やる気のない女提督と睦月型   作:十六夜月乃

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すいません、遅くなりました…!
違うんです!私今週と先週テスト週間だったんです!
10教科とか死ぬわ…あ、もちろん死にました(笑)

あともうひとつ。「」の前に名前を付けるのを辞めました。見にくいかな~とか他の人付けて無いよな~とか色々考えて。
前の方がいいよ!とか他にもここ直して!とかあればドンドン言ってください。何せ処女作なもので…

長々とすみません、始まりまーす


第7章 「睦月着任!」

「睦月です!張り切ってまいりましょー!」

 

そう言って、睦月と名乗った少女は満面の笑みできれいな敬礼をした。

 

 

~建造所~

 

「うーちゃんそろそろ姉がほしいぴょん。甘えたいぴょん」

「お前は何を言ってるんだ」

 

いきなりわけのわからないカミングアウトをされて戸惑ってしまう。いや戸惑うなっていう方が無理じゃね?

 

ていうか、何が甘えたいだ。お前いつも皐月や長月にベッタリじゃないか。…いや、私が言えたことじゃないんだけれど。

 

皐月に秘書艦を務めてもらって1週間が過ぎた。書類仕事も開発も、出撃任務から資材管理に至るまで、何から何までしっかりこなしてくれている。こんなに優秀な秘書艦他にいないんじゃないかな。私も書類仕事は得意(好きで得意になったわけでは無いけれど)なので、すぐに終わらせて皐月にちょっかいをかけに行く。そのたびにチョップされる。

 

話を戻そう。今卯月は姉が欲しいと言った。気持ちは分からんでもないが、精神年齢ではお前がぶっちぎりの最下位だと思う。

卯月の言い方だと「姉の役割疲れたからたまには甘えた~い」と聞こえる。いや違うだろ、お前いつも甘えてんじゃねーかと言いたい。

 

「姉っていうと…」

「睦月、如月、弥生だぴょん」

「ああ…。…?卯月結構お姉さんなんだね。そのなりで」

「そのなりでってどういう意味ぴょん!?うーちゃんはれっきとしたお姉さんぴょん!」

「お姉さんは自分のことうーちゃんって言わないと思う。あと妹のおやつかっさらって行かないと思う。あと…」

「あーあー聞こえないぴょーん!!」

 

耳をふさいで事実を認めない卯月。このやろう。

…けれど、睦月に如月、弥生か。どの娘も建造で来てくれる娘たちばかりだ。資材も少なくて済むし。皐月にも怒られないだろう。

 

「じゃあ資材を…」

「これぴょんね、全部MAXでいくぴょん!…あれ?資材がすっからかんに…」

「アホオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

 

なんてことしてくれてんだこのウサギは!!皐月に怒られるってか殺される!!え、これ私悪くないよね?卯月のせいだよね?てか全部MAXってこいつバカ?ねぇバカなの?戦艦とか空母とか来たらどうすんの?駆逐艦作るつもりだったんだけど!

 

「なーんてうっそぴょーん!!そんなバカなことうーちゃんしないぴょん!司令官じゃあるまいしいたたたた死ぬ死ぬ待ってごめんなさいうーちゃんが悪かったです出る出るなんか出る!頭がつぶれちゃあああああああ!!!」

 

バカなジョークをかました卯月の頭をげんこつでグリグリとねじ込む。卯月はじたばたと抵抗していたが、すぐに動かなくなった。

 

「マジで勘弁してくれよ…私が皐月に殺されるでしょうが」

「はい…ごめんなさい…」

 

私は妖精に駆逐艦レシピ分の資材を渡すといまだに頭を抱えてうずくまっている卯月を抱き上げ外に出ていった。

 

 

で、今に至る。

 

「私の運マジパないわ…」

「まさか本当に姉を出すとは思わなかったぴょん…」

「え?え?なんですか?」

「いや狙い通りすぎてビビってるだけ。まぁなんだ、ようこそ、我らの鎮守府へ」

「…!はいっ!」

 

立ち振舞いや仕草からして、姉というより末っ子に見える…。何だったら卯月くらい…

まあ卯月と違っていい娘そうだ(まだ根に持ってる)。

 

「あの、提督?」

「はい何でしょ?」

「ここには提督と卯月ちゃん以外にはいないのですか?」

 

おずおずといった様子で私に訊く。かなり大きい鎮守府なのに静かなのが気になっているようだ。

 

