東方masquerade   作:リョウタロス

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作者「すみません、今回もまたかなり長くなってしまいました。」m(_ _)m
※約10000文字



新しく使えるようになったもの
ライダーマン ネットアーム,マシンガンアーム
スーパー1 パワーハンド,冷熱ハンド
ZX 衝撃集中爆弾,虚像投影装置

クウガ ライジングドラゴン
響鬼 響鬼紅
ディケイド アギト,カブト系のカード


第十四幕 新人

Zの襲撃から1週間後、俺は今ライドベンダーで全速力で旧地獄に向かっている

「まったくなんで俺がこんなことしなきゃならないんだぁぁぁ!」

何故俺がこんな最近の若者なみにキレかかりながら走っているかというと(実際若者だが)時間は30分くらい前にさかのぼる

 

俺は仕事が休みだからのんびりと縁側で永琳とお茶を飲んでいた

するといきなり目の前にスキマが現れ紫さんが出てきた

 

「何の用だ?暇つぶし程度だったらなるべく帰ってほしいんだが」

「そんなつれないこと言っちゃ駄目よ。それより頼みたいことがあるんだけど」

「なんだ?」

「実は…

 

要約するとこうだった以前の俺のように能力を発現しかけている奴がいたので今度は問答無用でスキマに落としたら地霊殿のある旧地獄に落としてしまったので俺に回収を頼みたい

 

「なんで俺がわざわざ行かなきゃならないんだよ。ゆかりんが自分でやればすぐだろ」

「え~、それじゃ面白くないじゃない。もし行かなかったら…ボソッあなたが隠している永琳の写真を幻想郷中にばらまくわよ」

「なっ!?たっくしょうがねえな。永琳悪いちょっと行って来るわ」

「いってらっしゃい。気をつけるのよ」

「ああ、わかってるよ」チュ

「ん」チュ

「早く行きなさいよ」ゴゴゴゴゴ

「はいはいよっと」

「1時間以内につかなきゃあれを実行するわ」

「げっ!?やべえ!」

 

そんなわけで今にいたる

 

永遠亭出発から45分後 妖怪の山の麓 地獄谷

「よかった、まだ1時間経ってねえ。よし、さっさと行こう」

 

俺は腰にオーズドライバーを巻きコアメダルを三枚入れて変身した

『タカ!クジャク!コンドル!』

『タ~ジャ~ドル~!!』

 

俺はタジャドルコンボになり旧地獄の入り口へと飛び込んだ

 

 

「よっと」

「ちょっとそこの怪しい格好をしたお兄さん、少しいいかな?」

「無視するのはNGでお願いね~。」

俺は声をかけられた方を向くと金髪に茶色の大きなリボンをした少女、ヤマメとどこからかぶら下がっている桶に入っている緑髪の少女、キスメがぶら下がりながらこちらを見ていた

 

「キスメにヤマメか。何の用だ、今は急いでるんだが」

「何であたし達の名前知ってるか知らないけどさっきも変なメダルで出来た奴も見たしちょっと理由を言ってもらわないと困るんだよね」

「メダルの奴には今はてめえらに用は無いって言われてしらんぷりされちゃったんだけどね」

 

「おい、今メダルの奴って言ったか?」

「言ったけどそれが?」

「やばいな、今俺はこっちに送られてきた外来人の回収に来たんだが知らないか?」

 

「ああ、それなら勇儀さんが地霊殿に連れていったよ」

「そういえばあのメダルの奴も同じこと聞いてきてたね」

 

「!?本格的にやばいな、ヤマメ!キスメ!どっちでもいいから地霊殿まで案内してくれ!そいつはかなりやばい奴だから!」

 

「う、うんじゃあキスメ、ここよろしく!」

「りょうかーい」

 

俺はその後ヤマメを背負いながら飛び地霊殿へたどり着いた

 

 

紀斗が移動中の時地霊殿では

 

「よう、外来人を届けにきたよ」

気絶した灰色のツナギを着た20代後半くらいの外来人を額に一本の赤い角を生やした元鬼の四天王の1人、星熊 勇儀が引きずってきた

 

