Fate kaleid moon プリズマ☆サツキ 作:創作魔文書鷹剣
全てを破壊する巨人の前に、太陽の如き光が輝く。
〜さつきside〜
美遊が手に取った聖剣は巨人の腹を貫き、赤黒い血潮が舞う。かの名高き聖剣「エクスカリバー」によって巨人は2度目の死を迎えた。
『み・・・美遊様!』
「サファイア?驚いた、その状態でも喋れるんだね。」
「美遊ちゃん・・・その剣って、あの時の・・・」
さつきは橋の下で戦ったセイバーを思い出した。色は違えど、同じ剣であることは見ればわかる。あの時とは輝きがまるで違うし、もしかしたらこっちの方が強いかもしれない。
「カードを介した英霊の座へのアクセス、クラスに応じた英霊の『力の一端』を写し取り自身に上書きする擬似的な英霊召喚。つまり、英霊になる。それがカードの本当の使い方。」
(美遊ちゃん・・・なんでそんなことを・・・)
何故美遊がカードの使い方を知っているのか、何故それほどにも英霊について詳しいのか、さつきにはわからない。ただ、今はそれどころじゃない。
「話はおしまい、敵が起きる。」
『2度目の蘇生・・・!美遊様、敵はやはり不死身です!無限に生き返る相手に勝ち目など・・・!』
「無限じゃない、
美遊が正面から切り掛かり、さつきは後ろから攻撃する。巨人は聖剣を左腕一本で止め、さつきを右腕で払いのけた。圧倒的な力の差に、さつきは大きく吹き飛ばされ壁を貫いて見えなくなった。
「さつきさん‼︎」
一瞬さつきを気にした隙に、今度は美遊が跳ね除けられた。既に瀕死の重傷で、動くだけでも辛いのに必死で戦うその姿には執念じみた何かがあった。
(刃が通らない・・・明らかに体表の温度が上がってる・・・!)
『こちらの攻撃に耐性をつけている・・・⁉︎こんな怪物・・・倒しようがありません!美遊様!お願いです撤退してください!このままではいつか必ず死んでしまいます‼︎』
サファイアは撤退を進めるが、美遊はまるで従うつもりはない。元々、ここにきた来た時点で死んでも逃げるつもりは無かった。
「撤退はしない‼︎」
『美遊様、どうして・・・』
〜イリヤside〜
「え・・・今なんて・・・」
「だから、一緒に守りたいんでしょ?ミユちゃんって子を。さつきって人が守ろうとしてるって気づいたのは、あなたも一緒に守りたいからなんじゃない?」
(言ってること正しいような、違うような・・・)
衛宮家の風呂場は相変わらずカオスを極めていた。突然帰ってきた母親に質問ぜめされているイリヤは疲れが見え、ルビーも既に逃げ出している今たった1人でこの地獄を生き延びねばならない。
「2人でやらなきゃいけない事があって、あなただけ逃げたんでしょ?だったら、ちゃんと謝って。また一緒に居ればいいんじゃない?そうすれば守ってあげられるしね。」
(ママの頭の中ではわたしがミユさんを守りたい事は確定事項なの⁉︎)
認識の違いに若干引きはするものの、イリヤも美遊と一緒に居てあげたいとは思っていた。危険な事は全部自分1人でやろうとするし、どんなにズタボロの状態でも決して逃げないその姿は勇敢とか無茶とかを超えた何かを感じさせる。だからこそ、危なっかしいそのあり方を助けてあげたいと思った。
「ねぇ、教えて。あなたにとってミユちゃんは、どんな存在なの?」
「ミユ・・・ミユは・・・ミユは・・・わたしの・・・・・・友達‼︎」
〜さつきside〜
(頭が痛い・・・さっきまで何してたんだっけ・・・?)
巨人に吹き飛ばされ、30メートル程下に落とされてから気絶していた。目が覚めた時は巨人も美遊も辺りにはおらず、さつきは1人だった。上からは未だに爆音が聞こえるので戦闘中なのは明らかだ。
(こんな所でボーっとしてる場合じゃなかった!速く美遊ちゃんの所に行かないと!)
