東方masquerade   作:リョウタロス

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今回は天音 ユウさんの作品「東方宇宙力〜アストロスイッチが幻想入り〜」とのコラボです!
最初に言っておきます。天音 ユウさんごめんなさい!
今回最初の方気分を悪くしてしまうかもしれませんが文句は感想、メッセージでいくらでも聞きます
初めてのコラボですので自信はまったくありません!

それでは本編です、どうぞ!


番外幕 初めてのクロス

時は少々遡り紀斗達が財団Xの侵入する出入り口を発見する数日前

 

紀斗は迷いの竹林前で新しくできた異世界の友人、天音 ユウの到着を銀のオーロラを出して待っていた

 

「やれやれ、確かに俺の能力でオーロラは出せるとは言ったがなるべく早く来てくれねえかな。これ維持し続けるの結構疲れるし」

 

そんな風に1人愚痴りながらたたずんでいると銀のオーロラから人影が見え始め1人の青年が現れる

 

「ようやく来たか、天音」

「ごめんごめん、こっちに来る前に ちょっとさとりに襲われちまってな」

 

かなり顔が整った青年、天音 ユウはバツが悪そうに頬をかきながら歩いてくる

 

「やれやれ、モテる男は辛いってか?」

「自分だって彼女持ちで他の子にフラグ建ててる癖によく言うぜ」

「少なくとも俺は不特定多数の女性とは付き合わねえよ。俺は生涯で愛するのは1人だけだ、複数の女性を1度に愛せる程俺は器用じゃないんでな」

「はいはい、で、俺に教えることがあるって言うから来たけど一体何を教えてくれるんだ?」

 

天音は早く教えろといった雰囲気を出しながら紀斗に聞いてくる

 

「俺がお前に教えようと思ったことそれは戦い方だ」

「は?おいおい、紀斗。あんた俺が戦い方を知らないとでも言いたいのか?」

「俺は今までのお前の戦闘を見せてもらったがはっきり言ってライダーの力をまったく活かせていない」

「なんだと」

 

紀斗の答えにイラッとした天音は少々ケンカ腰の話し方になる

 

「つまり紀斗、アンタは俺の戦い方がなってないって言いたいのか?」

「ま、概ねそんなところだ」

 

天音は額に青筋を浮かべながらディケイドライバーを装着する

 

「ならお手本を見してもらいましょうか?あんたの1番得意なこいつでよぉ!」

「いいぜ、ただし俺の授業料はちと高いぜ」

 

紀斗もディケイドライバーを出し装着し2人は同時にディケイドのカードを挿入しバックルを元に戻す

 

「「変身!」」

『『KAMEN RIDE DECADE』』

 

2人は仮面ライダーディケイドに変身しそれぞれライドブッカー ソードモードを構える

 

「おらっ!」

「ふんっ!」

天音がライドブッカーで上段から斬りかかり紀斗はそれをライドブッカーの剣の腹で受け止める

 

「そらそらそら!」

 

天音はライドブッカーで上段だけでなく下段中段、色んな角度から攻撃してくる

 

「剣さばきは中々だな。だがこれならどうだ?」

 

紀斗は一旦距離を取り二枚のカードを挿入する

『KAMEN RIDE AGITO』

『FORM RIDE AGITO STORM』

 

紀斗はディケイドアギトに変身しさらにアギト ストームフォームへと姿を変えストームフォームの武器、ストームハルバードを構える

 

「こういう長物が相手ならどうする!」

「くっ!」

紀斗は一気に天音に近づきストームハルバードで突きや袈裟斬りを放ってくる

天音はライドブッカーで応戦するがリーチの長さで思うように攻撃出来ず反撃できない

 

「ならこうするだけだ!」

『ATTACK RIDE BLAST』

 

天音はバックステップでストームハルバードのリーチの外に出てカードを挿入しライドブッカーをガンモードに変え複数の銃弾を撃ってくる

 

「その程度、幻想郷の住人なら簡単に避けられるぞ」

 