「あっ、ごくろうさまで…それ生きてます?」

「ん?さっき1度起きたんだがね。あたしの顔の角を見たらまた気絶しちまったんだよ」

 

出迎えたのは黒い猫耳と二本の尻尾を生やした赤毛の少女、火焔描 燐でゆ

「なんだ、死体だったら運んでったのに」

「おいお「その欲望面白いな」!?」

「ちょっと解放してみろ」ひゅっ

「え」チャリン

お燐の中にGの投げたセルメダルが入りお燐の中から全身に包帯を巻いたような姿のヤミー、白ヤミーが出てきた

 

「ニャニャニャニャに、これー!?」

「死体……運ぶ…」

「なんなんだい、こいつは。敵って言うならちょうどいい、久しぶりに暴れてやるよ」

「お前の欲望もなかなかだ」

「うっ」チャリン

 

勇儀さんの中からも同じように白ヤミーが出てきた

「暴れ…たい」

 

「さて、あとはこいつだ」

Gが外来人に手をかけようとすると上から声が聞こえた

「ちょっと待ったーー!!」

 

「勇儀さん!お燐!大丈夫!?」

「ヤマメ!?さっさと逃げな!こいつはかなりやばい!」

 

 

「よう、また会ったな。確か海堂 紀斗、だったか?」

「ああ、そうだよさっさとその外来人から手を離しやがれ」

「やだね。俺の今回の任務はこいつの回収だからな。大変だったんだぜ。わざわざここまで見つからないようメダルの状態で移動するのは」

「知るか、んなこと。俺の仕事もそいつの回収だ、しくったら何されるかわからんからな。絶対返してもらうぜ」

 

「ふん、なら攻撃してみやがれ。俺にダメージは与えられるだろうがこいつは高確率で死ぬだろうな」

「ちっ、人質かよ。卑怯くせえ」

「そのまま変身を解いてベルトも捨てな」

 

俺は言われた通りに変身を解きオーズドライバーをGのほうに投げた

 

「やけに素直だな」

「うるせえよ」

(どうやら俺の能力を詳しくはまだ知らねえみたいだな)

 

「ヤミー共そいつら頼むぞ。俺はこいつですこし遊ぶ」

「「ウヴぉォォォ。」」ジャラァァ

2体のヤミーはそれぞれカブト虫と蜂を模したカブトヤミーとハチヤミーに変化し勇儀とお燐に襲いかかる

 

「虫風情が舐めるんじゃないよ!」

「燃えちまいな!」

「暴れてやらあ!」

「死体にしてどこか遠いところに運んでやる」

 

「さて、じゃあ壊れない程度に痛めつけてやるかな」

「痛めつけられて喜ぶ趣味は無いんだがな」

 

「黙ってろ!」

「がはっ!?」

俺はGに殴られながら準備を始めていた

奴にばれないように奴の死角の場所から小さな助っ人達を出して待機させている

「やれやれ、こんだけやれば充分かな」

 

Gはしゃがんで俺の頭をつかもうとした

(今だ!)

「やれ!お前ら!」

するとGの後ろからプラモンスター、フードロイド、カンドロイド、メモリーガジェット達が一気に襲いかかった

「ぐおっ!?」

Gは後ろから突き飛ばされ地面と熱いkissをしさらにその上にプラモンスターやカンドロイド達が襲いかかり俺はその隙に外来人を回収する

 

「はぁ、はぁ、よし、外来人は取り返させてもらったぜ」

 

「ぐああぁぁぁ!?」

「あちちちちち!?」

勇儀さん達の方を見ると勇儀さんはカブトヤミーを殴り飛ばし、お燐はハチヤミーを燃やしていた

 

「形成逆転だな、G」

「調子に乗ってんじゃねーぞ!!」

Gは自分の体にまとわりついていたカンドロイド達を振り払いカザリの姿になった

 

「へ、悪いがお前らにはもう人質もねえぞんぶんにやらせてもらうぜ」

「人質が無い?はたして本当にそうかな」

「何?てめえそりゃどういう意味ぐほっ!?」

 

