Fate kaleid moon プリズマ☆サツキ 作:創作魔文書鷹剣
〜さつきside〜
「さぁ・・・覚悟はいい?ラストバトル、始めるわよ‼︎」
最後の戦いの舞台は、とあるビルの屋上。さつき・美遊・凛・ルヴィアの4人は鏡面界に突入し、最後のカードを回収しに行く。
「誰もいない・・・?」
「そんなはずないわ、ここに絶対最後のカードがあるはずよ。」
一見すると何もないが、鏡面界がある以上カードは絶対にある。全員が神経を尖らせて周囲を見渡していると、さつきがあることに気づいた。
「何この音・・・足音?下の方から聞こえ・・・って、どんどん上に上がって来てるーーッ⁉︎」
「美遊!準備なさい!」
下から聞こえてくる足音はどんどん大きくなり、ついにとても足音とは思えないほどの大きさになった。そして、足音の主がついにその姿を現した。
「◾️◾️◾️◾️ーーッ‼︎」
鋼の如く頑強な肉体を有した、巨人の咆哮が鏡面界に響き渡る。
〜イリヤside〜
「はー・・・やっぱりお風呂は落ち着くねー。」
『なんだかジジくさいですよイリヤさん。』
一方で、こちらは戦いとは縁を切った人達。イリヤはもう戦わないと決めたのに、何故かルビーは全てのカードを回収し終わるまで居座る気らしい。
「なにおぅ、お風呂は人類が生んだ至高の文化だよ。日本人に生まれて良かった思う瞬間だよねー、あとはジャパニメーション観てる時とか。」
『イリヤさんはハーフでしょう・・・というか、その2つが同列というのも何か問題な気もしますが・・・』
その時、謎の足音が家の中に響き渡った。そして風呂場に乱入して来たのは・・・
「イヤッホゥイリヤちゃーん!お・ひ・さー‼︎」
「マ・・・ママ⁉︎」
「うん!ただいまイリヤ♪」
まさかの実の母、アイリスフィール(通称アイリママ)だった。
「あら、何これ?お風呂でおもちゃ?イリヤもまだまだ子供ねー。」
「い、いやーそれほどでも・・・」
アイリが拾い上げたのは、ルビーだった。アイリはおもちゃだと思っているらしいが、正体は完全な魔術礼装なのでバレないようにじっとしている。
「長旅で疲れちゃったわー、久しぶりに一緒に入りましょうか。ほら、もっと詰めて詰めて。」
「ええっ⁉︎ちょっとママ⁉︎」
「はー、やっぱりお風呂は落ち着くわねー。」
(え・・・えぇーーっ⁉︎何この状況⁉︎)
早すぎる怒涛の展開について行けず、イリヤの頭はもはやパンク寸前だった。
「ず、ずいぶん急な帰宅だねママ・・・」
「んんー?私が急に帰ってきたら何かまずい事でもあるのかにゃー?」
「いやぁ・・・別に・・・」
流石に魔法少女やってましたとは言えないので、なんとなく誤魔化しておく。
「ま、一時帰国よ。仕事がひと段落ついたから私だけ帰ってきたの、切嗣はまだ向こうで仕事中だからすぐ戻るんだけどね。」
「そ、そうなんだ・・・」
「だから今はこうして、束の間のスキンシップを・・・成長した?」
「ちょっと過剰じゃないかな、これ・・・」
イリヤが母親からの激しいスキンシップを受けている間、ルビーは正体がバレる前に逃げ出そうとしていた。
「ねぇ、留守の間何か変わったことあった?」
「えっ?ううん、別に・・・」
「またまたー、あったでしょ?すっごーく変わったことが!」
(バレたーーーッ⁉︎)
これにはルビーもびっくりした。まさか、バレたのか⁉︎イリヤもルビーも同じことを考えていた。
「ほら、家の前に建った豪邸!」
(あ、そっちか・・・)
魔法少女をやっていたことがバレていないようで、ひとまず安心した。バレたら洒落にならない事態になりかねないので、イリヤはホッと一息つき、ルビーは風呂場から逃げ出した。
「ちょっと見なかったうちにあんな豪邸が建っちゃうなんてねー、景観変わりすぎよホントー。セラから聞いたけど、イリヤのクラスメイトが住んでるんでしょ、なんていう子?」
「ミ、ミユ・・・」
「ミユちゃんかー、転校生でしょ?友達にはなれた?」
「・・・う、うん・・・」
言えるわけがない。美遊は今も戦っているのに、自分だけ怖くなって逃げ出したなんて。
「ね、どんな子?」
「どんなって・・・えっーと」
〜さつきside〜
「◾️◾️◾️◾️ーーッ‼︎」
「痛っ・・・!」
巨人が左腕でさつきを払いのけ、大きく吹き飛ばされる。常人なら即死する威力だが、そんな簡単に死ぬほどさつきの体はヤワじゃない。
「さつき‼︎」
「怒ったんだから!」
さつきが渾身の蹴りを巨人の頭に叩き込むが、巨人は微動だにせずさつきを殴り飛ばそうと襲いかかる。
「
巨人は美遊の砲撃にも痛がる素振りを見せず、標的を美遊に切り替えた。