紀斗もよく鈴仙や輝夜、妹紅と弾幕ごっこや特訓をしているので直線で数もあまり多いとは言えない弾丸は当たらず紀斗は全て避け天音に走って近づいていく

 

「くそっ!ならこれだ!」

『KAMEN RIDE KABUTO』

「神速【クロックアップ】!」

『ATTACK RIDE CLOCK UP』

 

天音はディケイドカブトに変身しクロックアップを使い紀斗は一枚のスペルカードを出し発動する

そしてその瞬間紀斗と天音だけが世界がスローになったかのようなスピードで行動出来るようになる

 

「な!なんで紀斗がクロックアップについてこれんだよ!しかもアギトの状態で!」

「お前がカブトになった瞬間クロックアップすることは目に見えていたからな。俺のスペカで対応させてもらった」

 

紀斗はストームハルバードで少し狼狽えている天音に連続で突きを繰り出し天音はなんとかそれをソードモードに戻したライドブッカーで対処する

 

「お前はディケイドだとクロックアップに頼る癖があるからな。もし相手にマスクドライダーやワーム、クロックアップが使える連中だったりクロックアップが使えない状況になったらどうする気だ!」

 

紀斗はストームハルバードでかち上げるように下から斬り上げ天音はライドブッカーの腹で受けるがライドブッカーがはじき飛ばされる

 

「ぐっ、ならファイズアクセルとか他の高速系のフォームで」

「甘え!」

「ぐおっ!?」

 

紀斗は天音の腹に左脚の前蹴りをくらわし天音は後ろに転がり紀斗は天音の首にストームハルバードを突きつける

 

『CLOCK OVER』

 

その音声と共に2人のクロックアップは解け2人のスピードは元に戻り体感する世界は元のスピードに戻る

 

「チェックメイトだ、剣さばき以外は赤点だな」

「くっ!紀斗のそのスペカさえなけりゃ!」

「このスペカが無くても俺にもクロックアップのカードはあるし他にもいくつか手はある。ブレイドのメタル、クウガのペガサス、ウィザードのドリルで土に潜るなんてのもある」

 

「それにお前が今までの戦闘でほとんど勝ってこれたのはコズミックやガイアメモリみたいな力の強いアイテムや魔理沙や霊夢達と共に複数で戦っていたからだ」

「確かに俺たちはほとんど四人で戦ってたけど俺がフランと戦った時はしっかりとやれてただろう!」

「ああ、オリジナルのメモリでの戦い方は確かに評価できる。だがガイアのメモリだけはまだまだだな」

 

「あのメモリの特性はルーレットによるライダーの力の使役、確かにいい目が出りゃ強力だが所詮は運試し、どんな目が出るかわからないならどの目が出ても対処出来る方法を考えてなけりゃいけない。現にお前この間の妖夢との戦いで響鬼 紅が出た時に戸惑って攻撃受けただろ」

「うっ!」

 

図星をつかれた天音は少し体を縮こませる

 

「だが俺が1番言いたいのはディケイドでの戦闘だ。ディケイドの本来の長所は他のライダーになることで常に自分の優位な状況にする万能性だ。なのにお前が今までのディケイドでの戦闘で使ったのはカブト、クロックアップ、ブラスト、ファイナルアタックライド、たったこれだけだ。しかも激情態の時はキレたせいでカードを使わずに特攻、これならプトティラで突っ込んだ方がよかったぞ」

「てめえ!あの時の俺の怒りがわからねえくせに好き勝手言ってんじゃねえぞ!魔理沙が傷つけられた時の!大事な人を傷つけられた時の怒りが!」

 

天音は俺の言葉に激昂し俺の胸ぐらを掴みかかってくる

 

「そんなもん…」

紀斗は胸ぐらを掴まれながら頭をゆっくりとのけぞらせ

 

「わかってるに決まってんだろうが!!」

 

