それでは本編です、どうぞ!
「反撃?そんな物させるわけがないだろう!」
『マグマ カモン』『サンド カモン』
「回復したのならもう一度叩きのめすのみ!」
ウォーロックは一発の攻撃力の高いマグマの拳と数で攻めてくる数百の砂の拳が紀斗に放つ
『ストリーム プリーズ』
「はあ!」
それに対して紀斗は先程まで持っていなかった、いや存在すらしていなかったリングを使いマスタースパークすら超える大きさの水流弾を放ちマグマと砂の拳ごとウォーロックを吹き飛ばす
「ぐあぁ!?な、なんだその魔法は!そんな魔法はデータに無いぞ!」
ウォーロックは原点のウィザードや他の魔法使い達も使ったことのない魔法を見て驚愕した、データでは海堂 紀斗は新しいフォームにはなるためのアイテムなどは出しても新しい攻撃用スイッチやそういった物は出していなかった、そのせいもあってかウォーロックは無意識のうちに今までの攻撃がパワーアップするだけもしくは別の能力が増えるだけと考えていた、しかし無意識のうちにそんな考えをしていたせいか反応が遅れ予想以上の未知の攻撃をモロにくらってしまった
「そうだろうな、今の魔法は俺が願い生みだした指輪による魔法だったからな」
「願い…生みだした、だと?魔法石も無しに魔法を…」
「その通り、このインフィニティーホープは俺が望んだ現象を発動することができる指輪を生みだす。そしてその力は希望の数だけ強くなる!」
『チョーイイネ!ムソウテンセイ サイコー!』
紀斗は霊夢の姿が彫られた指輪をかざすと紀斗の周りに8つの陰陽玉が現れその一つ一つから膨大な数の札の形の魔力弾を放つ
「!グレイプニル!」
ウォーロックは両手首のグレイプニルを伸ばし自分を中心に鎖のドームを作り夢想天生を防ごうとする
「そんな守りで霊夢の傍若無人を防げるかよ」
「何!?札がグレイプニルをすり抜けてきただと!?があ!?」
しかし札はグレイプニルのドームの壁をすり抜けウォーロックに迫ってきていた、ウォーロックは必死に避けるが狭いドームの中で全弾避けられる筈もなく何発も当たってしまいドームのせいで外からどんな軌道で札が来るかわからないためドームを解除しようとするがそれよりも速く札がウォーロックを襲う
「くっ!防げないのなら!」
『サンド カモン』
「撃ち落とすだけのこと!」
なんとか札の弾幕を避けたりくらったりしながらグレイプニルのドームを解除したウォーロックは再び砂の拳達を紀斗と札に襲いかからせるがその両方が砂の拳をすり抜けた
「札はともかく奴の身体まで攻撃をすり抜けた!?ぬあぁ!?」
紀斗に攻撃が効かなかったことに驚愕したウォーロックは
動きを止めてしまい再び札に被弾してしまう
「霊夢の能力でありとあらゆるものから浮いたこの状態にはどんな攻撃も効かねえんだよ」
「とんだインチキ能力ですねえ!」
『ワイルド カモン』
ウォーロックは新しいリングをかざすと姿が人間のようなフォルムから狼のような四肢となり一瞬でその場から離れ弾幕を避けていく
「防げず攻撃も当たらない、ならその持続時間まで避け続ければいいだけの話」
紀斗がいくら弾幕を放ってもウォーロックはそれを避け続け1分くらい経ったところで陰陽玉も消えると同時に指輪も砂になってしまった
「時間切れのようですね、さっきまでのお返しといきましょうか!」
『アイアン』『エレキ』『ファイア』『ウインド』
『カモン』
ウォーロックは連続で四つのリングをかざすと銀の魔法陣から巨大な鉄の槍、それが目の前に現れた黄色の魔法陣を通ると電撃をおびさらに赤の魔法陣を通り火炎を緑の魔法陣を通り暴風を纏うと鉄の槍は炎と雷の竜巻を纏う一矢と化し紀斗へと迫る
「四元素で構成した魔術、並の魔法では防ぐことは無理ですよ?」
「なら、並の魔法じゃなけりゃいいんだろ!」
『チョーイイネ!ファイナルマスタースパーク サイコー!』
紀斗は今度は魔理沙の姿を彫ったリングを出しかざす、すると紀斗の目の前に八卦路の形の黄色の魔法陣が現れそこから普通のマスタースパークとは比べ物にならないくらいの超極太の光線が放たれウォーロックの放った四元素で作った矢を一瞬で塵に帰しウォーロックを呑み込もうと迫る
「これはアブソープションでも無理ですね…」
