疲れ様」

卯月「も、もう嫌だぴょん…」

皐月「あ~、疲れた~」

 

机に突っ伏して、顔を煤だらけにして、仮にも女の子だろうに…だが、今日は仕方ないか。

 

皐月「まさか引き分けとは…うう、悔しいよ~」

卯月「いけたと思ったのにぴょん…」

月乃「ま、頑張ったし、間宮羊羮は二人とも獲得ですな」

卯月「わぁ~い…ぴょん…」ガクッ

皐月「う、卯月いいいい」

 

力尽きたように卯月はガクリとくずおれた。皐月は「死ぬな、死ぬなああああ」と叫んでいる。私はくすりと笑って戸棚から間宮羊羮を3つ取りだし、一口サイズにして皿に盛り付けた。

 

月乃「皐月、卯月は羊羮いらないみたいだし、二人で食べちゃおうか」

 

私の言葉に思惑を見抜いたのか、皐月はニヤッとして

 

皐月「そうだね。卯月の分はボクが食べるよ」

月乃「どーぞどーぞ」

卯月「あああああ!!やめ、やめて!食べる、食べますからあ!何とぞ、何とぞおおおお」

 

卯月はガバッと起き上がり、泣きながら(マジで涙を流している)私にしがみついてくる。あははと私と皐月が笑うと、卯月は冗談だと分かったようで口を尖らせた。

 

月乃「練度も技術も申し分無いね。これなら近海警備に出しても安心かな」

皐月「ボクは大丈夫だけど。卯月はどう?」

卯月「羊羮食べたしバッチリだぴょん!」

 

勝手に戦闘高揚状態になっていた。目キラキラ。まぶしっ

 

月乃「んじゃまぁ、明日か明後日ぐらいに出撃ね。」

皐月「適当」

卯月「テキトーだぴょん…」

 

皐月と卯月が呆れる。何でさ。

 

月乃「世の中テキトーに生きていかなきゃ疲れるんだからこのくらいでちょうどいいんだよ」

 

そう言ったら皐月と卯月の私を見る目がさらに冷たくなりました。




私の駄作を見てくださっている人がいて感激です!
評価ありがとうございます!!!頑張ります!!

次もがんばろー
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