「なんて出鱈目な腕力・・・」
『絶対に直撃は避けてください!物理保護を貫通されます!』
「避けろと言われても・・・」
フィールドが、あまりにも狭すぎる。一切の遮蔽物がないビルの屋上では敵の攻撃を避ける手段が乏しすぎる。
「魔力砲が効かない・・・あれは対魔力じゃなく、もっと高度な守り・・・まさか、宝具⁉︎」
『・・・間違いないでしょう、恐らくは一定ランク以下の攻撃を全て無効化する・・・それが敵の宝具です・・・』
〜イリヤside〜
「ミユさんは、なんていうか静かな子。必要な事しか喋らないの・・・あ、でも運動も勉強もすごいんだよ。」
「なんでも出来る子なのね、よくいるわそういう人。」
「うん、なんでも出来る。・・・ミユさんは、なんでも1人でやろうとするんだ。でもミユさんのいる家にさつきさんって人がいるんだよ。ミユさんはいつも1人でやろうとするけど、さつきさんがいつも一緒にいるんだ。」
数えるくらいしか会ったことはないが、さつきは美遊が1人でやろうとしたら一緒に頑張る。今だってそうだ。本人に深い理由はないが、なんとなく放って置けないらしい。
「すごいよね。もしかしたら、ミユさんの事守りたいのかも。」
「あなたもでしょ?」
「・・・え?」
「だってあなた、ホントは自分も一緒にいたいって思ってるんでしょ?」
この言葉が、イリヤの運命を分けた。
〜さつきside〜
状況は頗る最悪だ。巨人の攻撃で瀕死の美遊・物理攻撃がまるで通らないので何も出来ないさつき・元々戦力外の凛とルヴィア、ここから逆転する方法があるなら教えてほしいくらいだ。
「ゲイ・・・ボルク‼︎」
瀕死の体に鞭を打ち、決死の思いで必殺の赤槍を投げる。槍は確かに巨人の心臓を貫いた。しかし、巨人は倒れず激しい咆哮と共にこちらに向き直った。
「なんて事・・・確かに心臓を貫いたはずなのに‼︎」
凛は思いしった、敵との戦力差を。巨人の宝具の正体は「自動蘇生」死と同時に発動する宝具なら、もう一度殺さなくてはならない。
「撤退よ!あんなのが相手じゃ、勝ち目がない‼︎」
瀕死の美遊を連れてビルの中を走り回り、ある程度逃げたところで4人で鏡面界から脱出する。
『限定次元反射炉形成!境界回廊一部反転!離界・・・』
鏡面界から離れる瞬間、美遊とさつきが魔法陣から降りた。
「えっ・・・?」
誰よりも驚いたのは、美遊だった。
「さつきさん、どうして・・・?」
「わかってたよ。美遊ちゃんなら、きっと1人で戦うって。」
「どうして・・・いくらさつきさんでも、あの英霊相手じゃ勝ち目が・・・」
「勝つためじゃなくて、守りたいの。美遊ちゃんのこと。だって、似てるんだもん。そんな瀕死の体でも、なんとかしようともがく所とか「遠野くん」にそっくり。」
かつて、自分を助けようとしてくれた人の名前を挙げる。彼は吸血鬼に堕ちたさつきを見捨てなかった。その時の彼に、今の美遊は似ている。
「そう・・・じゃあ、もっともがくから・・・ここでの事、秘密ね。」
美遊の足元に魔法陣が浮かび上がる。イリヤの時と同じように。
「告げる!汝の身は我に!汝の剣は我が手に!聖杯のよるべに従いこの意この理に従うならば答えよ!誓いを此処に!我は常世総ての善と成る者!我は常世総ての悪を敷く者!汝三大の言霊を纏う七天!抑止の輪より来たれ天秤の守り手よ!
長い詠唱の果てに、美遊は英霊の力をその身に宿らせた。かつて同じ力でイリヤが倒した、騎士王の力を。
「今日、ここで戦いを終わらせる‼︎」
さつきがかっこよくなった・・・なったよね?作者は月姫の知識が所々抜けてるので、たまにおかしい事言ってるかもしれませんが暖かい目で見守ってください。
もし今後、私が何か作品を書くとしたら、読みたいのは?(詳細は活動報告に記載)
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遠野志貴×サイコホモ弓塚さつき
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○○の主役は我々だ! in FGO
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○○の主役は我々だ! in ドルフロ
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ペルソナシリーズ オリジナル作品
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弓塚さつき、異世界転生で最強になる