こんな早くに更新するの久しぶりだな…
俺たちはあのホームから上に続く階段を登ると巨大な倉庫のような場所に出た、そこのでかいシャッターの隣のドアで外に出ると白い大きなビルが目の前にそびえ立っていた
「一階は誰もいないみたい、もぬけの殻よ」
紫はスキマを通して目の前のビルの一階の様子を見てそこの状況を伝える
他の階も調べてもらうと一階以外がかなり広い5階まである中で2〜4階は既に戦闘態勢を整えているらしい
4人いる幹部の中で残っているのは情報ではOとGの2人のみ、その2人も恐らく2〜4階のどこかにいるんだろう
俺たちはとりあえずスキマを通って不意打ちをするグループと正面突破していくグループの二つに分かれる
グループといっても不意打ちをするグループのメンバーは影狼、藍、カメレオンのリングを渡したアリス、にとり、紫という少数でうまく身を隠せる術を持っているメンバーだ
他のメンバーは1階から乗り込み出会う敵を倒していくといシンプルなもの
俺たちは早速その作戦を決行した
紫の情報だと2階の敵はオルフェノクが主らしいので俺はファイズドライバーを出し腰に巻く
俺はファイズフォンの5のボタンを3回押しEnterを押す
『STANDING BY』
「変身」
『COMPLETE』
俺はファイズフォンをファイズドライバーに取り付け仮面ライダーファイズに変身し既に変身し終えた他のメンバー達と共に2階への階段を駆け上がる
2階に上がると既に何体か青白い炎をあげながら倒れているオルフェノクが数体いた、下には悲鳴なども聞こえなかったから声を出す暇も無く始末されたんだろう
俺達はそのまま進んでいくと他の部屋のドアより一回りでかいドアの部屋にたどり着く
「ぐあぁっ!?」
「うおっ!?」
「ぐげっ!?」
いきなりドアと一緒に一体のオルフェノクが吹き飛んできて俺は驚くと同時にそのドアごとオルフェノクを回し蹴りで横に吹き飛ばす
「なんだってんだよ、ったく」
「お、ようやく来たね。待ってたよ〜海堂 紀斗君」
「あちゃー、紀斗達もう来ちゃったか」
「やっぱ幹部を不意打ちで倒すのは無理があったね」
「お前ら!?」
部屋の中には数十体のオルフェノクに囲まれたD藍達と奥の方に回転椅子に「Death N○te」のLのように乗りながらポテチを食べている眠そうな目をした長髪の黒髪の男がいた
「会うのは始めてだね、僕はO知ってるだろうけどこのZ支部のオルフェノク部の研究を一任されてる。そこの子たちは後ろから僕のこと殺しにきたから初手だけ防いで部下達に任せたんだ」
Oは眠そうな口調でポテチを食べながら自分のことと状況を話す
「でも僕の今から言う条件をクリアしたらその子達を今の状況から解放してあげてもいいよ〜」
「何?」
「僕と1対1で戦うこと、だけどその前にこいつらを倒せたらだけどね〜」
『変身』×10
『STANDING BY』×10 『COMPLETE』×10
D藍達を囲んでいたオルフェノク達の中から10体がそれぞれ2人ずつファイズ、カイザ、デルタ、サイガ、オーガに変身し紀斗達の前に立ちふさがる
「…わかった、俺が相手をする」
「大丈夫なんでしょうね、紀斗」
「勝算はあるのか?」
その条件に乗った俺をB霊夢や甲が心配して聞いてくる
「一か八かってのもあるがあの状況は危ないからな。それに、わざわざ相手もあんな条件出してくれてんだ、乗らない手はないだろ?」
「そりゃそうだが…」
「ま、あっちのファイズやオーガには負ける心配はねーから安心しろ」
俺はそう言うと一本のφを模した剣の柄を出しファイズフォンをその柄の窪みに差し込みその柄のボタンを9・9・5と押しEnterを押す
『STANDING BY』
『AWAKENING』
その瞬間ファイズの姿は一瞬赤と銀を主としたブラスターフォームになり徐々に銀の装甲が丸みを帯びていたのが鋭角状になり両足にバイクのマフラーのようなパーツが装備され柄から片刄のエネルギー刃が現れる
「仮面ライダーファイズ ラディカルブラスターフォーム、見せてやる、世界を縮める速さをなぁ!」
「「ファイア!」」
『『BURST MODE』』
『『READY』』『『『『EXCEED CHARGE』』』』
『『REFORMATION』』
『『START UP』』
デルタはデルタフォンをバーストモードにしカイザはカイザスラッシュを、サイガはサイガスラッシュ、オーガはオーガストラッシュを放とうとする
ファイズはアクセルフォームへもフォームチェンジしカウントを始める
「遅えな…」
紀斗は剣の柄、ラディカルエッジのボタンを8・8・3と押す
『ENGINE START』
その音声と共にファイズの脚のマフラーから蒸気のような煙が出てエンジン音がなる
それを見たカイザ達は次の瞬間紀斗を見失った
「ど、どこに消えた!?」
「がっ!?」「ぬぁぁ!?」
いつの間にか紀斗はオーガ達の後ろにいてその足元には青い炎を出しながら倒れたファイズ アクセルフォームが2人
「いっ!いつの間に!?」
「構わん!やってしまえ!」
カイザの1人を皮切りに他のライダー達も襲いかかってくる
「足りない…足りないぞぉ!」
「なっ!?ぐぁぁ!?」
紀斗はその瞬間既にそこにはおらず既にカイザ達の腕を蹴り上げ手放された武器を破壊していた
「お前らに足りない物それは情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さそして何よりも…速さが足りない!」
『ぐわぁぁぁぁ!?』
紀斗は早口で台詞を言い切りながら8人を斬り捨て8人はベルトを残し瞬く間に灰になった
「さ、次はお前だ、O!」
「……」パリッ
紀斗はラディカルエッジの切っ先をOに向けそう言い放ちOはポテチを食べ終え椅子から降りる
「ふふふ、ふふふふふ、あーはっはっは!」
『!?』
Oはいきなり狂ったように笑い始め紀斗達を見る、その目は先程までの眠そうな目ではなくまるで狩りの前の獣のような目だった、Oは口角をニタリと曲げ懐から白銀と緑色の携帯を取り出す
「いいねえ、やっぱ戦う奴ならあいつら瞬殺できるくらいじゃなきゃ面白くねえ!久々に滾ってきたぜ!」
「おいおい、戦闘狂かよ。さっきまでと全然キャラ違うじゃねえか」
「んなこた知るかよ!俺は刺激が欲しいのよ!生きるか死ぬかの戦闘の刺激がな!」
そう言ってOは机の下から激辛チップスの袋を開けガツガツと食いつくす
「燃えてきたあ!俺の最高傑作のベルトでぶち殺してやるよ!変身!」
Oは携帯のボタンを5・2・0と押しEnterを押す
『STANDING BY』
『COMPLETE』
Oの身体に緑色のフォトンストリームが纏われ白銀のボディが姿を現す
その身体はギリシャ文字のυとεを合わせたようなデザインの仮面ライダーで手には2本の刀型ツールを持っている
「仮面ライダーイプシロン、さあ、お楽しみの時間だ!」