東方masquerade   作:リョウタロス

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新しく使えるようになったアイテム
ディケイド 響鬼、電王系のカード
オーズ ゾウ、タコのメダル
フォーゼ SNマグネットスイッチ
パワーダイザー、クイーンダイザー、JKダイザー
ライドロンの応用でバイクより大きい物も出せるようになってきた



第十三幕 勧誘

あの宴から1週間後

俺は今妖怪の山のにとりの工房に来ている。理由は頼んでいたものが出来たからだ

 

「よう、にとり。頼んでた物、取りに来たぜ」

「あ、待ってたよ。頼んだのは外部からの電気をそのまま取り込める貯電機でいいよね?」

「ああ、助かるぜ。」

「それじゃ、報酬を早く!早く!」

「分かってるよ、ほら」

俺はにとりにアンクの使っていたiPadと玄太郎の携帯を出して渡した

「ありがとう!でもなんでこんなの頼んできたの?」

「節約だよ、電気代はうちは姫様のせいでかなり圧迫されてるから。少しでも電気代を減らそうとね」

「なるほどね。それじゃ、私はこれの研究するから。また作って欲しいものがあったら来てねー」

「ああ、またな」

俺は貯電機をサイドバッシャーに乗せ永遠亭に戻った

 

香霖堂

 

永遠亭に貯電機を持っていった後俺は暇になったので香霖堂に良いものが入ってないか見にきていた

 

「そういえばこーりん新しいガンバライド入ったか?」

「ああ、50枚くらいは見つけたよ」

霖之助はそう言うと机から束にしたガンバライドカードを出した

「いくらだ?」

「ん~、5匁くらいかな」

「ほらよ」

俺は懐の巾着から5匁を出し霖之助に渡した

「まいど、助かるよ。君は数少ないちゃんと料金を払ってくれる客だからさ」

(金を払わなかったら客とは言わないと思うが)

 

俺はそのまま霖之助と話していると扉が開き誰かが入ってきた

「よう、こーりん!遊びに来たぜ!」

 

その後魔理沙も入れて一緒に談笑していると外からこちらを呼ぶ声がしてきた

「仮面ライダーの能力を持つ青年よ!君がここにいるのはわかっている!おとなしく出てきたまえ!」

「なんだ、あいつ?」

「お前を呼んでるみたいだぜ、紀斗」

 

俺は魔理沙と霖之助と外に出るとそこにはかなりの数のクズヤミーとダスタードと白衣を着た根暗そうな理科系の男とその後ろに部下らしき奴が何人かいた

「財団Xか、こいつらを出してるってことは戦うってことでいいんだよな?」

俺はそう言いベルトを出そうとすると向こうのリーダーらしき理科系の男から声をかけてきた

 

「いや、まずは話しをしようじゃないか。我々はそのために来たんだ」

「じゃあこのクズヤミーやダスタード達はなんだよ?」

「ちょっとした保険だよ。ああ、申し遅れたね。私は財団X Z支部幹部のZだ。君が以前出会ったGは私の同僚だよ」

「海堂 紀斗だ。で話しってのはなんだ?」

「何、簡単な話しだよ。紀斗君、我々の仲間にならないか?」

「何?」

「もちろんタダでとは言わない。それ相応の待遇を用意しよう」

「………」

「紀斗!こんな奴の話しなんか聞く必要無いぜ!」

「部外者は黙っていたまえ!今紀斗君と話をしているのは私なのだから」

「さあ、紀斗君もう一度聞く。我々の仲間にならないか?」

「確かに魅力的な話ではある」

「紀斗!!」

「それに今の生活に完全に不満が無いと言えば嘘になってしまう」

「なら!」

Zは嬉しそうな反応を示すが俺はZの前に手を突き出し話させないようにする

 

「そんな俺からお前の問いに対する答えはただ一つ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

る」

↑これが言いたかっただけ

 

「なっ!?」

「この海堂 紀斗が最も好きなことのひとつは、自分達が圧倒的に有利だと思ってる奴にNoと言ってやることだ!第一俺は永琳を置いてどっかに行く気はねーし、お前らについていってもどうせ洗脳とか実験されるのがオチだからな」

「ついて行くなんて言ったらマスパをぶち込んでやるところだったぜ」

「うん、それは多分僕も止めなかったと思う」

 