俺は俺を殴った奴を見るとそれはさっきまで気絶していた外来人だった、さらにその目は一瞬緑色に輝いた

「てめえ、まさか…」

「そのまさかよ。そいつには俺の意思が入ったコアメダルの一枚を貼り付けてある」

「つまり、俺はこいつを自由に操ることが出来る」

外来人はGの声で身体の調子を確かめながらにやりと笑う

「ならなんで本体のてめえは自由に動けてんだ。その体はメダルに戻るはずだろ」

「俺の意思が入ったコアメダルは全部で4枚あるんだよ。格一色ごとにな」

「今はまだ4種を4枚ずつしか入れられないがいつかは全部のコアメダルを俺の中に入れてやる」

「そのためにも貴様には支部に来てもらうぞ、海堂 紀斗!」

カザリの姿のGと外来人を乗っ取っているGは交互に喋りながら近づいてきて俺に襲いかかってきた

 

「そう簡単に連れてかれてたまるかよ」

俺は外来人を蹴り飛ばしファイズドライバーを腰に巻きファイズフォンに『5・5・5』と入力しENTERキーを押す

 

『STANDING BY』

 

そしてファイズフォンを閉じファイズドライバーのバックル空白部にセットした

 

『COMPLETE』

 

そして俺はギリシア文字のΦを模したライダー、仮面ライダーファイズに変身した

 

「な!?オーズやバースだけじゃなかったのか!?」

「俺がいつ、変身出来るのはそれだけだと言った?」

「クソが!だがさっき痛めつけたせいでてめえの体はかなりガタがきてるはずだ!ヤミー共!一気にそのライダーを潰せ!」

 

「うおおおお!」

「どーん♪」

「ぐああぁぁ!?」

ヤミー共が俺に襲いかかろうとしてきたらいきなり何かがヤミー共にぶつかりヤミー共は吹き飛ばされた

 

「うにゅ~、頭痛い。」

「お空!?あんたなんで来たの!?」

何かの正体は背中に黒い大きな翼を生やし片腕には制御棒を装備した霊鳥路 空だった

「そんなのもちろん!……何だっけ?」

 

その答えにここにいる全員がずっこけてしまった、どうやらお空が鳥頭だというのは本当だったらしい

 

「ふざけやがって」

「ぶちのめしてやる」

「隙あり」

「ぐおおぉぉぉ!?」

俺はファイズフォンをフォンブラスターにし『106』と入力しBURST MODEで撃ったせいでヤミー共はさらに怯んだ

 

「俺を忘れてんじゃねーよ、虫野郎共」

「ぐう」「うう…」

「一気に引導を渡してやる」

 

俺はファイズポインターにファイズフォンのミッションメモリーを差し込み右足に装着、ファイズフォンを開きEnterを押す

 

『EXCEED CHARGE』

 

ファイズポインターにエネルギーが充填される、俺はジャンプして空中前転をしてからヤミー共に向かってキックの体制に入る、するとファイズポインターから円錐状の赤い光を放ちヤミー共にまとめてクリムゾンスマッシュを食らわせた

「ぎゃあぁぁぁ!?」

ヤミー共は体にΦのマークが現れ燃えながら2体のヤミーは倒れ爆発し周りにはセルメダルをばらまかれた

 

「後はてめえらだけたぜ。さあ、どうする?G」

「ふん、普通だったら逃げてるが今回はまだまだやれるぜ」

「何?」

「集まれ!メダルよ!」

 

すると倒したヤミーのセルメダルが外来人に集まりセルメダルに覆われウヴァの姿になった

 

「この体でもまあまあやれそうだな」

「なっ!?めんどくせえ状態になりやがって」

「何だ!?外来人が虫みたいなのになっちまった!?」

「あれ?さとり様に守れって言われたのは外来人で、外来人が敵で……プシュー」

「わあああ!?お空がオーバーヒートしたー!?」

「……なぁにこれぇ?」

 

いろいろとカオスになってしまった状況でこの空気を壊す救世主が現れてくれた

 

