東方masquerade   作:リョウタロス

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新しく使えるようになったアイテム
ファイズ ファイズアクセル
カブト ゼクトマイザー
ディケイド 龍騎系,剣系のカード
(ディエンドも同じ)
オーズ クジャク,コンドルのメダル
バース 本来のバースになれたのでバースCLAW,sを全て使えるようになった


第⑨幕 紅魔館Part2

初仕事から5日後、新聞の効果で人里でも注文してくれる人が増えてきたそして今日は仕事を始めてから初の休日だ

 

「約束してた紅魔館の修理に行かなきゃな」

俺は永琳に場所と用事を伝えると工具箱を持って永遠亭を出た

 

「やっと出せるようになったこれを使うか」

俺はオーズドライバーを腰に装着し三枚の赤いメダルを出してオーズドライバーにセットしオースキャナーでスキャンした

 

『タカ!クジャク!コンドル!』

『タージャードルー!』

 

俺はコアメダルで変身するライダー、仮面ライダーオーズの鳥系コンボ、仮面ライダーオーズタジャドルコンボになると俺は翼を広げ飛び紅魔館に向かった

 

紅魔館上空に来ると美鈴が俺の開けた穴を1割程直したところだったので俺は開けた穴から入ることにした

 

「よう、美鈴」

「ああ、紀斗さんですか。その姿は新しい装備ですか?」

「おう、仮面ライダーオーズタジャドルコンボだ。ところで修理で何か手伝えることはあるか?」

「中の方はある程度直して後はここだけなんですけど、直す材料の中に妖精メイド達だけじゃ運べない物もあってそれを外の倉庫から持ってきてくれませんか?運ぶ物は倉庫にいる妖精メイドに聞けばわかりますよ」

「わかった、行ってくるぜ」

 

俺は穴から飛びたつと敷地内の少し小さな小屋を見つけその前に降り変身を解いた

「ここだな」

 

中には数人の妖精メイドがいて何かを運ぼうとしていた

「おい、美鈴から材料を運ぶのを手伝うよう言われたんだが」

「あ、ならこの木材と石膏を持っていってくれませんか?私達だけじゃ重くて」

妖精メイドの1人が指さした先には大量の木材や石膏などがあった

「わかった、任せとけ」

俺はそう言うとバースドライバーを腰に付けセルメダルを投入しハンドルレバーを回転させた

「変身」

『カポーン』

 

俺はガシャを彷彿とさせる仮面ライダーバースに変身した

「さーて、いっちょやりますか」

 

俺は材料を全て外に出すとセルメダルを2枚投入しハンドルレバーを回した

『カポーン カッターウイング』

『カポーン クレーンアーム』

 

その音声と共に右腕には先がフックになっているクレーンアームが装着され背中にはジェット機の翼のようなカッターウイングが装着された

 

「よっ!」

右腕を振るとクレーンアームからフックとワイヤーが伸び木材に巻きついた

俺はそのままカッターウイングで美鈴のところまで飛び穴にゆっくりと木材を入れた

 

「は~、そんなことも出来るんですね」

「石膏とかもすぐ持ってくるよ」

俺は同じことを繰り返し(石膏はさすがに手で持ったが)全ての材料を運び終えた

 

「じゃあ壁を直しましょうか!」

美鈴がそう言いさっき倉庫にいた妖精メイド達と一緒に俺は壁の修復作業に取りかかった

 

数時間後

 

「やっと終わったな」

「やっぱり力が強い人がいるとスピードが違いますね」

「ははは、ッ!?危ねえ!」

俺は美鈴にタックルすると美鈴のいた場所に弾幕が一発撃ち込まれた

そして弾幕が飛んできた方を向くとそこには虚ろな目をし顔に包帯のようなのが数カ所張り付いていたフランだった

「妹様!?一体どうしたんですか!」

俺は美鈴がフランに近づこうとしたので慌てて止めた

「待て!今フランはおそらくヤミーに寄生されている状態だ!うかつに近づくとやばい!」

「ヤミーってなんですか!早く妹様を助けないと!」

「ヤミーってのは本来この世界にはいないはずのメダルの化け物だ、あと救出方法はあるから焦るな!」

俺が美鈴と話しているとフランの後ろから白衣を着た強面の男が出てきた

 

「お前だな、仮面ライダーの能力を持っている奴っつうのは」

「てめえ、何者だ。財団Xの輩か?」

「その通り、俺は財団Xのある支部の幹部、コードネームはGだ」

「まさか!?…ゴキの怪人か?」

「んなわけあるかっ!Gの意味はなぁ、グリードのGだよ!」

そのセリフと共にGの姿はオーズの敵であるグリードの一体、猫系のグリード、カザリの姿になった

「!?なんでカザリの姿に!?」

「他にもなれるぜ」

Gはそう言うとカザリの姿からウヴァ、ガメル、メズールへと姿を変えてまたカザリの姿に変化した

「俺達財団Xはグリードのコピーを作ることに成功した。その技術で4種類のコアメダルのコピーを作りそれを俺自身に入れ俺はグリード化したんだよ」

「それよりもなんでてめえら財団Xが幻想郷にいやがる、俺はそこが不思議でしょうがねえんだがな」

「それは教えるとスキマ妖怪に駄目にされちまうから言うことは無理だな」

 

「それよりこいつは遊びたがっているから相手をしてやった方がいいんじゃないのか?」

「アそぶ、あそブ、あそビタイ」ヒュッ

フランはつぶやきながら俺たちに弾幕を撃ってきた

「くそっ!ならこれだ!」

俺はセルメダルを一枚投入しハンドルレバーを回した

 

 

『カポーン クレーンアーム』

 

紀「おらっ!」

俺はクレーンアームを装着しクレーンアームのフックとワイヤーでフランをぐるぐる巻きに縛った

「どうだ!」

「邪魔…」

 

「ギュッとして…ドカーン。」

ボンッ!