「私と卯月以外には二人いるよ。だから睦月で5人目」

「その二人って?」

「会ってからのお楽しみ。多分今演習場にいると思うから…」

「呼んでくるぴょん!」

 

チラリと卯月に目配せすると、察してくれたのか卯月は勢いよく執務室の扉を開けて出ていった。

 

「睦月を含めて5人ってことは…まだ出来立ての鎮守府ってことですか?」

「まあね。でもみんな強いよ。特に秘書艦は」

「卯月ちゃんじゃないですよね。どのくらいですか?」

 

おっと、秘書艦は卯月ではないと確信しているようだ。間違ってないけれども。意外と辛辣なのね…

 

「う~ん、どのくらい…かぁ。その娘はこの前1人で雷巡含んだ艦隊潰してたけど」

「1人で1艦隊撃滅っ!?どんだけですかっ!?」

 

1週間みっちり特別メニューをやったらあそこまで強くなってしまった。着任して1ヶ月程度なんですが。

まあ本人も隠れて自主練していたしその成果が出たのだろう。流石に無傷で撃滅とはいかなかったけれど、本人はツヤツヤしていたので良しとしよう。

 

「睦月も…強くなれるかにゃあ…」

「なれるなれる。本人があそこまで強くなったのは努力した結果だよ。睦月もやりゃーできるさ」

「1艦隊1人ででは無理だと思うし…」

 

睦月が困ったように言う。いや全員皐月みたいになったらそれはそれでヤバくない?そりゃ強くなってほしいけれども。

 

「ただいまぴょん!連れてきたぴょん!」

「司令官、また勝手に資材を…って睦月!?」

「おお…久しぶり、か?」

「!皐月ちゃん、長月ちゃん!」

 

睦月が嬉しそうに跳び跳ねて皐月と長月に抱きつく。

長月の「久しぶり」とはきっと軍艦時代のことだろう。

 

「ちょっと睦月、苦しいって、もう」

「だってだって、嬉しくて…」

 

もう、なんて言いつつも皐月も嬉しそうだ。建造した甲斐があったというもの。

 

「卯月から建造艦が来たって聞いたときは何勝手に建造してんだってキレそうになったけど、今回は許したげる」

「さ、サプライズだよサプライズ…資材だって駆逐艦レシピだし…。卯月はMAXまでつぎ込もうとしたけど」

「…卯月?」

「ああっ!司令官の裏切り者っ!ちが、違うぴょん皐月、ただのジョークで…」

「問答無用。あとで工廠裏」

「ひいっ!」

 

皐月の黒い笑顔に卯月は顔を青くして後ずさる。ざまぁw

皐月の迫力に、睦月は誰が秘書艦なのか悟ったようだ。

 

「卯月ちゃん…大丈夫かにゃあ…?」

「平気だ。姉さんはただ演習相手が欲しがっただけだ。資材のことだって理由付けにしただけだよ、多分」

「長月、あんた今多分っつった?」

「言ってない」

 

言っただろ…

 

「はいはい。全員揃ったことだし、お昼にしましょ。夜は歓迎会ね」

「やったー!美味しいもの食べられるぴょん!いつも食べてるけど!」

「調子いいんだから、もう。あ、司令官、ボク間宮羊羹食べたいな」

「もちろん用意しますとも」

「睦月感激ー!」

 

テンションの高い3人を見て、苦笑する。と、長月がなんとも言えない顔で私をつついてきた。

 

「なあに?」

「その…睦月の訓練は…」

「明日。だから今日は目一杯楽しませてあげなきゃね…」

「怖い怖い怖い…」

 

ニヤリと笑って言うと、長月は体を震わせて、睦月に同情の目を向けた。

 

 

――おまけ――

 

長月が睦月を「お姉ちゃん」って呼ばない理由

 

「ねぇ、何で睦月のことお姉ちゃんって呼んでくれないの?睦月一番上のお姉ちゃんだよ?」

「鏡見ろ鏡。末っ子にしか見えん」

「末っ子じゃないです長女ですー!」

 

理由…姉らしくないから

 

結果…睦月が拗ねた

 




かなり長くなってしまった…
書きたいことが多すぎて、今回書くつもりだった話も次に分けることに…

次回はまたも卯月の姉が出てきます。良かったね、甘えられるじゃん卯月

感想、意見、質問、評価待ってます!

あー、明日は数学Bと現社かぁ…死んだな
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