全速力で上へ飛び上がり、ものの数秒で美遊のいる高さにたどり着いた。美遊が持つエクスカリバーからは膨大な光が放たれ、今にも発射されようとしていた。美遊もさつきの無事を確認したが、今はそれどころじゃない。迫り来る巨人に向けて、聖剣の光が放たれる。
『美遊様‼︎どうして撤退を拒むのですか‼︎また次の日に態勢を整えて・・・!』
「次じゃダメ!今ここで終わらせないと・・・わたし1人で終わらせないと・・・これは、わたしの使命だから!」
「美遊ちゃん・・・」
聖剣の光が解き放たれ、想像を超える輝きが鏡面界を飲み込み。その力は美遊の魔力では一度が限界なほどに多くの魔力を喰い、セイバーのカードが強制排出される。この場にいる誰もが勝ったと思っていた。
『大丈夫ですか美遊さ・・・!』
あの光を浴びてなお、巨人は生きていた。またも宝具の力によって蘇り、サファイアを押さえつけながらこちらを睨みつけるその姿に恐怖を覚える。既に美遊は瀕死、さつきは巨人に対抗する手段を持たない。加えてサファイアを押さえつけられた以上、鏡面界から逃げれない。既に万策尽きた。死を覚悟したその瞬間、援軍が到着した。
〜イリヤside〜
勝手に逃げ出して合わせる顔も無いのに。今は美遊に会いたかった。鏡面界の入口に到着し、凛とルヴィアと一悶着ありつつも2人共イリヤと一緒に鏡面界に突入した。咄嗟に放った魔力の斬撃が巨人の護りを貫き、鮮血が舞う。
「イリヤスフィール‼︎」
「イリヤちゃん‼︎」
「リンさん!効いたよ!」
「
「
「「
凛とルヴィアによる宝石魔術の束縛が巨人を縛り付け、地に伏せさせる。ほんの30秒程度しか縛れないが、今はそれで十分だ。
「通った!瞬間契約レベルの魔術なら通用しますわ!」
「アハハハハ‼︎大赤字だわよコンチクショー‼︎」
(こんな状態なのに、なんであんなに私情丸出しなのかなぁ・・・?)
後ろで魔術師2人が何か言ってるが、できれば後にして欲しい。今は一刻も早くこの戦いを終わらせたかった。が、その前に話すべき事がある。
「イリヤスフィール・・・どうしてここに・・・ 」
「ごめんなさい・・・わたし、バカだった。何の覚悟もないまま戦ってた。戦っても、どこか他人事だった。こんな戦い、現実じゃないって・・・でも、やっぱり『友達』は見捨てられない‼︎友達が傷ついてるのに、1人だけ何もしないなんて出来ない‼︎」
その言葉を皮切りに、2本のステッキが共振する。セイバーのカードを2人同時に
「「
それは、獣を縛る縄が千切られ、敵が拘束を破ると同時のこと。鏡面界に太陽が現れた。燦爛と輝くその黄金の光は、まるで万華鏡のよう。
「「
太陽の如く輝く万華鏡から光が解き放たれ、巨人を飲み込み。たった一撃で巨人の命を全て滅ぼし、彼女達の夜は終わった。
いやー、やっとバーサーカーの回収終わりましたわ。タグに月姫あるのに「月姫要素無くね?」って思った方、2weiから月姫要素盛り込み始めますのでしばらくお待ちください。具体的には、3人ほど月姫原産のキャラの出演を予定しております。
もし今後、私が何か作品を書くとしたら、読みたいのは?(詳細は活動報告に記載)
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遠野志貴×サイコホモ弓塚さつき
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○○の主役は我々だ! in FGO
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○○の主役は我々だ! in ドルフロ
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ペルソナシリーズ オリジナル作品
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弓塚さつき、異世界転生で最強になる