「みんなしっかりしなさい!お燐とお空は落ち着いて!ヤマメは現実逃避しない!まだ敵は目の前にいるのよ!」

「「さとり様ー!」」

それは薄紫の髪をしピンク色のサードアイを持った少女、古明地 さとり

「はっ!あたしは一体何を」

「さすが地霊殿の主、それなりのカリスマはあるか」

 

「あれがさとりか。ん?なんか頭に違和感が」

「わー、でっかい虫」

「な!?こいついつの間に俺の頭の上に!?」

更にいつのまにかウヴァの姿のGの頭には閉じたサードアイを持ち黒い帽子をかぶった灰色の髪の少女、古明地 こいしがいた

「こら!こいし離れなさい!虫は家では飼えないのよ!」

「えー、いいじゃんかー」

「離れろ!このガキ!」

 

ウヴァGはこいしを頭から離そうとするがなかなか離れない。そして

 

「ぶー、お姉ちゃんのケチー」

何故か持っていたチャッカマンでウヴァGの頭の角?を焼き始めた

 

 

ウヴァ「あちちちち!?やめろ!?」

G「おら、いい加減しやがれ!」ブンッ

カザリGがこいしを殴ろうとしたがこいしはそれを避けこちら側にきた、ウヴァGの火はカザリからメズールの姿になったGが水を出して消した

 

「火をつける奴があるか!この野郎!」

「いやー、つい無意識で」

『無意識なら仕方ない』

「「んなわけあるか!?」」

 

 

「ま、そいつの体は返してもらうぜ」

「ハァ、ハァ、やれるものならやってみろ。このカス共がぁ!!」

 

「実際どうやってあの外来人を助けだすの?完全に取り込まれているようだけど」

さとりが俺に話しかけてきて俺は対策や簡単な作戦を言う

「別にウヴァ、あの虫みたいなのだけなら簡単だがカザリがいるからな。さとり達はカザリの方を足止めしていてくれないか?ウヴァは俺の方でやる」

「わかったわ。紫から聞いたけどあれらは弾幕は効かないのよね?」

「ああ、だが能力や純粋な力は効くからそっちで戦ってくれ」

「ええ、わかったわ。奴の特徴もあなたが考えてくれたからすぐに分かったしそれなりに時間は稼げそうよ」

「OK、じゃあやるか!」

「ええ、いくわよ皆!私達はあの猫みたいな方と戦うわよ!」

『おう(はい)(うん)!』

 

俺は腕時計型のアタッチメントファイズアクセルを出し腕に装備しアクセルメモリーを抜きファイズフォンのミッションメモリーと入れ替える

すると胸の装甲が展開し目の色が金から赤になり仮面ライダーファイズ アクセルフォームになった

 

「さあ、10秒間だけショウタイムだ」

俺はファイズアクセルのタイマーのスイッチを押す

 

『START UP』

 

そしてタイマーが音声と共に始まり俺はウヴァに向かって走りだす

 

このアクセルフォームなら通常の1000倍の速度で動けるためウヴァGはこちらにまったく気づかない、気づいたとしてもガードが間に合わないだろうが

 

ちなみに俺がスペカのクロックアップを今使わない理由はまだカザリGがいるのとこれを使いたかったから、これだけだ!

 

そして俺はウヴァGの背後に回り込みひたすら殴る!殴る!殴る!たまに蹴る

そしてウヴァの体が削れメダルが取れていき外来人の体が出てきた

俺はそこから首筋についていたクワガタのコアメダルを殴って取り横に放りそこに連続のクリムゾンスマッシュを繰り出す強化クリムゾンスマッシュを繰り出した

 

『グ!?くそー!!』

 

案の定メダルは割れウヴァの姿になっていた外来人の体からメダルが全て落ち外来人は倒れた

 

『TIME OUT』

『REFORMATION』

アクセルフォームも10秒経ったせいで効果は切れてしまい元の姿に戻ったが充分だった

 

一方さとり達の方は

 

「ヤマメ!周りに糸を張って奴の動きを制限して!お燐とお空、勇儀は近接で戦って!」

 