「それによ、いまどきその程度の言葉でのってくるのは⑨以下だけだぜ」

「くっ!馬鹿にしやがって!お前達!やってしまえ!」

Zがそう言うと後ろの部下達はスイッチを押しそれぞれオリオン,ユニコーン,リンクス,キグナスゾディアーツになった

「私はゾディアーツ専門の研究者兼幹部!私のZはゾディアーツのZだ!こいつらは私の改造したスイッチでラストワン状態でも人間に戻れるようにした!海堂 紀斗!貴様はここで死んでいけ!」

 

「悪いが、俺はそう簡単には死なないぜ。変身!」

俺はオーズドライバーを出し腰に巻き3枚のメダルを入れオースキャナーでスキャンした

 

『タカ! トラ! バッタ!』

『タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!』

俺はメダルに描かれた動物の特徴をとらえた三色の仮面ライダー、仮面ライダーオーズに変身した

 

「こーりん!魔理沙!ちょっと雑魚共を倒すのを手伝ってくれ!」

「わかったぜ!」

「僕も!?」

「普通に戦えなきゃこいつを使え!」

俺は自分の後ろにパワーダイザーを出した

「何これ!?」

「いいから、乗り込め!」

俺は霖之助を無理矢理パワーダイザーに乗せメダジャリバーを出し戦闘体制を整えた

「俺達にケンカ売ったこと、後悔させてやるぜ!」

 

「先手必勝だぜ!恋符【マスタースパーク】!」

魔理沙の八卦炉からマスタースパークが放たれゾディアーツ達やクズヤミー達を呑み込み辺りが土煙で覆われる

Zはかなり後ろに下がっておりマスタースパークを受けていないようだ

「やったかな?」

「ばかっ!それはフラグだ!」

 

土煙の中からおそらくオリオンゾディアーツのものと思われる青い光弾が飛んできた

 

俺はそれを跳んで避けタカアイで土煙の中を見ると周りの雑魚は消えたようだがゾディアーツ達は全く効いていないようでこちらに向かってくるのが見えた

 

「やっぱりスペカも効かねえか。魔理沙!お前は周りの雑魚だけを頼む!」

「なんでたぜ?」

「ゾディアーツにも弾幕やスペカは効果が無いみたいだ。だからお前には弾幕が効く雑魚共の相手だけをしてほしいんだ」

「納得いかねえがわかったぜ。」

「! 来るぞ!」

 

土煙から飛び出してきたのはオリオン以外の3体でそれぞれ別方向から俺に飛びかかってきた

 

「くっ!」

俺は左からきたキグナスをメダジャリバーで斬りつけその勢いのまま右に振り抜きリンクスも斬りつけたがユニコーンには角の剣で防がれてしまった

 

俺は一旦後ろに下がりセルメダル3枚をメダジャリバーに装填、オースキャナーでスキャンした

 

『トリプルスキャニングチャージ!』

 

「オラァァァァ!!」

 

俺はメダジャリバーを横に振り抜きオーズバッシュを繰り出したがユニコーンとリンクス、オリオンは上に跳んで避け斬れたのはキグナス1体だけだった

 

「ぐああぁぁぁ!?」

 

キグナスゾディアーツは爆発しキグナスゾディアーツだった男が倒れスイッチもその近くに落ちた

「チッ、もうやられやがって。」

ユニコーンゾディアーツはそう言うとこちらに向き直り剣を構え他の2体も構える

俺はタカとバッタのメダルを抜きライオンとチーターのメダルを入れオースキャナーでスキャンした

 

『ライオン! トラ! チーター!』

『ラタラター!ラトラーター!』

 

俺は黄色の猫系のメダルを使った仮面ライダーオーズラトラータコンボになった

 

「ふっ!」

「ぐっ!?」「がっ!?」「ぐはっ!?」

俺はチーターレッグをいかした高速移動でオリオン,ユニコーンを斬りつけたがこのスピードに少しついてこれるリンクスにはメダジャリバーは爪で弾かれたがそのまま蹴りとばした

 

「魔理沙!こーりん!目ぇ閉じとけよ!はあぁぁぁぁぁぁ!!」

俺はちょうど3体の中心になる場所に移動しライオンヘッドによる太陽のように眩しい熱線、ライオディアスを使った

 