勢いよく天音の顔に頭突きをした

天音はいきなりくらった頭突きに怯み紀斗の胸ぐらを離し少しよろける

 

「っ〜!何しやがるこの石頭!」

「天音、お前俺に大事な人を傷つけられた時の怒りがわからないっつったな。んなわけあるか、俺にだってそんなもんくらい分かるわ。以前俺が財団Xに捕まってムネモシュネで作られた俺の偽の人格が永琳の心を破壊しようとした時があった。自分の手で自分の最も愛しい人を傷つける、そんな禁忌を俺は犯しそうになったんだ。その時は俺もムネモシュネの鎖に縛られながら怒りと絶対にさせないって思いでいっぱいになったよ」

「……」

「ま、何が言いたいかっつーとその思いを知ってるのはお前だけじゃないってことだ」

「…わかった」

 

俺の言葉に天音は小さいながらも了承の返事をする

 

「大事な人を傷つけられて怒るのは悪いことじゃない、むしろいいことだ。しかしそれで怒り冷静さを失えば相手の思うつぼだ。天音、お前の過去は知ってるが意識はそのまま相手をどう倒すかに向けろ、冷静さを失って闇雲に突っ込めば今度はお前が魔理沙達を悲しませるんだからな」

「…善処する」

「ま、そう簡単に変えられるとは思ってない。お前にはそれなりの能力はあるんだ。今のお前は戦い方を見直すことがさらに強くなることへの一歩だからな。そこを忘れないでくれ」

 

紀斗はそう言うと竹林の方へ歩きだす

 

「おい何やってんだ?早く行こうぜ」

「え?行くってどこに?」

「永遠亭に俺特製の料理を用意してあるんだ、もう教えたかったことは教えたからな。早くしねえとせっかく作った料理が冷めちまう」

「はあ、展開が急すぎない?説教したと思ったら次は飯って…」

「細けえこたあいいんだよ!とにかく行こうぜ!」

 

天音がため息をつき俺はそれを笑いながら天音の背中を叩いて永遠亭に向かおうとする

 

「ちょっと待ったぁ!」

「「ん?」」

 

いきなり後ろから呼び止められ2人は後ろを向くとそこにはギニ○ー特選隊のようなポーズをとっている眼鏡をかけた白衣の男5人がいた

 

「「……」」

「俺は情熱の赤!Xレッド!」

「知的の青!Xブルー!」

「笑顔の黄色!Xイエロー!」

「癒しの緑!Xグリーン!」

「漆黒の黒!Xブラック!」

『我ら!財団戦隊!Xレンジャー!』

「「……全員白衣じゃねーか!!」」

 

2人がすごい冷めた目で見ているといきなり5人は名乗りを上げるが全員白衣で似たような格好なのでどれがどの色だかわからない、どうやら財団Xも入社試験の面接のレベルが落ちているようだ

 

「ふっ、馬鹿め!眼鏡のふちの色でわかるだろう!」

「「わかるか!!」」

 

無駄に細かいところを紹介してくるレッドについつっこんでしまう2人だった

 

「まあそんなことはどうでもいい!今回の我らの任務はそこにいる異世界の少年が持っているアストロスイッチ!」

「原点の物とは違い人体に差し込めるアストロスイッチ、実に興味深い」

「つーわけでそのアストロスイッチとついでにその坊やもさらっちまおうってわけよ、ヒヒ」

「そ〜ゆ〜わけだからさ〜、容赦はしないよ〜」

「おお、俺の左腕が疼く。そのアストロスイッチを手に入れろと疼いているぞ」

 

全員濃いキャラをしている5人は懐からスイッチを取り出し押す、すると5人はそれぞれの色を強調したようなゾディアーツに変身した

 

「Xレッド!赤のオリオンゾディアーツ!」

「Xブルー、青のピクシスゾディアーツ。」

「Xイエロー!若干黄色のハウンドゾディアーツ!」

「Xグリーン、緑のカメレオンゾディアーツ〜。」

「Xブラック、黒のペルセウスゾディアーツ!」

『さあ!大人しくアストロスイッチを渡し我々に着いてきてもらおうか!』

 