「了解!」

ヤマメの手から糸が大量に吐き出されカザリGの周りは糸だらけになった

 

「いくぜ!オラッ!」

「やあっ!」

「えいっ!」

「遅え、遅え、あくびが出ちまうぜ」

勇儀達はカザリGに殴りかかるが全て容易にかわされてしまう

 

「ふふふ、ぐっ!?がああああ!?」

だが突然カザリGが頭を抱えて苦しみだした

この時ちょうど紀斗がコアメダルを壊した瞬間だった

 

「なんかよくわからないがチャンスだ!ヤマメ!」

「あいよ!」プシュー

カザリGは地に伏したままヤマメの糸で絡め取られうめき声をあげる

 

「うぅぅ」

「しっかしいきなりどうしたんだ、こいつ?」

「心の方も今は駄目ね。痛みや苦しみで考えていることがぐちゃぐちゃで読めやしないわ」

 

「それはこいつを割ったからさ」

「それは…メダル?」

俺は気絶したままの外来人を肩に担ぎながら砕けたクワガタメダルをさとり達に見せる

「ああ、こいつの意識が入ったコアメダルだ。本来なら意識の入ったコアメダルを壊されたグリードはただのメダルに戻っちまうんだがこいつの場合は全部で4枚あった。だから苦しむだけになってんだろうが、かなりの激痛だろうな」

 

「へへへ、まさかここまでやられるとはな。しかしこのまま壊されるわけにはいかなくてな。逃げさしてもらうぜ」

そう言うとGの体はメダルにかわり糸にはセルメダルだけが付いていた

「逃がすか!勇儀!」

「おう!」

『EXCEED CHARGE』

俺はGに向かってグランインパクトを放ち勇儀もかなりの勢いで拳を振り下ろしたが割れたのはセルメダルだけで肝心の本体には逃げられGは去り際にセルメダルを砕き大量のクズヤミーを生み出す

「お前らはこいつらと遊んでな」

「ウウォォォ」

 

「くそ!邪魔だ!皆!こいつらには弾幕が効く!一気に吹き飛ばすぞ!」

「わかったわ!想起【テリブルスーブニール】!」

「鬼符【怪力乱神】!」

「蜘蛛【石窟の蜘蛛の巣】!」

「猫符【怨霊猫乱歩】!」

「核熱【ニュークリアフュージョン】!」

「♪」外来人の顔に落書き中

 

大量の弾幕の嵐にクズヤミーは全て吹き飛んだがそこにはもうGの姿はなかった

 

「逃げられたか」

「そうみたいね。もう近くにはいないわ」

 

「さて、こいつは…ぶっ!?」

俺は気絶している外来人の方を見ると吹き出してしまった

「くくっ…これは」

「悲惨だな、…ププ」

「あはははは!何あれー!あはははは!」

「ちょっ、お空…プププそんなに笑っちゃ駄目でしょ。…くくく」

「そ…そうだよ、ププ」

「自信作だよー」

 

気絶している外来人の顔は白粉を塗られた上にこいしの落書きで髭や目などが描かれ悲惨なことになっていた

 

「ちょっと撮っておこう、くくくく」

俺はファイズショットでその格好を撮りまくった、いつか交渉に使えそうだからな

 

そして俺はいつまでも寝かしておくわけにもいかないので変身を解いてその格好のまま起こすことにした

 

「おーい、起きろ~」

「………」反応無し

「返事がない、ただの屍のようだ」

「え、持ってっていいですか?」ウズウズ

「いや、生きてるから」

「ならこれだ。」

俺はソフトーニャを出し外来人の顔に冷気を吹きかけた

 

「ぶわっ!?」

「お、起きた、起きた」

「こ、ここは?そしてあんたらは?」

「あー、そっからか。まあいいや、説明してやる」

 

青年説明中…

 

「えーと、よーするにここは幻想郷って場所で俺は能力が若干で始めたからその紫さんって人に連れて来られたと」

「そういうことだ。俺は海堂 紀斗、永遠亭でマッサージ師をやってる外来人だ」

「俺は金井 甲(かねい こう)、甲と呼んでくれ。職業はエンジニアで年は24の独身だ。よろしく」

俺は金井と握手をし、地霊殿のメンバーとはほぼ初対面が多かったため自分のことを含めて金井のことを紹介した。

 