「うわあぁぁぁ!?」

「ぐうぅぅぅぅ!?」

「目が!?目がぁぁぁ!?」

 

(そのセリフはムスカ・ゾディアーツに言って欲しかったな)

俺はそんなことを考えながらリンクスに向かって走りだした

 

『スキャニングチャージ!』

 

「おらぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!?」

 

俺は出現した黄色のリングを突き抜けトラクローで切り裂くガッシュクロスをリンクスに使いリンクスゾディアーツを倒した

 

 

俺はオリオンとユニコーンがまだ怯んでいる隙にメダルを抜き銀色のメダルに変えスキャンした

 

『サイ!ゴリラ!ゾウ!』

『サゴーゾ!……サゴーゾ!!』

 

俺は銀色の重量系の動物のメダルを使った仮面ライダーオーズサゴーゾコンボになった

 

「くっ、リンクスの奴やられたのか」

「ぬう、まだ見えん」

 

「まだ見えてないところ悪いが、いくぜ、オラァァァァ!!」

俺はドラミングをしながら重力操作でユニコーンとオリオンにかかる重力を強くする

 

「ぐおお、これは…」

「がああ、この…程度」

 

『スキャニングチャージ!』

 

「どっせぇぇぇい!!」

「ふっ!」

「ぐあぁぁぁぁぁぁ!?」

俺はそのまま重力を操作し2体をこちらに引き寄せ両腕とサイヘッドのグラビドホーンで相手を粉砕するサゴーゾインパクトを繰り出したがユニコーンはオリオンを盾にしこの技から逃げた

 

「チッ、逃げたか」

「あ、危なかった」

「ま、いいや。次は外さねえ」

 

俺はさらにメダルを変えスキャンした

 

『タカ!クジャク!コンドル!』

『タ~ジャ~ドル~~!』

俺は赤の鳥系のメダルを使った仮面ライダーオーズタジャドルコンボになった

 

「くらいな!」

そして俺は左手に装備した赤い円状の武器、タジャスピナーから炎弾を何発もユニコーンに向かって発射する

 

「くっ、はっ、ぐあ!?」

ユニコーンは角の剣で何発かは消したが1、2発は喰らい熱さで怯む

 

『タカ!クジャク!コンドル!タカギン!クジャクギン!コンドルギン!ギガスキャン!!』

俺はタジャスピナーに4枚のセルメダルと変身に使ったタジャドルのメダルをセットしオースキャナーで読み取りギガスキャンを発動する

 

「はあぁぁぁぁぁぁ!!」

 

タジャスピナーから不死鳥を模した炎と銀のエネルギー弾、マグナブレイズを放った

 

「う、うわあぁぁぁぁぁぁ!?」

マグナブレイズが命中しユニコーンゾディアーツは爆発した

 

「紀斗!こっちも終わったんだぜ!」

「これ結構疲れるんだけど」

「さて残りはてめーだけだぜ。Z!」

 

Zは何かしきりに木陰でメモを取っていたがそれをやめこちらを見た

「ふむ、なかなかいいデータが取れたよ。では私はそろそろおいとまするとしよう」

 

「逃がすと思ってんのか?」

俺はタジャスピナーを構えたがZは何も動じず懐からスイッチを出した

「余裕で逃げられると思っているんだよ」

Zがスイッチを押すとZは蛇の仮面をかぶり体中に蛇が巻きついたようなゾディアーツになった

「私は蛇つかい座のゾディアーツ、オピウークスゾディアーツだ。来い、ダスタード共」

するとダスタード達が現れZの部下達とスイッチを回収した

「あ!?てめえら!」

「ではさらばだ。幻想郷の仮面ライダー君」

Zがそう言うとZとダスタード達を紫色の煙が包みそれが晴れるとそこには誰もいなかった

 

『デンデン』

俺は確認のためデンデンセンサーを出し周りを見せたがどこに逃げたのかすらわからなかった

 

「駄目だ、完全に逃げられた」

「そうか、ドサッ ん?あっ!?こーりん大丈夫か!?」

魔理沙と俺が音のした方を見ると霖之助がパワーダイザーの前で倒れていた

 