ウォーロックは忌々しそうに呟くとその場から跳躍し天井に腕を突き刺し部屋内の下半分を焦土に変えたファイナルマスタースパークから逃れる
「面倒な魔法ですね、指輪をつけられないようその両手を食いちぎってあげますよ!」
「逆にその顎引き裂いてやるよ!」
ウォーロックは天井を蹴り弾丸のように紀斗へ突っ込み紀斗はレミリアとフランの二つの指輪をベルトにかざす
『チョーイイネ!スピア・ザ・グングニル』
『チョーイイネ!レーヴァテイン』
『サイコー!』
紀斗は右手に紅い槍、スピア・ザ・グングニルを左手にねじ曲がった炎を纏った棒、レーヴァテインを持ちウォーロックを迎え討つ
「そんな遅い動きでは私の攻撃は防ぎきれませんよ!」
「ぐっ!」
ウォーロックの狼の腕のラッシュを紀斗はスピア・ザ・グングニルとレーヴァテインでラッシュをいなしたりするがスピードが足りずおされている
「なら速くしてやるさ!」
『チョーイイネ!ヒジリ ビャクレン サイコー!』
紀斗は聖の姿が彫られた指輪をかざし身体にオーラを纏うと先程とは比べようのない速さでスピア・ザ・グングニルとレーヴァテインの連続突きを繰り出しウォーロックのラッシュと拮抗するどころか押し返している
「うっ!くっ!肉体強化の魔法を!」
「燃えなぁ!」
「断る!」
『ハウリング カモン』
紀斗はレーヴァテインをウォーロックの身体に突き刺そうとするがウォーロックは直前に指輪をかざし魔術を発動させる
「ハウリングインパクト!アォォォォォン!!」
「ぐうぅ!」
ウォーロックはバックステップをしてレーヴァテインの突きをかわし遠吠えによる衝撃波で紀斗を吹き飛ばす
「音の衝撃波か、威力はあまりないが厄介だな」
「なら威力が強いのをまたプレゼントしよう」
『カモォン!アブソリュート ゼロ! ゴートゥーヘェル!』
「その程度の温度で俺を凍らせるかよ!」
ウォーロックはマスタースパーク並みの絶対零度の光線を放ち紀斗は妹紅とお空のリングをかざす
『チョーイイネ!フジヤマヴォルケイノ サイコー!』
『チョーイイネ!ギガフレア サイコー!』
紀斗は背に赤い炎の翼を生やし赤い魔法陣からマスタースパークより太い核の熱線を放ち絶対零度の光線とぶつかり合う
しかし勢いは光線の方が強くギガフレアは押され気味になる
「どうしたぁ?言っている割には威力が低いぞぉ!」
「ああ、一発だじゃあそうだな。だから…こうする!」
紀斗は背中の炎の翼の火炎をギガフレアに全力で投げ込む
フジヤマヴォルケイノの火炎によってギガフレアは火力を上げその中をレーヴァテインは元となった神話のレーヴァテインのように炎の剣となり突き進み光線を二つに裂いていく
「絶対零度の光線を裂いただとぉ!?がっああぁぁぁぁ!?」
レーヴァテインはそのままウォーロックの左肩を貫きウォーロックは悲鳴をあげる
「もう、いっちょぉぉぉ!」
「!グ、グレイプニル!奴の槍を捕らえ「遅え!」グアアァァァ!?」
紀斗はさらにスピア・ザ・グングニルを構え投郷した
ウォーロックはグレイプニルでスピア・ザ・グングニルを捕らえようとするがレーヴァテインによるダメージで遅れグレイプニルが動く前に右肩をスピア・ザ・グングニルに貫かれ再び悲鳴をあげる
「同じ北欧神話に出てきた剣と槍に貫かれた気分はどうだよ、暗道」
「やってくれる…、生け捕りはもうやめだ。肉片一つ残さず殺してやる。グレイプニル!」
ウォーロックは声色を低くし先程とは比べようのない殺気を放ちグレイプニルの名を呼ぶとグレイプニルはウォーロックの身体に巻きついていき鎖の鎧へと姿を変える
「ウォーロック グレイプニルスタイル、さっきまでの私と同じとは思わないことだ」
ウォーロックは四肢にグレイプニルを纏い体にXを描くように両肩からグレイプニルを一本ずつ巻いたグレイプニルスタイルになると一瞬で紀斗の目の前から姿を消した
「なっ!?魔術無しで消え「遅いぞ海堂!」がっは!?」
いきなり紀斗のすぐ目の前に現れたウォーロックはボディーブローを紀斗の腹にあびせ紀斗は吹き飛ばされると壁に激突し身体がめり込む
「があっ!?」
(まだ聖のリングの肉体強化の効果は続いているのにまったく奴の動きが見えなかった…、しかもパンチもさっきまでの比じゃねえし身体能力のステータスの上がり方が半端じゃない、くそ!)