5体は再び決めポーズのようなものをとり叫ぶ

 

「はぁ、以前倒したNを落としたのはわかるがなんで財団Xはこんな奴らを採用したんだかな」

「能力面だけで人格とかは気にしてないからじゃない?」

「なるほど、そりゃありえるな」

 

紀斗と天音はそんなことを話しながらそれぞれ腰にディケイドライバーとダブルドライバーを装着する

 

「まあとりあえず…」

「料理が冷める前にぶっ飛ばすか!」

 

「「変身!」」

 

『KAMEN RIDE DECADE』

『MIDNIGHT!CARNIVAL!』

 

「さあ!踊って遊んで行進だ!ーーーお前の罪を数えろ!」

「最初に言っておく!俺たちはか〜な〜り!強い!」

 

紀斗は再びディケイドに天音はダブルの色違い、ダブル ミッドナイトカーニヴァルに変身しそれぞれ決めゼリフを言うとミッドナイトカーニヴァルのミッドナイトメモリの効果により辺りは真夜中のような暗闇に包まれる

 

「俺があいつらの動きを止めるから紀斗!その間攻撃頼む!」

「了解したぜ」

「さあ僕様ちゃんの世界に酔いな!」

 

『MIDNIGHT CARNIVAL MAXIMAM DRIVE』

「幻覚『カーニヴァルメリーゴウランド』!!」

 

天音が右手のステッキ、パレードを振ると真夜中のような暗闇が5人を包みこむ

 

5人は気がつくとカーニバルの開催されている真っ只中にいた

周りには陽気な音楽が流れ大勢の人間が派手な格好で踊っている

 

「なんなんだここは!?」

「見たところカーニバルや祭りだとは思いますが…」

「しっかし全員派手なもん着てるねぇ、ヒヒ」

「う〜、うるさいの苦手〜」

「俺は漆黒の闇に生きる者、こんな場所は似合わん」

 

5人は話しあっていると1人の女性が踊りながら近づいてくる

「あなた達も突っ立ってないで踊りましょうよ!」

「ちょっちょっと!離してくれよ!」

 

そういってハウンドゾディアーツの腕を掴み引っ張っていこうとする

そして気づけば5人はいつの間にか大勢の踊っている人達に囲まれていた

 

「踊ろう?」

 

その中の一人がそう言うとその言葉を皮切りに他の取り囲んでいた人達全員が同じ言葉を口にしていく

 

「踊ろう?」「踊ろう?」「踊ろう?」「踊ろう?」「踊ろう?」「踊ろう?「踊ろう?」「踊ろう?」「踊ろう?」

 

「な、なんなんだよこいつら!」

「ねぇ」

「なんだよ!お前もは…な…せ」

 

ハウンドゾディアーツは自分の腕を掴んでいる女性を見て言葉が途切れてしまう

 

「あなた達も、一緒に踊りマしょウ?」

「う、うわあああああああ!?」

 

腕を掴んでいる女性の身体は肉が腐りグジュグジュと蛆が湧き出し肉が腐り落ち骨もむき出しになっているゾンビのような身体になっていた

よく見ると周りを取り囲んでいる人間達もどんどん肉が腐り落ちゾンビの身体になっている

 

「踊ロう?」「踊ろウよ」

『永遠にミんナで』

 

「くそっ!離せ化け物!」

 

ハウンドゾディアーツはなんとか掴んでいた女性のゾンビを引き剥がし他の4人と一箇所に固まる

 

「こうなったら!ブラック!頼んだ!」

「任せろ、くらえ!永遠に覚めぬ夢への瞳(エターナルスリープアイ)!」

 

ペルセウスゾディアーツは左手のメデューサの瞳から石化のレーザーを放ちゾンビ達を石化していく

 

「おらおらおらぁ!!」

「驚かされたお返しだぁ!」

「邪魔だよ〜」

「吹っ飛びなさい!」

 