俺と魔理沙が霖之助に近づき起き上がらせると霖之助はなんとか声を出した

「つ、疲れて体が動かない…」

 

その返事に俺と魔理沙はギャグ漫画のようにずっこけた

 

「なんだよ、ただの疲労かよ」

「心配して損したぜ」

「そういってもまったく体が動かないんだよ」

「いつも店の中で座ってばかりいるからだぜ」

「ま、俺が戦わせたみたいだから少しは回復させてやろう」

俺は変身を解いて霖之助をうつ伏せにすると勢いよく背中の3箇所のツボを押す

「ふんっ!」

「ぐえっ!?」

 

「これで少しは動けるようになっただろ」

「本当だ、立てるようになった。」

「でもまだ産まれたての子鹿みたいだぜ。」

「さっき俺が押したツボは疲労回復のツボ、力を出させるツボ、そして…疲労回復増進のツボだ」

「そんな訳だから…逝くぞ」

「ちょっと待ってくれ。なんだい?そのでかい注射器は?」

「俺のスペカの一つだ。安心しろ、痛みは一瞬だ」

「いや、何も安心出来ないんだけど」

「いやー特大サイズが出せたのはいいんだけどなかなか使うタイミングが無くてな。自分にやるのは怖いし女性にやるのはあれだし」

「だからって僕にやること無いだろ」

「しのごの言わずにやるぞ!」

「え、ちょっと、まっアッーーーー!?」ブスッ※別に尻には刺していません

「会話だけ聞くとなんかあれだぜ。」

 

「そういや紀斗、お前さっき不満が無いと言えば嘘になるって言ってたけどお前の不満ってなんなんだ?」

俺が気絶した霖之助を指で突ついているとふいに魔理沙が質問をしてきた

 

「ああ、それか。ま、実際はほぼ無いに等しいんだが強いて言うならうちの姫様の電気代とてゐのいたずらの頻度、後あの野郎共が来ることだな」

「な~んだ、普通過ぎてつまらないぜ。」

 

「普通で結構、俺はこいつを運んでくが魔理沙、こいつの看病頼めるかい?」

「な!?なんであたしがやるんだぜ!?」

「いやー、お前がなんかたまにこーりんの方を熱っぽい視線で見てる時があるからな。で、気はあるのか?」

「………///」コクリ

「ま、こいつも結構鈍感な所があるからな。今回もいかしてもっとストレートにいってみたらどうだ?」

「わ、わかってるぜ!そのくらい!///」

 

俺は霖之助を香霖堂の奥の部屋に布団を敷いてそこに霖之助を寝かせて刺さっていた【メディカル オン】を消した

 

「じゃごゆっくり~」

「絶対誰にも言わないでくれよ!///」

「わかってるよ~」

 

俺は香霖堂から出ると誰もいない筈のところに話しかけた

「ゆかりん、場所はつかめたか?」

 

くぱあ

すると俺のとなりの空間が割れそこから紫さんが半身だけ出してきた

「駄目ね。完全に逃げられたわ」

「駄目か。わかった、ゆかりんまたあいつらが出たらすぐ教えてくれ」

「ええ、わかってるわ。じゃ、私は行くわね」

「ああ、またな」

空間は閉じ紫さんの気配も消えた完全に行ったようだ

 

「チッ、後手後手に回るのは気に食わねえな、やっぱり」

俺はその後永遠亭に戻りストレス発散に永淋といちゃついてからその日を終えた

そして余談だがその日から香霖堂には毎日人形と魔法による襲撃があるとか無いとか




パチュ,アリ「殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺」

紀「怖っ!?2人がいつになく殺気を放ってる!?」

作者「あーあ、こーりん御愁傷様だな」

魔理沙「何の話してるんだ?」
パチュ「なんでもないわ。少しメガネを処分しに行くって話をしていただけよ」
魔理沙「あれ?パチュリーはともかくアリスはメガネしてないよな?」
アリス「細かいことはいいのよ。さ、パチュリー行きましょ」
パチュ「ええ、そうね。それじゃ魔理沙、私達は失礼するわ」
魔理沙「あ、行っちまったぜ。一体なんなんだ?」

作者「世の中には知らない方がいいこともあるんだよ」
魔理沙「?まあ、いいか」

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