そのセリフを言ったと同時に俺の右腕のクレーンアームが内側から爆ぜ使い物にならなくなる

 

「くっ!」

俺は一旦後ろに下がり体制を立て直した

 

「アソブゥゥゥ!!」

フランが叫ぶと共にメダルがフランを覆い虎の姿を模し両腕に鋭い鉤爪を持ったトラヤミーになった

「ウゥゥゥ!!」

「妹様!!はぁっ!」

美鈴が弾幕を撃つとトラヤミーに当たったがまったくダメージは無いようだ

「弾幕は…効かないようですね」

「ここは俺に任せとけ。いくぞ!」

 

俺は二枚セルメダルを投入しハンドルレバーを回した

『カポーン キャタピラレッグ』

『カポーン ドリルアーム』

すると俺の右腕にはドリルが足にはキャタピラが装備された

「さらに神速【クロックアップ】!」

 

するとカブトでクロックアップを使ったように周りが全てスローになり俺はそのままトラヤミーに近づき左腕でトラヤミーの肩を掴みドリルアームで突いた

ドリルは回転しどんどんセルメダルを奪っていき次第に中身が見えてくる

そしてフランが見えてきたらフランの腕を掴み一気に引きずり出した

そこでクロックアップがとけ周りが普通のスピードで動きだし俺以外の全員が一瞬でここまでされたことに驚く

 

「グアァァァ!?」

「な!?いつの間に!?」

 

「美鈴!フランを頼む!」

俺はフランを美鈴の方に投げ美鈴はうまくキャッチした

「紀斗さん!?」

「俺はこいつらとケリをつける」

 

「ふっ、まあいい。俺は実験結果を見れたことだし帰るとするか」

Gはそう言うと壁に穴を開けそこから外に行ってしまった

「待て!」

「ウゥゥゥ」

俺が追おうとするとトラヤミーが俺の前に立ち塞がり邪魔をしてくる

「くっそ!俺のドリルは!!天を突くドリルだ!!」

俺はそう叫びながらトラヤミーをドリルアームで突き外に吹っ飛ばした

「グガアッ!?グゥ…」

トラヤミーは地面に激突しうめいていた

「あの野郎はっ!」

俺は外を見回すがGの姿はなかった

 

「ちょっと!どういう状況よ、これは!」

「ああ、咲夜さんか。俺はあれを始末するんで状況は美鈴から聞いて下さい」

俺はそう言うと外に飛び降りた

 

「さーて、覚悟しろよ、ネコやろう。」

「アソブゥゥゥ!!」

トラヤミーはそう叫ぶと飛びかかってきた

「ふんっ!」

俺はその攻撃をトラヤミーの顔面をキャタピラレッグの片足で受け止めることで防ぎそのままキャタピラを回転させた

「グギャァァァ!?」

「オラッ!」

俺はキャタピラを回転させたままトラヤミーを踏みつけセルメダルを投入しハンドルレバーを回した

 

『カポーン ブレストキャノン』

 

俺の胸にキャノン砲が装着され俺はさらに二枚セルメダルを投入しハンドルレバーを回した

 

『カポーン カポーン セルバースト』

 

「ブレストキャノン…発射!!」

 

俺は足をどけダメージで動けないトラヤミーにセルバーストを発射した

 

「グアァァァァァァ!!」

 

トラヤミーは盛大に爆発し周りには大量のセルメダルが飛び散った

「お~、大量♪大量♪」

「さて、後片付けはお願いね」

後ろを向くと咲夜さんが有無を言わせないオーラを出しながら笑顔で立っていた

「…はい」

俺は新しく出したバースドライバーで再変身しクレーンアームで敷地じゅうに散らばったセルメダルを集め壊された壁を直していた

「ったく、あの野郎無駄に直すところ増やしやがって」

 

作業を続けていると後ろからフランがうつむきながら近づいてきて俺の背中を突ついてきた

「ん?どうした、フラン?」

俺は変身を解いてしゃがみフランと同じ高さで話しかけた

「えと…その…あの、わたしのせいで迷惑かけてごめんなさい!」

フランは少しもじもじとしてから覚悟を決めたように頭を下げて謝った

「いいんだよ、今回はお前のせいじゃねぇ。Gのゴキ野郎のせいだ。だから今回のことはあんま気にすんな」ナデナデ

「うん!」ニコッ

俺はフランの頭をなでながら言うとフランはとてもまぶしい笑顔で勢いよく返事をした

 

「妹様、ご自分から謝られるなんて」ダラダラ

「ちょっ咲夜さん!鼻血!鼻血!」

廊下の角から鼻血をすごい勢いで出しながら見ている咲夜さんを冷めた目で見てからフランに向きなおった

「俺はまだここを直さなくちゃいけないけど今度暇な時があったら遊ぼうな」

「うん!」

俺はその後フランに連絡用としてビートルフォンをあげ壁を直しフラン達に別れを言って永遠亭に戻った

 

「う~、咲夜ー、プリン食べてたら出るタイミング無くしちゃった~」

「お嬢様、大丈夫ですよ。またチャンスはありますよ。ハァハァ」ダラダラ

「えへへ、これ壊さないようにしなくちゃ♪」

「♪」


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