オリオンゾディアーツは光弾を次々と発射しハウンドゾディアーツは針状のエネルギーを飛ばす、カメレオンゾディアーツは舌でゾンビを吹き飛ばしピクシスゾディアーツはゾンビを飛ばし他のゾンビに当てていく

 

次第にゾンビ達の数は少なくなりついに0になるとその空間にヒビが入り割れていく

 

「お、もうあの空間を出てくるとはやるな」

「だけど準備をするには充分な時間だったぜ」

 

5人は気がつくと元の場所に立っておりさっきまでの空間は影も形もない

しかし目の前にはギガランチャーとギガントを構えた紀斗と天音がいた

 

「おはようそしておやすみだ」

「遠慮はいらねえ、存分にくらっとけ!」

 

紀斗と天音は5人に向かってギガランチャーとギガントを連続で発射する

 

「くっ!総員撃ち落とせ!」

『おう!』

 

オリオンゾディアーツは光弾でハウンドゾディアーツは針状のエネルギーでペルセウスゾディアーツは左手の石化光線でそれぞれ飛んできたミサイルと砲弾を撃ち落とし撃ち漏らしはピクシスゾディアーツが誘導して自分達に当たらないようにする

 

「チッ、意外とやるな。天音、あいつらばらけさせるから1人頼むぜ」

「オッケー、任された」

 

『ATTACK RIDE ILLUSION』

 

紀斗は4人に分身し5対5でそれぞれ対峙する

 

紀斗A(本体)VSオリオンゾディアーツ

 

「うおおお!粉砕してくれるわ!」

「パワーにはパワーだな」

 

『KAMEN RIDE KIVA』

『FORM RIDE KIVA DOGGA』

 

紀斗はキバ ドッガフォームに変身しオリオンゾディアーツの棍棒とドッガハンマーが激突する

 

「ぬおおお!粉砕!粉砕!粉砕ぃぃぃぃ!」

「やかましい!」

 

オリオンゾディアーツは連続で棍棒を上段から叩きつけ紀斗はそれをドッガハンマーでアッパーのように打ち返す

 

(こいつ以前香霖堂で戦ったオリオンゾディアーツより強いな、変身者が違うだけでゾディアーツもここまで変わるもんなのか)

 

「砕け散れぇ!」

「危ね!?」

 

オリオンゾディアーツは至近距離で光弾を発射し紀斗はギリギリ横に転がって避ける

 

「くそっ!これでもくらいやがれ!」

『FORM RIDE KIVA BASSYA』

「ぬうううう!?」

 

紀斗はバッシャーフォームにフォームチェンジするとバッシャーマグナムを連射しオリオンゾディアーツはその攻撃によろめく

その隙を見逃さず紀斗はオリオンゾディアーツに向かって飛び蹴りをくらわせオリオンゾディアーツはそのまま他の戦闘が行われているちょうど真ん中辺りまで吹き飛ぶ

 

「ぐぅぅ…」

「次で決めてやる」

 

紀斗BVSピクシスゾディアーツ

 

「飛び道具は無駄だから近接でいかしてもらうぜ」

「出来れば飛び道具で来たほうがこちらとしては楽でいいんですけどねぇ」

「そんなお願いきくわけねぇだろ!」

 

『KAMEN RIDE BRADE』

 

紀斗Bはディケイドブレイドに変身するとブレイラウザーで斬りかかりピクシスゾディアーツは両腕のダウンジングホーンでブレイラウザーを受け流す

 

「まったく、ここは何も無いせいで本当に戦いづらいですね!」

「そっちから来たくせによく言うぜ!」

 

ピクシスゾディアーツはダウンジングホーンをトンファーのように使い攻撃してくるが紀斗Bはブレイラウザーでその攻撃を弾く

 

「その厄介なダウンジングは斬らせてもらうぜ!」

『ATTACK RIDE MACH』

「速っ!?ぐおぉぉ!?」

 