「そういや甲、お前は仮面ライダーは観てたか?」

「ん?ああ、観ていたがそれがどうしたんだ?」

「じゃあ説明はいいな」

俺は白い魔法使いドライバーをドライバーオンの状態で出し一つのリングを出した

 

「じゃあ行くぞ」

「え!?え!?紀斗!お前それって「細かいことはいいから」

 

「じゃあな!お前ら!マッサージを頼みたい時はこいつを使ってくれ!」

俺はスタッグフォンを出しさとりに投げた

 

そして俺はリングを白い魔法使いドライバーにかざした

 

『テレポート ナーウ』

 

そして俺と甲は旧地獄からテレポートした

 

「さ、皆治療は紀斗がやってくれたし中に入ってご飯の準備をしましょ」

「「はーい。」」

「あたしはパルスィのとこにでも行こうかね」

「あ、キスメあそこに置いてきたままだけど大丈夫かな?」

「あ、甲のメイク落とすの忘れてた」

「「「「「あ」」」」」

 

俺と甲はテレポートで博麗神社に来たがいきなりのことに甲は少し興奮状態になっている

「お前今のってウィザードの白い魔法使いのベルトとリングだろ!なんでそれの本物なんて持ってるんだ!?」

「俺のはそういう能力なんだよ。『仮面ライダーを司る程度の能力』ってな。だから俺は仮面ライダーに出たものならある程度まで出せたり使えたりするんだ」

「じゃ、じゃあ俺の能力ってどんなのだろうな」

「それを今からこの博麗神社の脇巫女、博麗 霊夢に調べてもらうんだよ。しかし中が騒がしいな。ちとお邪魔するか」

「いいのか?勝手に入って?」

「まあ、大丈夫だろ。邪魔するぜー」

「あ!おい、置いてくな!」

 

そして俺と甲は博麗神社内の居間に行くと霊夢と魔理沙、萃香、咲夜、レミリア、フランがミニ宴会を開いていた

「あら、紀斗じゃないそっちは…その落書きされまくったのはだれ?」

「は?落書き?」

甲はちょうど近くにあった鏡を見ると今の自分の顔の状態にようやく気づいた

 

「なんじゃこりゃああぁぁぁ!?」

 

「あ、お前気づいてなかったのか?てっきり俺はもうお前が気づいててそのままにしてるんだと思ってたんだが。」

「んなの気づいてたらすぐ取ってるわ!なんだよこれ!?くそ!?洗面所どこだ!?」

「洗面所ならそこの角を左よ。」

 

10分後

俺は待ってる間にフランの相手をしながら今回のいきさつを霊夢達に説明した

あと今回のミニ宴会の理由は輝針城で咲夜さんが自機入りして嬉しすぎて開いてもらったものらしい

 

「あー、やっと取れた」

「おお、今お前のことも話したからちょっと霊夢に能力を調べてもらえよ」

「じゃあちょっと手を出してもらえるかしら?」

「あ、ああ」

 

「…ゆかりん、見てるなら出てこいよ。」

俺がそう言うと俺の隣の空間が割れ紫さんが上半身だけ出して現れた

「あら、ばれてたのね」

「ゆかりんはこういうことを見逃すようなタイプじゃないからな」

「よく分かってるじゃない。いっそのこと私と浮気してみる?」

「お誘いは嬉しいが以前言ったように俺は浮気するくらいなら自殺するよ」

「つれないわね」

「俺は女性は1人だけしか愛さない主義なんだ」

「いいわね~、永淋はこんないい男が見つかって」

 

「あんたの能力がわかったわ!」

 

「向こうもわかったみたいだしこの話はここで終いだ」

 

「あんたの能力は…『機械を改造・修理する程度の能力』よ!」

「機械か…」

「これはもう…」

「居候先は決まったな」

「え?え?」

甲の能力を聞いた面々は甲の居候先は1人しか思い浮かばなかった

「甲、お前居候先は…

 