「どうした?そんなものじゃないだろう、海堂」
紀斗は壁から抜け床に降りると同時に新しいリングを創造しかざす
『ハイパークロックアップ プリーズ』
紀斗はリングの効果でハイパークロックアップを使いその場から走りだしたが本来動けない筈のウォーロックの首が動き紀斗の動きを捉えていた
「っ!?ハイパークロックアップにすら追いつくのかよ!」
ウォーロックはハイパークロックアップを使う前は流暢に喋っていたのが嘘のように無言で紀斗を追いかける
さすがに通常の速さより遅い程度の速さだがそれでも充分異常である
紀斗はフェニックスのカタストロフによく似た水晶と四元素の色で構成された剣、ホープカリバーを出しウォーロックに斬りかかる
ウォーロックは左手でその攻撃を受け止め逆に右腕でラリアットを仕掛けるが紀斗は身を逸らして避けると同時に左足で蹴りを放つ、しかしウォーロックは少し動いた程度で少しも効いた様子はない
その間にハイパークロックアップは効果が切れ世界は元のスピードに戻る
「ふむ、いつの間にか動いているということはハイパークロックアップでも使ったようだな」
「知覚していない…?ってことは無意識に身体だけが動いていたということか」
「概ね正解と言っておこう、私はグレイプニルの能力で無理矢理身体を動かしているにすぎないからな」
(グレイプニルの能力は絶対捕縛…そしてそれを身にまとっているということは…)
「なるほどな、グレイプニル自体が獲物をどこまでも追う猟犬、それを使って相手を捕まえる為の馬鹿みたいなスピードを出せたってことか」
「理解が早いな、その通り。私はグレイプニルで自分の身体能力を限界異常にまで引き上げているのだよ。まあデメリットとして殆どの魔術は使えなくなるがね」
「ならそのグレイプニルを使えなくすればいいだけだろう!」
『コピー プリーズ』『ブレイク プリーズ』『シール プリーズ』
紀斗はホープカリバーを銃の形に変形させると柄のハンドオーサーにコピーのリングをあて2丁に増やし破壊と封印の能力のリングをかざし破壊の赤い弾丸と封印の紫色の弾丸をウォーロックに向かって連射する
「捕獲対象、弾丸」
ウォーロックがそう呟いた瞬間ウォーロックの両手が目に見えない程のスピードで動き弾丸を全て掴んで無効化していた
「その弾丸は触れただけで能力は発動する筈だ、その鎖、絶対捕縛以外にも能力があったのか…」
「ああ、そういえば言っていなかったな。グレイプニルはもう一つ、グレイプニルへのありとあらゆる効果の無効化という能力があったと」
「チッ、面倒な能力ばっか持ちやがって!」
「それはお互い様だろう!」
『チョーイイネ!ゲンソウフウビ サイコー!』
紀斗は文のリングをかざし背中から魔力で作った黒い天狗の翼を生やすと高速で飛びまわりながらウォーロックとホープカリバーを元の剣の形に戻し打ち合う
「遅い!遅いぞぉ!」
「くっ!なら重ね掛けするだけだ!」
『マッハ プリーズ』『クロックアップ プリーズ』
速度で負け押されていた紀斗はブレイドのマッハの効果を持つリングとカブトのクロックアップの効果を持つリングを使いさらにスピードを上げウォーロックと同程度の速さとなり2本のホープカリバーで斬りつけたり打撃を加えるがグレイプニルの防御力は高くダメージもあまりとおらないうえに傷一つつかない
「叩き斬る!」
『チョーイイネ! ミライエイゴウザン サイコー!』
紀斗は妖夢のリングをかざし空中でホープカリバーを片方手放すともう片方のホープカリバーを刀の形に変え居合いの体制をとりウォーロックを遥かに上回る速度で肉薄し何十撃もの居合い斬りをあびせる
「ぐう!?」
さすがのグレイプニルの鎧でも衝撃は殺しきれずウォーロックは怯みさらにグレイプニルの鎧に小さくだが傷をつけた
「やっと傷がついたなあ!」
『チョーイイネ!サンポヒッサツ サイコー!』