紀斗Bはマッハを使い高速移動でピクシスゾディアーツの両腕のダウンジングホーンを斬り落としピクシスゾディアーツは唯一の武器とも言えるダウンジングホーンを斬られてしまったこととその痛みで狼狽え動きが止まる

 

「もう一発!」

『ATTACK RIDE BEAT』

「おら吹っ飛べ!」

「ぐわあぁぁ!?」

 

紀斗Bはさらにビートを使い強化された右腕でピクシスゾディアーツをちょうどオリオンゾディアーツが吹き飛ばされてきた方向に殴り飛ばす

 

「おっしゃ、次で決めるぜ!」

 

紀斗C対ハウンドゾディアーツ

 

「さっきはよくもやってくれたな!」

「やらなきゃやられるんだから当たり前だろ!」

 

ハウンドゾディアーツは鎖を飛ばし紀斗Cはライドブッカー ガンモードで撃ち落とす

 

「犬っころには狼が変身したやつでやってやるよ」

『KAMEN RIDE FAIZ』

「誰が犬っころだ!猟犬なめんな!」

 

紀斗Cはディケイドファイズに変身するとライドブッカーをソードモードにし袈裟斬りをくらわせようとするがハウンドゾディアーツは鎖でライドブッカーの刃を受け止め押し返す

 

「おっと、中々のパワーじゃねえか犬っころ」

「犬っころじゃねえっつってんだろ!分身だか本体だかどっちでもいいがズタズタに引き裂いてやる!」

「お前が俺に追いつけるかな?」

 

紀斗Cはそう言うとカードを一枚出しディケイドライバーに挿入する

 

『FORM RIDE FAIZ ACCEL』

「アクセルフォームか!」

「ご名答、10秒間だけ可愛がってやるよ。」

 

紀斗Cはファイズアクセルフォームにフォームチェンジすると左腕のファイズアクセルのスタータースイッチを押す

ハウンドゾディアーツが高速になるのを阻止しようと針状のエネルギーを飛ばしてきたがもう遅い

 

『START UP』

 

その音声が鳴ると同時に紀斗Cは通常の1000倍の速度で動けるようになり飛びかかってきたハウンドゾディアーツのボディを連続で殴る!殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る!

 

「が!?がががががががががが!?」

「おらもういっちょう!」

「あがぁ!?」

そしてラストに回し蹴りを顔面にくらわすとハウンドゾディアーツは他の戦闘しているメンバーとのちょうど中間地点まで吹っ飛ぶ

 

『TIME OUT』

『REFORMATION』

 

そして音声が鳴るとファイズアクセルフォームは元のファイズに戻る

 

「さあて、とっとと済ませて帰らしてもらうぜ」

 

紀斗D VSカメレオンゾディアーツ

 

「僕を見つけられるかな〜」

 

カメレオンゾディアーツはそう言うといきなり姿を透明にしどこにいるのかわからなくする

 

「こういう場合の対処法を俺が知らないとでも?」

『KAMEN RIDE RYUKI』

『ATTACK RIDE STRIKEVENT』

 

紀斗Dはディケイド龍騎に変身するとストライクベントを発動し右手にドラグクローを装備し上に飛び上がる

 

「何しようとしてるんだ〜?」

 

カメレオンゾディアーツは透明なまま飛び上がった紀斗Dを見上げる

紀斗Dは頭を下にすると地上に向かってドラグクローを勢いよく突き出す

 

「黒焦げにしてやるよ!」

 

ドラグクローから火炎放射が放たれ炎は地面に当たると炎は円状に広がっていく

 

「あちゃ!?あちゃちゃちゃちゃ!?」

 

すると一箇所炎が宙を浮いている紀斗Dは火炎放射を止め着地するとその炎が浮いている場所に向かって飛び蹴りをかます

 

「見いつけた!!」

「あだぁ!?」

 

紀斗Dの飛び蹴りをくらったカメレオンゾディアーツは透明化が解け転がる

 

