Fate kaleid moon プリズマ☆サツキ 作:創作魔文書鷹剣
〜さつきside〜
「あんのバカステッキ‼︎勝手に契約解除してんじゃないわよ‼︎しかもあんな高さから落とすとか殺す気かー‼︎」
「まったくですわ‼︎魔術礼装が自分から新しいマスターを探しにいくなどと聞いた事がないですわ‼︎」
先程、魔術礼装に裏切られた魔術師の遠坂凛とルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト。礼装の謀反によって町の遥か上空から叩き落とされた2人は、裏切った礼装への文句を垂れ流しにしていた。その時
「えっと・・・大丈夫ですか?」
勇敢にもさつきはこの2人に声をかけた。まさか数日後にはこの事を後悔する事になろうとは。
「え・・・ええ。大丈夫よ。まさか魔術礼装に裏切られて、地面に叩きつけられるなんてね・・・あ。」
しまったぁぁぁ‼︎と凛は心の中で叫んだ。目の前にいるのはただの一般人であって、魔術師ではない筈だ。それなのに、普通に魔術礼装の事を話題に出してしまったのだ。実は遠坂の血筋には「うっかり癖」というある種の呪いが存在しているのだ。
「ホーッホッホッホ‼︎やっぱりどこまで行っても極東の田舎レッドはうっかり癖を克服できませんのね!禁句とされている言葉をあっさりと話題に出すそのうっかり癖。私には真似できませんわ‼︎」
「空で何かが光っていて、急に2つの光が飛び出していったんですけど・・・あれ探さなくて大丈夫なんですか?」
「・・・そうだったー‼︎あのバカステッキを追っかけなきゃ!さっさとしなさいルヴィア‼︎」
「貧乏人の癖に私に命令しないでくださいまし!それでは御機嫌よう。」
嵐の如く去っていった2人を見送り、さつきは溜息を1つ吐き出した。
「なんか・・・すごく激しい人達だったなぁ。」
逃げ出した2本のステッキを追いかける最中、自分達の空中戦を一般人に見られていた事に気づいた2人は、たいそう落ち込んだそうな。
〜イリヤside〜
「あーうー。目が痛い・・・1クール一気観はちょっとやりすぎだったかな・・・面白かったけど。」
結局、「魔法少女マジカル☆ブシドームサシ」のDVDをずっと見ていたイリヤは今度は入浴し始めていた。まさかこの入浴が後に重大事件に巻き込まれる要因になるとは誰がわかるだろうか。
(魔法かー・・・さすがにもう魔法少女に憧れるような歳でもないけど、あったら便利だよねー。空飛ぶ魔法とか、宿題片付けちゃう魔法とか・・・恋の魔法とか?)
脳裏に浮かぶのは、
「プはっナシナシ!それはナシ!恥ずかしい妄想禁止!・・・ん?何アレ・・・?んー・・・?なんか爆発みたいにも見えるけど・・・ちょっと遠くて何の光かわかんないなー・・・あ、そうだ。お風呂の電気消せばもっとよく見えるかも。あれ?光ってないなぁ。もう終わっちゃった?」
すると、突然何かが光り出して、イリヤめがけて近づいて来るではないか。身を乗り出して光の正体を確かめようとしたが、その瞬間、風呂場に唐突な乱入者(お兄ちゃん)が現れた。
「で、電気消えてたから・・・もうあがったのかと・・・うわぁぁぁ!ゴ、ゴメッ・・・」
「いっ、いやあ・・・」
ゴッオオォォン
「えっ・・・えぇぇぇえ!?」
「なん・・・で・・・さ・・・」ドッサァァ
「え・・・えぇ!?な、何これ何なの!?大丈夫お兄ちゃん!?」
『フゥー・・・避けられてしまいましたか・・・なかなかの幸運の持ち主ですね。手っ取り早く済まそうと思ったんですが、まあいいでしょう。はじめまして!わたしは愛と正義のマジカルステッキ『マジカルルビーちゃん』です!貴女は次なる魔法少女候補に選ばれました!さあ!わたしを手にとって下さい!力を合わせて(わたしにとっての)悪と戦うのです!』
兄妹の修羅場に唐突に乱入してきた、謎のステッキ。マジカルルビーと名乗るそれを前にイリヤは動揺していた。
(あまりに突然の出来事だったけど・・・わたしの直感が告げていた。こいつは、胡散臭い!)
『ああ!今、貴女わたしのことを胡散臭いと思いましたね!?ショックです!ルビーちゃんショッキン!ああ嘆かわしい・・・現代ではもう魔法少女に憧れる(都合のいい)少女は絶滅してしまったのでしょーか』
「なんだかよくわからないけど・・・とりあえずお兄ちゃんの顔からどいてくれないかな・・・」
『おやこれは失礼を、この朴念仁っぽい方はお兄さんでしたか!ふーむ・・・えいっ♪』
あろうことか、このステッキは女子小学生に義兄のアレ(何とは言えないヤツ)を見せ付けてきたではないか。イリヤも鼻から湧き水のように鼻血を出し始めた。
「なっ何するの!?変態!セクハラステッキだ!」
『すみません。ちょっとした出来心で、おやおや鼻血が・・・(採血完了!)・・・さて、話を戻しますが、やりませんかー?魔法少女。』
「えっと・・・なんかもう突然の非日常に頭がついてこないんだけど。他をあたって・・・」
『楽しいですよー魔法少女!羽エフェクトで空を飛んだり!必殺ビームで敵を殲滅したり!恋の魔法でラブラブになったり・・・あ!今、反応しましたね!?いるんですね!意中の殿方が‼︎』
「い、いないいない!そんなのいないもん!」
何というか・・・そんなテンプレな反応されたら、つい探りを入れるのが人(ルビーはステッキだが)の性。ルビーのトークにも拍手がかかる。
『ムキになるのがまた怪しいですね!相手は誰ですか!?ベタにクラスメイトの男子とか!?』
「ち、違うってば!ってかなんでわたしステッキに攻められてるの!?何この状況!?」
『ははーん、わかりましたよ!さては・・・貴女がフォーリンラブってるのは、そこで伸びてるお兄ちゃんですね!?』
「ちっ・・・違うって言ってるでしょ!このばかーッ‼︎」
ここでイリヤは異変に気付いた。
(あれ?体が・・・?)
『うふふふふー想定以上にちょろかったですねー。血液によるマスター認証。接触による使用の契約。そして起動のキーとなるオトメのラヴパワー!全て滞りなく頂戴いたしました!さあ・・・最後の仕上げといきましょうか。貴女ねお名前を教えてくださいまし!』
「イ・・・イリヤ・・・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン!」
『マスター登録完了‼︎ろりっこゲットですよー!それじゃあこのままの勢いで
壮絶な契約の果てに、爆誕したのは、魔法少女プリズマイリヤだった。
またもさっちんが空気だorz次回かその次くらいにはカード回収を始める予定です。めげるなさっちん‼︎
もし今後、私が何か作品を書くとしたら、読みたいのは?(詳細は活動報告に記載)
-
遠野志貴×サイコホモ弓塚さつき
-
○○の主役は我々だ! in FGO
-
○○の主役は我々だ! in ドルフロ
-
ペルソナシリーズ オリジナル作品
-
弓塚さつき、異世界転生で最強になる