紀斗は間髪入れずに勇儀のリングをかざしホープカリバーを投げ捨て一歩踏み出すと床を踏みしめた瞬間クレーターができ紀斗の右拳がウォーロックの顔面を捉えウォーロックの身体が宙に浮きグレイプニルの傷が少し大きくなる
更にウォーロックが吹き飛ばされるよりも速く紀斗が二歩目を踏み空中で横向きの体制になってしまったウォーロックの脇腹に紀斗の左拳が振り下ろされる
ウォーロックの身体が軋み逆への字へと曲がりグレイプニルの傷が一箇所から全体へと広がる
そして最後の三歩目、紀斗はウォーロックの逆の脇腹を下から右のアッパーで殴り飛ばす
空中で激痛による苦悶の声をあげながらウォーロックの身体はへの字に曲がりグレイプニルの鎧は限界寸前にまでヒビ割れている
『チョーイイネ!チリュウテンリュウキャク サイコー!』
「砕けやがれえぇぇぇ!!」
美鈴のリングを使った紀斗は虹色のエネルギーを右脚に纏い全力の飛び蹴りを空中で身動きの取れないウォーロックに放ち、ウォーロックははせめて少しでも受けるダメージを下げようと腕をクロスさせその中心に紀斗の地龍天龍脚が決まる
「がっはぁ!?」
ウォーロックは蹴り飛ばされそのまま天井に激突しめり込む、そしてグレイプニル全体に広がっていたヒビは限界まで達しバキィンという音と共にウォーロックの纏っていたグレイプニルはバラバラに砕けウォーロックはグレイプニルスタイルから元の状態に戻りそれと同時に紀斗が使用した指輪達も砂になり床に落ちる
「やっと目障りだった鎖が壊れたな、暗道」
「ぐっ、よくも私のグレイプニルを…許さんぞ海堂ぉ!!」
「元からてめえに許される気もねえし許す気もねえよ!」
ウォーロックは床に降りるとグレイプニルを壊され完全にキレたせいで魔力がオーラとなって殺意と共に漏れている、ウォーロックは異様な雰囲気を放つ全体が黒い狼が彫られた指輪を出すとかざし体制を低く構える
『カモォン!ラグナロクストライク!ゴートゥーヘェル!!!』
「私の最強の魔法であの世へ送ってやろう!」
それに対し紀斗は透き通るような水晶で出来たドラゴンの彫られた指輪を出しかざすと同じように体制を低くする
「その言葉、そっくりそのままお返しするぜ!」
『チョーイイネ!インフィニティーファイナルキックストライク!サイコォォォォォォ!!!』
紀斗とウォーロックは同時に飛び上がり紀斗は光り輝く魔法陣をウォーロックは黒い光を放つ魔法陣が両者共に十五ずつ現れそれを脚に纏い2人のキックはぶつかり合った
「オオオオォォォォォォォ!!!」
「ハァァァァァァァァァァ!!!」
2人の技の威力は互角で両者共に勢いは衰えず空中で拮抗している、しかしさっき紀斗が使ったウィザードリングだった砂が突然光出し浮かび上がるとそれらは一つになりウィザードラゴンの姿となる
砂のウィザードラゴンは紀斗の脚に纏われるとその姿を変え光り輝くドラゴスカルになり紀斗のインフィニティーファイナルキックストライクの威力が増していく
「ば、馬鹿な!?私が押されている!?私の最強の魔術が破られるというのか!?」
「俺が生みだしたリング達は俺達の希望そのもの!皆の希望が!俺の力になる!」
拮抗は次第に崩れウォーロックのラグナロクストライクが押されていく
「これが俺の!俺達の!希望の力だぁぁぁぁぁ!!」
「この私がこんな、ところでぇぇぇぇ!?」
ラグナロクストライクは完全に破られウォーロックの身体にインフィニティーファイナルキックストライクが決まる、
ウォーロックは壁を突き破り外に吹き飛ばされ爆発した
それをウォーロックを吹き飛ばした穴から紀斗は確認して背を向け変身を解除し仲間達の元へ向かう
「帰ろう、俺達の世界に…」
これでこの財団X Z支部との戦いも終わりです
ちなみに最後のリングだった砂はイマジンの元になっている砂的な物だと解釈してください
次回は異変が終わっての宴、人間関係もそれぞれ変わるかも…
次回もお楽しみに!