『ATTACK RIDE SWORDVENT』

「まだまだいくぜ!」

「痛いの嫌いだ〜!」

 

紀斗Dはストライクベントを解除しソードベントを発動させドラグセイバーを装備し斬りかかるがカメレオンゾディアーツは舌を伸ばしドラグセイバーの刃に巻きつける

 

「へっへーん、これでその剣は使えないだろ〜。」

「ああ、でも問題ねえよ!」

「へ?」

 

紀斗Dはドラグセイバーに巻きついている舌を掴むと思いっきり引っ張りながら回転しカメレオンゾディアーツはそれに引っ張られて遠心力で宙に浮いてしまう

 

「と!止めてくれ〜!?目が回る〜!?」

「まだまだだ!もっと速く回るぜ!」

「あ〜〜〜〜!?」

 

紀斗Dはさらに回転を速くしカメレオンゾディアーツは完全に目を回している

 

「は、離してくれ〜!」

「OK!離してやるよ!」

 

カメレオンゾディアーツはハンマー投げのハンマーのように飛んでいきちょうど転がってきていたオリオンゾディアーツとぶつかりその場で倒れこむ

 

「おっとと、回し過ぎて俺もふらつくな。ま、次で決めりゃ問題ないな」

 

天音VSペルセウスゾディアーツ

 

「貴様もこの俺の永遠に覚めぬ夢への瞳(エターナルスリープアイ)の餌食にしてやろう」

「おいおい、俺の相手は中二病ってmjky(マジかよ)」

 

そんなことを言いながら天音はカーニヴァルのメモリを別のメモリと挿し変える

『MIDNIGHT!』『BRAVE!』

 

持っていたパレードは勇者の剣のような両刃剣ブレイヴィードになり天音はそれを両手で持ち斬りかかるがペルセウスゾディアーツは大剣、オラクルでその攻撃を受けはじき返す

 

「こんなものか?異世界の戦士よ」

「そんなわけないだろ!」

 

天音はそう言うと後ろの闇に手を伸ばすすると闇が天音の手に収まりブレイヴィードの形になる

 

「今度は2刀流だ!さばききれるか?」

「俺をあまり甘く見ない方がいいぞ」

 

天音は2つのブレイヴィードを連続で振るうがペルセウスゾディアーツはそれを危なげなくオラクルで防ぎ突きを放つと天音は突きをバックステップで避ける

 

「貴様はこの俺の漆黒の剣(ダークネスブレード)の敵ではない」

「さあて、それはどうかな?」

 

そう言うと天音は消えるように闇に包まれその姿が見えなくなりペルセウスゾディアーツも闇に包まれ視界が足元以外全て闇に覆われる

 

(消えたか…しかしそんなものはいつもグリーンとの特訓で経験済みだ)

 

ペルセウスゾディアーツはいつもカメレオンゾディアーツとの特訓で透明になった相手の対処方法として目を閉じ耳をすます

 

「……そこだ」

 

ペルセウスゾディアーツは気配を感じオラクルを振るうと金属音がし黒いブレイヴィードが地面に落ち霧散する

 

「剣だけか」

(しかし足音すら無いのは妙だ…、この闇の効果か?)

 

ペルセウスゾディアーツは再び耳をすませ集中する

 

「そこだ!」

 

ペルセウスゾディアーツは再び気配を感じとりオラクルを振るうとさっきと同じように金属音がして剣だけが落ちるが同時にペルセウスゾディアーツの左肩に斬り裂かれたような痛みが走る

 

「ぐう!?剣を自由に二本以上操っているのか!」

 

ペルセウスゾディアーツがそう声を発した瞬間今度は腹に斬り裂かれた痛みが走る

 

「ぐぁっ!?」

「真夜中はお静かに、あんまり大きい声を出すとご近所さんが怒っちゃうよ?」

 

全方向から天音の声が聞こえペルセウスゾディアーツは困惑しながらも身構える

 

(なるほど、一定以上の声量を出せば斬られるというわけか、めんどくさい能力だ)

 

「だけど早く紀斗の飯も食いたいからねー、すぐ終わらしてあげるよ」

「なに?」

(舐めているのか、このクソガキは!しかしこういう時こそチャンスだ。焦るな、俺)

 

ペルセウスゾディアーツは天音の言葉に苛立ちを覚えるが声には出さず集中する

 

(……来た!)