『にとりの家で決定!』

 

クパア

「あだっ!?」

俺達がそう言った瞬間スキマが現れにとりが落ちてきた

 

「あいたたた、ん?ここは博麗神社?」

「にとり、早速で悪いがこいつをお前の家に居候させてやってくれねえか?」

「え?なんで?」

「実はな…

 

青年説明中…

 

「そういう能力ならオッケー!ほら、甲だっけ?さっさと行くよ!」

「え?え?え?ちょっと誰か説明を「スキマツアーへご案な~い」おぉぉぉぉ!?」ヒュー

 

「じゃこいつも」

俺はスキマに一緒にNSマグフォンを入れるとスキマは閉じた

そして俺はファイズフォンでさっき一緒に落としたNSマグフォンに電話をかける

 

side甲

 

俺はいきなりにとりって奴に連れて行かれそうになったら何も無いところに変な空間が開いて落ちたと思ったら俺とにとりは少しメカっぽい家の前に落ちた

 

「さすがスキマ妖怪、一瞬であたしらをスキマに落とすなんて伊達に年くって無いね」

にとりがそういうとにとりの後ろにさっきの空間が小さくだが開きさっき紀斗と話していた人の腕が出てきてハリセンでにとりの頭をぶっ叩いた

 

「ひゅい!?」

 

そして叩いてからその人が顔だけ出して俺に話しかけてきた

 

「私の名前は八雲 紫、スキマ妖怪よ。あ、スキマっていうのはこの裂け目のことね。まあ、詳しいことは紀斗に聞いて。そこら辺に携帯みたいなのが落ちてるはずだから。じゃ、私はこれで」

紫さんはそう言うと顔を引っ込めそのままスキマだったっけ?それも閉じていった

 

「いたた、やっぱりあの人が見てないわけなかったか」

 

「NSマグフォンか、なるほど」

「お!何それ何それ、面白そうだね。 ちょっといじらせてくれないか?」ハァハァ

「いや、駄目だから。おい、何故じりじりと近づいてくる。やめろよ、絶対やめろよ」

「フリだね。わかったよ」

「フリじゃねーよ!」

 

~♪

そんなことをしているといきなりNSマグフォンからおそらく電話の着信だろう音が流れてきた

 

「通話ボタンは…これだな」

 

『よう、無事ににとりの家の前に着いたか?』

「無事には着いたがいきなりやられるとかなり心臓に悪いぞ、あれは」

『それは本人に言ってくれ。それより今の内に今の幻想郷で起きている異変について説明しておくぞ。にとりにも一緒に聞かせてやってくれ』

「ああ、わかった。にとり、お前も一緒に聞けって」

「はいはい、わかったよ」

 

青年説明中…

 

「なるほど、財団Xか。まさか実在するとは」

『ま、おそらく俺やお前のいた世界から来た奴じゃないな』

「そいつらを倒すためのツールを造るんだね!腕がなるよ!」

『その前に甲に弾幕教えておいてくれないか?そいつにも色々自衛の手段は必要だからな』

「しょうがないな~。まあ、OKだよ」

「よろしくお願いします」

甲はきっちり45度の角度でお辞儀をする

「改めてそうやられるとなんか照れるね。まあ、そんなにかたくならなくてもいいから気楽に今後ともよろしく」

 

プッツーツーツー

 

「ま、あいつの方はこんなもんか。じゃあ俺は永遠亭に帰るわ」

「あら、もう少し居てもいいのに」

「永淋を待たせっぱなしなんだよ」

「一応1時間内には着いていたからあの刑は無しにしておいてあげるわ」

「ホッ、よかった」(若干忘れてた)

「今度はまた紅魔館にも来てね」

「ああ、そんときゃまた一緒に遊ぼうな」

 

「それじゃ、またな!」

俺は再びテレポートを使い永遠亭に帰りそこから行く前と同じようなほのぼのとした休日を過ごした




ここから多分更新速度はガクンと落ちます。すみませんm(_ _)m

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