 

ペルセウスゾディアーツは剣が足元を狙っているのを感じとりその攻撃をオラクルを叩きつけ止める

 

「がっ!?」

 

しかしそれと同時に顔面に天音の回し蹴りをくらい後ろに吹っ飛ぶ

 

「残念、剣は囮でした♪」

 

するとペルセウスゾディアーツを包んでいた闇は晴れ天音は現れると肩にブレイヴィードを担ぐと馬鹿にするようにそんなセリフを言う

 

 

ペルセウスゾディアーツも中心に吹っ飛ばされ5人全員が一箇所にまとめられた

 

「一気に決めるぞお前ら!」

「「「「おう!」」」」

 

バッシャーフォームから元のキバフォームに戻った紀斗Aが呼びかけると天音を含んだ紀斗B,C,Dも応える

紀斗達は全員絵柄の違うFARのカードを出しディケイドライバーに挿入し天音もマキシマムドライブを発動する

 

『『『『FINAL ATTACK RIDE』』』』

『KI KI KI KIVA』

『B B B BRADE』

『FA FA FA FAIZ』

『RY RY RY RYUKI』

『MIDNIGHT!』『BRAVE!』『MAXIMAM DRIVE』

 

ディケイドキバの足のカテナが外れ足に魔皇力が溜まりディケイドブレイドはブレイラウザーを地面に刺し足に電気を纏うディケイドファイズは足にファイズポインターが装備されディケイド龍騎の後ろにはドラグレッターが現れる

天音のブレイヴィードには漆黒の闇が立ち上り不気味な雰囲気を醸し出す

 

「「「「たああぁぁぁぁぁぁ!!」」」(ヴェーーーーーイ!!)

「闇勇者『ダークネスブレイブ』!」

『財団Xに栄光あれぇぇぇぇぇぇ!』

 

4種類のライダーキックと漆黒の斬撃が5人に炸裂し5人は爆発しそこには倒れた元の白衣の男5人と5個のゾディアーツスイッチだけが残った

 

「さて、お前らこいつら処理しといてもらえるか?早く行かねえと料理がかなりつまみ食いされてる可能性があるからな」

「「「OKだ、任せろ。」」」

 

紀斗は分身達に白衣の男達の処理を任せるとマシンディケイダーとハードボイルダーを出すとマシンディケイダーに乗る

 

「天音!早く乗れ!とっとと行かねえと俺たちの飯が無くなっちまう!」

「それは勘弁願いたいなあ!」

 

天音もハードボイルダーに乗り2人は永遠亭に向かった

幸い料理は冷めきってはおらず全て無事だった

 

そしてその後紀斗達は永遠亭メンバーやいつの間にか来た妹紅や萃香も思いっきり騒ぎ楽しんだ

 

数時間後

 

宴も終わり紀斗は再び天音の元の世界に通じるオーロラを出す

 

「最初はともかく宴は楽しかったよ、料理ごちそうさま」

「おう、お粗末様。ちゃんと俺が言ったこと覚えとけよ。また忘れてたら言いにいくからな」

「出来れば説教は勘弁してほしいなぁ」

 

「それじゃ、またな」

「ああ、また」

天音は手を振るとオーロラに入り姿を消した

俺はそれを見届けるとオーロラを消し溜息をつく

 

「はぁ、明日からまた探索に行かなきゃな」




天音 ユウさん、キャラあれで合ってますかね?それと最初の戦い方については失礼ですが正直に思ったことです。
天音 ユウさんコラボありがとうございました!

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